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キヤノン使いが考えるソニーのカメラのイマイチなところ14個と、それでも私が使う理由をまとめてみた。

更新日: by 中原 一雄

ソニーの勢いが止まりません。今年もカメラのお祭り、CP+2018に合わせてこれまでの上位機種並みのスペックを持った”ベーシックモデル”のα7 IIIを発表し、大きな話題になりました。今回はあえてそんなソニーのカメラのイマイチなところを14個あげつつ、それでも私がソニーを使い続ける理由を紹介します。

α7R III+SEL24105G

勢いが止まらないソニーα。だけど...

カメラ業界では今、ソニーの勢いが止まりません

メイン機はキヤノン5D系だった私自身もα9α7R IIIはどちらも発売日に買って、以後ソニー:キヤノン=7:3くらいの割合でソニー機をメインに使うようになりました。

今年もカメラのお祭り、CP+2018に合わせてこれまでの上位機種並みのスペックを持った”ベーシックモデル”のα7 IIIを発表し、大きな話題に。α9とα7R IIIの詳しい話は下記リンクが詳しいです。

Sony α9
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2017.05.29
17.04.21
ついにSony α9が発表になりました。2400万画素のフルサイズ積層型センサーを搭載し、連写は秒間20コマ。連写中のブ別のタブで開く
α7RⅢ
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2017.12.02
17.10.29
10月25日にまたしてもソニーからスゴいカメラが発表されました。α7RIIの後継となるα7RIII(α7R3)です。5月別のタブで開く

今私が使っているα9、α7R III(それとGMシリーズ以後のソニーレンズ)は大変素晴らしいカメラであることは間違いないのですが、イマイチなところがある事も事実。

そこで今回は今までキヤノンをメインで使ってきた私が感じるソニーのカメラのイマイチなところを14個ほど挙げて、それでも私がソニーを使っている理由を紹介しようと思います。それと、内容的に中~上級者向けの内容です。

この想い、ソニーのエラい人に届けw

エラい人に届いたかどうかは分かりませんが、いくつかの問題はファームアップによって改善してきているので追記しています。ソニーさんありがとう!!

ソニーのカメラのイマイチなところ14個

ソニーのカメラを本格的に使って約1年(正確には10ヶ月ほど)の私が感じたイマイチなところを14個ほど一気に紹介していきます。

ほとんどの感想はこれまでメインで使ってたキヤノン 5D MarkIVと今使っているα9、α7R IIIを基準にしたもので、仕事にも使えるプロスペックのカメラが欲しいというスタンスなのでご注意を。また、あくまで個人的な感想ですのは私はそう思わない!とかニコンと比べたら とかオリンパスと比べたらとか言われても知りません。(もっと良い解決策があるよ!とかあればぜひ教えてください)

それと、最後にもまとめますが個人的には私はソニーのカメラは良いものだと思っているし、だから今でも使い続けているし、他の人にも十分おすすめ出来るカメラだと考えています。でも。こういう細かなイマイチなところが現状あるので(ほかのメーカーにもイマイチな所はいっぱいありますが)、特に乗り換え検討中の方はスペック表には載らないこのへんの使い勝手も考慮した上でご決断されると良いかなといったところです。

以下は心から愛を込めたソニーへのラブレターとなりますw

1.ボディサイズが小さすぎる

ソニーのカメラで最大の不満点がコレです。

小さくて軽いということは基本的には良いことですが、ものにはバランスってもんがあるんですよ。グリップしづらいことこの上なし。グリップは浅く、縦にも短いので手が大きめの私は小指が完全に遊んでしまい、中指と薬指でしかホールドできません。

FE 24-70mm F2.8 GMなど仕事で常用したい1kg近いレンズを付けていると手が痛くなって途中でカメラを投げだしたくなります。

拡張パーツ付けないとやってらんない

バッテリーグリップを付ければ持ちにくさはほぼ解決しますが、グリップの深さは変わりませんし、一眼レフより大きくなるので常に付けていたいとは思えません。純正のグリップエクステンションを付ける事でも持ちやすさはかなり解決するものの、これを使うと三脚が使えなくなるという致命的な欠点もありこれも常用したくない感じ。

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追記:ちょうどタイムリーにパナソニックの拡張グリップのレビューが出てきたのですが、こういう拡張グリップだとすごく持ちやすそうだし三脚も使えて、小さいのが好きな人、大きいのが好きな人の両方のニーズに応えられそう。さらにアルカスイス互換の溝付けてくれたら最高。

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結局私はRRS製のL字プレートを付けてボディサイズを1センチほど拡張して使う事でなんとか小指あまりを解決して使っています。

RRS L字プレート BA9-L Set

この辺りは下記エントリーにまとめました。

RRS L字プレート BA9-L Set
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2018.06.18
17.10.09
α9、α7シリーズを使っている人の多くが悩んでいる小指あまり問題。ボディを小型、軽量化したのは良いのだけどグリップ時のホ別のタブで開く

今のようにコンパクトなボディがあっても良いですが(というかむしろ歓迎)、少なくとも重量級のレンズと組み合わせて使うようなボディに関してはしっかりと握れるサイズ感にして欲しいところ

先日発表された富士フイルムのX-H1もプロユース想定してボディサイズ大きくしてきたし、イメージセンサーとレンズがずっと小さなマイクロフォーサーズでも、フラッグシップのオリンパスのE-M1 Mark IIやパナソニックのG9なんかはα9よりかなりしっかり握れるサイズ感です。一方、キヤノンのEOS Mはグリップも浅くて小さいけど、レンズも軽量なものしか出てないのでシステムとしてはバランス取れてるんですよね。

ここは改善されるまで何度でも言ってやろうと思ってますw

2.反応が微妙に遅い

写真を撮っていると場面転換や被写体の動きに応じて瞬時に設定を変えたいことがあるじゃないですか。感度をISO100から一気に1600まで上げたいときとか。あとは、メニューのページを素早く一気に変えたいときなんかも。私の場合、だいたい感覚が身についているのでいちいち画面見ながら変えずに、電子ダイヤルを一気にジャッと回しちゃってから最後に微調整する感じなんです(時間無いときは勘で回してそのまま撮る)。

他にも測距ポイントを右から左へ一気に変えたい時とか。

そういう時にソニーのカメラはキヤノンにくらべて反応が微妙にワンテンポ遅いんですよね。すべての操作が若干モッサリしているというか。

たぶんカメラ屋とかショールームでどれどれ?といろいろ確認しながら回していると気付かない程度なわずかなものですが、実際の撮影の時に微妙にテンポが合わない!といったキヤノンの時にはあまり感じなかったイライラが生じます。約1年使っても慣れません。

感覚的なものなので実際の速度を比べたわけではないのですが、もしかするとダイヤルのクリック感とか画面遷移の違いなどUIデザインの違いから来る違和感なのかもしれません。(測距点の移動なんかは実際に遅いと思うけど)

3.フォーマットが怖い

カメラマンにとって最もやってはいけないミスはメモリーカードのフォーマットミスですが、ソニーのカメラはフェイルセーフが考えられていないだけでなく、ミスを誘発するような作りになっています。。

まずイケてないのが、SDカードスロットの番号が下から1、2になっているのに対して、メニュー画面では上から1,2になっている点。慣れればなんとかなるんですが、かなり罠に近いデザインの欠陥で頭抱えます。

α7RⅢインプレッション

キヤノンのカメラだと縦ではなく横に並べて(実のところキヤノンもスロット番号と順番が逆にはなっているのですが)、アイコンでもどっちがどっちになるのかわかる画面。個人的にはキヤノンのカメラの場合スロットは番号で認識しておらず、このアイコン見て判断してます。

α7RⅢインプレッション

ソニーのフォーマットは1度のミスで死ぬ

さらに、スロット選択した後、フォーマット実行画面でも「データが削除されます。実行/キャンセル」とだけ出てきて、今自分がどのカードを選んでいて、そのカードにはどれだけの写真が入ってるのかまったくわからないんですよね。

キヤノンのカメラはフォーマット最終画面でちゃんとどのカードを選択中かわかるので、万が一前の画面でスロット押し間違えても(手袋してるときとか、極限状態で撮影しているときなどであり得る)気付くチャンスはあるし、カード容量もわかるので、多数のカードを使っている時でも万が一のミスに気付ける要素があるのです。

α7RⅢインプレッション

ソニーなら最初のカード選択(しかもトラップが仕掛けられている)をミスった瞬間にデータがゼロになるリスクがありますが、キヤノンは二重、三重のフェイルセーフが施されているので安心感が違います。ここミスったら失業するリスクすらあるプロカメラマンにとってはかなり重要な違いだと思ってます。

4.フォーマットが遅い

上に比べればたいした問題ではないのですが、ソニーのカメラはキヤノンに比べてフォーマットが遅いです。

キヤノンのカメラは撮影前にサッとフォーマットして気持ちよくすぐ撮り始められるのですが、ソニーはここで5~10秒くらい待たされます。

数秒くらい我慢しろよと言われそうですが、メニューの遷移なども含めて、こういう所の積み重ねで撮る時の快適さがどんどん削られていくのです。

5.(一部解決!)メニューのタッチ、タブ移動ができない

ソニーのカメラはメニューの並びもゴチャゴチャして使いづらいという声も良く聞きます。私自身使い始めは確かにそう思いましたが、並びに関しては1年使って結構慣れちゃいました(キヤノンのほうがスッキリしてて使いやすいけど)。

ソニーのメニュー

ソニーは撮影に関するメニューだけで22ページもある。。キヤノンは11ページで約半分。キヤノンは動画関連のメニューは動画撮影モード時に設定するようになってるのでスッキリしてるというのもある。

メニュー、タッチさせてくれ...

ただ、どこに何があるというのはわかっていても、そこに辿り着くまでのメニュー遷移が面倒なのです。α9、α7R III共にタッチ操作対応なのになぜかメニュー画面ではタッチ操作できません。謎すぎる。

プロユースを想定してタッチ操作非対応にしたとどっかで聞いたか見たような気がするのですが、そこはメニュー内でON/OFF切り換えられればOKなのでは?と思ってしまいます。5D MarkIVはメニューもタッチ可能で慣れるとかなり快適です。

ページ移動も大変←解決!

2019年4月のファームウェアアップデートで「Fn」ボタンでタブ移動が出来るようになりました!相変わらずタッチは出来ませんがかなり使いやすくなっています。ソニーさんありがとう! α9、α7 IIIも解決しています。

キヤノンだとメニュー画面時にクイック設定ボタン(Qボタン)を押すとタブだけ次にいけて便利なのでタッチじゃなくてもメニュー遷移がサッとできます(知らなかった人はぜひ覚えておきましょう)。

ソニーはタブ移動専用のボタンは用意されておらず(←解決しました。ファームアップしてFnボタンを押してみるのです!)、十字キーかジョイスティックで上を連打してタブまで行き、そこから左右の移動をする感じ。手数が違います。

しかも、上を押しすぎるとタブを通り過ぎてメニューの一番下まで行ってしまうため、先ほど紹介した反応が微妙にモッサリしている現象もあって急いでいる時なんかでは「ファーーー!」ってイライラしますw

タブとメニューが上下で繋がっている構造。タブだけ直接動かせるボタンはない

あと、ジョイスティックでタブ移動しているとたまに上とか下にキーが入ってしまってタブの選択が外れる時も「ファーーー!」ってなります。使っている人ならわかってくれると思うw

ソニーのUIは基本、ユーザーは完璧なものであって、ミスは許容しませんみたいな作り。

6.ISOオートが使いにくい、拡張感度が細かすぎる←一部機種で解決!

ここ1~2年、カメラの高感度性能が劇的に上がってきたので最近ではマニュアルで撮影する時以外はISOオートで撮影しちゃうことが多くなりました(感度上限と低速限界設定して)。

ただ、すべてのシーンでISOオート使うかというとそうでは無く、例えば絞り優先+ISOオートで撮影していて、突然高速動体に出くわしたとき、シャッター速度1/1000とかの高速にしたい!と思ったらISO感度をグッと上げたりする感じ。急なシーンだとシャッタースピード優先に変える時間もないし、面倒なので個人的にはシャッター速度のコントロールは絞り優先のままF値とISO感度でやっちゃうことが多いのです。

で、ソニーの場合、ISOオートからISO100に行くときに普段は使わない拡張感度の「50」「64」「80」を3つも通らないといけないのです。

α9では2019年3月のVer5.0アップデートによりISO感度の範囲を設定できるようになりました!ただし、α7 III、α7R IIIでは対応見送り。。(2019年4月現在)

ソニーのメニュー

キヤノンの場合、低感度側の拡張感度は「50」しか用意されていないので1つで済むし、使わないならメニューで表示させない設定にすることもできます。たった2個とか3個の違いで時間にすれば1秒以下の世界ですが、撮影中、毎回不要な操作をさせられるのは結構ストレスです。

キヤノンのメニュー

キヤノンのISO感度設定はL(ISO50)1つだけ通れば100にいけるし、使わなければ消すこともできる

ISOオートに戻るのも大変

さらに、またISOオートに戻りたい時はキヤノンの場合「info」ボタンを押せば1発で戻れちゃうんですよね(知ってた?)。もう完全に撮影者の行動をしっかり考えたUIで惚れちゃいます。ソニーはまた同じ道をグリグリダイヤル回して、回しすぎてISOオートを通り越し、拡張感度の「204800」まで行ってしまい、ファーーー!って心の中で叫びながら、ひとつ戻してISOオートに設定するのです。

ソニーのメニュー

ソニーのカメラは高感度強くてISOオート使うメリットとても大きいのになんで自ら首を絞めに行くの?って思っちゃいます。

あと、高感度側の拡張感度も画質的にめったに使わないのだからキヤノンのように1段飛ばしくらいの表示で十分では?と思います。α9だと「64000」から「204800」までほとんど使わない拡張感度が1/3段ずつ6つも常時表示されています。少なくとも表示をOFFにできるようにして欲しい。

7.撮影後の画像確認がスムーズにできない

一眼レフでファインダー撮影する場合、撮影結果は自動的に背面液晶に表示されるので、撮影直後に画像を確認したいときは一瞬目を背面液晶に向けるだけでOKです。

ソニーの場合(他のミラーレスも同じだと思うけど)、撮影後の画像表示をONにするとファインダー(EVF)にも撮影結果が表示されて目の前の被写体を追えなくなるし、テンポがずれてしまいます。

じゃぁOFFにすれば良いかと言えば、そうしてしまうと再生ボタンを押さない限り撮影結果を見ることができません。EVF機なので撮影時に色も露出も見えているし撮影結果見なくても良いじゃんって思うかもしれませんが、目つぶりとか一瞬の表情の変化やブレずに止まっているか、白飛びしてないかとかはやっぱ撮影後の結果見た方が確実です。

ストロボ撮影の場合は設定効果の反映をOFFにして撮影するので撮影結果は再生ボタンをイチイチ押さないと見ることができません。

この問題、撮影後の自動画像表示を「ON」と「OFF」だけじゃなく、「EVFだけOFF」というモードを作れば解決できそうな気がするのでぜひ解決してもらいたいです。

追記:撮影後の画像確認は2年ほど付き合って完全に慣れました。再生ボタンが右側(グリップ側)にあれば困ることはない感じです。

8.ホットシューの配線が細かく、プラスチック

ソニーのカメラのホットシュー(アクセサリーシュー)には中央のシンクロ接点の他に、他社と同じようにTTL通信など行う独自の接点が用意されています。ただ、この接点が細く、シューのオス側の接点が細い配線むき出しなので雑に扱うと配線がひん曲がって通信異常をきたす可能性があります。

キヤノンのカメラは接点も大きく、オス側の接点も太く丈夫ななためちょっとやそっとじゃ壊れません。

ソニー、キヤノン、ホットシューの違い

ソニー、キヤノン、ホットシューの違い

そのままカメラバッグに放り込んだらこの細い端子曲がってしまいそうで怖い。あとプラチック。

ここはもうアクセサリーシューの規格から変えなきゃいけない問題でしょうけど、今のうちに変えてしまって欲しい。ストロボ使ったあとに毎回端子カバーしてバッグに仕舞うとかやりたくないので。

素材もプラスチック

また、ホットシューのオス側の素材はその端子の多さからか、プラスチックが標準仕様となっており強度的にもやや心配なところがあります。あと、金属に比べてプラスチックはホットシューへの挿入時の摩擦が大きいためか?なかなかスッと入りません

キヤノンのストロボはホットシューにサクッと挿入できるけど、ソニーのやつは抵抗が大きく気持ちよく入らない感じ。

ただ、ホットシュープラスチック問題は先日発表された新型ストロボHVL-F60RMでようやくオス側が金属化(プラと金属のハイブリット)されたので今後改善されていきそうな感じはします。

ソニー SONY 電波式ワイヤレス通信対応 フラッシュ HVL-F60RM

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9.レンズ交換ボタンがグリップ側で絞り込みボタンがない

個人的にはカスタムできるボタンは多ければ多い方が良い派です。で、キヤノンのカメラ使っている時はグリップの隣(マウントの左側)にある絞り込みボタンにカスタム機能割り当てて便利に使っているわけです。

グリップしながらファインダーからも目を離さずに押せるボタンって快適なんですよ。

でもソニーにはないんですよね。なんでそこにレンズ交換ボタン作っちゃったの??という感じです。

ソニーのレンズ交換ボタン

貴重なカスタムボタンを作れるスペースを撮影時に絶対に使わないボタンで埋めてしまった理由がよく分かりません(左側にボタンあるのはソニーだけじゃないけど)。Aマウントが右側だったから、わかりやすいようにEマウントは反対側にしちゃおう的な安易な理由じゃないことを祈りたいところ。

グリップ側に交換ボタンがあることで、持ち手を変えずにそのままレンズをサッと外せるみたいなメリットがないことはないのですが、カスタムボタン作ってくれた方が10倍くらい撮影快適になるんじゃないかと思っています。ソニーのカメラには割り当てておくと便利な機能たくさんあるので。

10.シャッターボタンがまだフニャッとしてる

ここはα7 II世代のボディから比べるとだいぶ良くなったと思うのですが、シャッターボタンのフニャッと感にまだ慣れません。

5D MarkIVに比べるとストロークが深いせいなのか、半押しと全押しの境があまりハッキリしない感じ。普通に使うときは特に問題ないんだけど、全押しと半押しを繰り返すような時や連写モードにしながら3枚だけシャッター切りたいみたいな繊細なシャッターが必要な時に上手いことシャッターが反応してくれなかったりするのがワリとストレスです。

慣れによるところも大きいと思いますが、しばらく使っててまだキヤノンのシャッターの方が押しやすいと感じるのでソニーの方がイケてないんだと思います。もう少し浅めで繊細なシャッター操作ができるボタンが欲しい。

11.ダイヤルやジョイスティックがユルくて誤作動しやすい

ここもα7 II世代から比べればかなり改善された点ですがもう少し頑張って欲しいなと思っているところ。

特に誤作動が多いのがコントロールホイールとジョイスティック。コントロールホイール(キヤノンで言うサブ電子ダイヤル)はα7 II世代のユルユルで誤作動しまくりなものから比べると劇的に良くなっているのですが、もっと固くてクリック感強くしてもいいなと感じてます。

ソニーの背面

上がマルチセレクター、下がコントロールホイール

ホイールが勝手に動く

私はホイールの回転にISO感度割り当てているのですが、気付いたら結構動いちゃってるんですよね。しかもISOオートからISO64とかに動いちゃうのでタチが悪い。

5D MarkIVのサブ電子ダイヤルの誤作動は私が使う限り、知らない間に設定変わっているということはかなり少ないです。

ジョイスティックの入力ミスも結構多い

待望だったジョイスティック(マルチセレクター)もα9世代から搭載され操作性は劇的に良くなりましたが、キヤノンと比べるとやっぱり少しフニャッとしていて、狙った方向にキーが入らなかったり、1回のつもりが2回キーが入ってしまうこともしばしば。

ここももう少し固めにしてカチッとキーが入る強さにしてくれると嬉しいところ。

このへん、α7 IIとかに比べれば嬉しくてお漏らししちゃうくらい快適になっているのですが、キヤノンと比べるとまだあと1歩か2歩及ばない感じ。

12.マイメニューが使いづらい

α9世代からは今までα7R IIなどに搭載されていなかったマイメニューが使えるようになり、ゴチャッとしたメニューから自分の使いたいものだけ登録しておけるのでかなり便利になっています。

ですが、ここもキヤノンのカメラを使っていると今ひとつだなぁと思っています。

キヤノンのカメラにももちろんマイメニューがあるのだけど、メニューボタンを押すと必ずマイメニューから始まる設定があって、これが超便利なのよね。ボタン押したら自分用にカスタマイズしたメニューが必ず出てくるんです。普段使わない設定は目にしなくて良いの。

ソニーの場合、直前に一時的に違うメニューをいじると、次にボタン押したときにマイメニューから始まらないので、上記のページ遷移やタブ使いにくい問題、若干モッサリ問題と組み合わさって忙しいときは「ファーーー!」ってなるんです。ユーザーの導線よく考えて欲しい。

13.センサーダストが付きやすい

これはソニーに限らずミラーレスの宿命ともいえる欠点ですが。。

レンズ交換時にフルサイズのドデカいセンサーがモロに露出するため、レンズ交換時にセンサーダストが乗る確率が一眼レフにくらべて飛躍的に上昇します。

ソニー α9

レンズ外すといきなりセンサーが露出する。ソニーと言うよりはミラーレス機全体の欠点

一眼レフはミラーがあり、その奥にあるイメージセンサーは撮影の瞬間以外は常にシャッター幕が下りているためダストから守られますが、ミラーレスではそうはいかないのですね。

キヤノンのカメラを使っていたときはちょっとした雨や雪くらいのときならササッと現場でレンズ交換していましたが、ソニーのカメラは躊躇しちゃいます。

せめてレンズ交換時だけシャッター幕を下ろし続けるようなギミックを付けてくれるだけでも精神的には助かるのですが、各社やらないってことは結構難しいのかもしれませんね。。

14.レンズの剛性は低いかも知れない

ここはちょっと事故みたいなもんで不確定な要素も含むのですが、昨年FE 24-70mm F2.8GM をα7R IIIに付けた状態でうっかり膝の高さから落としてしまい、根本からボッキリ折ってしまいました。

SEL2470GM

落としたのは完全に私が悪いことなのですが、膝の高さから落としただけでご覧の通り根本からボッキリ折れてしまっているんですよね。損傷具合もマウント部分の交換+αでいけるかな?と思ったら内部のフレームまでダメージあったようで全損扱いで修理しました(泣

N=1なので単純に当たり所が悪かっただけという可能性も多いにあるのですが、キヤノンのカメラを使っていて何度か同じように落とした状況でも根本からボッキリということになった事はなかったのでややレンズの剛性には不安を持っています。

ちなみにボディ側も点検してもらいましたがこちらは無傷。ボディの剛性は結構しっかりしているようですw(レンズが壊れたおかげでボディ無事だったんだろうとも考えられますが)

追記:先日ソニーの中の人(エンジニア)とお話ししたところレンズの剛性についても最近は基準をかなり引き上げていると言ってました(2019年4月)

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とまぁ、おまえのためのカメラじゃないんだからガタガタ文句言うな!と言われそうな感じではありますが、がっつり写真撮ってる人に撮ってはあるあるな所が多いんじゃないかなと思ってます。

他にもα9でフリッカーフリー撮影できなかったり、α7R IIIでも生地によっては結構モアレ出るよねとか細かなところは他にもいくつかあったり、α9、α7R III以外の機種でもいろいろイマイチな所も聞きますが実際に使ってない機種の欠点を大きな声で言うのはフェアじゃないのでパスで。

それでも私がソニーを使い続ける理由

散々ソニーの欠点を挙げてしまいましたが、冒頭でも言ったとおり個人的にはそれでもソニーのカメラは良いモノだと思っています。

ここまで読んでいてわかるように、これらはカメラのスペックシートには載らない使い勝手の部分がほとんどなんですよね。私がメインのカメラをキヤノンからソニーに変えて、今後も使い続けていこうと思っている理由を一言で言うなら、

使用時の快適さや安心感を除けば最高のカメラ

といった感じなのです。

ということで、ソニーのカメラの何が最高なのかも簡単に紹介してみましょう。

フルサイズミラーレスはソニーだけ

世の中のカメラはどんどんミラーレス化が進んでいて、2018年に販売されるカメラの50%以上はミラーレスになるだろうという予測が各社でなされています。そんな中でいままでメインで使ってきたフルサイズのセンサーを積んだミラーレス機を発売しているのは今のところソニーだけなんですよね。

フルサイズでミラーレス使いたいならソニー(またはライカ)しか選択肢がないという圧倒的優位性がまずあります。

2018年秋からフルサイズミラーレス参入が相次ぎ、現在ではソニー、キヤノン、ニコン、パナソニックがフルサイズミラーレス市場に参入しています。(あと、ライカSLというのもある)

イメージセンサー周りの技術がズバ抜けてる

やっっぱりここなんですよ。センサーがすごいの。

ソニーはイメージセンサーを内製しており、その技術力は世界一だと思います。ほかのメーカーの2~3歩先に行ってるイメージ。

α9なんかはセンサー直下にADCやメモリーを積層して、鬼のように読み出し早くしてローリングシャッター歪みを抑制する変態技術(アンチディストーションシャッター)持っていたりする訳です。

裏面照射型センサーをいち早く実用化したメーカーなので高感度にも強いし、ダイナミックレンジも広いためRAW現像耐性がすこぶる強いです。カメラマンの場合、快適に使えるカメラを使おうが、使いにくいカメラを使おうが、そんなのは関係なくて撮れた結果が良ければそれでOKなので、一番大事な画質面で大きなメリットがあるというのは魅力です。

画質だけでなくAFや連写などトータルで良い感じ

画質だけ見るなら中判使えよとか言われそうですが、より多くのシーンをカバーするならAFや連写などのバランスも大事。

AFはα9以降のカメラは劇的に良くなっています。測距可能範囲もキヤノンなど一眼レフ機は中央の小さな範囲しか使えませんが、ソニーならほぼ画面全体の広い範囲で使えます。像面位相差+コントラストのハイブリットが使えるため、一眼レフにありがちだったボディやレンズの相性によるピントずれもほぼありません。(一眼レフは実際の撮像センサーと測距センサーが別々なので僅かでも距離がずれるとピントもずれる)

α9だと20コマ/秒のアホみたいな連写をしながらAF/AEが効くし、ブラックアウトも無し。α7R IIIは4000万画素オーバーの膨大なデータも10コマ/秒で撮影できちゃうのです。この前発表された「ベーシックモデル」のα7 IIIでも10コマ/秒(2400万画素)。このへんはもうそろそろ一眼レフには太刀打ち出来ない世界になって来ています。

個人的に使う限り(α9、α7R III)、AFや連写関係は5D MarkIVと同程度か、より優れているところが多いと感じます(がっつり動体撮ってるわけじゃないですが)。

瞳AFめちゃ便利

個人的にお気に入りなのが瞳AF。以前のソニー機や他のメーカーにも機能としては付いていましたが、今までの瞳AFは相手が黙って正面向いていてくれればなんとか合うよみたいな、正直実戦では使い物にならないレベルでした。

ところがα9ではこの瞳AFの精度が劇的に向上して、相手が動いても、カメラを動かしても、伏し目でも、くるっと回っても、メガネを掛けていたって高精度に瞳だけを検知してAF合わせ続けてくれるのです。

ソニー 瞳AF

個人的には20コマ連写より瞳AFの方が衝撃大きかったほど。どのくらいの効き具合かは以下の動画見てみるとわかると思います。

 

私はプロモデルではない素人さんを撮ることが良くあるのですが、最近そういう人を撮る時はファインダーではなくライブビュー撮影で瞳AFを使いながら、相手と目を合わせて時におしゃべりしながら撮ったりします。なんならノーファインダーで瞳AF信じておしゃべりしながら撮ったり。

子供の撮影でもノーファインダーで瞳AFに任せてシャッター切ることが多くなりました。

カメラに慣れていない人でも自然な表情を撮ることができてかなり重宝している機能です。

追記:2019年のファームアップによって瞳AF機能が大幅に強化され神懸かっています。猫など動物への瞳AFにも対応。他社瞳AFの機能の2歩くらい先を行ってる感じです。

EVFはやっぱり便利

α9世代からはEVFの完成度がグッと上がって、撮影時の不自然な感じがほとんど無くなりました。個人的にはこの完成度なら光学ファインダーじゃなくてもOKかなと思ってます。

色や露出をシミュレーションしながら撮影できるのはもちろんだし、グリッドや水平の画面表示も充実していてEVF内ですべての情報を確認することができます。ピーカンの時にファインダーで画像確認できるのも便利。

あと、マニュアルフォーカス時のピント確認も超便利。拡大したりピーキング出せたりするし。

APS-Cクロップしたときに、画面が拡大されて広く見えるのもEVFだからこそ。光学ファインダーではこうは行かない。(キヤノンはそもそもAPS-Cクロップできない)

もともと光学ファインダー(OVF)を使っていてそれに慣れているので、OVFに特段の不便さは感じていないのですが、EVFはさらに便利なわけです。

便利なものがあるなら使わなきゃ損です。

いろんなレンズが使える

ソニーは(というかミラーレスは)、ミラーがないぶんフランジバックが短いですのでアダプターを噛ませることで、世の中にある一眼レフのレンズやオールドレンズは大抵使う事ができます。レンズ選択の幅が劇的に広がるんですね。

例えばソニーのカメラならシグマMC-11のようなマウントアダプターを使えばほとんどのキヤノンEFレンズがソニーのボディで使えます。しかもAF付きで(快適さは純正よりだいぶ劣りますが)。

写ルンですレンズ

写ルンですレンズ

写ルンですのレンズを取り外してそのまま使ったおもちゃみたいな、GIZMON Utulensをα9に付けて撮影してみました。アダプターさえあれば基本どんなレンズでも付けられる(ケラれたりすることはあるけど)

アダプター1つあればソニーの優秀なイメージセンサーを使いつつ、手元にあるキヤノンのEFレンズで撮影できるというお財布に優しい事情も結構大きなポイントです。

純正レンズも高性能

α7が出たての頃の純正Eマウントレンズは正直微妙なものがいっぱいありましたが、最近のG Master(GM)シリーズが出始めたころからのEマウントレンズは(GMじゃなくても)神懸かったようにバズレの少ない良いレンズばかりな気がします。(その代りちょっと高いけどねw)

α7R III+SEL24105G

GMの描写もよいですが個人的に好きなのはFE 24-105mm F4Gとα7R IIIの組み合わせ。よく解像するしAPS-Cクロップをすると157mm相当まで使える(RAWで1800万画素のデータで記録できる)ので大きなボケを必要としないならコレ一本だけで大抵のシーンが撮れちゃいます。チートの組み合わせ。

今夏にはいよいよ400mmF2.8も登場するし、シグマ、タムロンなどのサードパーティーからもEマウントモデルが発売予定など、いままで弱点だったレンズラインナップも充実してきました

追記:シグマArtシリーズも大半がEマウントに対応済みですし、タムロンからは28-75mmF2.8というコンパクトで素晴らしいズームレンズも出てきましたね!

ボディ内手ブレ補正が最高

キヤノンのカメラはレンズ側に手ブレ補正が付いています。レンズ側で手ブレを補正すればファインダー像が安定するし、見えたままの像を記録できるので一眼レフ機ならレンズ側手ブレ補正がベストの選択だと思っています。

ですが、ミラーレス機ならセンサーで受け取った情報をそのままEVFで見ているので、センサーシフト式の手ブレ補正で何ら問題ないんですね。ボディの中に手ブレ補正付けていればレンズ側に付ける必要ないですし、もともと手ブレ補正が付いていないレンズでも手ブレ補正を使う事ができるのです。マウントアダプター介したオールドレンズでさえ手ブレ補正できます。これは最高です。

無音撮影ができる

5D MarkIVでは電子シャッターによる無音撮影はできませんが、ソニーは電子シャッターによる無音撮影が可能です。シャッターを押しても聞こえるのはわずかなレンズの駆動音だけ。

一眼レフは原理的にファインダーのぞきながら無音撮影は不可能なので、ここはソニー(ミラーレス機)の大きなアドバンテージです。コンサート、演劇、インタビューとかシャッター音バシバシ出したくない時は重宝します。

電子シャッターの欠点は動体を撮る時に形が歪んでしまうローリングシャッター歪みが必ず生じてしまうことですが、唯一α9だけは前述の変態技術(アンチディストーションシャッター)で無音の電子シャッター使いながら歪みも回避できちゃう点がかなりヤバいです。(あと、電子シャッター時はストロボも使えなくなる。これはまだ未解決)

耐候性も心配するほど悪く無さそう

ソニーのカメラで良く聞くのは不安材料は耐候性(防滴、防塵、低温、高温など)ですが、今のところこれ関係のトラブルはゼロです。私の場合それほどエクストリームな環境で使うことはないので、ガチネイチャーの人にとっては参考にならないかもしれませんが^^;

今年1月の東京大雪の時に、レインカバーも付けずうっかり端子カバーを露出させたままビショビショの状態でα7R IIIを使ってみましたが特に問題は起きませんでした。

ソニー 耐候性

ソニー 耐候性

こんな状態で2~3時間撮影しましたがノートラブル。一緒に持っていった防滴処理されていないGodoxのトランスミッターは死にかけましたw

まぁ普通の環境で使う程度においてはそれほど心配することは無いんじゃないかと思います。壊れたじゃないかと文句言われても困りますが。

エクストリームな状況で使う場合は知りませんw

ユーザーの声をしっかり聞いてくれそう

ここは一般ユーザーというよりは、プロサービス登録しているプロユーザーとしての感想ですが、結構真剣にユーザーの意見を聞きとりたいという姿勢はヒシヒシ感じます。

例えば昨年末にプロサービス会員向けにソニー本社で忘年会というか懇親会のような集まりがあったのですが、ソニーのエラい人から現場のエンジニアまで総出でプロに酒飲ませて、改善点を聞き出すといったストイックなイベントやったりしてるんですよ。広報とかマーケティングの人じゃなくて、現場の人に直接意見言えちゃうの。

そんなに意見吸い取りながらなんで微妙なところがいっぱいあるの?というツッコミは当然あるのですが、現場の人がストイックに改善点を聞いてくれる姿勢というのは将来に期待が持てるのではないかという希望が湧いてきます。

追記:2019年3月のα9のファームアップ(Ver5.0)では非常に細かな部分まで改善が加えられしっかりユーザーの声に耳を傾けている気がします。今までファームアップに消極的だったソニーがかなり頑張ってる

まとめ

ということで、ソニーのカメラのイケてない所と、それでも使いたくなっちゃう所を紹介してみました。

途中でも言ったように私にとってみれば「使用時の快適さや安心感を除けば最高のカメラ」という感じで、ソニーのカメラを使いこなすには清濁併せ呑む覚悟が必要といえそうです。

いよいよ2018年はキヤノン、ニコンもフルサイズミラーレスへの進出が噂されていますし、果たしてどうなるか。ソニーがいままで築いてきたアドバンテージを生かしてシェア守り切るのか、一気にキヤノン、ニコンにシェア奪還されるのか。多いに楽しみです。

個人的には今回挙げた不満点が解消されていくならソニーを使い続けたいと思いますが、キヤノンからしっかりしたフルサイズミラーレスが出てくるなら、メイン機をキヤノンに戻すのもアリかなといった感じです。

ニコンからマジですごいカメラ出てくるならニコンにしても良いと思ってます。

みんなも自分のカメラの不満点を挙げてみよう!

どんなメーカーのカメラにも長所、短所はあるわけで、自分のメインで使っているカメラの不満点をあえて挙げてみてまとめてみると結構気付きがあるはずです。意外とメーカーの担当者の目に止まったりすることもあると思うので、ぜひ皆さんも自分のカメラのイケてない点を洗い出してみてはどうでしょうか。

ポイントはしっかり使ってる自分のカメラの不満な点を愛を込めて挙げるという事だと思います。ろくに使ってもいないカメラの良くないところを挙げて並べてもただのカメラおじさんのディスりになるだけで、だれの心にも響かないのでね。

そして今使っているカメラへのリスペクトも忘れずに。しっかり使っているリアルなユーザーからの不満点は担当者の目に止まったときに心に響くものがあると思いますよ。

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内容の紹介などはこの記事をご参考にしてみてください。

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この記事を書いた人
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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