自分の理想とするカメラバッグがいくら探してもない。。とカメラバッグ沼に陥っていた私が、「ぼくのかんがえたさいきょうのカメラバッグ」として作ったのがEndurance カメラバッグシリーズです。
一番はじめに出た「Endurance カメラバッグ」では他の人が使う事なんて考えず、ただひたすら私が使うとしたらこんなバッグが良い!とワガママ全開で制作したものなのですが、非常にありがたい事に多くの方に使っていただいております。やっぱりみんな同じ悩みを抱えていたんだ。。と思いました。
これを皮切りに、特徴がが異なる様々なバッグやポーチを制作、販売してきたのですが、いったいどのカメラバッグを使ったら良いのか迷ってしまう。。という方もいることでしょう。
そこで今回は、全モデルを実際に使ってる開発者である私がEndurance カメラバッグシリーズのおすすめ使い分け方法をご紹介してみようと思います!
*本記事はカメラバッグ発売元のビーハーフ提供です
Endurance の機種別特徴と比較
まずはじめにEndurance カメラバッグシリーズの特徴をまとめておこうと思います。現在Enduranceシリーズは「初代 Endurance」、「Endurance Ext」、「Endurance スリング」、「Endurance HG」、「Endurance スマホ&アクセサリポーチ」、「Endurance マルチケース」「Endurance シューティングマルチカメラバッグ」の製品がラインナップされています。
*はじめに発売されたEnduranceは混同しないようここからは「初代Endurance」と表記します。
YouTubeでも紹介しています!
動画でもEnduranceシリーズの紹介をしています。こちらも合わせてどうぞ!
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それぞれ特徴があるのですが、分かりやすいように表にするとこんな感じのイメージとなります。
Endurance | HG | 初代 | Ext | スリング |
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タイプ | リュック | リュック | リュック | スリング バッグ |
サイズ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
重さ | ★★★ | ★★★★ | ★★ | ★ |
拡張性 | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
フルサイズ 一眼レフ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★ |
APS-C 一眼レフ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
フルサイズ ミラーレス | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
APS-C ミラーレス | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
マイクロ フォーサーズ | ★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ |
バッテリー グリップ | 〇 | △ | 〇 | ✕ |
2気室 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ロールトップ | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
上部荷室 ファスナー | 〇 | ✕ | ✕ | 〇 |
機材室 拡張 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ |
ポケット (外部) | 6 | 6 | 4 | 5 |
ポケット (内部) | 2 | 0 | 1 | 2 |
三脚 | ◎ | ◎ | 〇 | ✕ |
15インチ ノートPC | 〇 | 〇 | △ 薄型OK | ✕ |
A4書類 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
A3書類 | 〇 | ✕ B4 OK | ✕ | ✕ |
ウェストベルト | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ |
レインカバー | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
重量 | 1870g | 1980g | 1270g | 750g |
価格 | 26,800円 | 19,800円 | 14,800円 | 12,800円 |
簡単に一言ずつ特徴をまとめると。。
Endurance HG
とにかく大容量かつ高い拡張性でフルサイズの2台持ちや大三元、クリップオンストロボなんかも収納可能。上部荷室も大きいので2~3泊の旅行や出張にも対応。Enduranceの最上位モデル。
新たにブラック迷彩柄もラインナップされました!
初代Endurance
Enduranceの原点。通常時の容量はEndurance HGと同程度。ショルダーハーネスはEndurance HGと同じなので重くても疲れにくい。機材室の拡張やポケットの数などでHGにはやや劣るもののコスパはかなり良い。
Endurance Ext
フルサイズからマイクロフォーサーズまで普通の撮影ならこれ1つでほとんどカバー出来る万能タイプ。ボディ1台+レンズ3本程度ならこれで決まり。機材室拡張機能でバッテリーグリップ付き一眼レフも収納可能!Enduranceで一番売れてるモデルです。
新たにブラック迷彩柄、帆布のオリーブグリーン(数量限定)もラインナップされました!
Endurance スリング
ありそうでなかった、お洒落なお出掛け用カメラバッグ。フルサイズでも収納OKな程よいサイズ感で、カメラアイテムの他に、スマホや財布などの小物を取り出しやすいように考え抜かれたポケットも。ちょっとしたお出掛けでも機材に妥協したくない人へ。
Enduranceスマホ&アクセサリポーチ
リュックに取り付けるスマホやレンズキャップ、小物類専用のアクセサリーポーチ。小物を取り出すのにリュックを下ろさなくても良くなるアイテムです。撮影に必要な小物がまとめて入ります!詳しくはこちらの紹介ページもどうぞ!
Endurance マルチケース
三脚やライトスタンドはもちろん、中を仕切って小物の収納にも使えるマルチケース。現場で小さく畳んでコンパクトにすることも出来ます!かっちょいいブラック迷彩柄。
Endurance シューティングマルチカメラバッグ(NEW)
最近Enduranceファミリーに加わった最新バッグ(2020年5月発売)。初めてのショルダーバッグであり、カメラではなくレンズや小物を入れるための新コンセプトバッグです。レンズ交換が超快適になります。これを使うと単焦点レンズが使いたくなります(笑)
最強のバッグを作ったけど結局使い分けてるw
はじめに作った初代Enduranceに私のカメラバッグに欲しい機能を全部付けたことで、もうこれ1つで良いんじゃね?って思ったわけですが、使っていくうちにもうちょい小さいのが欲しい。。とか、撮影目的ではない日に使えるお洒落なやつ欲しい。。とか思ってきてしまって結局たくさんのバッグを作ってしまいました。やっぱり使い分けは便利です。
ここからは1つずつ製品の特徴を挙げつつ、私がどうやって考えながら使い分けをしているのかを紹介していこうと思います。
きっと自分に合った使い方ができるバッグが見つかるんじゃないかなーと思っています!
各モデルごとの特徴を簡単にまとめていますが、一部なので詳しく知りたい方はそれぞれ個別のバッグレビュー記事をご参照くださいませ。
EnduranceカメラバッグシリーズはEnduranceオンラインショップ(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング)限定での販売となります。(量販店などでの実機展示はございません*)
*現在、リコーイメージングスクエア(新宿、大阪)でのみEndurance Ext, HG, スリングの一部のモデルを展示、販売しております!
とにかく大容量 Endurance HG
まずは最も大型のEndurance HGからご紹介しましょう。
紹介ページでも「自己ベスト更新のカメラバッグ」と書いたように、今までのカメラバッグ制作で培ったノウハウとユーザーの皆さまからの声を反映して作り上げたEnduranceの最上位モデルになります。
初代Enduranceと外観の大きさをほぼ変えずに、拡張性と機材室へのアクセス性をアップさせたモデルです。2019年8月に一部機能を強化したブラック迷彩モデルも加わりました!(詳細はEndurance HG紹介ページから)
たくさんの機材を持ち歩きたい人へ
中~上級の一眼レフやフルサイズミラーレスユーザーで、F2.8通しなどの大口径ズームや、大口径単焦点など大きめのレンズを3本以上持ち歩く人にベストマッチするモデルです。

この例だと、EOS 5D MarkIV+バッテリーグリップ+EF 24-70mm F2.8L II USM(フード付き)、EF 16-35mm F2.8L III USM(フード付き)、EF 100-400mm F4.5-5.6L II(70-200F2.8の代り。ほぼ同サイズ)、EF 100mm Macro F2.8L, Tamron 45mm F1.8、スピードライト600EX-RTが入っています!
例えば、こんな感じでフルサイズ+バッテーリーグリップ、大三元、単焦点x2、クリップオンストロボが一度に入ってしまう感じ。荷室のエキスパンドシステムを使う事で縦に長いレンズやストロボも縦で収納出来る点が初段Enfuranceより優れています。
キヤノン1D系、ニコンD一桁系のカメラもサイドから普通に収納可能です。
手早く拡張できるエキスパンドシステム
機材室を拡張可能なエキスパンドシステムを採用しています。拡張するときはエキスパンド用ファスナーを開けるだけなので急な容量増加にも対応可能。
その日の使う機材に応じて微調整が可能なのです。
*エキスパンドさせると仕切り上部に隙間が生まれるので、不必要な時に使うと上段に収納した機材が下段に落ちてくることがあるので注意。使わない時は閉めておき、付属のベルトなどで荷崩れを防ぐのがおすすめです。
全く新しい「左右両開きシステム」
カメラバッグであるからこそ、カメラへのアクセス性は妥協したくありません。初代Enduranceもサイドとフロントの2カ所からアクセスすることが可能でしたが、Endurance HGではサイドとフロントのアクセスを一体化し、バッグの左右どちらからでもフルオープンできる仕様にしました。
サイド側から
フロント側から
もちろん途中の任意の場所で止めて蓋を開けることも可能です。このアクセス方法をとっているカメラバッグは他に見たことがありません。
ロールトップにファスナー採用
Enduranceの特徴は上部荷室の容量拡張可能なロールトップ機構です。開口部は従来のベルクロではなく静かなファスナー仕様を採用。
静粛性が求められるプロの現場でも安心して使える仕様です。
PCを縦に収納可能
初代EnduranceはPCをサイドから出し入れする構造でしたが、Endurance HGでは電車などでバッグを足下に置いたときに楽にアクセス出来るよう、上部からPCの出し入れできるようになっています。
このことで背面収納部をより効率的に使えるようになり、初代Enduranceでは難しかったA3までのサイズを背面に収納可能です(ギリギリサイズなので書類は角が折れる可能性あり。A3レフ板などを想定しています)。
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その他の機能、ブラック迷彩モデルで強化された機能は下記レビュー記事に詳しくまとめていますのでどうぞ!
私はどんな風に使ってる?
このEndurance HG、私は主にバッグ1つで行ける仕事撮影に使う事が多いです。
70-200mm F2.8や100-400mm F4.5-5.6などの望遠が入るので、超望遠を除けばほとんどのレンズを収納可能。クリップオンストロボも機材室に縦で収納できるし、折りたたみのソフトボックスも上部荷室に入るのでライティングも組めます。
例えばロケなんかで使う事あるこのソフトボックスは上部荷室にすっぽり収まります。GodoxAD200などの大きめストロボも難なく収納可能。
GODOX ソフトボックス ストロボ 60 x 60 cm アンブレラホルダー付 Bowens マウント対応 ライトボックス ク...
ロケなんかで移動が多い撮影ではかなり重宝しますね。詰め込めばEndurance Extにもギリギリ入るかなという機材量の時もHGを使えば余裕がでるほか、長時間背負ったときの疲労度も明らかに違ってきます(こっちはウェストベルト付いてるし)。
旅行や泊りの出張でもEndurance HGならバッグ1つでカメラとお泊まりセットを両方持ち歩けて便利です。
機材室が大きいのでカメラでなくドローン(Phantom4Pro)を持ち運んだり、PC収納部にハイドレーションを入れてライトトレッキングに使う猛者もいるようですw
・カメラバッグEndurance HGレビュー。霧ヶ峰でナイトハイク撮影をしてきた(登山と写真で仕事をしている人。)
選ぶ時の注意点
大は小を兼ねる理論でいけばこれを買っておけばOKとも言えるのですが、正直なとこと持ち歩く機材量がボディ1台+レンズ2~3本くらいの人にはオーバースペックかと思います。マイクロフォーサーズ用のPROじゃない普通のレンズなんかは小さすぎてスカスカになるはず。カメラバッグ自体もかなり大きめですし。
そんな方は次のEndurance スリングやEndurance Extを選ぶ方がおすすめです。
オールマイティなカメラバッグ Endurance Ext
2017年6月に発売した初代Enduranceのコンパクト版にあたるのがEndurance Extです。機材が多くないときの撮影や、ノートPCを持ち歩きながら打ち合わせをするときなんかに重宝しているバッグです。
程よいサイズ感と重量で大抵の撮影に対応出来てしまいます。
ボディ+レンズ数本ならこれ!
Enduranceのコンパクト版とはいえ、フルサイズ一眼+大三元くらいなら余裕で収納できるので、日本の撮影人口の8~9割くらいはカバーできるんじゃないかなと思うオールマイティーなカメラバッグと言って良いでしょう。
Enduranceシリーズの中でも最も売れているモデルです。
ブラック迷彩、帆布生地も人気!
新たなカラバリとしてブラック迷彩柄も発売しました!光の加減で良い具合に表情を変える迷彩柄が良い感じです。中のサイズ感は従来のものと同じです。数量限定で帆布のサンドベージュもあります!(完売となりました。ありがとうございます!)
女性でも違和感ないサイズ感
Endurance HGや初代Enduranceはガチ機材用なのでカメラバッグとしては大型の部類に入り特に女性が使うと大きすぎると感じてしまう事もあると思いますが、Endurance Extならそれほど違和感ないサイズ感だと思います。
カメラバッグの厚み(マチ)もEnduranceより薄くなっているためカメラバッグ的なモッサリ感がなくスッキリしたデザインです。
容量を拡張できる
コンパクトということはそれだけバッグの容量が減ってしまうことを意味するのですが、一時的に持ち運ぶ機材が大きくなったような時には荷室のエキスパンドシステムを使えばOK。これを使えばバッテーリーグリップ付き一眼や縦に長めのレンズも収納可能です。(常にエキスパンドさせて使うくらいの容量なら初代Endurance or Endurance HGを使うのがおすすめ)
上部荷室もロールトップ方式なので容量拡張が可能。中型カメラリュックなのに大型バッグ並みの容量を使う事ができちゃうのです。

EOS 5D MarkIII(フルサイズ)+バッテリーグリップ+EF 100-400mm F4.5-5.6L IS II USM、EF 24-70mm F2.8L II USM, EF 16-35mm F2.8L III USM、EF 100mm F2.8L IS USM Macro, エクステンダー EF x1.4 III が入っているところ
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その他の機能は下記レビュー記事に詳しくまとめていますのでどうぞ!
私はどんな風に使ってる?
私はカメラ雑誌なんかで街のスナップ作例を撮るお仕事がよくあるのですが、ボディ1台にレンズ2~3本でひたすら歩いて撮影するといった時によく使います。あとはノートPCを持って打ち合わせに行く時など。ケーブル類を入れたガジェットケースが機材室に収まりが良かったりします。
また、2泊を超えるような長期の出張や旅行などではキャリーバッグに着替えなど撮影に関係ない荷物を詰め、現地では身軽に動けるようEndurance Extを選ぶことも。ホテルやクルマを起点に活動できる時はHG使うよりキャリーバッグ+Extの方がよいかも。
モノブロックなどリュックに収まりきらない機材を持ち出すときもExtを使う事が多いです。
選ぶ時の注意点
基本的にはよほどガチ機材を使わない限りEndurance Extに収まることが多いかと思いますが、ExtはGN60クラスの大型クリップオンストロボの収まりがあまり良くないので、ライティング機材も持ち運ぶ場合はクリップオンとはいえ初代EnduranceまたはEndurance HGを使うのがおすすめ。
また、Extにはウェストベルトが付いていないため、常に容量いっぱいまで入れて使うような場合も大きなモデルをつかうのがおすすめです。長時間背負ったときの疲労度が劇的に違うでしょう。
中型以上の三脚を持ち歩くときも上位版のほうが疲れないはずです。
大きくてコスパも高い 初代 Endurance
2016年10月発売のはじめてのEnduranceです。まさか自分がカメラバッグ制作の監修をするなんてこの企画が始まる前は考えてもみなかった訳ですが、いろいろなご縁がつながり形になりました。
低コストで大容量を持ち歩きたいなら
容量は上位版であるEndurance HGに近いにも関わらず、お値段は19,980円(HGは27,800円)とコスパが良いのが特徴です。Endurance HGはさらに容量アップ&軽量化を達成しており、新しい機能も多く搭載しているためお値段上昇分の価値はあると信じているのですが、そこまでは必要ないよという人にはベストな選択でしょう。
ショルダーハーネスの造りはEndurance HGとほとんど同じで重くても疲れにくいです。
アクセスしやすい下部機材荷室
サイドとフロントのダブルアクセスを採用しているため様々なシーンで快適に機材を取り出せます。

フロントアクセスはチャックが変則的に付いているため半分だけ開けるといった使い方も可能です。EOS 5D MarkIII + EF 24-70mm F2.8L II, EF 16-35mm F2.8L II, EF 24-105mm F4L, EF 70-200mm F4L, EF 100mm Macro F2.8L(フード付き), Tamron 45mm F1.8 が入っている所
ただし、エキスパンドできないためバッテリーグリップ付きのフルサイズ一眼レフだとちょっとギリギリで、サイドアクセスからの取りだしはかなり窮屈です(HGなら可能)。
背面に三脚を収納可能
これはEndurance HGにもない特徴と言えます。サイドポケットに収納するとバランスが崩れやすい中~大型の三脚をリュック背面中央部に収納可能です。
そのぶんバッグの重心が体から離れてしまうので必ずしもこの位置がベストとは言えないのですが、左右のバランスを犠牲にしたくない場合はあえてEnduranceを使うという選択もあるでしょうか。
あとは、三脚とライディングスタンドを両方持ち歩くときなんかにも使えるかも。
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その他の機能は下記レビュー記事に詳しくまとめていますのでどうぞ!
私はどんな風に使ってる?
正直な所、Endurance HGを作ってからは初代Enduranceの出番はありません。。^^;
初代Enduranceを使っていて、さらに良くしようと改善したのがHGなので当然と言えば当然でしょうか。
HGを作る以前は、機材量によってExtと使い分けていた感じです。
選ぶ時の注意点
初代EnduranceとHGの大きな違いは下部機材室の造りです。バッテリーグリップ付きのカメラをよく使ったり(HGはサイドから取り出せる)、クリップオンストロボをよく使ったり(HGは縦で収納可能)するなら少々お値段はしますがEndurance HGの方が快適に使えるはず。
そうでなく、単純にExtよりも一回り大きなサイズが欲しいなぁという場合は初代Enduranceを選択するのもアリかも知れません。
単焦点が使いたくなる Endurance シューティングマルチカメラバッグ
カメラではなくレンズや小物を入れるためのカメラバッグというコンセプトで開発したのがEndurance シューティングマルチカメラバッグです。
リュックタイプのカメラバッグは身体への負担が小さい反面、レンズ交換がしにくくなってしまうというのがデメリット。Enduranceのリュックはフロント、サイドの両アクセスなどを備えていますが、一般的なショルダータイプのバッグに比べればアクセス性は劣ります。。
そこで、現場に着いたらよく使うレンズやストロボなどをリュックからこれに移し替えて使用したら便利じゃね?と考えて開発しました。
小さいのに大三元が収納出来る
Endurance シューティングマルチカメラバッグはサイズこそ小さいものの、現行の多くのレンズを収納出来る絶妙なサイズ感を狙っています。さらに、70-200mmF2.8や100-400mmクラスの望遠レンズでも入る拡張スペースを搭載。めっちゃ入るようになります。
変幻自在の使い方
ショルダーバッグとして使うだけでなく、ウェストバッグやトレッキング時のトップローダーとしても使う事ができ、入れるもの、使い方すべてが自由なバッグなのです。
とにかく多機能なので詳しくはこちらの記事をどうぞ!
長物から小物まで Endurance マルチケース
2020年3月、久しぶりの新製品となったのが多用途な三脚ケースのEndurance マルチケースです。
他に類を見ないカメラバッグのように内部が自由に仕切れる構造になっているため、三脚やライトスタンドはもちろん、小型スタンドと小物類やクリップオンストロボを複数台持ち歩くといった用途にも使えます。
工夫次第で様々な用途に使って頂けます。しかも現場について不要になったら付属のゴムバンドで小さく畳めます。
詳しい特徴などは以下の記事も参考にしてみて下さいね!
お出掛けに至高の使いやすさを Endurance スリング
続いてはEndurance スリングです。先ほどのEndurance HGとは対極にある、小型軽量のお洒落なカメラバッグで、現在私が最も気に入って使っているカメラバッグと言ってもいいかもしれません。
何が良いって、このバッグならいつでもどこでも好きなカメラを持ち歩けるし、財布や携帯など身の回りの小物もスッキリ収納出来るのです。
普段のお出掛けでもカメラを妥協しなくていい
このカメラバッグがオススメな人は、撮影が主目的ではないけれどカメラを持ってお出掛けしたい人。個人的には子供と一緒にお出掛けや買い物するときに超便利なバッグだと思っています。
がっつり撮影するわけでもないのにリュック背負って銀座に出かけるのもなぁと言うときも、Endurance スリングならスマートにカメラを持ち歩けます。カメラが趣味という訳でない友達と遊ぶときもこのバッグなら怪しまれませんw
フルサイズOKな絶妙なサイズ
この手の小型バッグというのは世の中にも様々な種類が存在しますが、小さい入門機なら入るのに、でかいカメラは入らないってのがワリとよくあるのです。
小さなカメラバッグは上級者が使ってはいけないの?と思ったのが開発のモチベーションのひとつです。
Endurance スリングはメインの使用用途は小型一眼レフやミラーレスを想定していますが、EOS 5Dシリーズなどフルサイズ一眼レフもジャストで入るサイズ感を狙って制作しています。気軽なお出掛けだって、普段使っているお気に入りの機材を持ち歩けるようにしたかったのです。
こっちは入門機のEOS KissX9をベースにした組み合わせ。ミラーレスや小型一眼ならボディ+レンズ2~4本くらいいけちゃいます。もちろんサイドからのアクセスも可能。α7系などソニーのフルサイズミラーレスも問題なく収納可能です。
メイン用途としては想定していないけど、EOS 5D MarkIVと24-70mm F2.8L IIがジャストで入ります。ついでに小さめ単焦点1本くらいなら入るサイズ感。(ただしこのサイズのカメラだとサイドアクセスからの取り出しはかなりキツくなります)
ファッションバッグと同じアプローチで制作
街のお出掛けに違和感なく使えるよう、デザインや使用する素材にもこだわっています。Endurance スリングはファッションバッグを得意とするデザイナーとメーカーに依頼して制作したため、通常のカメラバッグよりもファッション性の高い仕上がりになっています。
生地やアクセントで使う革、ファスナーまですべてこだわりの素材なのです。
知らない人から見ればまずカメラバッグには見えないでしょう。
グレーとネイビーの2色展開であることもポイント。
小物用ポケットも最適化
機材室以外にも普段のお出掛けを快適にできるよう小物ポケットの配置も工夫しています。財布やスマホといった取り出す機会の多い小物を快適に収納出来るよう、機材室の裏側に専用のポケットを配置。
バッグをずらしたときにパッととれる位置にあり個人的にこのバッグの最大のお気に入りポイントだったりします。
他にもいろいろな場所にポケットを配置しているので様々な小物を効率的に収められます。
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その他の機能は下記レビュー記事に詳しくまとめていますのでどうぞ!
私はどんな風に使ってる?
これはもう休日に子供と出かける時に圧倒的に重宝しています。あとは買い物に出かけるときとか。もうオフの日はだいたいこれを使っている感じ。
ウチには0歳と2歳の子供がいるのですが、α7R IIIにFE 24-105mm F4を付けて、子供の着替えとおむつ、マグにおやつを入れて自転車で近所の公園やショッピングセンターに行きつつ、帰りにお土産のドーナツを入れて帰れるくらいのサイズ感w
最近上の子が言うこと聞かなすぎるので(笑)、もっと機動力高めたいときはEOS Kiss MにEF-M 22mm F2のパンケーキ付けて出かけることも。フルサイズミラーレスでもいけますが、APS-Cのミラーレスやマクロフォーサーズとの相性が抜群。
スリングのためリュックよりもさらにサイドからの機材取り出しがしやすいので、子供のシャッターチャンスも逃しません。最高。
写真を撮りに行く時に使うバッグと言うよりは、日常生活に写真を加えるためのバッグだと思ってます。
選ぶ時の注意点
バッグ自体が小さいため入る機材の容量はどうしても限られます。交換レンズを数本持ち歩いて写真を撮るために外出するという用途に使うにはやや物足りないかもしれません。
そんなときはやや機動性は落ちますがEndurance Extの使用がおすすめです。
まとめ
ということで、Endurance カメラバッグシリーズの開発者でもある私が普段どのようにバッグを使い分けているかをご紹介しました。
撮影のスタイルは人それぞれなので、これら4つのうちどれかを買えば幸せになるかというと必ずしもそうでは無いと思うのですが、普段撮影を生業とする私が本当に使いたいと思って作ったバッグなので多くの写真好きの人にとって使いやすいバッグだと信じています。
コストなど諸々の事情でネット販売限定で、量販店には置いていないバッグではあるのですが、studio9の紹介記事だけでなく、一般のユーザーさまのレビューも多数見られますのでぜひいろいろ検索をしつつご検討いただければなぁと思っています。
あなたのカメラバッグ沼脱出のお手伝いができれば幸いです!
(なお私はカメラバッグ作る方に沼を感じ始めてきました。。)
お知らせ
ネット直販限定だったEnduranceですが、現在リコーイメージングスクエア(新宿、大阪)でEndurance Ext, HG, スリングの一部のモデルを展示、販売させていただいております!
実機展示しているのはここだけですので興味ある方はぜひリコーさんのショールームへ足を運んでみて下さいね!
*ショールームの在庫は少ないため確実に見たい方は事前に確認の上行ってみることをおすすめします
・リコーイメージングスクエアの案内(RICOH公式サイト)
提供、取材協力:ビーハーフ株式会社(http://www.be-half.jp/)