知って得するLightroomのショートカット
どんなアプリケーションでも効率的に作業するためにはショートカットを使うのが不可欠です。例えばPhotoshopなんかショートカットを使って作業するのと、マウスを使って作業するのでは作業時間で倍くらい差が出てきたりします。
もちろんPhotoshopファミリーのLightroomにも便利なショートカットがたくさんあるんです!これを覚えるだけでもサクサクと気持ちよく作業が進むはず。
そこで今回はLightroomで知っておくと便利そうなショートカットを厳選してまとめてみました!普段、ショートカットを覚えるのが苦手な私ですら使っている頻出のショートカットたちです!(*いくつか追記したため全部で40個くらいになりました。。)
*Lightroomに関しては下記のエントリーも参考にしていただけると幸いです。
- ここまで出来る!!魔法の現像ソフト Lightroomのスゴイ使い方10選!
- Lightroomで実現する!写真管理を超高速化させる15のポイント!
ちなみに、Lightroomの全てのショートカットはAdobe公式ページに載ってます。
これだけは覚えたい!最頻出のショートカット8つ
まずは最頻出のショートカット。悪いこと言わないからとりあえずこれだけでも覚えとくだけで作業が楽になりますよ!っていうショートカットです。
作業時は半角英数モードで!
早速紹介していきたいところですが、最初にお約束を。
ショートカットを使用するときは「半角英数モード」で行ってください。日本語入力モードのままだと一部のショートカットが効きません。大文字で書いてあるものは小文字でも大丈夫です。
*Macは半角にしなくても効きますね
Windows版の Lightroom 5 をベースに紹介していきますが、MacやLightroom 4 でも同じものが使えるはずです。
また、Macの場合は『Ctrl』⇒『Command』、『Alt』⇒『Option』と読み替えてくださいね。
最頻出ショートカット8個
効果 | ショートカットキー | 重要度 |
ライブラリモジュールの ルーペ表示へ移動 | E (e) | ★★★★★ |
ライブラリモジュールの グリッド表示へ移動 | G (g) | ★★★★★ |
現像モジュールへ移動 | D (d) | ★★★★★ |
現像設定をコピー | Ctrl + Shift + C | ★★★★☆ |
現像設定をペースト | Ctrl + Shift + V | ★★★★☆ |
現像を1つ戻る | Ctrl + Z | ★★★★☆ |
レーティング | 0 ~ 5 がそれぞれのレーティングに対応 | ★★★★☆ |
カラーラベル | 6 (赤)、7 (黄)、8 (緑)、9 (紫) | ★★★★☆ |
とりあえず、Lightroomでショートカット使ったこと無い方はこれら8つだけでも覚えておくだけで幸せになれるばず。
中でも上から3つは必ず使えるようになっておきましょう。
ライブラリモジュールの中で写真を選択して、これ現像しよう!と思ったら『 D 』(Development)を押せば現像モジュールに飛びます。
現像が終わって写真の一覧を見たいなーと思ったら『 G 』(Grid)でライブラリモジュールのグリッド表示へ。拡大したければ『 E 』(どうしてE?)でルーペ表示へ移動。
『 E 』『 G 』『 D 』の3つは必ず覚えましょう!
現像設定のコピペも頻出。普通のコピペに”Shift”を足しただけです。また、現像をしていて一つ前の操作に戻りたい場合はおなじみの『Ctrl + Z』です。
レーティングやカラーラベルも付けられると便利。そもそもそんな機能使ってないし。。という方がいらっしゃるかも知れませんが、レーティングやカラーラベルを使っていないのはLightroomの管理機能の半分も使い切れていないもったいない状態です。 。
これが使えるだけでセレクト作業が劇的に楽になるはず!詳しくこちら(「Lightroomで実現する!写真管理を超高速化させる15のポイント!」)のエントリーをご参照ください。
作業環境に関するショートカット
LightroomのUI(ユーザーインターフェース)はなかなか洗練されていて個人的には大変使いやすいのですが、ノートPCなど画面の小さいPCでは作業環境が窮屈に感じるかもしれません。そんなときに使えるショートカットです。
効果 | ショートカットキー | 重要度 |
すべての パネルを表示/非表示 | Shift + Tab | ★★★☆☆ |
サイドパネルを表示/非表示 | Tab | ★★☆☆☆ |
フィルムストリップ(下部)の 表示/非表示 | F6 | ★★★☆☆ |
左パネルの表示/非表示 | F7 | ★★★☆☆ |
右パネルの表示/非表示 | F8 | ★★★☆☆ |
サブディスプレイに表示/非表示 | F11 | ★★★☆☆ |
上の5つはデスクトップPCなど解像度の大きな広いディスプレーを使っている方ならあまり必要ないかもしれませんが、ノートPCユーザーは覚えておいて損はないです。
Lightroomは画面の左右と下部にパネルが表示されていますが、ノートの場合だと結構邪魔なときがあるんですよね。。
中央の写真を大きく見せたいなら『 Shift + Tab 』。
一応マウスでも上の四角で囲った△マークをクリックすればいいのですが、小さくて意外と面倒。ぜひ覚えておきましょう。
ただし、これだけでは写真を見るだけなので、必要に応じてパネルを表示させます。現像ならここから『 F8 』を押せば右の現像パネルが出てきます。
これならノートPCでも集中して現像に取り組めますね!
また、デュアルモニタで運用している方は『 F11 』を押してみましょう。サブモニタにもう一つ画面が出てきます。これも頻出。
写真管理に関するショートカット
主にライブラリモジュールに関するショートカットをご紹介。ここを使いこなせればLightroomでの写真管理が飛躍的に早くなるはず。
効果 | ショートカットキー | 重要度 |
写真の選択移動 | 方向キー | ★★★★★ |
すべての写真を選択 | Ctrl + A | ★★★★☆ |
すべての写真の選択解除 | Ctrl + D | ★★★☆☆ |
複数の写真を選択 | Shift または Ctrl を 押しながらクリック | ★★★★★ |
写真を削除 | Delete | ★★★★☆ |
比較表示に移動 | C (c) | ★★☆☆☆ |
フラグの適用/削除 | Q (q) | ★★☆☆☆ |
グリッドのサムネールのサイズを 拡大/縮小 | ,(コンマ) / .(ピリオド) | ★★☆☆☆ |
フィルターのオン/オフを切り替え | Ctrl + L | ★★★☆☆ |
クイックコレクションへ追加 | B (b) | ★★★★☆ |
クイックコレクションに移動 | Ctrl + B | ★★★☆☆ |
プリントモジュールに移動 | Ctrl + P | ★★★☆☆ |
写真の書き出し | Ctrl + Shift + E | ★★☆☆☆ |
1枚ずつ写真を見ていくように写真を選択していくには方向キーを使いましょう。マウスでちまちまクリックしていたら腱鞘炎になってしまいます(笑)
全ての写真の選択はおなじみ『Ctrl + A』。ちなみに、選択解除は『Ctrl + D』です。 写真を削除したいときは『 Delete 』。元写真(マスター写真)を選択した場合は確認のメッセージが出てきます。
除去(R)を押せばカタログ(Lightroom)からは削除されますが、元の写真はパソコンに残ったままです。ディスクから削除を押すとパソコンのHDDからも削除されます。
コレクション内の写真は仮想コピーのようなものなので『 Delete 』押すとコレクション内から直接削除されます(元ファイルに影響はありません)
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フラグの適用は個人的には殆ど使いませんが、一時的に印をつけておきたいときは便利かも。カラーラベルやレーティングと同等の機能だと思っておいて大丈夫。
グリッドのサムネールのサイズの拡大/縮小は最近知ったのですが意外と便利。これも画面が小さいノートPCで活躍します。Adobe公式には『= / ,(コンマ)』と書いているのですが、私の環境では『,(コンマ) / .(ピリオド)』で変わりました。英語キーボートとの違い?
こんな感じで、右下のスライダーを動かさなくても , / . だけで表示を変更できます。
Lightroomでの写真管理において、フィルター機能は最重要機能です。そのON / OFF (『 Ctrl + L 』)も結構良く使うのでショートカットとして覚えておくのも悪くないです。
例えば、前述したカラーラベルとの組み合わせで使えばこんな感じ。
あらかじめカラーラベルで写真のセレクトを行っておいて、右下の簡易フィルター部分に緑と黄色をセット。(表示されない場合は「フィルター:」の部分をクリックしてみましょう)
この状態ではまだフィルターオフですが、『 Ctrl + L 』でフィルターをオンすれば、セレクトした写真だけが表示されます☆
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クイックコレクションもぜひとも活用していただきたい機能。個人的には超頻出。選択した写真を『 B 』でクイックコレクションに送って分類できます。クイックコレクション内に移動して中身を見たければ『 Ctrl + B 』です。
プリントはおなじみの『 Ctrl + P 』ですね!ただのPではないので注意。
写真の書き出しは右クリックで簡単にできるので、それほど頻度は多くないですが覚えておいても良いかも。
現像に関するショートカット
現像作業で使えるショートカットもたくさんあります☆
効果 | ショートカットキー | 重要度 |
現像モジュールへ移動 | D (d) | ★★★★★ |
現像設定をコピー | Ctrl + Shift + c | ★★★★☆ |
現像設定をペースト | Ctrl + Shift + v | ★★★★☆ |
切り抜きモードへ移動 | R (r) | ★★★★☆ |
切り抜きの方向を 縦または横に変更(90°回転) | X (x) | ★★☆☆☆ |
すべての設定をリセット(初期化) | Ctrl + Shift + R | ★★☆☆☆ |
現像前の画像を表示/非表示 | (バックスラッシュ) | ★★★★☆ |
現像前後を比較表示/非表示 | Y (y) | ★★★☆☆ |
仮想コピーを生成 | Ctrl + Y | ★★★☆☆ |
Photoshopで編集 | Ctrl + E | ★★☆☆☆ |
写真の書き出し | Ctrl + Shift + E | ★★★☆☆ |
ヒストグラムを折りたたむ/表示する | Ctrl + 0 | ★★☆☆☆ |
ブラシサイズの変更 | ] (増加) / [ (減少) | ★★★☆☆ |
冒頭でも紹介しましたが、 上3つは大事なので2度言います(笑)
個人的にはトリミングや傾き補正は良く使うので、切り抜きモードへ飛ぶ『 R 』も結構便利です。こいつの特徴は現像モジュール以外の場所からでも1ボタンで飛べること。ライブラリモジュールで写真を見ていて、まずはトリミングしてから現像しようなんて思ったときは『 D 』よりも『 R 』を使ったほうが早いです。
横位置の写真を縦に切り抜きたいときは『 X 』。これマウスでやるときは角をつかんで微妙なバランスまで調整しなければいけないのですが、ショートカットなら一発です。
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操作を一つ戻るなら Ctrl + Z で良いのですが、最初からやり直したいときは『 Ctrl + Shift + R 』です。設定の初期化はヒストリーに残るので、初期化後に Ctrl + Z で元に戻れます。
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現像前後を比較したいときは2通りの方法があって、1つめは『 (バックスラッシュ) 』を押して大きな表示のまま写真を現像前後で切り替えられます。ノートPCなどモニターが小さい人には特にオススメ。
*Windowsの方ならBackspaceの左にある円マーク(¥)または、右下の「む」のキーの(\)で、Macの日本語キーボードの方はBackspaceの左にある円マーク(¥)で切り替えられます。
2つめの方法は、『 Y 』で現像前後を並べて比較表示に切り替える方法。大きな画面ならこちらも便利。
現像中に2パターンの作品を比べながら作業したい場合は『 Ctrl + Y 』で仮想コピーを作りましょう。カタログ上2枚に見えているだけで元ファイルは1つだけというディスクを圧迫しない優しいコピーです。ライブラリーモジュールでも効きます。
Photoshopで編集はバリバリ使う人なら便利かもしれませんが、大体の作業がLightroom内で完結してしまうので頻度は低め。。
意外と便利かも?と思うのが右パネルのヒストグラムを折りたためる『 Ctrl + 0 』。狭いディスプレーの場合はヒストグラムが出ていると現像パネルが小さすぎて作業効率が落ちることがあるので、邪魔な場合はヒストグラムを折りたたんでしまうと作業スペースが広がりますね!
ちなみに番号は右パネルの上から順番に割り振られているので、Ctrl +1 なら基本補正パネルが開閉します。
ブラシサイズの増減はPhotoshop使いの方ならおなじみですが、修正ブラシなど使う場合は便利です。四角括弧『 ] / [ 』で増減できます。微妙なブラシサイズはマウスよりもキーボードの方が決めやすい気がします。
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大変残念ながら、露光量を+0.1ずつ上下するとかいうショートカットはありません。。 マウスが大活躍です。この辺のショートカットをオリジナルで登録できたら最高なんですがね。次期バーションに期待したいところ。
その他のショートカット
上記のものを使えれば大抵は困らないかと思いますがこんなのもありますよということで。
効果 | ショートカットキー | 重要度 |
現在のモジュールの ショートカット一覧の表示 | Ctrl + / (スラッシュ) | ★★★★★ |
ヘルプの表示 | F1 | ★★☆☆☆ |
現在のモジュールに関する ヘルプの表示 | Ctrl + Alt + / (スラッシュ) | ★★☆☆☆ |
はい、いままで散々ショートカットを紹介してきましたが、『 Ctrl + / (スラッシュ)』でショートカット一覧(チートシート)がオーバーレイ表示されます(笑)
覚えてしまえば使う機会は無いですが、最初のうろ覚え時期は Ctrl + / を活用すると良いですね!ライブラリモジュールにいる状態で表示させるとライブラリモジュールに関する一覧が出てきます。
表示オフにしたいときはどこか適当な場所をクリックするだけです。
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他に困ったときはいつもの『 F1 』ですが、大抵はGoogle先生に聞いたほうが早く解決できるかと。。ヘルプはブラウザで立ち上がります。
現像のことで困ったら現像モジュールで『 Ctrl + Alt + / (スラッシュ) 』を押すと現像に関するヘルプに直行できます。
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ということで知っておくと便利そうなLightroomのショートカットをまとめてみました!今回紹介した全てを覚える必要はありませんが、自分の使用環境に応じて便利そうなものをいくつか使えるようになっておくと、写真管理、現像の作業がとってもスムーズに行えるはずです
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