Lightroom6 (Lightroom CC)
の新機能レビュー
日本時間4/22未明に発表、発売されたAdobe Photoshop Lightroom6 (Lightroom CC)。およそ2年ぶりのメジャーバージョンアップで、Lightroomに依存しまくっている私にとって待望のアップデートでした。
前回の記事では概要とLightroom6とLightroomCCの違い、アップデート方法、HDR、パノラマ機能について速攻でレビューしてみましたが、今回は残りの新機能を中心にじっくりレビューしてみたいと思います。
初めての方は前回の記事からお読み頂くのがオススメです
前回記事の内容はこちら↓
- Lightroom6とLightroomCCの違いとは?
- Lightroom6/CCの新機能
- LightroomCCのアップデート方法
- 1.HDR機能
- 2.パノラマ合成機能
写真管理ソフトもここまで来たか。。
詳しい話は個別に掘り下げて行きますが、概要だけチラッと。
顔認識
顔認識については、写真管理ソフトもここまで来たか。。といった感じで凄い機能です。私の場合、人の撮影メインといったわけでもないので正直必要なのかな?と思っていましたが、使ってみてモニターの前で土下座しました^^;
凄すぎて笑うレベル。一般向けのソフトでも手軽に画像顔認識がつかえるようになったんだなぁとしみじみ思いました。
処理の高速化、GPUとの連携
GPU支援(連動)は実はLightroomが初めてというわけではないのですが待ってました。Lightroomの処理スピードは他のソフトに比べて高速だったのでさほどGPU支援の必要は感じていなかったのですが、この機能が加わったことでまさに鬼に金棒です。
なんだか10倍速くなったといった言葉が一人歩きしていますが、過度な期待と誤解が入り交じっているのでこの辺りもちょっと検証しています。
書き出し速度はGPUに関係なく高速化しているようです。
フィルターブラシ機能
フィルターブラシ機能は既存のユーザーなら”マジで待ってた!”と小躍りしている人もいるのでは(私だけかw)。この機能もずっと欲しいなぁと思っていた訳ですが、ちゃんと搭載してくれました。かなり使いやすい機能です。
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というわけでじっくり掘り下げて行きましょう。
3.顔認識機能
何度も言っていますが、LightroomはRAW現像ソフトではなく、写真管理とRAW現像ができる統合型のソフトです。
特に写真管理機能が非常に優れているため、RAW現像は他のソフトでやるけど管理はLightroomといった使い方をするプロも少なくありません。
Lightroomでは何もしなくてもExif情報などから撮影日、使用した機材、撮影時の設定(F値、シャッタースピードなど)から写真を任意に検索(フィルタリング)することができます。
ただ、その写真に何が写っているのかは人間が判断して都度キーワード(タグ)を付けなければならずちょっと面倒でした。(キーワードを付けておけばあとでそのワードで検索出来る)
今回搭載された顔認識機能は今まで撮影した膨大な写真の中から人間が写っている写真を自動的に抽出し、個人まで特定してしまうというすごい機能です。Facebookの写真のタグ付けをさらに高機能化させたものだと思っても良いかと思います。
始めるには顔マークをクリック
顔認識を使うためにはライブラリーモジュールの下にある顔マークのアイコンをクリックして始めます。
初めての場合は、顔認識を有効化するかどうか聞かれます。
作業前に顔のインデックスを作成する
顔認識するためにはすべての写真から顔が写っている写真をあらかじめ選別しておかねばなりません。Lightroomではこれを”顔のインデックスを作成する”と言っているようです。
「カタログ全体の顔の検索を開始」を選択するとカタログに保存されているすべての写真から顔のインデックスを作成しはじめます。すべてのインデックスを作成しなくても(顔を必要時のみ検索)顔認識は可能なのですが非常に遅いです(たぶんその都度インデックスを作る)。
左上のLigtroomロゴからも顔検出のON/OFFを切り替えられます。ONにしておくと新規に読み込んだ写真もその都度、顔が含まれているかどうか裏でインデックスが作成されているみたい。
顔認識画面ではない状態でLigtroomロゴを見ると顔のインデックスがあと何枚残っているのか確認出来ます。
ここをONにしておけばLightroom内のすべての写真に顔のインデックスが自動で作成されるのですが、移行後すぐはカタログサイズによっては膨大な量のインデックスを作らねばならないのでかなりの時間がかかります。
上のキャプチャでは残り37,197枚となっていますが、これおよそ24時間くらい経ってからの数字。LightroomCCインストール後24時間でだいたい10万枚くらいのインデックスができた感じです。
一度すべて作ってしまえば次以降はたいして時間はかからないと思いますが、顔認識機能をサクサク使いたいならインストール後すぐに顔認識をONにしてバックグラウンドですべてのインデックスを作らせてから作業をすると良いでしょう。いきなり使おうと思っても遅くてうーん。。となってしまうはず。(初回のレビューで顔認識を取上げなかったのもこの理由)
初めは学習が必要
インデックスがある程度できてくると(すべて完成してなくてもOK)、顔マークを押すとインデックス化された顔の一覧がズラーっと出てきます。
この際、顔認識したい写真のあるフォルダ(またはコレクション)を選択しておくのが大事。Lightroomのすべての写真から顔認識したいなら「すべての写真」を選んでおきます。
また、たまに人間じゃない写真を顔だよね!と言ってくるおちゃめな側面も見せてくれます(笑)だんだん「間」が顔に見えてきました。。
さすがのLightroomでも写っている人の名前までは自動認識してくれないので、はじめはサムネイルの下の「?」マークの所にその人の名前を手動で入れていきます。
同じシーンで撮った写真は隣同士に出てきたりするので、複数選択して登録する事もできます。ある程度同じ人物の名前を登録していくとLightroomが学習して、写真の名前を提案してくれます。
これって「中原一雄?」と言った感じで。間違ってなければ名前の上にマウスカーソルを持っていくとチェックマークが出てくるので、チェックマークをクリックすれば登録完了。これも複数選択可能です。
登録すればするほど精度が上がってきます。
試しに、家族や親戚の写真をいくつか手動で登録してちょっと待っていたら、自動で名前のサジェスチョンがたくさん出てきました。人力でこれをやるのは心が折れますよね。
一度名前を登録してしまえば、後でその名前でフィルタリングできます。
顔で検索する
さらに凄いのはあらかじめ登録されている顔を指定して、それと同じ顔が含まれている写真を自動検索してくれる事。例えば私の環境なら10万枚を超える写真から画像認識してくれるんです!
(事前に顔のインデックスを作成しておく必要あります)
「名前のある人物」という項目に出ている人物の上で 右クリック > 類似した写真を検索 を選択。
すると私の写真がたくさん出てきました!
(近似色というのは誤訳かと思う。。)
これらはまだ登録されていない、名前に?がついている写真。
適合度が高い順番で出てくるので、下に行くほど別の人が出てきます。ただ、類似検索なので、結構似たような顔が出てきて面白いです。あっ、俺ってあの人と顔に似てるかも。。とかいう気付きがありますw
というかどうやって見分けてるんだ。。やっぱり妖精が住んでいるに違いない。。
認識機能はかなり優秀
ある程度(数十枚)学習させてしまえばかなり顔認識機能は優秀だと感じました。しっかり正面から顔が写っているものはほぼ100%の確率で認識します。
集合写真レベルで豆粒みたいな顔でもかなりの確率で認識するし、横顔や暗い写真、多少ピンぼけした写真でも大丈夫。
こんな写真も「中原一雄?」って出してくれました(笑)
ただ、人間から見て似た顔だなぁと思う人は比較的誤認識がある感じ。顔が似た兄弟なんかはちょっと大変かも、
また、顔認識中は結構はマシンパワーを使っている感じなので低スペックPCなどはちょっと気にしていた方が良いかもです。
むさ苦しい顔ばかり出してすみませんでした。。^^;
4.処理の高速化(GPUとの連携)
続いての新機能はこちら、処理の高速化。
目玉はなんといってもGPU(グラフィックプロセッサー)との連携ですが、それ以外にもいろいろ高速化、安定化がされていると感じました。
GPU支援の効果は限定的?
まず始めにGPU支援の効果につてい見てみます。
GPU支援について詳しくない方向けにちょっと補足すると、普通のアプリケーションやこれまでのLightroomは画像処理の計算をCPU(Intel core i7とか)のみで行っています。今回のLightroom6からはCPUに加えてグラフィックプロセッサー(GPU)の演算能力も借りてダブルで処理しますよということです。
対応するGPUはOpenGL3.3以上(WindowsはさらにDirectX11以上)となっていますが、ここ2~3年のパソコンならほぼ対応しているはず。
グラフィックボードを別途挿していなくてもCPU内蔵のグラフィックプロセッサーにも対応してます。
Lightroomの 編集 > 環境設定 > パフォーマンス と進むと「グラフィックプロセッサーを使用」という項目があります(GPUが対応していればデフォルトでチェックが付いている)。
グラフィックボードを挿していない手持ちのMacBookProでもCPU内蔵のグラフィックプロセッサーを使う事ができました。
実際の効果としては、私の環境においては現像スピード(RAWからJPEGへの書き出し)はGPU連動の効果はなく、現像時に色温度や露光量を変化させたときのリアルタイムな描画スピードに対して効果がある感じです。
Lightroomは描画エンジンが優れているので以前のバーションでも明るさを変えるとほとんど遅延無く変更結果が画面に表示されていましたが、スポット修正、フィルター、レンズ補正など重めの処理をたっぷりさせたRAW画像で露光量スライダーをグリグリ動かすとカクカクとやや遅延がありました。
それが、Lightroom6のGPU支援をONにすることで、重い処理でもスライダーを動かせばヌルヌルと変更結果が表示されます。リアルタイムのレンダリング性能が強化された感じです。
昔、PhotoshopCS6でGPUを使う事でゆがみフィルターが高速化されましたが、そんなイメージの効果です。
GPU効果は感じにくい??
GPUと連携させる事で処理が最大10倍速くなるという公式発表があったようなので、「これはすごい!!」と思っていた人もいるかも知れませんが、早くなったのはこのリアルタイムの描画機能で、元々早かったのがさらに早くなったということで私の環境では体感的に”超速くなった!”とは感じられませんでした^^;
ただ、ベビーに使う人に撮ってはこのヌルヌル感は使っていて心地よいと感じます。
あくまで私の環境に基づく体感なので、さらにハイエンドなグラフィックボードを搭載していたりするとまた違ってくるのかも?
また、手持ちのMacBookProではON/OFFどちらも違いは殆ど感じられませんでした。
RAW現像が20%スピードアップした!
一応目玉だったのでGPU関連の話を先に持ってきましたが、個人的にはこの機能の方が大きいかと感じてます。
Lightroom5からLightroom6/CCに変えただけで私の環境だとRAWからJPEGの書き出しスピードが約20%向上しました!
はじめ、書き出しスピードを検証した際、20%高速化したのでこれはGPUのおかげか?なんて思いましたが、GPU支援をOFFにしても変わらず。これはGPUに関係なく高速化されているようです。
書き出しスピードを測定
私の環境(Windows 7 HomePremium、core i7 2600K、メモリー16GB、GTX470)において、EOS 5D MarkIII(2230万画素)で撮影した50枚のRAW画像のJPEGへの書き出し時間を計測してみました。
RAW画像には標準的な現像設定として、露出補正+0.5、コントラスト+25、明瞭度-10、自然な彩度+15、レンズ補正、切り抜き後の周辺光量補正-15を書けました。他はデフォルト設定です。
これをJPEG(長辺1,200px, 画質80)で書き出した時の時間を計測しています。
測定結果
現像ソフト | 1回目(秒) | 2回目(秒) | 平均(秒) | 1枚あたり(秒) |
---|---|---|---|---|
Lightroom5 | 68 | 67 | 67.5 | 1.35 |
Lightroom6/CC | 54 | 53 | 53.5 | 1.07 |
*LR5の結果はLR6のアップデート直前に測定しておいた結果です。
その結果、LR5 ⇒ LR6 へアップデートしただけで書き出し速度が21%向上しました。1枚あたり約1秒という早さ。特に現像せずそのまま書き出した場合は1枚1秒を切りました。
このスピードアップは実際に体感できるくらいの早さでした。
書き出し速度アップの理由は?
GPUに関係なく書き出し速度が上がっているのでその理由を調べてみたのですが、おそらくCPUの使用率にありそうです。
これまでのLightroomは書き出し時でもCPUの使用率が50~70%までしか上がらず、かなり余裕を持った処理をしていたのですが、Lightroom6になってからCPUをフルに使う仕様に変わったようです。
Lightroom5の書き出し時のCPU使用率
Lightroom6(LightroomCC)のCPU使用率
書き出し時のCPU使用率が90%台になっていますよね。
以前から書き出し時にCPUパワーをもてあましているのが勿体ないなぁと思っていたのでこれも嬉しいアップデートです(できたら占有率を抑えたモードも選択出来ると良かったかも)。
また、書き出し時以前は進行状況がファイル単位で分かったのですが、Lightroom6からは進行状況が「○○個のファイルを書き出し」としか表示されなくなりました。また、バーの進み具合も以前は同じスピードで進んでいましたが、今回はちょっと止って、ドドっと進んで、また止って。。みたいな動きに変わっています。
この事から、ひょっとすると書き出し時に複数枚を同時に並列処理をする仕様にかわったのでは?とも思います。そうなってくるとコア数の多い上位CPUの方が現像スピードアップの恩恵は受けやすいかも。。とも思ったり。この辺妄想ですが(笑)
レベルを上げて物理で殴る感はありますが、もしかすると書き出しアルゴリズムの恩恵もあるかもです。
システムも安定化しているっぽい
日頃からLightroomをヘビーに使っている私としてはこの安定化が一番有り難かったりします。私固有の問題かもしれませんが、Lightroom5時代、カタログが10万枚越えた辺りで、デュアルディスプレイでゴリゴリ現像作業しているといきなりLightroomが落ちるという現象にたびたび見舞われていました。
強制終了されても直前の作業までは自動保存されているし、デュアルディスプレイを切ってしまえば起こらない問題だったのですが、頻繁に起こるとストレスが溜まるんですよね。LightroomCCにアップデート後、しばらくデュアルディスプレイで作業していますがまだ一度も強制終了はされていません。
同じ状況の人は希だと思いますが、非常に快適です。
**15/4/28 追記**
一度落ちました。。とはいえLR5に比べると大幅に頻度は減っていますが。
デュアルディスプレイにした状態でフィルターで写真を限定後、現像のコピペを繰り返しながら1枚辺り数秒くらいで次々と現像、微調整を繰り返すというような作業でたまに発生します。。
5.フィルター機能の強化
最後の目玉はフィルター機能の強化(フィルターブラシ)です。
Lightroomの段階フィルターや円形フィルターはマスクをいちいち作らなくて良いのでPhotoshopよりも格段にラクだったのですが、マスクの細かな修正ができないのが玉に瑕でした。
Lightroom6からは段階フィルターをかけた後に効果が適用される範囲をブラシで微調整できるようになっています。
複雑な形にフィルターをかける
例えばこの写真、どんより曇りの日に撮影したので空が真っ白になってしまいました。こういう場合はしょうがないので空を入れない構図を作るのが一般的なのですが、Lightroomを持っていれば空を入れた構図も生かせます。
よく空を見ると雲のディティールがちょっと残っているので空の部分だけ暗く、コントラストを上げてディティールをあぶり出します。
この場合は、段階フィルターで上だけ指定して調整というのが定石ですが、残念ながら空だけ指定すると右の大きなビル全体や木々の先端、ちょっと顔を出しているビルまで暗くなってしまいます。。↓
空は良い感じでディティールが出てきたのになぁ。。
マスクをブラシで調整
そんなときは新機能の「ブラシ」の項目でマスク(効果適用範囲)の微調整をします。
段階フィルター選択時に新機能の「ブラシ」を選ぶと下の方にブラシの項目が出てきます。
ここで好きなブラシを選択(調整)して、マスクの微調整ができます。A、Bのブラシは新たに適用範囲を塗り足す時用、消去は選択範囲を消す時用(消しゴム)です。
今回は適用範囲をビルの所だけ消したかったので「消去」を選択しました。
ただし、これだけではどこを塗ったか分からないので、写真の下にある「選択したマスクオーバーレイを表示」をチェックしてから塗っていきます。
チェックすると適用範囲が赤く表示されるので、効果を消したい所だけブラシでぬりぬりします。
そうするとどうでしょう。空のディティールは浮き出ているけど、ビルの明るさは元と同じ!
どんよりお天気でも良い感じの空になりました!
今までだと、このような調整は補正ブラシでいちいち全部塗るか、段階フィルターとの重ね掛けが必要だったのですが、すべて段階フィルター内で完結出来るようになっている点がGOODです。
もちろん円形フィルターも同じように使えますよ!
その他、地味だけど便利な新機能
めぼしい変更はこんな感じですが、その他細かな変更をちょっとだけ見てみます。
赤目補正がペット対応
個人的には滅多に使う事のない赤目補正ですが、どうやらペットにも対応したようですw
「ペットアイ」という項目が増えていますので動物を良く撮るよという方は覚えておいても良いかも知れません。
書き出し時の個人情報設定
今回顔認識機能が搭載されているということで、機能をONにしている人は書き出し時のメタデータ(EXIF)設定で人物情報をOFFにできます。
デフォルトではOFFになっているため大丈夫かと思いますが、うっかりONにするとその写真に写っている人の名前(自分で登録してあれば)も書き出されてしまうので注意。
Exifについてはコチラの記事もどうぞ
カタログバックアップの容量削減
Lightroomにはカタログのバックアップ支援機能が付いていて定期的にバックアップを促されるのですが、その時バックアップされるカタログがLightroom6からは自動でZIP圧縮がかかるようになっています。
Lightroomのカタログバックアップは一度作ると手動で消さない限りずっと溜まっていくため、大きなカタログを使っている人は意外とディスクの容量を食われてしまいますが今回からは自動で圧縮してくれるのでラクチンです。
私の環境だと約2.2GBのカタログが圧縮後に380MBになりました。
ただ、サイズが大きいカタログは圧縮時にPCの挙動がやや不安定になるっぽく(私の場合)、これまで3回試したうち1回で圧縮時にフリーズしました。。(データは無事で、未圧縮のバックアップファイルが残ってた)
ここも圧縮 する/しない のオプションが欲しい所。
読み込み時にコレクションに追加できる
Lightroomはコレクションを使えるようになったら一人前といった所ですが、今回からは読み込み時に直接コレクションに登録できるようになっています。
コレクションをヘビーに使っている人には朗報ですね。
プレビューサイズの自動オプション
Lightroomは裏で重いRAWファイル読み込んでいる間に表示させるプレビューがカタログに紐付いています。
このサイズはいままで既定のサイズしか選べませんでしたが、今回からはLightroomがディスプレイの解像度を読み取ってオススメ設定を使える項目が増えました。
私のモニターの解像度は横2560pxなので自動にすると横2560pxのプレビューが自動生成されます。
ただし、プレビューはあくまで仮表示用なので、ここを大きくしすぎるとカタログサイズが肥大したり、スペックの低いPCではレスポンスが低下することもあるのでそこを念頭に設定するといいでしょう。
個人的にはフル解像度のプレビューは必要ないと思っています。
まとめ
ということで、2回に渡って発売されたばかりのLightroom6(Lightroom CC)のレビューをしてみました。
初回冒頭でも言ったように、今回のメジャーバージョンアップは既存の良い所を残しながら各機能をブラッシュアップさせた正常進化版だと思います。
Lightroom5をお使いの方ならすんなり移行出来るはず。
初めて使う場合はカタログの概念など慣れるまではちょっとクセのあるソフトですが、慣れてしまえばきっと手放せないソフトになるはずです。AppleのApature、iPhoto難民の方にもおすすめします。
個人的にはPhotoshopまで使えるフォトグラフィープランが色々お得だとは思うのですが、今回レビューした内容は永続ライセンス(パッケージ版)、サブスクリプションライセンス(クラウド版)どちらでも使える機能です。
フォトグラフィープランはオンラインコードを使うとちょっとだけお得。
永続ライセンスは今のところダウンロード版のみの販売っぽい(4/28よりパッケージ版発売)
体験版は1ヶ月フル機能を使えますよ!
これを使い出すともう、他のソフトを使おうって気が全く起きなくなります^^; 完全に依存症。。
ぜひおためしください。
そして、こんなにプロモーションをしたのでお金をちょうだいとは言わないけど、私のCreativeCloudの月額料金免除して下さい、Adobeさん(笑)
初めての方は前回の記事からお読み頂くのがオススメです
**追記(15/05/08)**
Lightroomの買い方がちょっと複雑なのでまとめてみました。新規の人、継続の人、アカデミックな人、乗り換えの人などそれぞれに最適な方法が存在するみたい。
Lightroom6.2 / CC2015.2の新機能についてもレビュー記事書いています
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