秋の写真は足元から!
11月に入ってから関東でも秋の話題が一気に増えてきました!でも、こういう時期って結構秋っぽく写真を撮るのって難しいんですよね。。
今回は秋っぽい写真の撮り方とおススメのホワイトバランスをサクッとご紹介します☆
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まずは撮り方から!
街の様子やなんとなくの雰囲気は秋っぽいのに、写真にすると秋っぽくならないのは木々の葉の色が緑だから というのも一つの理由かと思います。そんなときはぜひ足元を狙ってみるのがおススメです。
冒頭の赤い落ち葉の写真、先月末に京都のお寺で撮ったものですが、ちょっと秋っぽくないですか?
でも引きで撮ると現場はこんな感じだったりします。。
こう見ると全然秋っぽくないですよね(笑)
秋という季節は、自然で言うと春や夏に育ったものが、冬に向けて下に落ちていく季節ですから、秋の写真は目線の上よりも、目線の下で感じられることが多いのですね。
特に神社やお寺なんかは、こうした気の早い落ち葉たちを一か所に掃き集めている場合が多いので、この落ち葉をメインの被写体にすればかなり秋っぽい感じになります^^
残念ながらここまで落ち葉が集まっていない場合は、シンプルな背景に秋っぽい落ち葉をバランスよく配置してあげるだけでもグッと秋っぽい感じが出てきます。
地面に気が早い赤い落ち葉を一つ置くだけでもだいぶ秋っぽいです。
それと、どんぐり系の木の実は意外と早い時期から落ちてたりしますので、適当な場所に並べてあげるともう完全に秋です^^
ホワイトバランスは曇りモードがおすすめ
もう一つ大事なことは、ホワイトバランスは「曇り」や「日陰」モードといった暖色系の色で撮ること。
カメラの機種にもよりますが、ホワイトバランスオートで撮ると見た目に近いやや青っぽい感じの色になることが多いです。。
ホワイトバランスに関してはこちらの記事がおススメです。
- ホワイトバランスの超基本!出したかったあの色に近づく設定の方法 [初心者向け]
上記のどんぐりの写真は先日代々木公園で撮りましたが、その時の公園の様子をWBオートで撮るとこんな感じです。
木々の葉っぱはまだ緑っぽいですよね。この状態から、ホワイトバランスだけ「曇り」に変えて撮るだけでガラッと様子が変わります。(RAW現像時にWBだけ変えた結果)
一気に秋っぽい雰囲気になりました!
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最近流行の”偽装”じゃないか!と言われそうですが、偽装じゃありません(笑)
肌で感じる季節の変化をたった1枚の写真に閉じ込めるわけですから、多少のデフォルメも必要ですよ。機械(カメラ)の見たままで撮るのではなく、自分の目を通して心で感じた風景を写真に落とし込めるようになると、より楽しく写真を楽しめると思います☆
「秋の始まりは足元から」そして、「撮るときは曇りモード」で。
この時期の鉄板の撮り方です^^
ぜひお試しください!