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Endurance Review アクセサリ オリジナルアイテム

【便利】ありそうでなかった多用途な三脚ケース、Enduranceマルチケースを紹介するよ!

更新日: by 中原 一雄

写真撮影に欠かせない三脚やスタンドといった長物機材ですが、ケースに入れて持ち運ぶ場合なかなかしっくり来るものがなくて困ったなーと長年思っていたので作っちゃいました!三脚やスタンドはもちろん、中に仕切りも用意されているためストロボや”長物+小物”といった組み合わせでも使えるマルチなケースなのです!今回はEnduranceの新製品、マルチケースについて紹介します!

Endurance マルチケース

三脚ケースに三脚しか入らないのはもったいない!

写真撮影に欠かせない三脚やスタンドといった長物機材、みなさんどうやって現場まで持って行きますか?

多くの人が三脚ケース(スタンドケース)を使っているのではないかと思います。ちょっと良い三脚なら購入時に布製ケース(というか袋?)が付いているためそれを使っていると言う人も多いでしょう。

でも、三脚に付属のケースはオマケ的な位置づけでペラペラだったり、当然その三脚にジャストフィットするように設計されているため他の三脚には使いにくい。。という現象が起きます。

一方、別売りの三脚は生地もしっかりしていて丈夫なのですが、かさばるので現場について三脚を出したら邪魔になったり、ケースのサイズによっては三脚を入れたらブカブカで遊びが大きい。。ということになってしまいがちです。それに、せっかく別売りで買ったケースが三脚(スタンド)を使わない時に出番がないというのはもったいなく感じます。

そんなこともあって、私は普段あまり三脚ケースを使わず裸で持ち歩く派だったのですが、Enduranceのコンセプトの一つである、「私が本当に使いたいバッグを作ろう!」の精神で新しい多用途な長物ケースを作りました!

今回はそんなマルチケースのご紹介をいたします!

長いものも短いものもなんでも入るマルチなケース

Enduranceの新製品としては2018年11月のスマホポーチ以来*、久しぶりのNEWアイテムとなるのが今回ご紹介するEndurance マルチケースです!(*既存製品カラバリ除く)

コンセプトは「三脚しか入らない三脚ケースからの脱却」です。

Endurance マルチケース

カメラバッグはカメラに合わせてスペースを変えられる

冒頭にも言ったように、既存の三脚ケースには個人的に納得出来ないポイントがいくつかありました。最近は一般的な三脚の他に、縮長が非常に小さなトラベル三脚があったり、三脚は使わないけどストロボ用のライティングスタンドは持ち歩くよ など、三脚やスタンドといった長物機材の使い方は人それぞれ。多種多様な使い方があります。

例えば、カメラやレンズも様々な形態がありますが、それを収納するカメラバッグには可変の仕切りが付いているので多様な機材に合わせて(ある程度)収納スペースを最適化することができますよね。

でも、三脚ケースでそれと同じようなことを実現している製品は私の知る限りありません。

ということで今回、多様な使い方がある長物機材用のケースを作ってみたのです。それがEndurance マルチケースです。

Endurance マルチケース

主な特徴

Endurance マルチケースの主な特徴は以下の通りです

  • 長物ケースでありながら内部に可動間仕切り搭載
  • 六角レンチ、クイックシューなどが入る小物用ポケット
  • 機材を守るクッション素材
  • 現場に着いたら小さく畳める
  • ”いかにも三脚ケース”ではないオシャレなデザイン

昨年12月にリコーイメージングスクエア新宿さんでのイベントでプロトタイプを紹介し、多くの反響をいただき製品化に漕ぎ着けました!(新型コロナウイルスの影響で一時混乱しましたが、関係の皆さまのおかげで無事販売することができます)

他のEndurance製品と同じくEnduranceオンラインショップ限定での販売となります(Amazon楽天Yahoo!ショッピング)。価格は6,480円。発売は3/20からです!

各機能の紹介はこのあとじっくり紹介いたします。

マルチケースの各機能をじっくり紹介

ではデザインやサイズ、各機能についてじっくり紹介していきます。

外観、サイズ

まずは外観とサイズから。

Enduranceカメラバッグとの相性も○

Endurance マルチケース

生地はEndurance HG、Endurance Extでも採用しているブラック迷彩柄です。光の当たり具合によってうっすら迷彩柄が浮き出てくる高級生地。

既にブラック迷彩バッグをお使いの人ならよくマッチするはず。迷彩の主張はそれほど強くないので他の色のバッグとの組み合わせてもよく似合うと思います。個人的にこのブラック迷彩柄は大好物。アクセントにPUレザーも使っているので結構高級感あると思います。

Endurance マルチケース

生地には撥水加工が施されているので多少の雨なら弾いてくれます(撥水性を維持するために定期的に撥水スプレーを使うのがおすすめ。防水ではありません)。

Endurance マルチケース

内部はレッド。ファスナー持ち手などもEnduranceカメラバッグと同じ滑り止め加工されたものを使用しています。

Endurance マルチケース

63cmまでの三脚、スタンドが収納可能

バッグの外寸は65.5x9.7x9cm(WxDxH)で重さは約300g。縮長で63cmまでの三脚、ライトスタンドを収納可能です。

Endurance マルチケース

Gitzo マウンテニア1型4段にKIRK TQR-3S(参考)をはさみ、RRS BH-30を付けてすっぽりジャストくらい。雲台は重いので底面側に向けて収納するのがおすすめ

トラベル三脚はもちろん、小~中型の三脚+自由雲台の組み合わせで収納することが可能です(3Wayなどヘッド部が大きな雲台はサイズを確認してください)。電車や徒歩移動で使用することを想定しており、筒の太さも大きすぎずストレートでシュッとしたデザインを目指しています。

雲台を取り外して運用している方なら中~大型の三脚も収納可能。例えばGitzo マウンテニア3型4段ロングに雲台着脱用のプレート(参考記事)を付けた状態ならラクラク収納可能です。

間仕切りが3つ付く

Endurance マルチケース

Endurance マルチケースの最も大きな特徴は内部を仕切れること。カメラバッグと同じようにベルクロタイプの間仕切りを使って好きな場所に動かせます。

Endurance マルチケース

間仕切りはケースの形状に合わせて台形。これが3つついています。

「長物+小物」の収納が可能

例えば、縮長の小さなトラベル三脚を入れるなら空いたスペースを仕切って小物収納スペースとして活用できます。最近流行の小型ライトスタンドならこのように2本入れて、空いたスペースにストロボ用のコマンダーなど収納することも可能。

いままでデッドスペースになっていた部分を仕切りによって有効活用することが可能です。

Endurance マルチケース

ニッシンのスーパーライトスタンドLS-50Cなら2本余裕で収納可能。さらに空いたスペースにストロボ用のコマンダーを入れてみました(長いもの、重いものを底面側に配置するのがおすすめ)

 

小物だけの収納にも

ケースが長いから、長いものしか入れてはいけないという概念を取っ払ってしまえば、より多くの活用方法も出てきます。

例えば、クリップオンストロボを縦に重ねて収納するとか。ストロボってカメラバッグに入れようと思うと意外と収まりが悪くてかさばりますが、これなら3台分スッキリ収納可能。GN60クラスの大型クリップオンストロボはもちろん、Godox AD200などさらに一回り大きなストロボもキチンと収納可能です。
*ただし、小物を入れた場合はバッグが弓のような感じで少し曲がります。

工夫次第でいろいろな用途で使えますよ!

Endurance マルチケース

入っているのは左からGodox V1、キヤノン 600EX RT、Godox AD200。結構大きめのストロボでも縦に複数個収納可能!

レンズを入れるのは自己責任にて。。

Endurance マルチケースはアイデア次第でどんなものを入れてもらっても大丈夫ですが緩衝材の厚みはカメラバッグほどではないので、レンズとかカメラを入れるときは取り扱いにご注意下さい(レンズを入れるのはあまりおすすめしません)。

もし入れるならカメララップなど他の緩衝材と併用すると安心かも知れません。

小物ポケットもあるよ

Endurance マルチケース

三脚を現地で調整する場合に必要になってくる六角レンチなど小物類を収納出来るファスナー付きのマチ付きポケットも完備。あまり出番は無いですが現地で六角レンチの調達は難しいですからお守りとして入れておくのが良いでしょう。予備のプレート(クイックシュー)を入れておくのも良いですね。

金具で内部の機材を傷めないようカバーが付いているほか、収納時にファスナー部分が内部に隠れる仕組みになっています(完全にキズが付かないことを保証するものではありません)。

Endurance マルチケース

使わない時は畳める

Endurance マルチケース

三脚(スタンド)ケースの大きな欠点の一つは現場で三脚を取り出してしまったらそのケースはただのお荷物になってしまうことです。立派なケースになればなるほど現場で邪魔になってしまうんですよね。。

Endurance マルチケースでは、中の機材をキチンと守れるクッション入り生地を使いながら、現場でクルクル丸めて小さく畳める程度の絶妙な保護性を実現しています。キュッとまとめられるよう専用のゴムバンドも付属しています。

Endurance マルチケース

丸めれば十分鞄の中に収まるサイズになりますので、これで現場で空っぽのケースをブラブラ持ち歩く必要がなくなります!

Endurance マルチケース

畳むときは仕切りは一旦外して内側側面などに貼り付けておくと良いです

持ち運びやすいベルトとハンドル

Endurance マルチケース

ショルダーベルトは幅広38mmのものを採用し重さを分散します。

Endurance マルチケース

畳むときや使用後はベルトを本体と同じ長さまで縮められます。ベルトダラダラさせる心配がありません

上部には持ち上げたり棚から引き寄せる時に便利なハンドルも搭載。細部まで使い勝手を考えました。

Endurance マルチケース

地面と触れあうことの多い底部には1680Dの高耐久厚手生地を使っているので安心です。

他のバッグにハンギング可能なホルダー付き

背面部には他のバッグに合体できる(かもしれない)、ベルクロ付きのホルダーを付けています。こちら、Enduranceのカメラバッグとの組み合わせではあまり意味をなしませんが、他社でハンギングシステムがあるバッグなどとの連携が可能になるかもしれません(例えばバンガードさんのALTA LINKシステムとか)。
*他社バッグとの併用に関して保証するものではありません

たくさん売れたらEnduranceカメラバッグにもマルチケースと合体させるような仕組みを作るかも知れませんw

まとめ:アイデア次第でいろいろ使える!

ということでEnduranceの新製品、マルチケースについて紹介しました!

これまでにない機能を持った長物ケースですので、みなさんの工夫次第でここに紹介した以上に便利な使い方ができるかもしれませんよ。なかなか良い三脚ケースがないなぁと困っている方はぜひご検討下さいませ!スタイリッシュで良い三脚ケースですよー

途中でもご案内しましたが、本日(3/20)からEnduranceオンラインショップ限定での販売となります!(Amazon楽天Yahoo!ショッピング

アフターサービスなど

Enduranceに関するお問い合わせ(販売に関する事やアフターサービスなど)は発売元のビーハーフが承ります。下記の専用ブランドサイトからお問い合わせ頂くとスムーズです。私宛にお問い合わせ頂くと内容によってはすぐにお答えできないことがあるかも知れません。

使用のご感想などは私宛に頂くともれなく大喜びします^^

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この記事を書いた人
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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