知らないとヤバい!? 写真のExifから個人情報を守る方法まとめ!

写真データにはExif(イグジフ)と呼ばれる、カメラの設定や撮影日時に関する情報を記録した領域があります。これは大変便利な情報なのですが、誤った使い方をするとあなたの個人情報がダダ漏れになってしまう危険性をはらんでいるので注意!!今日はそんなExifを安全に使う方法を紹介します。

諸刃の剣、Exifとは?

写真がデジタルになったことで大変便利になったことの一つに、Exif(イグジフ or エグジフ と読みます)という情報があります。Exifには撮影日時やカメラの設定が記録されているので写真の管理の際に大きな威力を発揮するのです。

写真をやっている方なら見かけたことがあるかもしれませんが、意外とこのExifについて知らない人も多いのでは?中身を知ったうえで使えば大変便利な機能なのですが、まったく無頓着に使っているとあなたの個人情報をインターネットにバラ撒いている可能性があります!

バラ撒いている可能性があるのはあなたの住所と名前、行動記録です。

そこで今回はそんな諸刃の剣である、Exifの正体とその危険性、安全に使うための方法についてご紹介します。Exifって何??という人は今回の記事をお読みいただき、一度ご自身の環境を見直してみることをおススメします!

本日のコンテンツ

  • Exif(イグジフ)とは何??
  • Exifの確認方法
  • あなたの住所、名前がダダ漏れに?!
  • Exifの安全な使い方
  • まとめ
 *今回の記事はExifを否定する記事ではありません。その危険性を十分知ったうえで正しく使いましょうという事です。Exifを全く使わない写真の管理は現時点では困難です。
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Exif(イグジフ)とは何??

まずは、Exif(イグジフ)とは何か?というところを簡単にお話ししましょう。

Exifとは写真の撮影日時やカメラの機種名、絞りやISO感度などのカメラの設定、編集に使ったソフトフェアなど、さまざまな情報を含んだデータ(メタデータ)の集まりのことで、デジカメで写真を撮るとデータに自動的に付与されます。

食べ物でいうところの食品成分表示のようなものですね。

写真を見るだけならあまり気になりませんが、パソコンに取り込んでしまえば特別なソフトなと使わずに普通に見ることが出来ます(後で詳しく説明します)。

Exif情報

普段はあまり気にすることはないですが、Exifを眺めるだけでその人がどのようなカメラの設定で写真を撮ったのかが分かるようになります。写真をやり始めた人にとってはその情報は大変有用な情報ですし、Exifデータを元に写真を管理することもできるのでなくてはならない情報なのですが、もしそのExifにあなたの個人情報が入っていたとしたらどうでしょう??

最悪の場合、あなたの住所や名前が知らないうちに世界中に晒されているという事になります。。

Exifの確認方法

Exifを確認する方法は簡単です。

Windowsの場合は、PCに保存した写真を右クリック > プロパティ > 詳細タブ と進むことでExifの中身を見れます。そのほかにも、Lighroomやほかの写真管理ソフトに読み込ませれば、「メタデータ」としてExif情報の一覧が表示されるのが一般的。

Macの場合は、画像をダブルクリックしてプレビューを表示 > ツール > インスペクタを表示 > Exifタブ を選択すると見ることが出来ます。(Macユーザーでないので間違ってたらごめんなさい。。)

*読者の方から助け船を頂きました^^ MacOSX10.9だとGPS情報は別タグで表示されるとのことです。

 

 

Exifの確認

またWindoswの場合(Win7)、プロパティを見なくてもエクスプローラーで普通にExifが表示されます。

エクスプローラーで確認

また、ネット上にある写真のExifを見たいなら右クリック > 名前を付けて画像を保存 をしてパソコンにダウンロードしてしまえばOK。もっと簡単に表示させたいなら、例えばGoogle Chromeの拡張機能である「Exif-viewer」を使うとダウンロードせずともネットサーフィンしながら写真のExifを見ることが出来ます。

ただし、ネット上にある写真はExif情報が消されているものも多いので、すべての写真の設定を見ることはできません。

実はstudio9に掲載している写真も基本的にはExifを最低限しか残していません。。

大変お恥ずかしい話しながら、これまでなんとなくブログ用の写真に関してはカメラの設定データを残した写真をアップしていると思い込んでいたのですが、今回の記事を書くにあたって再確認してみたら、最低限のExifしか残してなかったのです。。(毎回おなじ書き出しプリセットを使っていたため)

普段から適切なExifを残すようにExifのことを良く考えているつもりだったのですが、ことBlogの写真に関しては完全に思いこんだままで、実は”なあなあ”な管理になっていたわけです。。

(ということで、これからはブログに掲載する写真はExifを付与した写真を増やしていこうと思います^^;)

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あなたの住所と名前がダダ漏れに?!

今回は情報を少なくする方向でウェブにアップしていたのでセキュリティという観点では問題はなかったのですが、もし逆だったらちょっと大変だった可能性もあります。

この章ではちょっと怖い実例と共にExifによる個人情報の流出についてご紹介します。個人情報を守りながら安全に写真を扱う方法は次の章でご紹介します!

GPSデータの扱いに要注意!

特にここ最近問題になっているのが、GPSです。スマホにはほぼ100%GPS機能が搭載されていますし、最近のカメラにはGPS機能搭載!と大々的に発売されているものもありますよね。

このGPSデータ、写真のExifに記録されるんです。一応、このような機器にはきちんと注意書きなり、使い始める前に確認画面が出ると思うのですが、大抵の人は良く考えずにOKしてしまうので、GPS機能付きのカメラで撮影している場合は注意が必要です。

ただし、GPSデータがExifに記録されること自体は全く悪いことではありません。例えばそのデータを使って、今まで撮ったことがある場所を地図上に表示して視覚的に管理できたり、便利な使い方が出来るからです。

問題となるのは、このGPSデータ付きの写真をネット上に公開するとき。例えばあなたのお家で撮った写真を位置情報付きで公開してしまった場合、簡単にあなたのお家を突き止めることが出来ます。

実際に突き止めてみよう

試しに、実際に撮った場所を特定してみましょう。例えば、私のiPhoneで撮ったこのスタバの写真、いつどこで撮ったでしょうか?

これだけではどこのスタバなのか全くわからないですが(スタバマニアならわかる?)、Exifを見てみると、いつどこで撮ったのかが丸わかりです(今回はわざとGPSデータを付けたままアップしています)

どこかのスタバ写真

この写真を右クリック > 保存して、Exifデータを見てみると下の方にGPSデータが出てきます!

Exif GPSデータ

で、具体的な方法はあえて示しませんが、この経度、緯度情報さえあればGoogle MAPで場所をすぐに特定できます。この場所は。。。

鎌倉のスタバに特定

スターバックス 鎌倉御成町店 ですね。漫画家 横山隆一氏の邸宅跡地に建てられたことで有名なお店です。さらに、撮影日時の情報から、AppleのiPhoneで2013年2/19 16:25に撮影したことまでわかっちゃいます。

*後で詳しく紹介しますが、FacebookやTwitter、大手のブログサービスではアップロード時に自動的にExif情報が削除されるため比較的安全(なはず)です。

昨年鎌倉に遊びに行ったときに立ち寄った時の写真で、この写真自体には隠したいようなプライバシーは含まれていないのですが(個人的には)、もし知らずに自宅で撮った写真をそのままの状態でアップしていたら、ちょっと危険です。。

私のブログは大して人気がないから大丈夫。わざわざExifデータを見る人なんでいないだろうし。。と思う人もいるかもしれませんが、簡単な自動プログラムを作ってネット上を巡回させて、GPS付き写真をアップしているブログを特定るするなんてことは、悪意のある人たちからすれば朝飯前です。本当に住所が公開されてもいい人以外は注意しましょう。

意外と気づかない本名の流出

また、カメラ側で著作権者などの設定ができる機種の方も要注意。そこに書かれた情報もExifに書かれます。趣味などで匿名で活動されている人でも、自分のカメラには本名を入れているという人、結構いるのでは?

GPSデータの危険性については様々なメディアで報じられていますが、ここは殆ど一般に報じられていないところですので要注意。たとえばキヤノンのカメラだとこんな感じで登録できます(自分で登録していなければExifには記載されません)。

カメラの著作者情報

機種によっては著作権情報の登録ができないものもありますが、ここに登録してある情報は基本的にExifに記載されます。

このカメラで撮った写真のExifを見てみると。。

著作者情報

私はネット上でも本名で活動しているので特に問題はありませんが、匿名で活動されている方は注意しましょう。

最悪なのは、GPS情報と著作権者が載っている自宅の写真をそのままアップしてしまった時でしょう。。

本名とGPSによる居住地がバレテしまえば、たとえマンションに住んでいてもあなたのお家を特定することは小学生でも可能です。

Exifの安全な使い方

ということで、かなり最悪に近い状態のお話をしましたが、なにも考えずに運用すると実際に起こり得る可能性のあるお話です。

まずはご自分の身の回りの写真が大丈夫かどうか確認してみましょう。もし今までアップしていた写真がExifすべて残っていた。。という場合は落ち着いて以下のことを試してみましょう。

まずはカメラの設定から

先ほども紹介したように、GPSデータ自体は使い方によっては便利なので残しておいても良いかもしれませんが、自分は今後絶対にそんな機能を使わないというならカメラ側でGPS対応をOFFにしてしまいましょう。

例えばiPhoneならこちらの記事(外部)を参考に。

また、カメラにGPS機能が付いているものに関しては、必ず説明書にOFFにする方法が書いているはずなので良く読んでみましょう。

これで写真にGPSデータが残ることはありません。

また、カメラの著作権情報も匿名で活動しているならハンドルネームなどに変えてしまっても良いと思います。Exifは撮った後に変更も出来るので本当に必要な時だけ本名に変えるというのもアリかと思います。

カメラ側でExifに個人情報を書き込まない設定にしていれば、Exif情報から個人情報が漏れることはありません。ただし、データそのものを記録しないので、Exifを使った便利な機能は使えなくなります。。

書き出し時、アップロード時にExifを消す

GPSによる位置情報も著作権情報も残したい!という方は写真をネット上にアップする(or 第三者に渡す)前にExif情報を消してしまいましょう

「Exif 削除 フリーソフト」でGoogle先生に尋ねるとたくさん教えてくれますので、ネット上に写真をアップする時はそれらのソフトを使ってからアップするのも良いと思います。スマホ用の削除アプリもあります。

私が大好きなAdobe LightroomExif管理に関しても大変良くできており、書き出し設定の中で「撮影場所情報を削除」にチェックを入れておけばGPS情報を除去した状態で書き出してくれます。初期状態ではチェックがONになっているので、Lightroomを使って書き出している限り、GPS情報の流出はないはずです。

他にもGPS以外はすべて残したり、カメラの設定は削除するけど著作者情報は残すといった感じで細かくExifが管理できます☆

LightroomでExif管理

消し忘れても自動的に削除さるものが多いですが。。

万が一、消したいExif情報を消し忘れてネット上にアップしてしまった場合でも、FacebookやTwitter、LINEなどの大手SNSや一部のブログサービスなんかは、Exifデータはすべて削除されてアップされるので比較的安全(なはず)です(すべて検証しているわけではないので、必ずご自身でお確かめください)。

ただし、最近流行でstudio9でも使っているWordPressはExifをそのまま残してアップロードするので、すべて削除してしまいたい方はExif削除用のプラグインを入れておくのも良いでしょう。(私は下記プラグイン使ってません。)また一部のブログサービスではExif削除されていない可能性もあるので注意。

さらに、オンライン共有アルバムサービスは結構な確率でExifが残っているので(撮影日時やカメラ設定などは大事なデータだから)使っている人は確認してみましょう。共有アルバムはできるだけオープンにせず限定公開にしておくのが良いと思います。

普通のメールに添付したものも基本的にExifは残ったままです。

投稿場所が送信されることも。。

ただ、スマホなどからアップした場合、写真そのもののExifは消去されるけど、投稿した場所の位置情報が送信されるというパターンもあります(よほど悪意があるアプリじゃない限り、デフォルトではOFFになっていると思います)。

写真SNSのinstagramも写真そのもののExifデータは公開されませんが、「フォトマップ」をONにして投稿すると(デフォルトはOFFになってる)撮影場所ではなく投稿した場所のGPSデータ世界中に公開されてしまう(カフェで撮った写真でも自宅でアップすれば自宅の位置情報が公開される)ため、自宅から使う場合は要注意。

万が一、個人情報をアップしていたら。。

もしも過去に投稿した写真に個人情報がたっぷり残っていた場合は、Exifを消す方法を考えましょう。SNSやブログサービスによっては、写真は削除しなくてもExifだけ消すといったことが出来るものもあります。

それでも削除できなければ残念ながら写真ごと削除するか、開き直るしかなさそうです。。

間違っても、個人情報を削除する前に「ヤベー!GPS情報付いたまま写真アップしてたー!」なんてツイートしない事です(笑)

私が超絶な悪人でそれなりにプログラミングスキルを持っていたなら、それっぽいSNSサービスを作り、写真を投稿した利用者の名前とGPSデータを片っ端から抜き取ることも可能です(先日、キーボードの入力情報を第三者送っていたソフトのニュースがありましたよね。。)。

出来ることなら、事前にLightroomやExif除去ソフトを使って不要な情報を削除してからアップしておくのが良いでしょう。

まとめ

ということで、ちょっと怖いお話をしてしまいましたが、知っていないと本当にヤバいお話でした。

ただ写真を楽しんでいるつもりが、個人情報を垂れ流しているという事にもなりかねませんので、心配な方はご自身の環境をもう一度確認してみると良いと思います。

また、今回はExifに限ったお話でしたが、そもそも写真に写っている内容だけからも場所を特定されることもありますから、十分ご注意を。。

ただし、文中でも何度も言っていますが、Exifデータ自体は悪ではありません。大量の写真を管理するうえでは必要不可欠ですし、第三者に有用な情報を簡単に提供できる手段にもなります。

闇雲にExifをすべて消してしまうのではなく、必要な情報と不必要な情報をきちんと理解したうえで、正しくExifと付き合っていただければ幸いです。

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この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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