プロカメラマンが作った理想のカメラバッグEnduranceシリーズで最高の撮影体験を!

シーン別に撮る 写真のコツ

お花畑撮るなら目線を変えて印象的な写真に仕上げよう!part 2

更新日: by 中原 一雄

さて、前回に引き続き、今日もやります!お花畑と目線の関係性 -その2-
前回目線をお花と同じ位置に持ってくると、お花の密度がグッと増して印象的な写真になりますよというお話をしましたが、ではもっと目線を下げたらどうなるのでしょう??

目線をもっと下げてみよう!

前回目線をお花と同じ位置に持ってくると、お花の密度がグッと増して印象的な写真になりますよというお話をしました。

ではもっと目線を下げたらどうなるのか??

そう、もっと違った世界が見えてきます♪

お花よりも下の目線で撮影するとこんな感じになります☆

お花畑と目線の関係性 -その2-

EOS 5D Mark II / EF 24-105mm F4L  IS USM / 24mm f5

お花よりもちょっと下の目線から空を入れてパチリ☆どうでしょう、また違った印象の写真が出来ましたね。子供の目線から、今度は虫の目線へ。

もっと目線を下げてみましょう。

お花畑と目線の関係性 -その2-

EOS 5D Mark II / EF 24-105mm F4L  IS USM / 24mm f5.6

地面スレスレの所から空を見上げるような感じでパチリ☆体が小さくなって、菜の花畑に迷い込んだような印象になりました♪

こういう感じで群生しているお花を下から見上げるような写真の場合は広角側で撮るのがおすすめ。なるべく広い範囲を写し込むことでお花畑に迷い込んだような写真が出来上がります☆ただし、このくらい下から撮るには地面に這いつくばる体勢で撮らなきゃならないので、恥じらいを捨てましょうねw

さて、今回はシンプルに「目線」に絞って解説をしてきました。

ホントは撮影の際、「目線」以外にも気をつけなきゃならないポイントはいろいろあるのですが、あれもこれもやっていると頭が混乱しちゃうので。

余裕があるなら太陽の方向にも気を付けてみる

でも、余裕のある人は太陽の位置も気にしてあげるといいでしょう☆特に、今回のような空を入れた構図では太陽の位置は重要です。

上の二つの作例は太陽の方向を向いて撮った「逆光」の写真。空の左側が真っ白になっているのはそこに太陽があったから。 太陽の光はカメラのセンサーには明るすぎるのでその部分は空の青色が残らず真っ白に飛んでしまっています。

逆光の写真を撮るときは空の青色はあまりキレイに出ません。。

その代わり、後ろから太陽に照らされた菜の花は、キラキラしていてドラマチックな印象の写真になります♪また、太陽は明るすぎるのでカメラのセンサーは自動的に写真を「暗く」しようとしちゃいます。

たぶんP、Av、Tvのいわゆる(半)自動モードで撮るとこんな残念な感じになります。。

お花畑と目線の関係性 -その2-

EOS 5D Mark II / EF 24-105mm F4L  IS USM / 24mm f5.6

カメラが太陽の明るさに騙されて、自動的に暗くしちゃうんですね。こんな場合はカメラの露出補正で思い切って1.5~2EVくらい明るめ(プラス側)に撮って見ましょう。

そうすれば菜の花は透き通るような黄色になってくれるはず♪

「逆光ではプラス側の露出補正」

これはお花だけでなくすべての撮影で有効なので必ず覚えておくこと。

では最後に逆光の反対、「順光」で撮った下からの目線の写真です☆

お花畑と目線の関係性 -その2-

EOS 5D Mark II / EF 24-105mm F4L  IS USM / 24mm f4.5

今度は太陽の反対側の空を撮ったので、空の青色がバッチリ出ました☆また、後ろからではなく、菜の花の手前から光が当たっているので、全体的に光が回って爽やかで柔らかい印象

「逆光」と「順光」、それぞれに長所と短所があるので、場面によって使い分けられるようになると、写真の表現の幅がまたグッと広がります♪

みなさんも写真を撮るときは、まず「目線」

それから余裕が出てきたら「太陽の位置」

に注意してみましょう♪

 

さて、お花畑と目線のシリーズはこれにて完結。

次回はお花畑と、最近咲いてきた桜の関係性をみてみましょう。

☆☆お花畑と写真の関係性シリーズ☆☆

イチオシの記事
1

【3/23発売】カメラの入門書、写真のことが全部わかる本が完全版になりました!

私が執筆した「写真のことが全部わかる本」が大きなパワーアップをして完全版となりました!ミラーレスに完全対応させたほか、RAW現像のボリュームを大幅増強。3/23発売なのでぜひお手に取ってみてください カメラの気持ちに寄り添う本 2018年に執筆した「写真のことが全部わかる本」がこの度、最新の内容に改訂され、新たな内容も追加されて「写真のことが全部わかる本 完全版」として発売されることになりました! 写真のことが全部わかる本 完全版 (上達やくそくBOOK)中原一雄1,980円(03/29 15:24時点) ...

2 Enduranceed ビジネスリュック

大容量なのにスマートなEnduranceed ビジネスリュックを作ったよ!カメラバッグの経験を活かした超高機能バッグ

Enduranceでこれまで培ってきたカメラバッグの知見をふんだんに取り入れたビジネスバッグ、Enduranceed ビジネスリュックを作りました!ガジェット類、パソコン、書類、小物類など通勤、通学に必要なものを効率的に収納でき、取り出しやすくて分けやすい、そんなコンセプトのオシャレで高機能なバッグです。 大容量なのにスマートなバッグを作りました! バッグの中でもとりわけ高機能で多くのギミックを搭載しているのがカメラバッグの世界です。私が監修しているEnduranceカメラバッグシリーズでも、小物が多く、 ...

3 Endurance 比較

プロカメラマン監修のカメラバッグ”Endurance”全製品の特徴や選び方を開発者が紹介するよ!!

カメラバッグ沼に陥っていた私が、「ぼくのかんがえたさいきょうのカメラバッグ」として作ったのがEndurance カメラバッグシリーズです。現在販売しているバッグやアクセサリ全種類の特徴とおすすめの選び方を開発者である私がご紹介してみます! 自分の理想とするカメラバッグがいくら探してもない。。とカメラバッグ沼に陥っていた私が、「ぼくのかんがえたさいきょうのカメラバッグ」として作ったのがEndurance カメラバッグシリーズです。 一番はじめに出た「Endurance カメラバッグ」では他の人が使う事なんて ...

4

【2022年】カメラマンが教える、快適な写真編集向けパソコン環境とは?![Lightroom, Photoshop]

デジタル写真を高いレベルで扱うにはそれなりに高機能なスペックのパソコンが必要です。この「それなり」というのが意外と難しいところ。写真を快適に扱うために適したパソコンのスペックって何??という方向けに、オススメのPCスペックとデータを安全に運用するための方法についてまとめました。結構長めです。 写真編集に快適なパソコンを選びたい デジタル写真の完成度はカメラの撮影で5割、後の編集で5割くらいの比率で重要だと思っている私です。そんなに編集しないよという人でも大量の写真を管理するならパソコンは必要です。でも、現 ...

-シーン別に撮る, 写真のコツ

この記事を書いた人
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

© 2023 studio9