自分の理想とするカメラバッグがいくら探してもない。。とカメラバッグ沼に陥っていた私が、「ぼくのかんがえたさいきょうのカメラバッグ」として作ったのがEndurance カメラバッグシリーズです。
一番はじめに出た「Endurance カメラバッグ」では他の人が使う事なんて考えず、ただひたすら私が使うとしたらこんなバッグが良い!とワガママ全開で制作したものなのですが、非常にありがたい事に多くの方に使っていただいております。やっぱりみんな同じ悩みを抱えていたんだ。。と思いました。
これを皮切りに、特徴がが異なる様々なバッグやポーチを制作、販売してきたのですが、いったいどのカメラバッグを使ったら良いのか迷ってしまう。。という方もいることでしょう。
そこで今回は、全モデルを実際に使ってる開発者である私がEndurance カメラバッグシリーズのおすすめ使い分け方法をご紹介してみようと思います!
Made in Japanの「豊岡鞄×Enduranceカメラバッグ」も発売しました!
Enduranceシリーズで最も人気のあるEndurance Ext IIをベースに日本のかばん製造のメッカ、豊岡で製造した「豊岡鞄×Enduranceカメラバッグ」も2023年より仲間に加わりました。非常に厳しい審査を通過した「豊岡鞄ブランド」を取得した本格カメラバッグです。詳しくは以下の動画をチェック!
*本記事はカメラバッグ発売元のビーハーフ提供です
Endurance の機種別特徴と比較
まずはじめにEndurance カメラバッグシリーズの特徴をまとめておこうと思います。現在Enduranceシリーズは「初代 Endurance」、「Endurance Ext II」、「Endurance スリング」、「Endurance HG」、「Endurance スマホ&アクセサリポーチ」、「Endurance マルチケース」「Endurance シューティングマルチカメラバッグ」の製品がラインナップされています。
*はじめに発売されたEnduranceは混同しないようここからは「初代Endurance」と表記します。
2021年10月、Enduranceの技術を使って制作した、(カメラも運べる)ビジネスバッグのEnduranceed ビジネスリュックも仲間に加わりましたよ!
YouTubeでも紹介しています!
動画でもEnduranceシリーズの紹介をしています。こちらも合わせてどうぞ!
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それぞれ特徴があるのですが、分かりやすいように表にするとこんな感じのイメージとなります。
Endurance | HG | 初代 | Ext | スリング |
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タイプ | リュック | リュック | リュック | スリング バッグ |
サイズ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
重さ | ★★★ | ★★★★ | ★★ | ★ |
拡張性 | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
フルサイズ 一眼レフ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★ |
APS-C 一眼レフ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
フルサイズ ミラーレス | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
APS-C ミラーレス | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
マイクロ フォーサーズ | ★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ |
バッテリー グリップ | 〇 | △ | 〇 | ✕ |
2気室 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ロールトップ | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
上部荷室 ファスナー | 〇 | ✕ | ✕ | 〇 |
機材室 拡張 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ |
ポケット (外部) | 6 | 6 | 4 | 5 |
ポケット (内部) | 2 | 0 | 1 | 2 |
三脚 | ◎ | ◎ | 〇 | ✕ |
15インチ ノートPC | 〇 | 〇 | △ 薄型OK | ✕ |
A4書類 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
A3書類 | 〇 | ✕ B4 OK | ✕ | ✕ |
ウェストベルト | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ |
レインカバー | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
重量 | 1870g | 1980g | 1270g | 750g |
価格 | 26,800円 | 19,800円 | 14,800円 | 12,800円 |
簡単に一言ずつ特徴をまとめると。。
Endurance HG
とにかく大容量かつ高い拡張性でフルサイズの2台持ちや大三元、クリップオンストロボなんかも収納可能。上部荷室も大きいので2~3泊の旅行や出張にも対応。Enduranceの最上位モデル。
新たにブラック迷彩柄もラインナップされました!
初代Endurance
Enduranceの原点。通常時の容量はEndurance HGと同程度。ショルダーハーネスはEndurance HGと同じなので重くても疲れにくい。機材室の拡張やポケットの数などでHGにはやや劣るもののコスパはかなり良い。
Endurance Ext II(NEW)

カラバリあり!
Enduranceで一番売れてるモデルのリニューアル版。フルサイズからマイクロフォーサーズまで普通の撮影ならこれ1つでほとんどカバー出来る万能タイプ。ボディ1台+レンズ3本程度ならこれで決まり。Enduranceシリーズでは唯一150-600mmや200-600mmクラスの超望遠レンズも入ります。機材室拡張機能でバッテリーグリップ付き一眼レフも収納可能!
2023年にはEndurance Ext IIをベースにしたMade in Japanの「豊岡鞄×Enduranceカメラバッグ」も販売を開始しました。

兵庫県豊岡市で職人さんによる手仕事で製作しています
Enduranceスマホ&アクセサリポーチ
リュックに取り付けるスマホやレンズキャップ、小物類専用のアクセサリーポーチ。小物を取り出すのにリュックを下ろさなくても良くなるアイテムです。撮影に必要な小物がまとめて入ります!詳しくはこちらの紹介ページもどうぞ!
カラバリも追加されました!
Endurance マルチケース
三脚やライトスタンドはもちろん、中を仕切って小物の収納にも使えるマルチケース。現場で小さく畳んでコンパクトにすることも出来ます!かっちょいいブラック迷彩柄。
Endurance シューティングマルチカメラバッグ
2020年5月にEnduranceファミリーに加わったバッグ。初めてのショルダーバッグであり、カメラではなくレンズや小物を入れるための新コンセプトバッグです。レンズ交換が超快適になります。これを使うと単焦点レンズが使いたくなります(笑)
ネイビーとブラック迷彩のカラバリもありますよ!
Enduranceed ビジネスリュック
5年間のEnduranceカメラバッグの開発で培った経験を元に、カメラバッグメーカーが作ったビジネスバッグです。上下の2気室構造、エキスパンド機構などの特徴を引き継ぎ、デザイン、背負い心地にもとことんこだわったバッグです。カメラ、パソコン、タブレット、A4書類にペンや小物、お弁当や着替えまでたくさんの荷物をスマートに収納することが出来ます。
最強のバッグを作ったけど結局使い分けてるw
はじめに作った初代Enduranceに私のカメラバッグに欲しい機能を全部付けたことで、もうこれ1つで良いんじゃね?って思ったわけですが、使っていくうちにもうちょい小さいのが欲しい。。とか、撮影目的ではない日に使えるお洒落なやつ欲しい。。とか思ってきてしまって結局たくさんのバッグを作ってしまいました。やっぱり使い分けは便利です。
ここからは1つずつ製品の特徴を挙げつつ、私がどうやって考えながら使い分けをしているのかを紹介していこうと思います。
きっと自分に合った使い方ができるバッグが見つかるんじゃないかなーと思っています!
各モデルごとの特徴を簡単にまとめていますが、一部なので詳しく知りたい方はそれぞれ個別のバッグレビュー記事をご参照くださいませ。
EnduranceカメラバッグシリーズはEnduranceオンラインショップ(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング)限定での販売となります。(量販店などでの実機展示はございません*) *現在、リコーイメージングスクエア(新宿)でのみEndurance Ext, HG, スリングの一部のモデルを展示、販売しております!
とにかく大容量 Endurance HG
まずは最も大型のEndurance HGからご紹介しましょう。
紹介ページでも「自己ベスト更新のカメラバッグ」と書いたように、今までのカメラバッグ制作で培ったノウハウとユーザーの皆さまからの声を反映して作り上げたEnduranceの最上位モデルになります。
初代Enduranceと外観の大きさをほぼ変えずに、拡張性と機材室へのアクセス性をアップさせたモデルです。2019年8月に一部機能を強化したブラック迷彩モデルも加わりました!(詳細はEndurance HG紹介ページから)
たくさんの機材を持ち歩きたい人へ
中~上級の一眼レフやフルサイズミラーレスユーザーで、F2.8通しなどの大口径ズームや、大口径単焦点など大きめのレンズを3本以上持ち歩く人にベストマッチするモデルです。

この例だと、EOS 5D MarkIV+バッテリーグリップ+EF 24-70mm F2.8L II USM(フード付き)、EF 16-35mm F2.8L III USM(フード付き)、EF 100-400mm F4.5-5.6L II(70-200F2.8の代り。ほぼ同サイズ)、EF 100mm Macro F2.8L, Tamron 45mm F1.8、スピードライト600EX-RTが入っています!
例えば、こんな感じでフルサイズ+バッテーリーグリップ、大三元、単焦点x2、クリップオンストロボが一度に入ってしまう感じ。荷室のエキスパンドシステムを使う事で縦に長いレンズやストロボも縦で収納出来る点が初段Enfuranceより優れています。
キヤノン1D系、ニコンD一桁系のカメラもサイドから普通に収納可能です。
手早く拡張できるエキスパンドシステム
機材室を拡張可能なエキスパンドシステムを採用しています。拡張するときはエキスパンド用ファスナーを開けるだけなので急な容量増加にも対応可能。
その日の使う機材に応じて微調整が可能なのです。
*エキスパンドさせると仕切り上部に隙間が生まれるので、不必要な時に使うと上段に収納した機材が下段に落ちてくることがあるので注意。使わない時は閉めておき、付属のベルトなどで荷崩れを防ぐのがおすすめです。
全く新しい「左右両開きシステム」
カメラバッグであるからこそ、カメラへのアクセス性は妥協したくありません。初代Enduranceもサイドとフロントの2カ所からアクセスすることが可能でしたが、Endurance HGではサイドとフロントのアクセスを一体化し、バッグの左右どちらからでもフルオープンできる仕様にしました。
サイド側から
フロント側から
もちろん途中の任意の場所で止めて蓋を開けることも可能です。このアクセス方法をとっているカメラバッグは他に見たことがありません。
ロールトップにファスナー採用
Enduranceの特徴は上部荷室の容量拡張可能なロールトップ機構です。開口部は従来のベルクロではなく静かなファスナー仕様を採用。
静粛性が求められるプロの現場でも安心して使える仕様です。
PCを縦に収納可能
初代EnduranceはPCをサイドから出し入れする構造でしたが、Endurance HGでは電車などでバッグを足下に置いたときに楽にアクセス出来るよう、上部からPCの出し入れできるようになっています。
このことで背面収納部をより効率的に使えるようになり、初代Enduranceでは難しかったA3までのサイズを背面に収納可能です(ギリギリサイズなので書類は角が折れる可能性あり。A3レフ板などを想定しています)。
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その他の機能、ブラック迷彩モデルで強化された機能は下記レビュー記事に詳しくまとめていますのでどうぞ!
私はどんな風に使ってる?
このEndurance HG、私は主にバッグ1つで行ける仕事撮影に使う事が多いです。
70-200mm F2.8や100-400mm F4.5-5.6などの望遠が入るので、超望遠を除けばほとんどのレンズを収納可能。クリップオンストロボも機材室に縦で収納できるし、折りたたみのソフトボックスも上部荷室に入るのでライティングも組めます。
例えばロケなんかで使う事あるこのソフトボックスは上部荷室にすっぽり収まります。GodoxAD200などの大きめストロボも難なく収納可能。
ロケなんかで移動が多い撮影ではかなり重宝しますね。詰め込めばEndurance Extにもギリギリ入るかなという機材量の時もHGを使えば余裕がでるほか、長時間背負ったときの疲労度も明らかに違ってきます(こっちはウェストベルト付いてるし)。
旅行や泊りの出張でもEndurance HGならバッグ1つでカメラとお泊まりセットを両方持ち歩けて便利です。
機材室が大きいのでカメラでなくドローン(Phantom4Pro)を持ち運んだり、PC収納部にハイドレーションを入れてライトトレッキングに使う猛者もいるようですw
・カメラバッグEndurance HGレビュー。霧ヶ峰でナイトハイク撮影をしてきた(登山と写真で仕事をしている人。)
選ぶ時の注意点
大は小を兼ねる理論でいけばこれを買っておけばOKとも言えるのですが、正直なとこと持ち歩く機材量がボディ1台+レンズ2~3本くらいの人にはオーバースペックかと思います。マイクロフォーサーズ用のPROじゃない普通のレンズなんかは小さすぎてスカスカになるはず。カメラバッグ自体もかなり大きめですし。
そんな方は次のEndurance スリングやEndurance Extを選ぶ方がおすすめです。
オールマイティなカメラバッグ Endurance Ext II
2017年に発売しEnduranceシリーズで最も人気のあるEndurance Extをフルリニューアルしました!機材が多くないときの撮影や、ノートPCを持ち歩きながら打ち合わせをするときのほか超望遠レンズが必要な時にも重宝しているバッグです。
程よいサイズ感と重量で大抵の撮影に対応出来てしまいます。万能バッグ!
ボディ+レンズ数本ならこれ!
Enduranceのコンパクト版とはいえ、フルサイズ一眼+大三元くらいなら余裕で収納でき、日本の撮影人口の8~9割くらいはカバーできるんじゃないかなと思うオールマイティーなカメラバッグと言って良いでしょう。2021年にII型へリニューアルしました。
新しいII型ではサイズや容量は初代Endurance Extと同じながら、仕切りの変形で150-600mmクラスの超望遠レンズに対応、背面形状をHGと同じような蒸れにくい形状にしたほか、Endurance アクセサリーポーチを接続する専用パーツも搭載。ウェストベルトも着けました。使用する生地もハリのある高級感あるものに変更しています。
女性でも違和感ないサイズ感
Endurance HGや初代Enduranceはガチ機材用なのでカメラバッグとしては大型の部類に入り特に女性が使うと大きすぎると感じてしまう事もあると思いますが、Endurance Ext IIならそれほど違和感ないサイズ感だと思います。
*以下の写真はEndurance ExtIIとほぼ同サイズのEndurance Ext(旧型)との比較になります
カメラバッグの厚み(マチ)もEnduranceより薄くなっているためカメラバッグ的なモッサリ感がなくスッキリしたデザインです。
カラバリもあるよ
2021年12月からブラックに加え、人気のブラック迷彩、ベージュも加わりました!
国産バージョンもあります
2023年からEndurance Ext IIをベースに日本のかばん製造のメッカ、豊岡で製造した「豊岡鞄×Enduranceカメラバッグ」が仲間に加わりました。非常に厳しい審査を通過した「豊岡鞄ブランド」を取得した本格カメラバッグです。詳しくは以下の動画をチェック!
容量を拡張できる
コンパクトということはそれだけバッグの容量が減ってしまうことを意味するのですが、一時的に持ち運ぶ機材が大きくなったような時には荷室のエキスパンドシステムを使えばOK。これを使えばバッテーリーグリップ付き一眼や縦に長めのレンズも収納可能です。(常にエキスパンドさせて使うくらいの容量なら初代Endurance / Endurance HGを使うのがおすすめ)
上部荷室もロールトップ方式なので容量拡張が可能。中型カメラリュックなのに大型バッグ並みの容量を使う事ができちゃうのです。

機材収納例:EOS R5 / RF15-35mm F2.8 L IS USM / RF24-70mm F2.8 L IS USM / RF70-200mm F2.8 L IS USM / RF35mm F1.8 MACRO IS STM / RF85mm F2 MACRO IS STM

機材収納例:α7R IV / FE 70-200mm F4 G OSS(SEL70200G)/ FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS(SEL200600G)
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II型のレビューはこちらをどうぞ!
私はどんな風に使ってる?
私はカメラ雑誌なんかで街のスナップ作例を撮るお仕事がよくあるのですが、ボディ1台にレンズ2~3本でひたすら歩いて撮影するといった時によく使います。あとはノートPC(M1 MAX版MBP16インチもOK)を持って打ち合わせに行く時など。ケーブル類を入れたガジェットケースが機材室に収まりが良かったりします。たまに持ち出す超望遠レンズもこのバッグに入れて、標準レンズはEnduranceシューティングマルチカメラバッグに入れたりします。
また、2泊を超えるような長期の出張や旅行などではキャリーバッグに着替えなど撮影に関係ない荷物を詰め、現地では身軽に動けるようEndurance Extを選ぶことも。ホテルやクルマを起点に活動できる時はHG使うよりキャリーバッグ+Ext IIの方がよいかも。
モノブロックなどリュックに収まりきらない機材を持ち出すときもExt IIを使う事が多いです。
選ぶ時の注意点
基本的にはよほどガチ機材を使わない限りEndurance Ext IIに収まることが多いかと思いますが、ExtはGN60クラスの大型クリップオンストロボの収まりがあまり良くないので、ライティング機材も持ち運ぶ場合はクリップオンとはいえ初代EnduranceまたはEndurance HGを使うのがおすすめ。
中型以上の三脚を持ち歩くときも上位版のほうが疲れないはずです。
大きくてコスパも高い 初代 Endurance
2016年10月発売のはじめてのEnduranceです。まさか自分がカメラバッグ制作の監修をするなんてこの企画が始まる前は考えてもみなかった訳ですが、いろいろなご縁がつながり形になりました。
低コストで大容量を持ち歩きたいなら
容量は上位版であるEndurance HGに近いにも関わらず、お値段は19,980円(HGは27,800円)とコスパが良いのが特徴です。Endurance HGはさらに容量アップ&軽量化を達成しており、新しい機能も多く搭載しているためお値段上昇分の価値はあると信じているのですが、そこまでは必要ないよという人にはベストな選択でしょう。
ショルダーハーネスの造りはEndurance HGとほとんど同じで重くても疲れにくいです。
アクセスしやすい下部機材荷室
サイドとフロントのダブルアクセスを採用しているため様々なシーンで快適に機材を取り出せます。

フロントアクセスはチャックが変則的に付いているため半分だけ開けるといった使い方も可能です。EOS 5D MarkIII + EF 24-70mm F2.8L II, EF 16-35mm F2.8L II, EF 24-105mm F4L, EF 70-200mm F4L, EF 100mm Macro F2.8L(フード付き), Tamron 45mm F1.8 が入っている所
ただし、エキスパンドできないためバッテリーグリップ付きのフルサイズ一眼レフだとちょっとギリギリで、サイドアクセスからの取りだしはかなり窮屈です(HGなら可能)。
背面に三脚を収納可能
これはEndurance HGにもない特徴と言えます。サイドポケットに収納するとバランスが崩れやすい中~大型の三脚をリュック背面中央部に収納可能です。
そのぶんバッグの重心が体から離れてしまうので必ずしもこの位置がベストとは言えないのですが、左右のバランスを犠牲にしたくない場合はあえてEnduranceを使うという選択もあるでしょうか。
あとは、三脚とライディングスタンドを両方持ち歩くときなんかにも使えるかも。
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その他の機能は下記レビュー記事に詳しくまとめていますのでどうぞ!
私はどんな風に使ってる?
正直な所、Endurance HGを作ってからは初代Enduranceの出番はありません。。^^;
初代Enduranceを使っていて、さらに良くしようと改善したのがHGなので当然と言えば当然でしょうか。
HGを作る以前は、機材量によってExtと使い分けていた感じです。
選ぶ時の注意点
初代EnduranceとHGの大きな違いは下部機材室の造りです。バッテリーグリップ付きのカメラをよく使ったり(HGはサイドから取り出せる)、クリップオンストロボをよく使ったり(HGは縦で収納可能)するなら少々お値段はしますがEndurance HGの方が快適に使えるはず。
そうでなく、単純にExtよりも一回り大きなサイズが欲しいなぁという場合は初代Enduranceを選択するのもアリかも知れません。
単焦点が使いたくなる Endurance シューティングマルチカメラバッグ
カメラではなくレンズや小物を入れるためのカメラバッグというコンセプトで開発したのがEndurance シューティングマルチカメラバッグです。
リュックタイプのカメラバッグは身体への負担が小さい反面、レンズ交換がしにくくなってしまうというのがデメリット。Enduranceのリュックはフロント、サイドの両アクセスなどを備えていますが、一般的なショルダータイプのバッグに比べればアクセス性は劣ります。。
そこで、現場に着いたらよく使うレンズやストロボなどをリュックからこれに移し替えて使用したら便利じゃね?と考えて開発しました。
小さいのに大三元が収納出来る
Endurance シューティングマルチカメラバッグはサイズこそ小さいものの、現行の多くのレンズを収納出来る絶妙なサイズ感を狙っています。さらに、70-200mmF2.8や100-400mmクラスの望遠レンズでも入る拡張スペースを搭載。めっちゃ入るようになります。
変幻自在の使い方
ショルダーバッグとして使うだけでなく、ウェストバッグやトレッキング時のトップローダーとしても使う事ができ、入れるもの、使い方すべてが自由なバッグなのです。
とにかく多機能なので詳しくはこちらの記事をどうぞ!
長物から小物まで Endurance マルチケース
2020年3月、久しぶりの新製品となったのが多用途な三脚ケースのEndurance マルチケースです。
他に類を見ないカメラバッグのように内部が自由に仕切れる構造になっているため、三脚やライトスタンドはもちろん、小型スタンドと小物類やクリップオンストロボを複数台持ち歩くといった用途にも使えます。
工夫次第で様々な用途に使って頂けます。しかも現場について不要になったら付属のゴムバンドで小さく畳めます。
詳しい特徴などは以下の記事も参考にしてみて下さいね!
まとめ
ということで、Endurance カメラバッグシリーズの開発者でもある私が普段どのようにバッグを使い分けているかをご紹介しました。
撮影のスタイルは人それぞれなので、これら4つのうちどれかを買えば幸せになるかというと必ずしもそうでは無いと思うのですが、普段撮影を生業とする私が本当に使いたいと思って作ったバッグなので多くの写真好きの人にとって使いやすいバッグだと信じています。
コストなど諸々の事情でネット販売限定で、量販店には置いていないバッグではあるのですが、studio9の紹介記事だけでなく、一般のユーザーさまのレビューも多数見られますのでぜひいろいろ検索をしつつご検討いただければなぁと思っています。
あなたのカメラバッグ沼脱出のお手伝いができれば幸いです!
(なお私はカメラバッグ作る方に沼を感じ始めてきました。。)
【Endurance実機展示】
ネット直販で展開しておりますEnduranceシリーズですが、2022年8月から銀座の清水商会さん(老舗の中古カメラ店)にてバッグの展示、販売をさせて頂いております。Enduranceed ビジネスリュックもあります。
実物を見てみたい!という方はぜひ清水商会さんに足をお運び下さい。取り扱いは以下の一部のモデルです。在庫数が限られるため確実に見たい方は事前に確認してからがおすすめです。
取り扱いモデル:
・Endurance ExtII(ブラック 、ベージュ、ブラック迷彩)
・Endurance HG(ブラック 、ブラック迷彩)
・Endurance シューティングマルチカメラバッグ(ブラック、ネイビー、ブラック迷彩)
・Enduranceed ビジネスリュック
アクセス、お問い合わせ
・清水商会(Shimizu Camera):東京都中央区銀座4丁目3−2(東京メトロ「銀座駅」徒歩2分)
提供、取材協力:ビーハーフ株式会社(http://www.be-half.jp/)