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Lightroom6とLightroomCCを安く買う方法とその違いをまとめてみた!

更新日: by 中原 一雄

先日発表になったばかりのAdobe Lightroom6/CC。機能としては全く同じものなのに名前が違ったり、買い方も様々存在するので、その違いと出来るだけ安く買う方法について裏技も含めてまとめてみようと思います。

フォトグラフィープラン

複雑になったLightroomの購入方法。。

約2年ぶりに発売となった写真管理&RAW現像ソフトのAdobe Lightroomの新バージョン。

単体としての機能は同じなのに、これまでのパッケージ版はLightroom6、月額課金版はLightroomCCと名前が変わっていたり、それぞれ購入方法が異なるということで一度まとめてみる事にしました。オススメの選び方やできるだけ安く買う方法についても調べてみましたよ!

わかりにくいアップグレード版やアカデミック版、特別優待版での購入、期間限定キャンペーンなどについて調べました。上手に調べれば格安で手に入れられるかも!

この記事の情報はちょっと古めです。。以下に2020年度最新のLightroomやPhotoshopを安く買う情報をまとめましたので先にそちらを参考にしてみて下さい!

Lightroom,Photoshopを安く買う方法
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プロカメラマンやデザイナーはもちろん、今や一般の人にもデファクトスタンダードとなったAdobe LightroomやPh別のタブで開く

*機能や価格は記事執筆時点(15/05/07)のものです。今後変更になる可能性もありますのでご注意下さい。

Lightroom6とLightroomCCの違いは?

まず始めにLightroom6(LR6)とLightroomCC(LRCC)の違いについてみてみましょう。

単体機能は同じ 一部機能に差が出ました。。

最初に知っておくべき事はLR6もLRCCも単体のLightroomとしての機能はどちらも全く同じだということ。

Lightroom”だけ”を使うならどっちを使っても構いません。

*追記:Lightroom6.1 / CC2015.1 のバージョンアップで両者に機能面でも違いが出てきました。Lightroom6系では新たに搭載された「かすみの除去」という機能が使えません。。
かなり便利な機能なので「かすみの除去」を使いたい場合はLightroomCCがオススメです。

Lightroomの主な機能は以下の記事が詳しいです。

Lightroomのスゴイとこ
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写真は撮るだけでなく、撮った後の編集(現像)も非常に大事です。極端なことを言えば、1枚の写真を完成させるには撮影5割、現別のタブで開く
かすみの除去 LightroomCC限定
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写真現像&管理ソフトのAdobe Lightroomには非常に詳細な調整項目があるのですが、今回はLightroom C別のタブで開く

では、何が違うかというとそれは【ライセンス形式】【オプション機能】の二つの違いです。

*注意:Lightroom6/CCはともに64bitOSでしか使えません。最近のPCの多くは標準で64bitOSとなっていますが、一部のWindows7(32bit版)など32bitOSをお使いの方はご注意下さい。

ライセンス形式の違い

Lightroom6/CCの違いの一つはライセンス(販売)形式の違いです。

買い切り方式(永続ライセンス)のLightroom6

追記:2017年10月のアップデートからLightroomの買い切り方式(CDなどのパッケージで買う方式)は廃止され、すべてサブスクリプション版として販売されることになりました。詳しくは下記記事をご覧下さい。

https://photo-studio9.com/all-new-lightroom-review-2017/

月額課金(サブスクリプションライセンス)のLightroomCC

一方、今回から導入となったLightroomCCは最初にどんと買うのでは無く、毎月決まった額の支払いをしながら使い続ける方式です。お金を支払っている期間はずっと最新版を使い続けられます

*2017年10月以降、Lightroomはすべてサブスクリプション版として提供されます

フォトグラフィープラン

家で言う所の賃貸マンションに住むような感じでしょうか。

後述しますが月額実質745円~で使えます。

Adobeのソフト群はここ数年このサブスクリプションライセンス制に移行しつつあり、PhotoshopやIllustratorといったメジャーなソフトはすべてこの方式になっています。

このAdobeのサブスクリプションライセンス群のサービスをまとめてCreative Cloudと言っていて、その頭文字を取って「CC」というわけです。毎月定額を払い続けている限り最新版を使えるため、これまでのバージョンナンバーという概念が無くなってしまったんですね。

現在(22年4月)Amazonでは1TBストレージ付きの月額1980円のコードしか買えません。20GBストレージの月額980円プランはAdobe公式サイトでのみ購入可能です!

LightroomとPhotoshopがセットになったアドビ フォトプランの詳細をチェック。オンラインストレージ20GBの月額980円(年契約)プランと1TBストレージのついた月額1980円(年契約)のプランが選べます。

オプション機能の違い

もう一つはLightroomに付随するオプション機能の違いです。

Lightroom6は単体機能だけ

買い切り方式のLightroom6はLightroom6だけしか使えません。

まぁ、当たり前ですね。。^^;

特にオプションの機能は付いてきません。

---

LightroomCCは様々なオプションが使える

月額課金版のLightroomCCはそれ自体がCreativeCloud群の一部となったため、Adobe CreativeCloudの様々なサービスを無料で使う事が出来ます。

一番大きなポイントは PhotoshopCC (+BridgeCC) が使える点でしょうか。プロ御用達の PhotoshopCC が無料で使えるのはすごいです(PhotoshopCCを目的に契約する人も多い)。

PhotohopはCC版になる前にパッケージ(買い切り)で買おうとすると10万円近くしたプロツールです。機能限定版のPhotoshop elementsでさえ別に買うと14000円くらいします。

LightroomとPhotoshopの違いはコチラのエントリーをどうぞ

Photoshop or Lightroom
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写真向けの画像編集ソフトと言えば、Adobe社のPhotoshop, Lightroom, Photoshop Elem別のタブで開く

また、Lightroom mobileというスマホ、タブレット用アプリを使えるのも大きな利点。もちろん無料で使えます。

Adobe Lightroom for iPhone
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: 無料

これはスマホ(タブレット)でPCに入っている写真を同期しながらRAW現像ができたり、スマホで撮影した写真をPCのLightroomでも同期して管理出来るという便利なアプリ。スマホの写真をPCで管理出来るという機能は個人的にとても気に入ってます(バックアップにもなる)。

Lightroom mobile
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写真の管理&現像ソフトのAbobe Lightoomがアップデートされ、いよいよiPhoneでの現像、管理が可能になりま別のタブで開く

その他、2GBのクラウドストレージが使えたりもします(全部入り版は20GB)。

ちなみに、クラウド版だからといって常にインターネットに接続しておく必要はありません。

詳しい機能の比較は下記の公式サイトのものが分かりやすいはずです。

Lightroomを出来るだけ安く購入する方法

では、どのようにLightroomを買うのが一番賢い方法なのでしょうか。

パッケージ版やダウンロード版、サブスクリプション版やらアップデート版など様々な種類があって困ってしまいますよね。。

調べたらそれぞれにお得な方法があったのでまずは最もお得だと考えられる方法を概要だけまとめてみます。

Lightroom6だけでOKな人

・新規ユーザー

⇒ Amazonのセールを狙う or LR5から無償アップグレード

・既存ユーザー(LR5, 4, 3, 2, 1)

⇒ 公式サイトからアップグレード版

・学生・教職員

⇒ LR5のアカデミック版から無償アップグレード

・他の現像ソフト(Apatureなど)から乗り換え

⇒ LR5の特別提供版から無償アップグレード

LightroomCCを使いたい人

・新規ユーザー

⇒ 毎月払いで使う or Amazonのセールでお得な年払いコードを買う

・既存ユーザー

⇒ 毎月払いで使う or Amazonのセールでお得な年払いコードを買う

---

これらの方法について下記に個別でまとめました↓

Lightroom6を安く買う方法

自分はオプション機能なんていらないし、LR6を長く使い続けるよ!という人なら買い切り方式のLightroom6が一番お得ですね。

ただ、現在LightroomはCC版にものすごく力を入れているので将来Lightroom7とかがパッケージ版で出るかどうかはやや不透明な状況です。LightroomCC版で紹介するAmazonのセールを活用したLightroomCC版を使うのが最もお得かも。

旧ユーザーはアップグレード版が一番お得

Lightroom5など旧ユーザーはアップグレード版のLightroom6を購入するのが一番お得です。執筆時点では公式サイトのダウンロード版のみ選択できます。パッケージ版は残念ながら出ていません(現時点では)。

買い方はAdobeがCC版を激推ししてることもあり、大変分かりづらいです。。

まずはアドビ製品一覧ページに飛びLightroom6の「ご購入」選択。
*下記リンク、Chromeではうまく閲覧できませんでした。。Firefoxなら大丈夫なこと確認しています。

その中の「購入したい製品」の中から「アップデート版」を選択します。

Lightroom6アップデート版

あとは今持っているバージョンや使用したい言語を選択すると先に進めるようになります。実際に購入していませんが、Lightroom4.x、3.xなど昔のバージョンからでもアップデート可能みたい。

Lightroom6アップデート版

もうちょっと分かりやすい導線にしてくれれば良いのにね。。

ともあれ、1万円以内でLightroomが使えるようになりました。

新規ユーザーは パッケージ版 か ダウンロード版

新規にLightroom6を使う場合はパッケージ版(箱にソフトが入っているやつ)かダウンロード版(ソフトをインターネットでダウンロードする)の2つの選択肢があります。中身はどちらも同じです。

Amazonだと5/29まで20%OFF!!

Amazonで購入の場合、5/29までレジ前にて20%オフが適用されるので表示の金額よりさらに安く買える模様。(*Amazon販売分に限る。マーケットプレイスなど他の会社が販売するパッケージには適用されないので注意!)

パッケージ版(通常版)はこんな感じ

Amazon販売分は執筆時点では14,472円(さらに20%引きで11,578円)とめちゃ安い価格になっていた様ですでに売り切れとなってます(入荷待ち購入は可能)。レジに進んで最後の確定ボタンを押す前の価格が20%OFFになります。

Amazon以外が販売するものは20%OFFにならないので注意。

Yodobashi.comだと10%ポイントもらえるけど元値がちょっと高め。。

ダウンロード版もAmazonが安い(5/29まで)

ダウンロード版は公式サイトでも同じ16,000円ですが、Amazonのみ5/29まで20%OFF(12,800円)で購入可能っぽい。

購入直後にライセンスが発行されるのですぐに使い出す事が可能です。

Lightroom5から無償アップデートする裏技も

あまり知られていませんが、4/22以降新規でLR5の永続ライセンス版を買った人は無償でLR6にアップデートできるプランも用意されています。(7/20まで)

無償アップグレード

普通はあまりメリットありませんが、学生・教職員(アカデミック)版対象者やApple Apatureなど他の現像ソフトからの乗り換えの人ならちょっとお得かも。。

アカデミック版、乗り換え版で安く買う

というのも、LR6には現状アカデミック版、乗り換え版(特別提供版)は用意されていませんが、LR5にはあります。よって、LR5のアカデミック版(乗り換え版)を買い、期間内にLR6へ無償アップデートという裏技が事実上可能っぽい。

一応上記リンク内にも対象である事が書いてある。これなら1万円ちょっとで手に入れられるかも。

本サービスの対象は、製品版、アップグレード版、アップセル版(特別提供版)、学生・教職員個人版、指定校学生向けライセンスプログラム版となります。

ただし、私も試した事ないので対象者は上記リンクをよく読んでみて下さい。

どこかでLR5の安売りを見かけたならチャンスですね。ワリと面倒な手間がかかりますが。。

---

LightroomCCを安く買う

サブスクリプション版のLightroomCCは結構シンプルです。

Lightroomが使えるCreativeCloud(CC)プランは大きく2種類。

一つはPhotoshopやIllustrator、Premiere、Acrobatなどアドビのクリエイティブ製品がほとんど使えちゃう全部入りプラン(月額4,980円)。もう一つが上記で紹介したLightoomCCとPhotoshopCC、Lightroom mobileなどが使えるフォトグラフィープラン(月額980円)です。

フォトグラフィープラン

私はお仕事上全部入りを使ってますが、普通に写真を楽しむ人ならフォトグラフィープランでも十分でしょう。

毎月少額ずつ支払う

フォトグラフィープランも購入方法は大きく2種類で、1つはAdobeの公式サイトからオンライン(月額払い)で購入すること。

この場合、毎月980円ずつカードから支払いとなり、お財布にも優しいですが、注意したいのは1年縛りがあること。途中解約する場合は残りの月数の50%をキャンセル料として支払わねばなりません。

半年で止めた場合は6ヶ月分の半額(2940円)がキャンセル料です。

でも、勢い余ってLightroomを買ったけどやっぱ使わないや。。となった場合キャンセル料を払ってでも一番傷口が浅く済むのはこのプランでしょうか^^;

年間払い分のコードを買う

2019年現在、オンラインコードの販売は1TBストレージ付きの月額1980円プランのみとなってしまいました。980円プランはAdobe公式サイトからオンライン購入(サブスクリプション購入)するしかありません。。

公式サイトでなくても、Amazonやヨドバシなど一般の小売店でフォトグラフィープランの12ヶ月分のコードを買う事も可能です(大きな所でしか売ってない)。

この場合12ヶ月分一気に支払う必要はありますが、たまーに定価よりも安くなっていたりポイントがついたりして、公式サイトの月額ブランよりも僅かにお得になる事があります。

Amazonは年に数回大幅割引キャンペーンをやる!

12ヶ月分ダウンロードコードを買う場合、Amazonでは20~30%オフのキャンペーンを結構良くやっています。サイバーマンデーやプライムDAYなど大きなセールのときはお得な割引があることが多いのでここを狙うと最もお得です。

毎月クレジットカード払いしている人でも、このコードを有効化すれば12ヶ月間はクレジット払いからコード利用に自動で切り替わります。12ヶ月が終わったらまたクレジットカードから引きとされるので、その前にお得なコードをゲットすれば半永久的にLightroomCC(フォトグラフィプラン)を20~30%オフで使い続けられますよ。(一気に2年分登録することも出来るっぽい)

現在(22年4月)Amazonでは1TBストレージ付きの月額1980円のコードしか買えません。20GBストレージの月額980円プランはAdobe公式サイトでのみ購入可能です!

LightroomとPhotoshopがセットになったアドビ フォトプランの詳細をチェック。オンラインストレージ20GBの月額980円(年契約)プランと1TBストレージのついた月額1980円(年契約)のプランが選べます。

まとめ

ということで色々まとめてみました。

期間限定なものもあるので狙ってる人は計画的に購入してみると良いでしょう。

まずは自分はLR6でいいのか、それともLRCCが必要なのか。そこを決めないと前に進めないのでよく考えてみて下さい。

個人的にはこれから写真を真剣にやっていこうと考えてる方なら、なんだかんだでPhotoshopが必要になる場面が出てくると思うのでLightroom CCをオススメしたいかなと考えてます。

2020年現在の最新情報はこちらです

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この記事を書いた人
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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