防湿庫!今からでも遅くない、1000円以下でレンズをカビから守る方法。[自作あり]

カテゴリー:工作してみた
ジメジメお天気、梅雨真っ只中の今日この頃ですが、心配なのはレンズへのカビ発生。。今回は1000円以下でレンズへのカビ発生を防ぐ防湿庫(ドライボックス)の自作方法をご紹介します。
カビが生えてからでは遅いのです!

湿気はレンズの大敵!

湿度の高い日本はカビの楽園。特に6月~10月の平均湿度はカビが繁殖しやすいといわれる湿度60%を超えています。さらに気温も高いのでカビが活性化しやすいのです。気密性の高い最近のお家だと冬でも湿度が高い状態のお家もありますよね。

カビはレンズのコーティング剤や接着層を好むといわれており、しばらく使わないで放置しておくと、気づけばレンズが白く曇ってる。。なんて悲劇が待ち受けてたりします。

一度内部にカビが生えてしまえば、分解清掃するしか助ける道は他になく、メーカーのサービスに持ち込むことになります。分解清掃の相場はだいたい入門用のレンズで1万円程度、ちょっといいレンズになると2万円~くらい取られるらしいので、日ごろの用心が重要です。

しかも重度のカビであればたとえ清掃したとしても、コーティングやレンズそのものが侵されてしまって、レンズ自体がオシャカ。。なんてことにもなりかねません。

本日のコンテンツ

  • カビからレンズを守る方法
  • 自作防湿庫の作り方
  • 防湿ボックスのメンテナンス(使い方)
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カビからレンズを守るには?

レンズをカビから守る方法は簡単です。湿度を低く保てばよいのです。本当は温度も管理するといいのでしょうが、温度管理は大変なのでまずは湿度。湿度を40%前後に保っておけば普通の気温の状況ならカビは生育できないと言われています。

また、日に当てるというのも効果的。つまりそのレンズを”使う”ということですね。レンズを使えばレンズ内に日光が入ってきて効果的に殺菌ができます。ズームレンズなどはズームするたびにレンズ内の空気も対流するのでカビにとっては住みづらくなるわけです。今まで湿度なんて気にしなかったのに、カビなんて生えてこなかったって言う人はきっとそのレンズの使用頻度が高かったから。運が良かったんです。

手持ちのレンズが増えてくると常に使うレンズは限られてきますから、使用頻度の低いレンズは危険に犯されるわけです。

防湿庫を使うのが最も確実だけど。。

カビが生育しないように湿度を低く保つためには”防湿庫”というカメラ用のボックスが必要です。電動で庫内の温度を低く保ってくれるので超便利なのですが、ちょっとお高いんですよね。。ちょっと小さめの20~40Lクラスのもので2万~3万円くらい。

カメラやレンズの数が増えてきたらぜひ導入をおススメしますが、カメラ1台+レンズ2本とかのユーザーであればそこまでするにはハードルが高いですね。。

追記:コスパの高いオススメの防湿庫をレビューしました!

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簡易防湿庫(ドライボックス)を使おう!

防湿庫を導入するほどでもないな。。という方には簡易防湿庫(ドライボックス)なるものを使いましょう。

言ってみればただのプラスチックケースに除湿剤を入れるだけのものですが、お店で専用のものを買っても1500円~3000円とお手軽。機材が少ないならこれだけでもかなり効果があります。

仕組みは単純なので除湿剤(乾燥剤)さえあれば身の回りにあるもので代用できたりもします。ここからはそんなドライボックス自作の流れを紹介しましょう。

ドライボックスを自作する!

ドライボックス(簡易防湿庫)は単なるプラスチックケースなので自作するのは簡単です。機能的には若干密閉性が良くなかったりもするのですが、それでも十分効果のあるものが作れますよ。

今回は湿度表示機能付きの防湿ボックス1000円以内で作ってみましょう!

準備するもの

すべてホームセンターと近所のカメラ屋(キタムラとか)、100円ショップで手に入ります。

  • プラスチックケース7Lくらい(600~700円)
  • 吸湿剤4個入り(220円)
  • 湿度計(100円)

こんだけ。

ケースはホームセンターで。蓋がしっかり閉まるものを選びましょう。カメラ1台+レンズ2本くらいなら7Lくらいのものがおススメ。

写真に載っているのはサンコープラスチックのSKY CASE-300(W227*D327*H147, 7.1L)。もちろんこれでなくても構いません。パッキン付きのであればもうちょっと高くなりますが吸湿剤の持ちは良くなります。

吸湿剤(乾燥剤)は別に何でもいいのですが、ハクバのキングドライがなんとなくおすすめ。カメラ屋に行けばたいていコレが売ってるはず。これは湿度が下がりすぎるのを防いでくれる優れもの。

あまり乾燥させすぎると革のストラップなんかにダメージを及ぼす可能性があります。湿度が極端に低くなるとその環境を好むカビの種類もいるようなので40%前後というのがレンズ保管の基本です。

梅雨時期は湿気を吸収してワリとすぐ吸湿剤(乾燥剤)がへたってしまうので、まとめ買いしておいた方が何かと安心です。梅雨時期は1~2週間で吸湿剤を取り替える必要がある場合も。

庫内の湿度がいったいどのくらいか、気になって夜も眠れない人は100円ショップで湿度計を買ってきましょう。ざっくりとした湿度が分かればいいので100円で十分。だいたい40%前後であれば大丈夫です。

もしビニールテープを持ってるならそれを使うともうちょっと密閉性をアップできます。

自作防湿庫の作り方

作るというほどのことではありません。準備した材料をケースの中に放り込んだら完成です(笑)

ビニールテープがあるなら、ケースのフチに一枚貼っておけば多少密閉度が上がるかもしれません。パッキンもどき的な感じ。

実際に機材を入れてみたのがこちら。

防湿庫を自作する

EOS Kiss X4、EF-S 15-85mm F3.5-5.6、EF 70-200mm F4L、タムロン SP AF90mmF/2.8を入れてみました。これでぴったりくらい。

Wズームキット(ボディ+標準レンズ+望遠レンズ)くらいならかなり余裕をもって収納できます。

その中に吸湿剤と湿度計を入れたら完了!

撮影時のお天気はそれほどジメジメでは無かったのですが、それでも湿度70%!カビルンルンです(笑)

防湿庫を自作する

写真では入っていないですが、一度開封してしまった余りの吸湿剤はしっかりチャックを閉めて、防湿ボックスの中でレンズと一緒に保存しておきましょう。また。今回のボックスはパッキンが付いているわけではないので、若干蓋が浮くかも。雑誌とかなにか重りになりそうなものを載せておくと吸湿剤が長持ちするはず。

そのまま半日以上置いておけばカメラの保存に最適といわれる40~50%くらいの湿度になってくれるはずです。下がりが悪いようなら2個入れます。とくにこの時期(6月)は1個じゃ厳しいかも。。

防湿庫を自作する

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防湿ボックスのメンテナンス(使い方)

この時期の空気に含まれている水分はものすごいので、すぐに吸湿剤がダメになってしまいます。吸湿剤は始めはサラサラしていますが、水分を吸うとしっとりして、膨らみます。

乾燥剤は早めに交換!

吸湿剤が膨らんでサラサラしなくなってきたら交換のサインです。

ふたをどれだけ開封するかにもよりますが、梅雨時期や夏なら7Lのものでだいたい一袋1~2週間くらいが目安でしょうか?大きなボックスを使っているなら始めから2個ずつ使わないと湿度が落ちにくいかも。

湿度計と吸湿剤のサラサラ具合を見ながら交換します。カメラ屋に行けば4個入り×3袋パックのお得パックが売られていますので吸湿剤は惜しまず使いましょう。カビが生えてからでは遅いので。

わざわざ作るより買った方が早いかも?

ここまで書いてアレですが、わざわざホームセンターにプラスチックケースを買いに行くのならカメラ用のドライボックス(簡易防湿庫)を買ってしまった方が良いかも知れません。仕組みは今回のものと同じ吸湿剤(乾燥剤)を入れ替えて使うタイプですが、普通のボックスより気密性は高いです。

昔はあまり選択肢はなかったのですが最近は安いのもたくさん出てるのでゼロから自作するのとあまり変わらないくらいの値段かも。

まとめ

現在はちゃんとした電動の防湿庫を使っていますが、昔機材が少ないときはこれで乗り切っていました。大事に買った時の箱に収めて、押入れで保管。。なんてのは最悪なパターンですよ。

決して安くないモノですから、正しい保管をしたいですね。これでジメジメの季節にカビの恐怖に怯える毎日とはおさらばです。

機材が増えてきたら本格防湿庫も検討しよう

乾燥剤のランニングコストもバカにならないので、20Lクラスの大きめのドライボックスが手狭になってきたなぁと思ったら電動の本格防湿庫の導入も検討しても良いかも知れません。

快適度は防湿ボックスの比じゃないです。私が使ってるのは東洋リビングのオートドライ ED-41WK(現在リニューアルして品番がED-41WAに変わってます)←どっちも廃盤になった模様。。白い防湿庫貴重だったのにね。

*東洋リビングの24Lに白いタイプがありますが、20Lクラスならドライボックスのほうがコスパ良いかも。本格防湿庫買うなら40L以上がオススメです。

追記:防湿庫が手狭になってきたので新しく買い足しました。コスパ良くていい感じです。

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この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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