Lightroomの有料プリセットが無料
Lightroomでは現像などの各種手順をプリセットとして保存できますが、あらかじめ特定の効果が設定されている有料のプリセットが販売されていることもあります。
今回、海外のPRESET SHOPというサイトで、通常$49のプリセットが無料で配布されていたのでご紹介します。
中身は$49の価値があるかというと、うーん。。って感じですが(笑)、タダなのでダウンロードしてみました。現像の勉強をするときにはちょっと役立つかも知れません。全部で127個のプリセットが入ってます。
ダウンロード方法
まずはPRESET SHOPのこちらのページに行きます。
- WorkFlow Tools™ for Lightroom® (PRESET SHOP)
$49 → Free! ってなっていると思うので、「ADD TO CART」をクリック。
続いて、右上にあるショッピングカートをクリック。$0.00 1 itemってなってるはず。「Checkout」を押して情報登録画面へ。
名前、住所、メールアドレスなど必要な情報を登録します。プリセット自体はメールでダウンロードリンクが送られてくるので、メールアドレスは間違わないように記入しましょう。最後にPRESET SHOP用のパスワードを記入。自動的にアカウントが作成されるっぽいです。
お知らせメールが不要なら「Subscribe to newsletter?」のチェックを外します。
*マークを全部記入したら、一番下にチェックを入れて、「PLACE ORDER」をクリック。
タダなのでクレジットカード情報などの記入は必要ありません。
購入確認画面が表示されます。
登録したアドレスのメールボックスにダウンロードリンクが送られてきているはずです。
ちょっと英語で入力する項目が多いので、やや抵抗ある方もいるかもしれませんが、アドレスさえ間違わなければメールは届くはずです。
インストール方法
届いたメールの中にある「Preset-Shop-Workflow-Tools.zip」をクリックするとダウンロードが始まります。
ファイルを解凍して、その中にある「+PS Workflow Tools Lr5+4」というフォルダにプリセットがいろいろ含まれています(127個)。
Lightroomへプリセット登録
このプリセットたちをLightroomに登録します。Lightroomを立ち上げて、「編集 > 環境設定」 (Macの人は、Lightroom > 環境設定 のはず)で、プリセットのタブに移動。
その中の、「Lightroomプリセットフォルダーを表示...」をクリック。
エクスプローラーが立ち上がり、プリセットフォルダがあるフォルダを自動で表示知れくれます。Windowsの人なら
C:Users(ユーザー名)AppDataRoamingAdobe
が表示されるはず。この中の「Lightroom」というフォルダに移動するといろんな設定ファイルが並んでいると思いますが、「Develop Presets」というのが現像プリセットがあるフォルダです。
「Develop Presets」の中にさきほどダウンロードした、「+PS Workflow Tools Lr5+4」をフォルダごとコピペします。
コピーできたら、Lightoomを再起動。
現像モジュールのプリセット欄を見てみましょう。「+PS Workflow Tools Lr5+4」が表示されていれば成功です。
この方法、今回に限らず、すべてのLightoomのプリセットインストールの際に必要な手順なので覚えておいても損はありません。
実際の使い方、使用例
インストール出来てしまえば、使うのは簡単です。現像時にプリセットをぽちぽち押すだけ。
プリセットの中身は大変シンプルです。
レンズ補正をかけたり、コントラストの補正、WBの変更、空の色を濃くする、肌を明るくする、フィルムっぽいノイズを加える、ライティング効果を付与する、ヴィネット効果を加える。。など。
単発機能ばかりなので、使うならこれをいくつか組み合わせて、新しいプリセットとして保存した方がいいかな?
普段ちゃんとLightroomで現像できてたり、studio9のLightroomワークショップに参加していただいた方ならこれを使うまでも無いって感じもします^^;
ただ、プリセットを適用すると現像パネルの設定値がどう動いたかを見ることが出来るので、空の色を濃くするにはこうすればいいのかー!みたいな勉強にはなると思います。
使用例
たとえば青空を濃くするプリセットの「Color - Darken Sky」を適用するとこんな感じ。強度別に-1~-5までが用意されてます。
適用前がこんな感じ。
-3を適用すると空の色が濃くなります。
中身はHSLのブルーチャンネルの輝度を下げてるだけのシンプルなものです。
---
肌の色を明るくする、「Color - Skin Tone - Brighten」ならこんな感じ。+3を適用しました。
右が適用後。これもHLSのレッドとオレンジの輝度を上げただけ。
写真の下部にライティング効果を付与する「Grad Filter - Ground」ならこんな感じになります。
+2.5 stopsを適用させました。写真の下部が2.5EVぶん明るくなります。
この中身は段階フィルターを下半分に適用させてるだけ。
---
こんな感じで、中身自体はいたってシンプルです。いろいろポチポチしながら”おっ、いいかも?”というプリセットがあったら、いったいこれはどこを設定しているのかな?と現像パネルの設定値を眺めてみると現像の勉強に使えるかなー?といった感じ。
冒頭にも言いましたが、これが$49だったら怒ります(笑)
最初っから撒き餌目的で無料配布しているのでしょうけど。。このプリセットの中身を見てから、じゃぁ数千円のプリセットも購入して使ってみようかな?とはならないんじゃ無いかなー?とお節介ながら思ってしまいます^^;
まぁ、無料配布しているので、そこは有り難く使わせていただくということで。