カメラマンがオススメする3つの写真バックアップ方法!【2016年更新】

カテゴリー:PC、プリント関連 / Review / 写真のコツ / 写真管理
デジカメのデータは当然デジタルデータですから、何かのきっかけで一瞬のうちに消えてしまうことがあります。つまり、バックアップが超大事。そこで今回はカメラマンの私がオススメする写真のオススメする写真のバックアップ方法を3種類初心者から上級者までレベル別に紹介します。あなたのパソコン、明日壊れても大丈夫ですか??

そのパソコン、明日壊れるかもしれません

カメラがフィルムからデジタルへと代わり、私たちは気軽にたくさんの写真を撮れるようになりました。でも、写真がデジタルになったと言うことは、そのデータはなにかのキッカケですべて一瞬のうちに消えてしまうことが十分あります。

ここ数年撮り溜めてきた子供たちや家族の写真、友人との旅行の写真。。明日パソコンやスマホが壊れても大丈夫ですか?ハードディスクの故障はある日突然、どんな人にもやってきます。

誤解を恐れずに言えば、デジタルデータで写真を保管しておくことは非常に危険な行為ともいえます。

そのリスクを減らすための行為がバックアップです。バックアップをとらないデータ管理はあり得ないと断言して良いほどバックアップは超大事

でもバックアップって具体的にどうすればいいの?と困ってしまう人もいますよね。そこで今回はカメラマンの私がオススメする写真のバックアップの方法を3つほど紹介してみます。

あまり写真を撮らないライトユーザー向けや、パソコンが苦手な人、バリバリ写真を撮る人、それぞれに向けて具体的なおすすめの方法やそれぞれのリスクやデメリットについてご紹介していきます。

写真に限らず動画や他のすべてのファイルのバックアップの参考にもなると思います。

本日のコンテンツ

  • ”正しい”バックアップをしよう
  • 1.あまり写真を撮らない人はクラウドへ
  • 2.PCが苦手な人はおもいでばこ
  • 3.バリバリ撮る人は外付けHDDで同期
  • 災害に備えよう
  • まとめ

*ちょっと長めなので関係なさそうなところは読み飛ばしてもOKです。

*特に前半はパソコンがあまり得意で無い方を想定して書いています。

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”正しい”バックアップをしよう

バックアップをするには、まずはバックアップとは何かを知っておく必要がありますね。

ファイルを2重に保存しておくことでしょ?と思った方が多いと思いますが、バックアップで重要なのはそれだけではありません。

”常に2重” かつ ”すぐに戻せる”

バックアップで大事なのは「常に2重(またはそれ以上)で保存してあること」の他に、障害が起こったときに「すぐに元に戻せる」ことが重要です。

常に2重(またはそれ以上)で保存してあること

すぐに元に戻せる

元に戻しやすい方法で

すごくマメな人の中には撮った写真を毎回DVDに保存(バックアップ)している人がいるかも知れませんが、その何十枚、何百枚にもなったDVD、障害が起こったときに元に戻したいですか?

気合いと根性があれば戻せますが私なら10枚くらいが限度です^^;

バックアップの誤解その2

すぐに元に戻さないとバックアップではなくなる

バックアップは ”常に” 2重(以上)の状態を保っておく必要がありますから、すぐに元に戻せなければその間はバックアップの無い、非常に危険な状態になります。

復旧に手間取っている間にバックアップに障害が起きるかも知れませんよ。

また、たまに勘違いしている人がいますが、DVDや外付けHDDにバックアップをとって満足してしまい、パソコンの更新をしたときにデータを元に戻さない人

それ、データがDVDや外付けHDDにしかない非常に危険な状態です。

バックアップを習慣づける

バックアップは面倒です。パソコンに障害が起きていないときはついつい「まだ大丈夫だろう」と根拠の無い理由で先延ばしにしてしまいがちですが、デジタル機器の障害はある日突然やってきます

たとえはハードディスク(HDD)なんて3~4年使っていればもういつ壊れてもおかしくないと思っていた方が良いです(もちろん買ってすぐに壊れることもあります)。

子供が生まれて写真を撮り始めて、新しい外付けHDDに撮り溜めて3~4年。もうそのHDD、いつ壊れてもおかしくないですよ。

HDDやSDカードなどには1年とか5年とか中には永久保証とか、一定の保証期間が設けられていますが、それはもし壊れても正常品に交換しますよという保証(データは無保証)であって、その期間壊れないという保証ではありません。

なるべく楽な方法を探そう

バックアップは定期的にやり続けなければ意味がありません。でもやり続けるのはなかなか面倒です。

バックアップを習慣づけるコツは「なるべく楽にする」です。

これから紹介する方法はその人のレベルに応じてなるべく楽にバックアップを取るための方法です。

復旧できる可能性もあるけれど。。

バックアップが無い状態でHDDに障害が起こった場合、早期であれば専門の復旧業者に持ち込むことで比較的高い確率で復旧できる可能性が残されています。ただし、その復旧料金はHDD1台あたり10~30万円と非常に高価です。しかも、完全に元に戻る保証はありません。
*SSDは復旧すら困難(orさらに高額)な場合が多いです

データの消失は誰にでも起こりうる事であると考えればバックアップをとっている方が長い目で見たときにコストは抑えられると思います。

1.あまり写真を撮らない人はクラウドへ

以前(2012年)に書いた記事では+αとしてしか紹介していなかったクラウドストレージ(オンラインストレージ)ですが、あれから3年経ち、使える容量も増え、より一般的になった感じがします。

バックアップの誤解その1
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2015.09.22
12.10.17
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今写真を楽しんでいらっしゃる方のほとんどがデジタルカメラを使って写真を撮っていると思います。デジカメのいいところは写真が別のタブで開く

スマホだけでしか写真を撮らない、デジカメでも撮るけど年間数十GB(数千枚)くらいしか写真を撮らない人の場合、最も手軽なのはこのクラウドストレージへのバックアップではないでしょうか。

何といってもソフトやアプリをインストールしてしまえばほぼ自動でバックアップしてくれる手軽さが魅力です。

ほぼ全自動で同期

ここでは主にパソコンで使うことを想定してご紹介(すべてのサービスでスマホと連携できます)。

クラウドストレージをPCで使うためには、初回に同期用のソフト(クラウドストレージ各社により異なる)をインストールします。するとパソコンの中に同期用のフォルダが出現。

そのフォルダの中に写真を保存すればインターネットに繋がっている限り自動でオンラインストレージにバックアップしてくれます。たったこれだけ!

例えばGoogleのGoogleドライブならこんな感じでGoogleドライブ用のソフトをインストールすると「Googleドライブ」フォルダができます。この中に保存したものはパソコンがネットに繋がっている間常に自動でバックアップを取ってくれます。

バックアップ クラウド

アイコンが変わっていますが、普通のフォルダと同じ使い方をするだけでOKです。

あなたがやるべき事は最初にソフトをインストールするだけ。ラクチンですね。

クラウドストレージ内でバックアップを取ってくれる

キチンとしたサービスならクラウドストレージの運営会社はその社内でデータのバックアップ(冗長化)を取ってくれているので殆どの場合、自分で外付けHDDにバックアップを取るよりもデータは安全です(もちろん100%とは言えませんが)。

ここもクラウドストレージの利点の一つ。

初心者でもすぐ使える無料の大容量クラウド

最近は無料で10GB以上の容量を使えるストレージが多くなってきたので、それほど枚数を撮らなければ無料でバックアップがとれますね。以下にいくつか初心者でも使えそうな無料のクラウドストレージ(オンラインストレージ)を紹介します。

Googleドライブ

バックアップ クラウド Googleドライブ

殆どの方がGoogleのアカウントをもっているでしょうからこれが最も手軽に使えるオンラインストレージだと思います。無料で15GBまで使えます(Gmailと共有)。

OneDrive

バックアップ クラウド OneDrive

マイクロソフトが運営するクラウドストレージ。これも多くの人がアカウントを持っているでしょうか。Googleドライブと同じく無料で15GBまで使えます。

MEGA

バックアップ クラウド MEGA

あまりなじみが無い人が多いかと思いますが、無料で50GBまで使えるのが魅力。上記2社ほどの知名度はありませんが、サイトは日本語化されているので初心者でもすぐ使えそうです。

年間10GBくらいしか写真を撮らないなら2014年の写真はGoogleドライブ、2015年の写真はOneDrive、それ以降はMEGA。。みたいな感じにするとしばらく無料でも使えそうです^^;

クラウドストレージ界では超有名なDropboxは無料の初期容量は2GBしかないので無料にこだわるなら写真の保存にはあまり向かないかなと思います(紹介などで最大16GBまで増やせますが面倒です。。)。

劣化を気にしないならGoogleフォトが無制限無料

先日大きな話題になったのがGoogleが提供するGoogleフォトというサービス。こちらはなんと無料で無制限で写真をアップロードできます!

ただし、アップロードした写真は1,600万画素相当にリサイズされ、圧縮もかかるためオリジナルと同じというわけではありません。ただ、さすがGoogleの技術というべきか、圧縮された写真はかなり高画質を保っています。後で編集などしないのであれば一つの選択肢として覚えておいても良さそうです。

別記事でGoogeフォト特集もしています!

Googleフォト backup
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2016.01.07
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無料で無制限の保存が話題のGoogleフォト。容量無制限は他のクラウドサービスには無いメリットです。しかしこのサービスの別のタブで開く

Googleフォトについては下記のサイトの記事もわかりやすいです。

低価格で大容量が使えるクラウドストレージ

無料で使える容量が増えたと言ってもまだせいぜい10GB程度です。毎年数十GB(数千枚~1万枚)くらい撮るなら無料は厳しいです。

でも、毎月ちょっとだけお金を払えばかなり大容量なものが使えたりします。毎月数百円の出費で使えるストレージをいくつか挙げてみます。

Googleドライブ

バックアップ クラウド Googleドライブ

無料で15GB使えましたが、毎月$1.9(約230円)の課金をすると100GBまで使えます。為替にもよりますが年間3,000円以内ですからバックアップ用の外付けHDD買うよりお得ですね。

OneDrive

Onedrive

OneDriveならGoogleドライブより安い毎月190円の課金で100GBまで使えるようになります。

追記:現在プランが変わって、170円/月で50GBとお得感はだいぶ無くなりました。。100GB欲しいならGoogle、50GBで十分なら170円のOneDrive(Microsoft)か、130円のiCroud(Apple)かってところでしょうか。

OneDrive使うなら後述の1TB使えるOffice365soloがお得ですね。

iCloud

バックアップ クラウド iCloud

Appleが運営するクラウドストレージ。Mac、iPhoneユーザーならおなじみですね。無料だと5GBしか使えませんが、月額130円で50GB使えます。また、月額400円で200GBまで使えるとのこと。以前よりも使いやすくなりましたね。

私はiPhoneの写真のバックアップ用に50GBプラン使ってます。

Yahoo!ボックス

バックアップ クラウドYahoo!ボックス

こちらも殆どの人がアカウント持っているだろうYahoo!のサービスですが、無料では5GBしか使えないものの、プレミアム会員(410円/月)なら50GBまで使えます。ストレージの為だけに課金するのはやや割高感がありますが、ヤフオクなどやる方だとすでにプレミアム会員になっている人も多いのでは?

小課金でメジャーどころだとこのあたりが良さそう。容量が大きくなり課金を始めると他社に移るのが結構大変なので、詳しくなければ安さにつられて海外の怪しげなサービス使うのは避けた方が無難です(きちんと情報を取ってこれる方はその限りではありません)。

さらに大容量が必要なら?

数百GB~1TB程度の容量が必要な場合は各社ともだいたい1,000円($10)程度の課金が必要なことが多いです。例えばGoogleドライブなら1TBで毎月$9.99(約1,200円)、Dropboxで1TBが毎月1,200円といった具合。

ここまで来るとコスパ的にはまだ外付けHDDで運用した方が良いかなぁといった感じがします。(クラウドの方が楽でデータの安全製も高そうですが)

OneDriveはお得ってもんじゃない!

そんな中でも目を引くのがマイクロソフトのOneDrive。OneDriveも1TB使うには毎月1,274円の課金が必要なのですが、これMicrosoft Office付き!(Word Excel PowerPoint Outlookなど)なんです。というか、Microsoft Officeの月額プランであるOffice365solo(1,274円/月)に付属するOneDriveの容量が1TBというのが正しいかな?

バックアップ クラウド OneDrive

Office365soloは1ユーザー2台のPC(Windows、Mac混在OK)に使えるのでOffice系のソフトも使いたいし、大容量のオンラインストレージも使いたいならめちゃお得です。他社の1TB分の値段でストレージと純正Officeが使えるってすごくないですか。
私もデスクトップ(Windows)、ノート(Mac)と2台にインストールして使ってます。

ちなみに、Office365soloは年契約すると年間12,740円(月額1,062円)。またアマゾンで1年版を購入するとさらに安い11,800円/年。しかも9/30まではキャンペーンでこの値段から最大30%OFFとなります。フルに割り引き使えば最初の1年は純正Officeがついて1TBが月額約690円と激安です。

セキュリティ上のリスクも把握しておく

オンラインストレージは非常に便利で、キチンとしたサービスであればセキュリティも強固です(ユーザーの使い方も重要)。でも、絶対安全なシステムは存在しません。先日もYahoo!メールでメールの消失事件があったり、個人情報が漏洩する事故も様々な所で良く聞きますよね。

また、外部サービスですからあるとき突然サービス終了宣言がなされる可能性もゼロではありません。そのあたりのリスクも踏まえて使う必要があるということは覚えておきましょう。

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2.PCが苦手な人は おもいでばこ

上記で紹介したクラウドストレージはパソコンを使いソフトをインストールする必要がありました(スマホ内の写真ならアプリをインストール)。そんなに難しい事ではありませんが、それでもちょっと難しそうだな。。と思う人には「おもいでばこ」がオススメです。

家の中で写真を管理するなら宇宙一簡単な方法かと思います。

おもいでばこ(PD-1000)発表会

パソコンもソフトのインストールもいらない

「おもいでばこ」は外付けHDDで有名なバッファローの製品なのですが、なんといってもパソコンを使わず写真を整理&バックアップできる点がすごいです。

おもいでばこ本体をテレビに1本のケーブルで繋ぐだけで使えます(それと電源コード)。

おもいでばこ(PD-1000)発表会

セットアップ出来たらデジカメのSDカードを本体に挿してボタンを一つ押すだけ。これで取り込み完了。

スマホの写真は専用のアプリをインストールするだけで難しいユーザー登録などすること無くおもいでばこに写真を送れます。

たぶん、日本で最も簡単な写真の整理&バックアップ用機器です。容量も1TB~2TBなので十分。

操作も付属のリモコンを使ってテレビを見る感じで使えます。

おもいでばこ(PD-1000-L)レビュー

studio9でも何度も特集したので興味があれば過去記事をどうぞ!

おもいでばこの大きさ
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”写真を撮る”ということは多くの場合、”思い出をカタチに残す”という事になります。でも、撮った後に整理して保存することは別のタブで開く
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ちょうど2年前に出会った、バッファローの「おもいでばこ」の新バージョンがリリースされました。「おもいでばこ」とはパソコン別のタブで開く

外付けHDDを繋ぐだけでバックアップ

SDカードからおもいでばこに写真を送っただけではPCに写真を保存したのと同じでバックアップにはなりません(SDカードをフォーマットして使う前提で)。

おもいでばこの保存領域はパソコンと同じHDDなので、あるとき突然故障するリスクがあるためバックアップを取る必要があります(これ大事!)。

ただ、バックアップの取り方は超簡単。おもいでばこと同じ容量の外付けHDDをおもいでばこに繋いでおくだけ。これだけで毎回自動でバックアップを取ってくれます。めちゃ楽ちんでしょ?

写真の整理もしてくれる

おもいでばこは単なる写真のストレージではなく、自動的に写真を整理してくれる機能もあります(というかこれがメイン機能)。

カレンダー上に日付別に撮った写真を並べてくれたり、後でアルバムを作ったり。

カレンダー おもいでばこ

パソコンでは無くテレビに繋いで使うので、家族みんなで写真を見れるというのが大きな利点です。

でも、後で編集するのは非常に面倒

とても楽ちんなシステムですが、おもいでばこには写真の編集機能はありません。後で写真を編集(明るさや色を変えたり)したい場合は一度おもいでばこから写真を出して、スマホやPCで編集し、元に戻すという面倒な作業をしなければなりません。

積極的に写真を編集しながら使いたい場合はちょっと物足りないかもしれません。

おもいでばこなどデジタルフォトアルバムはこちらの記事ですべての機種をまとめています!

デジタルフォトアルバム比較
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せっかく撮った写真は一人だけじゃなく家族みんなで楽しみたいものです。最近話題のデジタルフォトアルバム4社4製品の特徴やメ別のタブで開く

3.バリバリ撮る人は外付けHDDで同期

年間数百GBとか数TBレベルでバリバリ撮る人の場合、コスト的にオンラインストレージではまだ辛いものがありますし、ライトユーザー向けのおもいでばこもちょっと厳しい。

年間数万枚レベルで撮る人や、デジタル一眼やミラーレスでJPEGではなくRAW形式で写真を撮る人はここに当たる人です。私の場合1日で数十GBの写真を撮ることもざらです。

大容量HDDを上手に使う

そんなときは外付けハードディスク(HDD)や内蔵の追加のHDDを使ってバックアップを取るのが最も現実的。

最近は3TBのHDDでも1万円くらいの値段で売られていますがら、オンラインストレージよりもコスト的にはかなり優れています。

自分でバックアップを取る必要があるのが欠点

ただし、外付けHDDは言ってしまえばただのHDDですからオンラインストレージやおもいでばこのようにそのままでは自動でバックアップを取ってくれません。

つまり自分の意思で手動でバックアップを取る必要があります。

最も簡単で原始的な方法は定期的に手動でコピーを取る方法でしょうか。写真など必要なファイルが入っているフォルダを外付けHDDに丸ごとドラッグ&ドロップしてコピーしてしまう方法です。

しかし、この方法だと容量が大きいと更新に数時間かかってしまうことがあるので大変です。

ソフトを使って自動で同期させよう

バックアップは出来るだけ楽な方法で持続的に行うのが重要ですので、外付けハードディスクへのバックアップも専用のソフトを使って自動化してしまいましょう。

バックアップソフトと言われるものはOSに標準搭載されているものから、有料ソフト、フリーソフトなど様々な種類があり、バックアップの方式もざまざまで迷ってしまいます。写真や動画、文章など単純なファイルをバックアップするなら個人的にはファイルを同期(ミラーリング)できるソフトがオススメです。

ファイルを同期 バックアップ

ファイルを同期するソフトは2つのHDD(or フォルダ)の中身をを同じ状態に保っておくことができます。しかも同期する時はゼロから丸ごと書き換えるのではなく、両者に差が出たところだけを自動で検知して書き換えるという優れもの(差分同期)。

これなら始めに設定さえしておけばあとはボタン一つで2つのHDD(or フォルダ)の中身を同じ状態に保ってくれます。スケジュール化してしまえばソフトを立ち上げるだけで自動で定期的にバックアップしてくれますね。

障害が起きて片方がダメになっても同じ状態のファイルが別のドライブにそのまま残っているので復元も非常に簡単です(すぐに新しいバックアップをとりましょう)。

例えば私はAdobe Lightroomというソフトで写真を管理していますが、これと同期ソフトを組み合わせてバックアップしています。私が実際に環境はこちらの記事が詳しいです(中~上級者向け)。

ぼくのかんがえたさいきょうのLightroom使用環境
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ただの現像ソフトではない、写真管理を非常に効率よく行えるAdobe Lightroomの使用環境(PCスペック、構成)に別のタブで開く

オススメの同期ソフト

ファイルを同期させて使うソフトはフリーのもので優秀なものがあります。ここでは2つほどご紹介。

FreeFileSync

バックアップ FreeFileSync

オープンソースのフリーソフトで非常に高機能です。コピー元、コピー先のフォルダ(or ドライブ)を指定してボタンを一つ押すだけで同期が完了。海外ソフトですが日本語にも対応しており、Windows, Mac, Linuxなど様々なプラットフォームで使えます。

バックアップ FreeFileSync

同期のモードも単純なミラーリング(コピー元⇒コピー先で同じ内容を保つ)だけでなく細かくカスタマイズが可能です。同期前に変更を加えるフォルダの一覧が確認できたり、同期に伴って削除されるファイルを万が一に備えて別の場所に待避させることができたり とバックアップ時にありがちなミスを減らす工夫がされていて使いやすいです。

バックアップ FreeFileSync

ちょっと応用すればスケジュール化して完全自動化も可能

また付属のRealTimeSyncというソフトを使うと定期的にフォルダを監視し、変更があったときだけバックアップをとるという使い方も出来ます。

個人的にはファイル同期ソフトでは決定版といっても良さそうなソフトです。

*Windowsでインストーラーからインストールすると途中でセキュリティソフトなど不要なソフトのインストールを促される事があります。「次へ」を連打するのでは無くいらないものはチェックを外してインストールしましょう。(ただしこれは作者の収入源にもなっているので気に入ったらフリーソフトとはいえPaypalなどで感謝の寄付をすると良いです)

FreeFileSyncの詳しい使い方はこちらにまとめました!

バックアップ FreeFileSync 使い方
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2015.09.22
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大量の写真をバックアップするときはHDDを2台使ってバックアップするのが一般的な方法ですが、その時活躍するのがファイル同別のタブで開く

RealSync

バックアップ RealSync

こちらはWindows専用のシンプルなファイル同期ソフト。フリーソフトです。こちらも機能的にはFreeFileSyncと同じくらい十分な機能を有しています。

ただ、シンプルなため同期対象を事前に確認できなかったり、同期に伴って削除されるファイルはいきなり削除されてしまうなど万が一のことを考えるとややドキドキ感はありました^^;

つい最近までこちらのソフトをメインで使っていたので機能としては十分です。シンプルな方が好みならこちらをどうぞ。

詳しい使い方は以前まとめましたのでこちらの記事を参考にして下さい。

バックアップドライブにもフォルダを作成
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今年も残すところあと3週間となりましたが、今年撮った写真はキチンとバックアップしていますか??バックアップを忘れてしまう別のタブで開く

2種類のバックアップソフト

一般にバックアップソフトと言われるソフトはOSやアプリケーションといったシステムごとバックアップを取るような仕組みになっています(ソフトにもよります)。

私もあまり詳しくないですが、Windowsに付属するバックアップ機能やMacのTimeMachine、サードパーティーのAcronis True Image、EaseUS Todo Backupなどがこれにあたります(たぶん)。

この手のソフトは高機能でバックアップを一つのパッケージとして保存するため、見かけは1つのファイル(フォルダ)にまとめられ通常は中身が見えません。また、圧縮をかけたり、バージョン管理ができたりと便利ですが復元には「リストア」という作業をする必要がありやや面倒です(バックアップを取ったソフトが必要)。

使い分けが大事

どちらもバックアップがとれることに変わりはありませんが、写真や動画はそもそも圧縮が殆ど効きませんしフォルダ構成もシンプルですから、写真や動画はコピーがそのまま見えるファイル同期タイプのバックアップがオススメです(リストアしなくていい)。

ただし、OS含めパソコン全体を丸ごとバックアップをとるならファイル同期タイプでは上手くいかないと思うので、Windowsに付属するバックアップ機能やMacのTimeMachineを使いましょう。使い分けが大事です。

ちなみに、上記で紹介したEaseUS Todo Backupは以前中の人から紹介していただいて使ってみましたが、無料版でも様々な機能が使えなかなか使い勝手は良かったです。

買うときは2台1組で!

HDDを同期して使う場合は当然2台のHDDが必要です(元々の内蔵HDDのバックアップをとるなら1台でOK)。

ストレージのコストが一気に2倍となってしまいますがここはケチらず2台1組で買うと割り切っておきましょう。とりあえず1台だけ… としてしまうと「まだ大丈夫に違いない」とバックアップを先延ばしにしてしまいがちになります。初めにも言いましたがHDDはある日壊れることがありますから。。

できればメーカーを分けて買う

2台一組で買う場合はできれば同じ型番のものは避け、違うメーカーのものを選びましょう。2台を同じ環境で使っていれば、当然壊れるタイミングも近くなることが考えられますし、もし製造上の不具合などあった場合に同時に障害が起きることも否定できません(かなり確率は低いと思いますが)。

2台1組で買う場合は異なるメーカーのものを2台買った方が同時故障リスクを減らせます(外付けHDDはメーカーが違っても中身のHDDは同じという可能性はありますが。。)。

RAIDシステムには注意する

少し詳しい方ならバックアップにはRAID(レイド)システムが有効だと聞いたことがあるかもしれません。これは複数のHDDを組み合わせて使うシステムですが特にRAID5やRAID6を使う場合は要注意。(詳しい話は割愛)

ざっくり説明すると、例えばRAID5は3台や4台のHDDをまとめて1台の大きなHDDとして使用でき、万が一そのうちの1台が故障しても残りのHDDでカバーできるという安全製の高いモードです。しかし、故障したHDDを置き換える時は元と同じHDDが必要だったり(故障時に入手困難な場合も)、復旧方法を間違えるとすべてデータを失う可能性があったりと上級者向けです。

バックアップ先としてRAIDを使うとか、RAIDとは別にバックアップを持っておくのであればより安全製が高まり良いと思いますが、1つのRAIDシステムだけで大事なデータを運用するのはキチンとした知識と技術を持った人以外が使うのはリスクが高いと個人的には考えています。

「RAIDは安全!」と謳う製品も多いですが、初心者が迂闊に手を出すと痛い目を見るかもです。

異なるHDDでもOKなRAIDシステムもある

普通のRAIDシステムはすべて同じHDDで揃える必要がありますが、「Drobo」という製品は独自のBeyond RAIDというシステムを搭載しており、容量が違ったり、メーカーが違うHDDを繋いでもOKで、障害時のリストアも楽だということで、一般の方でも使いやすいシステムです。

私は使っていませんが、このシステムを使っているカメラマンもちらほら耳にします。

バックアップ Drobo

Drobo HP より

ただ、ストレージのお値段がやや高めなのがネックです。

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災害に備えよう

いくらバックアップをとっていても、バックアップごと何らかの障害を受けてしまえばそのデータは無くなってしまいます。殆どの場合は自宅にバックアップを保管していても大丈夫ですが、大地震や火災、洪水など家ごとダメージを負うような場面では話が違ってきます。

私も先日、入居しているマンションで火災があり(ボヤ程度で済んだようで大事には至りませんでした)、一瞬ヒヤリとしました。

災害耐性の高いシステムを考える

大規模災害に最も強いのはオンラインストレージでしょうか。自宅では無くネットワークを介して別の場所にデータが保管されるため災害への耐性は非常に強いです。オンラインサービスによっては東京と大阪2カ所にデータを分散して保管していたりとさらに安全製を高めているところも。

容量の関係ですべての写真をクラウドにアップするのは難しくても、お気に入りの写真だけでもクラウドに置いておくと万が一の時でも最小限の被害で済みますね。

外付けHDDを使う場合は1台を別の場所に保管

外付けHDDでバックアップしながら使っている場合は、バックアップディスクを実家に置いておくなど自宅とは別の場所に置いておくとさらに安全です。

私は帰省の際にHDDの3つめのコピーを実家に持ち帰るようにしています。

DVDやプリントも

以前の記事では最初に紹介したDVDやブルーレイ(BD)によるバックアップですが、ここ数年で利用できるシーンが一気に減りました。。もちろん、環境によってはまだまだ第一線のバックアップツールとして使えないこともないですが、周囲の環境や復元のしやすさを考えるとそろそろ補助的なバックアップメディアとして考えた方が良いかも知れません。
(例えば2016年10月末現在、MacのノートPCで光学ドライブを搭載したモデルは消滅しました。)

ただし、DVDやBDはハードディスクに比べれば水濡れに強かったりと利点もあります。ホントに大事なデータの3つめのバックアップなど補助的に使うとさらに良いのでは無いかと思います。(一方で経年劣化し読み出せなくなるというリスクもあります)

また、昔からあるプリントも水濡れには比較的強いですし、何かのきっかけですべてがダメになってしまう確率は低いですよね。

それぞれのメディアの特性を理解して安全な環境を作りたいものです。

まとめ

ということで今回も長くなってしまいましたが、それぞれの人の環境に合わせて今の時代に合ったオススメの写真バックアップ方法をご紹介しました。

災難はいつやってくるか分からないですからいずれ来るもしもの日のために備えをしておきましょう。

ちなみに、これだけバックアップ環境を整えても、カメラのSDカードからパソコンへ移すまでのデータは通常バックアップの無い危険な状態のデータです。カメラごと紛失したり盗難される恐れもあります。

撮影データは毎回忘れずにパソコンなりおもいでばこなりに保存するという習慣も付けておきましょう。

また、これから冬にかけて静電気が発生しやすい季節がやってきますが、SDカードにパチッと静電気を飛ばすと中のデータがダメになる確率が高いです。カメラからSDカードを抜くときは静電気を十分に逃してからという作法もぜひ覚えておきましょう。

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この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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