CP+(シーピープラス)2014各社新製品レポートをウハウハしながらまとめてみた。

カテゴリー:Review / アクセサリ / カメラ・レンズ / 雑記とか作品とか
20年に一度の大雪が2週連続でやってきた金曜日に横浜で開催中の写真、カメラの祭典CP+に行ってきました。個人的に気になっていた新製品を触ってきましたので簡単にレポートしてみます。
*本日土曜日は雪による交通混乱の影響でCP+は中止となっていますが、明日16日は通常通り開催される予定です。

雪の横浜みなとみらい

 

日本最大の写真、カメラの見本市 CP+(シーピープラス)に2/14(金)に行ってきました。

当日朝から雪が降り始め昼過ぎに会場についたころにはすでにうっすら積もっていいる状況。。今年2度目の「20年に一度の大雪」に見舞われるという2014年のCP+。本日15日は雪による交通混乱で中止となりました。たぶん中止となるのは初めてでは。。(明日16日は開催とのこと)

今日参加予定だった方や出展社、ゲスト、運営スタッフの方などみな残念な思いがあるでしょうが自然が相手なので仕方がありません。私も本日予定していたワークショップは安全をみてすべてキャンセルとなり、先週末に続けて2週連続で流れてしまいました。。

そんな沈みがちの気分を立て直しつつ、昨日のCP+を簡単にレポートしてみたいと思います。

本日のコンテンツ

個人的に気になる製品を中心に回ってきました。

  • キヤノン – G1X MarkII など
  • ニコン – D4s
  • オリンパス – SP-100EE, EM1/E10 など
  • シグマ – dp2 Quattroなど
  • タムロン – SP 150-600mm
  • その他 – TOAST TP2、カメラヘリコプター

キャノンブース

今回キヤノンからは個人的にグッとくるような新製品はなかったのですが、キヤノンユーザーですのでちゃんと行ってきました^^

G1X MarkII

キヤノンの目玉としてはハイエンドコンデジのG1X MarkII でしょうか。1.5インチというコンデジとしては超大型のセンサー(フォーサーズより大きい)を積んでいながら、24mm-120mm相当のレンズでマクロも対応みたいなまさに何でも出来ちゃう感がキヤノンらしいです。

CP+ 2014 キヤノン

先代のG1Xと比べるとおそらくセンサー自体は変わっていなさそうで、レンズが大幅進化した感じ。先代が35mm換算で28-112mmだったのがMarkIIは24-120mmとどちらも拡大し、明るさもテレ端、ワイド端ともに1段以上明るくなってます。(ワイド端でF2.0、テレ端F3.9)

写りはまだわかりませんが、スペック的にはレンズ交換式の高級ズームと同じレベルでマクロもこなせる万能型。高画質を維持しつつ、でもレンズ交換とか面倒なので1台で全部済ませたい みたいな要望をかなえてくれる何でもありな機種ですね。

ただ、いろんな機能をいっぱい詰め込んでいるのであまりコンパクトではないコンデジです(笑)

コンセプト、スペックともに悪くないと思うのですが、タッチ&トライコーナーがちょっとイマイチ。。ジャングルのような活花(上の写真の背景)をふんだんに使ったオブジェが被写体としてカメラの前に置いてあるのですが、たぶん普通の人がそれを撮っても上手に撮れないと思うのです。。私もこのオブジェのどこを撮れば良いのだ??と困惑しました。見た目はキレイで人目を引くのですが、寄りで撮るとイマイチなんです。。

実際に体験した写真がイマイチに感じてしまうと、製品は良くても購入意欲が削がれてしまうのでちょっと残念かと。。

シネマEOS

最近動画にもちょっと興味があったのでチラッと見てきましたが、シネマEOSのフルセットが展示してました。ガチで映画とか撮れちゃうセットですが、ボディのEOS C500 が200万円くらい、レンズのCN-E30-300mm T2.95-3.7 L Sは定価410万円です(笑)付属品は別途。

CP+ 2014 キヤノン

これでも映像業界では割とお安いようです。そりゃ映画作るのにお金がかかるわけです。

EF200-400mm F4L IS USM x1.4

昨年の発売から画質ヤバイとの声が聞こえてる EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4× 何度か触ってますがいいですよねこれ。コレ一本あれば望遠系の仕事が大抵出来ちゃいそう。お値段100万円ですが。

CP+ 2014 キヤノン

現実的に買わない(買えない?)と思いますがいい製品だと思います。

レンズクリーニング

キヤノンブースにはレンズのクリーニングサービスブースも設置されてました。純正のレンズを持ち込むと簡易点検と清掃を1本無料で行ってくれます。空いていたので私も清掃してもらっちゃいましたが、さすが手際よくキレイに清掃してくれました。

キヤノンサービスのクリーニング液はエタノールとイソヘキサンの混合物とのこと。イソヘキサンがエタノールよりも蒸発しやすいため拭き残りを少なくしているのです。

CP+ 2014 キヤノン

スポンサーリンク

ニコンブース

ニコンも目ぼしいものがなかったのですが、フラッグシップのD4後継機種であるD4sのモックアップが展示してありました。

CP+ 2014 ニコン

次のワールドカップに向けて準備といったところでしょうか。キヤノンの1DX後継とともに頂上対決を外野から楽しみにしております(笑)

感想少なめですみません。

オリンパスブース

SP-100EE

SP-100EEを目当てに行ってきました。話題のドットサイト(照準機)を搭載したネオ一眼です。24-1200mmという超高倍率なレンズ一体型モデルですが、目玉はドットサイト(照準機)がついていること。

1000mm近い超望遠域の場合、目視は出来るけど、望遠過ぎてカメラを向けてもなかなか被写体が探せないことがあります。特に空を飛んでいる鳥とか。青空だけ写っても自分がいまどこにカメラを向けてるのかわからないわけです。

でも、このドットサイトを使えばファインダーを覗いて探すのではなく、ライフルで標的を狙うようにすることで被写体を探して狙いやすくなるのですね。

チョッとわかりにくいですが、こんな感じ。

CP+ 2014 オリンパス

かなり遠くの宮崎あおいの顔を狙って見ました。ドットサイトに表示されている赤いマークを奥の宮崎あおいに合わせると、液晶画面に拡大された顔が表示されているのがわかりますね。ボケて見えるのは撮影時に私のカメラのレンズのせいで前ボケになっただけで割りとしっかりピンとも合います。精度もなかなかいい感じ。

カメラ側についている赤い光源がハーフミラーを通してレンズの光軸と平行になるように導いているため、赤いマークを被写体にあわせればレンズでも同じ部分が写るという仕組み。詳しくはオリンパスのHPにも書いています。

CP+ 2014 オリンパス

超望遠時にしか使う機会はないと思うので対象は限られるとは思いますが、男子的にはとてもグッと来るギミックですね。スナイパーになって鳥を撃ち落すように写真を撮れちゃうわけです。

どうせならライフルっぽい持ち手を付けられるオプションのアタッチメントが同時発売されたらよかったのに(笑)

O-MD E-M1 / M10、ED 12-40mm F2.8 PRO

ついでに隣にあったO-MD E-M1、E-M10のタッチアンドトライも。E-M1は発売してからしばらく経ちますがやっぱり素晴らしいカメラです。操作もしやすく、EVFがっとっても広くて見やすい。普通に一眼レフの上位機種を覗いたときの感覚に近いと思いました。あと、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO いいですね。24-80mm相当のF2.8通しなのでE-M1の広いファインダーと相まって「これフォーサーズ?」って感覚になります。ボケの感じも自然だし。

しかもかなり寄れる。最短撮影距離20センチ、35mm換算で最大撮影倍率0.6倍なので、マクロとしても十分使える。ズームレンズ大好きな私としてはかなりグッと来るレンズでした。

E-M1の弟分で最近登場したO-MD E-M10も触ってきました。付いていたレンズも14-42mmの標準ズームでフラッグシップと比べると見劣りしてしまう感は否めません。2月下旬発売なので価格がどのへんに落ち着くのかにもよりますが、PEN E-PL5とどちらにするか迷うところ。

E-M10はEVF付きでAFや連射もE-PL5より高スペックなので、動体などより積極的に撮りに行く人向け、一方、E-PL5はEVFは付いていない(オプション)な代わりに手振れ補正は優れているので、スナップなど日常のチョッと良い写真を撮りたい人向けな感じでしょうか。デザインもそんな感じですよね。モノとしての質感はE-PL5の方が高いかなぁと感じました。

それと、E-M1/M10のタッチ&トライエリアは結構気合入っていて面白かったです。用意してある台数も多く、モデルを3~4人配置してあるので誰が撮ってもそれっぽく上手に見える。これってユーザー体験としてはとても大事なんですよね。

一般の方がモデルを撮る機会はなかなかないと思いますが、こういうイベントのモデルってカメラを向けるとこっちから声を掛けなくてもすぐに表情を作ってくれるので一般人を撮るのとは別次元で”上手くなった気がする写真”が撮れちゃうのです。これ重要。

E-M1 + ED 12-40mm F2.8 PRO でタッチ&トライ。

自分のSDカードさしてデータ持ち帰りOKだったので撮らせてもらいました。Lightroomで現像はしていますが、カメラを見つけるとすかさず表情作ってくれるのであとはピント合わせてシャッター押すだけ。ボケの感じなんかはレンズさすが!といったところですが、普通の人が撮ってもこんな感じになるはず。モデルさんさすがです。

CP+ 2014 オリンパス

彼女たちの働きで相当の台数が売れることになるんじゃないかと。

スポンサーリンク

シグマブース

dp Quattro

唯一無二のFOVEONセンサーを有するシグマがまた尖ったカメラを出してきました。dp Quattroシリーズ。センサーが新しくもなっているのですが、なんといってもあの形が興味をそそります。さすが変態カメラメーカー(賛辞)。

CP+ 2014 シグマ

DP Merrillシリーズの後継にあたるのか、別ラインになるのか分かりませんが、最高画質のセンサーとして名高いFOVEONをコンデジに積んでしまった変態カメラ(賛辞)。今回会場を回った中でももっとも長い列が出来てました。雪で出足が悪かったにもかかわらず触るのに20分待ち。

私もあの特殊形状を実際に触ってみたかったので並んでみましたが、確かに普通のコンデジとは違う感覚です。てっきりセンサー変更や高画質化のためにメカ的にコンパクトに収まらなかったのかと思っていましたが、単純に最高の持ちやすさを追求したらこの形になったとのこと。

CP+ 2014 シグマ

CP+ 2014 シグマ

確かにコンデジにしては両手でしっかり持ちやすい形状になっていますが、横に長いせいで片手だとかえって持ちにくい。「最高画質を求めるのに片手で撮るとかバカなの?」といったお叱りが明確に聞こえてくるような変態カメラ(賛辞)。

撮影時のモッサリ感やボタンのチープな感じや背面液晶が時代遅れな感じなんかはさすがシグマとしか言わざるをえません。ただただ画質に向かって無心に直球を投げ込む姿勢がいちカメラ好きとしては嬉しく微笑ましいのです。

今回データの持ち帰りは出来ませんでしたが、今まで多くのカメラ好きがこのFOVEONセンサーに惹かれて戻らぬ人となったように、おそらくこのカメラもハマった時の絵は大変すばらしいものだと思います。

決して最初の1台にはおススメしませんが、単焦点が好きで悟りを開きたい人はぜひチャレンジしてみるといいです。発売時期は未定ですが夏までにはと言っておりました。最初に出るのは45mm換算のdp2 Quattroです。

**追記**

CP+でシグマの社長自らQuattroセンサーについて熱く語っている技術セミナー動画をYoutubeで見ることができます。カメラ好きは必見。そして、社長自ら変態であることを認めています(笑)

マグロ

さて、レンズに目を向けると今年も望遠コーナーの奥に2台も鎮座しておりました。現在市販品としては世界最大のレンズAPO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG マグロとかエビフライなんて愛称でも知られた変態レンズ(賛辞)。

これは一種の儀式ですので触ってきました。ズームやフォーカスを変更するたびに鳴る、”ウィーン”という甲高い機械音は健在。操作するだけで胸が高鳴ります。SP-100EEのようなドットサイトをつけた改良バージョンを発売してほしいです。

テンションが上がって写真撮るの忘れましたw

120-300mm F2.8 DG OS HSM

さて、一般レンズに目を向けると最近のシグマはかなりまともな純正が出来ないかゆいところに手が届くレンズを続々と出しており、レンズデザインも一新されて一段垢抜けた感じになりました。画質も評価が高いものが多く、もはや安かろうなサードパーティー製レンズの面影は消えつつあります。ただの変態ではなく、変態紳士だったようです(賛辞)。

CP+ 2014 タムロン

ワリと現実的に欲しいのが、120-300mm F2.8 DG OS HSM ズームレンズ好きの私としては120-300mmの望遠でF2.8というのは大変魅力。なんせ純正にこんなレンズないし。昨年4月にリニューアルされてデザインもいい感じになりました。30万貯めるか。

タムロンブース

サードパーティレンズメーカーとしてはシグマと双璧をなすタムロンですが、こちらはカメラ本体は作っておらず、レンズ一本。会社の雰囲気も変態さは微塵も感じさず実直な優等生な感じ。あまり尖ったレンズは出してないものの、純正にない絶妙なスペックのレンズをお求め安い価格で出してくれる庶民の味方

もちろん画質もシグマ同様純正に見劣りしないレベルまで上がってきてます。唯一イケてない所といえばレンズのデザインがダサいところ。性能は良いのにイマイチ垢抜けないデザインは哀愁さえ漂います。ライバルのシグマは去年あたりから垢抜けて無事デビューしました。タムロンもそろそろデビューしてイケイケになってほしいところ。

SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD

そんな私の思い込みはどうでもいいとして、SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USDを触ってきました。テレ端600mmとなると今まではなかなか庶民の手の届く所ではなかったのですが、お値段10万円くらいにまとめて比較的手が届くレベルになってきましたね。

CP+ 2014 タムロン

データ持ち帰ってないので画質的は明言できませんが、手振れ補正VCはやっぱ凄いです。600mm手持ちでもでかなり止まります。VCの特徴として効きだすまでに一瞬のタイムラグがあるのですが、効いてしまうとほんと像が動かないんですよね。個人的には純正以上かと思ってます。AFも割りと早かったですし普通の人が趣味で鳥や飛行機を撮るには本命のレンズになるんじゃないかと。

レンズを伸ばすとやや不恰好ですが割りと軽いのでバランスを大きく崩すことはありません。ズームリングがかなり硬いですが、前玉が重たいのでわざと硬くしているとのこと。

CP+ 2014 タムロン

その他

TOAST TP2

結構前から注目していたポータブル赤道儀ですが、最近タイムラプスが注目されてから、この製品への注目も一気に上がってきました。これを使うと、こんなのが撮れます。

元は赤道儀なので1時間に15度しか動かなかったのですがタイムラプス用に、回転スピードを細かく設定できるようになったのですね。たぶん赤道儀としてよりはタイムラプス用として買う人のほうが多いんじゃないかと。

CP+ 2014 TOAST

私もこれ欲しいです。できれば電動ドリーと一緒に。自作したいなぁという計画はあるのですが、なかなか脳内妄想から抜け出せません(笑)

カメラヘリコプター (DJI)

ちょっと面白かったのがこの製品。ラジコンヘリにカメラを載せて空撮する製品。ソチのハーフパイプでカメラアングルがひどいと話題になりましたが、パイプの上空にカメラマンがいたわけでなく、こいつで撮ってたのです。

CP+ 2014 カメラヘリコプター

ラジコンヘリなのでチョッと風が吹いただけでも姿勢はズレますし、私なんかはこんなに安定して撮れるのか!とかえって驚いたくらいです。で、それがCP+会場に展示してありました。ソチで使われているものとは同じではないとのことですが、こんな感じのヘリが上空を飛びながら撮影してるらしいです。凄い時代になりました。

ちなみにGoProなど小型カメラが搭載できる一般向けラジコンヘリも展示されていてこちらは本体8万ほどだったかな?意外と安いのねと思いました。もっと20~30万くらいするもんだと思ってましたが、今までは夢だった個人での空撮が実現できそうな感じ。だれかプレゼントしてください! がんばってプロモーションしますのでw

ということでつらつら書いていたらただただ長くなってしまいました。。ここに乗ってないメーカさんも見させてもらいましたが全部書くとさらに長くなってしまうのでやめときます。。

混雑すると思いますが、明日参加される方は気になったカメラに囲まれながらいっぱいウハウハしてきてください。

残念ながら行けなかった方はこのレポートを読んで少しでもウハウハしていただけたのなら嬉しいです(笑)

スポンサーリンク
© 2016 studio9. All rights reserved. [more info.]
この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

サイト内検索

YouTubeチャンネル

Twitterフォロー