少しのポイントを押さえれば実は簡単な星空撮影!
写真を始めた人の憧れる写真の一つが美しい星空の写真でしょうか。満天の星空は撮らずとも見るだけで息をのむほど美しいものです。でも、予備知識が無いまま撮ろうと思ってもほとんどの場合失敗してしまいます。
最近はほとんどの被写体がオートでもなんとなく撮れてしまいますが、星空の写真はまだオートで撮ることが難しい被写体の一つです。でも大丈夫!星空の撮り方はある程度パターンを押さえればどこでも撮れるようになります。
そこで今回は初心者でも美しい星空を撮れるようになるポイントをはじめらか丁寧に、一つずつ説明していきます!後半に天の川や流れ星(流星群)の撮り方についても紹介しています。
年に数回ある流星群もこの撮り方でOKです。シャッター速度を長くして、その間に星が流れることを願ってたくさん枚数を撮りましょう!
初心者でもここまでキレイに撮れるはず!
まずは上級者でなくとも星は撮れますよ!ということをご紹介してみます。
星景撮影は目の前に星がたくさん見えてさえいれば、入門用のミラーレスカメラや一眼レフやキットレンズだけで撮ることが出来ます。この記事を最初に書いたのは2015年ですが、2022年現在のカメラは入門用であっても2015年当時の上級カメラと同じくらいの高感度性能を持っているのです!
難しい技術を取得せずとも少しの練習だけでここに挙げるような写真を撮れる可能性が十分あります(お天気と場所に恵まれる事が必要。後述)
入門一眼レフ+キットレンズでも
もう10年くらい前に撮りましたが、私が始めて撮った星空の写真。ここで使っているカメラは今の入門用一眼レフよりも性能が圧倒的にしょぼいカメラです。 若干ピントを外している気がしますが、それでもこんなにキレイに写るんです!
駐車場からでも
良い場所を見つければクルマから降りてスグの場所で撮れたりもします。この写真は高原の駐車場で撮っています。
天の川だって撮れます
条件が良ければ天の川だってこの通り。天の川の撮り方は基本的に星の撮り方と変わりません。ただし、星を撮るより良い条件が必要です。。
カメラを買った次の日に撮れるとまではいいませんが、星景写真は上級者しか撮れないということは決してありません。
星景撮影に必要な機材
まずは必要な機材から。プロ向けのものは必要ありませんがある程度高性能なカメラを選ぶ必要はあります。すでに該当する機材を持っているならここは読み飛ばして構いません。
星がキレイに撮れるカメラとは
満天の星空を撮るためのカメラは高感度性能が高い(暗い所でもクリアに撮れる)レンズ交換式カメラがおすすめ。一眼レフでもミラーレスでもOK。レンズ固定式カメラ(コンデジ)でもここ2年くらいに発売されたカメラなら十分可能性があります(2022年現在)。
スマートフォンや一般のコンデジでは少々難しいですが、iPhone14やGoogle Pixel7など最新のハイエンド系スマホなら工夫次第で可能性が出てきました。カメラの進化が止まりません。
カメラの高感度性能は一般的にイメージセンサーのサイズが大きいほど有利ですが、最近のカメラの性能の進歩はめざましいため、各メーカーの新型なら入門用クラスのものでも不足はありません(2022年現在)。
自分の持っているカメラで撮れるかどうか、これからカメラを買う場合は何を買ったら良いのかは以下の目安を参考にしてみてください。
現行のミラーレスなら何を使っても普通に撮れる
現在のレンズ交換式カメラ(ミラーレス、一眼レフ)なら入門キットでも上で紹介した程度の写真なら余裕で撮れてしまいます。APS-Cサイズセンサーだけでなく、マイクロフォーサーズのカメラでもOKです。
そればかりか、コンデジや一部のハイエンドスマホでも星空が撮れる時代となっています。専門に星景写真を極めるので無ければ星空のことは忘れて自分が普段使いたいカメラを選択すればOK(レンズ交換式なら)。もし、これからのカメラ選びに迷っているなら以下の記事もおすすめです。
具体的にどんなカメラがおすすめかは記事の後半にまとめています。
星を撮るためのレンズとは
星を撮るために必要なレンズはとりあえず、カメラを買った時に付いてきたキットのズームレンズで問題ないです。
キットズームレンズでまずは十分
キットのズームレンズの広角側なら18mm(35mm判換算で28mm程度)、F3.5~4.0くらいになるはず。ひとまずこれで十分です。キットレンズは画質も意外と侮れません。
「35mm換算」など用語がイマイチ分からない方はコチラの記事もどうぞ!
新しく買うなら、空は広いためできるだけ広角寄りのレンズがおすすめ。35mm換算で30mm以下(APS-C: 20mm以下、Mフォーサーズ: 15mm以下)のものが良いでしょう。
余裕があるなら開放F2.8以下のレンズを
できれば開放F値2.8以下のものが理想的ですが、このクラスはグンとお値段も張ってきますので、余裕があればでOKです。F値が4.0から2.8になると光を取り入れる能力が2倍になり暗所に強くなります。でも今はカメラの高感度性能が高くなっているので最初は必要ありません。
具体的におすすめのレンズは記事の後半にまとめています。
標準~望遠はあまり必要ない
広い星空を撮るため、50mmとか70mmのレンズはたとえF値が小さくても使える場面は限られます。星撮影には向きません。例えば50mmF1.8といったレンズはF値が小さいので良さそうですが、星空を撮るには望遠過ぎます・・・
三脚は必ず用意しよう
星の撮影ではシャッタースピードを10秒や20秒に設定します。この時間はカメラを絶対に動かしてはいけませんので手ぶれ防止のために三脚は必須です。
とりあえずということであれば3000円程度の三脚でも大丈夫ですが、この価格帯のものは構図の制約が大きく耐久性や剛性が劣るため、あくまでお試しと割り切ることが必要。すぐに買い換える事になると思います。
最近はAmazon等にスマホ向けのより華奢な三脚も並ぶようになってきたので注意。以下の三脚だと小型カメラならとりあえず使えると思います。
Velbon ファミリー三脚 EX-440 4段 レバーロック 全高153cm 脚径20mm 小型 3Way雲台 DIN規格クイックシュー...
おすすめは金属、カーボン製のもの
入門~中級クラスの軽めのカメラ用なら7,000円~15,000円程度の価格帯のものを選ぶと長く使うことができ、コストパフォーマンスにも優れていると思います。星撮影にも十分です。アルミ製の耐荷重5kg以上のものが目安です。以前は10,000円くらい出さなければ手に入りませんでしたが、最近はAmazonで中華系メーカーのそこそこ良いものが安く手に入るようになりましたね。
3万円台になるとフルサイズのカメラでも安心できるかなり本格的で長く使える三脚が手に入ります。軽量なカーボン三脚も射程圏内。ただ、本格的に星撮影をしないなら始めにここまでの三脚は必要無いかも。この辺はお財布との相談で。。
できればレリーズも準備
三脚にカメラを置いた場合、直接シャッターボタンを押すとブレてしまうので遠隔操作でシャッターをコントロールできるレリーズがあると便利。無ければカメラの2秒タイマーで十分代用できますし、最近のカメラはスマホからリモートでシャッターも切れるものも多いので必須というわけではありません。
ただ、暗闇の現場で確実にシャッターを切れると言う点で昔ながらの有線レリーズは便利です。1つ持っておくと何かと便利。お使いのカメラの端子に対応したものを選びましょう。タイマー機能の付いたものはいろいろ応用ができるのでおすすめです。
ロワジャパン シャッター リモコン コード レリーズ Canon RS-60E3/PENTAX CS-205 対応【プロ専用 液晶LCD ...
無線タイプも便利
最近はBluetoothを使った無線タイプのレリーズ(リモコン)も販売されています。少々お値段しますが三脚撮影するなら持っておくのも良いでしょう。線がないのは非常に便利です。
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他にも細々とあったら便利なモノがありますが、それは撮り方の手順の中で紹介します。
キレイな星が撮れる場所を探すのが最重要!
星の撮影は星が見えないと撮れません。
キレイな星空を見るためには、「1.晴れていて、2.月が出ていない(小さい)、3.光害がなく澄んだ空気 」という3つの条件が必要です。かなり運やタイミングにも左右されると言う点は覚えておきましょう。
どんなに良い機材があり、熟練した技術があっても星が見えなければ話にならないので実はこの「星が見える場所を探す」というのが最も重要なポイントです。
1.晴れている場所を探す
何はともあれ天気予報。雨や曇りは論外なので晴れマークの出ているところを探します。
ただし、天気予報の「晴れ」というのは空全体の雲の量が80%以下ならすべて「晴れ」となります。よって普通の天気予報では分からない雲の量(雲量)が非常に重要。雲量が20%でも80%でも天気予報上は「晴れ」なんです。
SCW天気予報もいいよ!
天体撮影をしている人の間で非常によく使われているのが「SCW 天気予報」というサイト。以前よく使われていたGPV気象予測よりも局地的な情報を確認でき10時間先までの予測が可能。また、現在の雲の様子を雲形(積乱雲とか上層雲とかが分かる)まで表示できる高性能版。スマホにも対応しているので現場でも見やすいですね。
ただし、予測表示や雲形の様子(観測情報)を表示するには有料会員(月額280円)になるが必要あります。旧版のGPVも引き続き使えるようなので無料で使いたいならGPVと併用するのもいいでしょう。星や風景を専門で撮ってる人なら課金する価値はありそうですね。私は早速課金してみました↓
2.月が出ていない(or 小さい)夜を探す
月は星に比べて非常に明るいため、月が出ている夜はどんなに条件が良くともたくさんの星は見られません。。事前に月齢チェックしておきましょう。
PCなら月齢、月の出、月の入りは国立天文台のHPから確認できます。
月チェックはスマホアプリが超便利です。無料で使える「Diana」がシンプルで手軽に使えます。iPhone、Andoroid共に使えます。
新月前後が狙い目!
星空を撮影する理想の条件は新月の時ですが、新月を中心に1週間程度の期間は夜間月が出ている時間帯も短くかなり良い条件です。
逆に半月より大きな月が出ている夜はかなり厳しい条件なので月光撮影などに切り替えて撮影する必要があるかも。例えば下の写真、ほぼ満月の日に撮ったのですがまるで昼間のようですよね。良く見ると空に星が見えます。月が出ていない時は満天の星空になる場所でもこうなります。
ただ、これはこれで悪くないですが・・・
高機能アプリをフル活用する
高性能アプリを使うと月や太陽の動きを手に取るように分かるようになります。私が愛用しているのは「サン・サーベイヤー(Sun Surveyor)」というアプリ。太陽、月それぞれの位置や満ち欠けについてGoogleマップやカメラと連動したAR表示、将来予測など何でも出来てしまいます。私はコレばっかり使ってます。
ストリートビューと連動した表示はロケハンに超便利。iOS版は1,600円と少々高価ですが、月額料金は発生しないので風景の写真撮る人なら払う価値は十分あるでしょう。Android版もあります。
3.光害がなく澄んだ空気の場所を探す
日本国内にいるかぎり、この条件が最も厳しい条件かもしれません。満天の星空を撮るなら大きな都市の周辺は論外です。。大きな街から出来るだけ離れた場所を探す必要があります。
そのとき目安になるものが「光害マップ」なるもので、「Light pollution map」というサイトが非常に分かりやすいです。英語のサイトですが直感的に地図を動かすだけ。赤に近いほど光害がヒドく、黒に近ければ理想的というわけ。
撮影する方向にも注意しておこう
このマップの緑~黒の場所なら、天気、月の条件が揃えば天の川も撮れるでしょう。薄い黄色の場所でもまずまず星は見えるはずです。ただし、観測したい方向に東京など大都市がある場合は地平線が明るく映ってしまいます。。(100km以上離れていたとしても)
例えば、伊豆半島なら南方向は海なので最高ですが、東~北東方向は東京があるため厳しいです。。
具体的な撮影スポットなどは以下のサイトに良くまとめられているのでこちらもチェックしておくと良いでしょう。
高い場所は星が見える確率が高くなる
それと、空気が澄んでいるというのもポイント。夜間活動に適した夏は日本では湿気が強く空気が霞みがち。。そのため低地では良い条件に恵まれない日が多くなります。霞んだ空を避けるなら高い所に行くのが定石。
目安は標高1,000m以上の高地。○○高原とか、○○峠といった高地を狙いましょう。1000m級なら登山せずともクルマで行ける場所は意外と多いです。高ければ高いほど良いです。空気が澄んでいるだけでなく、雲の上に出られる可能性もあります。
秋冬は空気が澄む日が多いので低地でも条件に恵まれる日が多いと思います。
暗い所には危険がいっぱい
このような真っ暗で空気の澄んだ場所で撮影する場合は、カメラ機材とは別にライトや防寒などの安全対策も必須です。記事の後半に必要なものをまとめていますので、キチンと準備しておきましょう。
安全大事です。
これが星空撮影の手順、完全マスターへの道!
必要な機材を揃え、良い場所に行けば星は撮れたも同然。以下のマニュアルにしたがって設定し撮っていくだけの簡単なお仕事です。
それでは実際の撮り方を順を追って見てみましょう!
1.カメラをマニュアルモード(M)にする
星はオートモードでは撮れません。マニュアル(M)にセットしましょう。ミラーレスはメニューの中から設定するものもあります。
マニュアルと聞くとビビってしまうかも知れませんが設定値はある程度決まっているので大丈夫!
*後述するMF(マニュアルフォーカス)とは別物なので注意。
全く始めての人は私の解説しているYouTube動画もどうぞ!
2.手ぶれ補正をOFFにして三脚にカメラをセット
手ぶれ補正をONにしたまま三脚にセットすると手ぶれ補正機能が誤作動し、かえってブレることがあるためOFFにしておきましょう。(最近のカメラ、レンズは手ぶれ補正ONのままでOKのものもあります)
三脚に不慣れな場合は事前に多少扱い方を練習しておきましょう。
カメラを真上に向けたいけど向けられない。。という方はカメラを前後逆に付けると解決出来ますよ!花火撮影なんかにも使えるテクです。
3.星撮影用の設定をする
マニュアル(M)モードの場合、ISO感度、F値、シャッタースピードはすべて自分で決めなければなりませんが、星撮影の設定値はある程度決まっているので下記におすすめする設定をまずは試してみて下さい。
◆暗く、理想的な撮影環境の場合
山奥で月が出ていなく、光害もあまり無い時。見た目としては無数の星がハッキリと見え、天の川も余裕で目視できるような条件の場合です。上記光害マップの黄色、緑、紫の場所で月が無い場合とかそんな条件。
キットズームレンズでも広角側に固定していれば通常、F値は3.5まで下がります。3.5まで下がらなければ最小値(F4とか)に設定します。
開放F値がF2.8以下の高級なレンズの場合はより小さなF値を使ってもOK。
15秒はカメラの画面では「15"」と表示されます。「15」とだけ表示されている場合は「1/15秒」の事なので注意!
この設定で全く星が写らないことはあり得ません。このあとここから設定を微調整します。
理想的な条件ならISO6400、F3.5、20秒の設定でRAW現像せずともカメラで撮っただけでこのくらい写ります。(ISO6400, F2.8, 20"のデータをF3.5相当に明るさだけ変更しました)
◆小さな星もしっかり見えるけど月や光害がある場合
小さめの月が出ていたり、遠くに大都市があるなど光害の影響が多少ある場合は上記設定だと明るすぎるかも。そんなときは以下の設定から始めます。上記光害マップのオレンジのあたりが目安かな。
最初の設定から感度を半分にしてシャッタースピードも短くしました。ここからスタートしましょう。天の川もギリギリ写るはず。
◆明るい星はちゃんと見えるけど細かな星は少しだけ
北斗七星とかカシオペアなど有名な明るい星座はバッチリ見えるけど、満天の星空っていうほどでもないかな?十分キレイだけど。。といった感じ。田舎の街外れや山奥でも半月くらいの月が出てればこのくらいかと。
上からさらに感度を半分にしました。このくらいだと天の川はちょっと厳しいかな。。
◆明るい星はよく見えるけど小さな星はあまり見えない
明るい有名な星座はちゃんと見えるけど、その他の星はわずかしか見えない。。くらいの状況。山奥でも満月に近い月が出ていればこのくらいです。また感度が半分になりました。
明るい月が出ている時に撮影。月が無ければ満天の星空が見られる環境ですが、月が出ているとここまで明るくなります。(ISO800, F3.5, 15" ← F2.8で撮ったものをF3.5相当に調整)
◆大都市近郊など星がかろうじて見える状況
東京23区+αや地方の大都市圏だとこのくらい。1等星なら見えるかなぁといった感じの場合。
感度がさらに半分になり、シャッタースピードも短くなりました。東京近郊だとこれでも明るすぎる場合があります。。
横浜の夜景スポット大桟橋から撮ってみました。よーく見るとオリオン座がばっちり写っています(PCの人はクリックして拡大すると分かりやすいです)。
ホワイトバランスは寒色系がおすすめ
写真の色を決めるホワイトバランスは好みで(オートでも)いいですが、個人的には寒色系のホワイトバランスがおすすめ。空に宇宙を感じるような色になります。具体的には白色蛍光灯や白熱灯(電球色)あたりの設定。
長時間露出時のノイズ補正はOFFがいいかも
カメラはデフォルト設定で長時間露出をするとそれと同じ時間だけノイズ除去がかかることが多いです。例えばシャッタースピード30秒で撮影すると直後に30秒ぶんのノイズ除去がかかるので、1枚撮影するのに1分もかかり手数が落ちます。
キヤノンの場合は「長秒時露光のノイズ低減」という項目です。他のメーカーのカメラも似たような名前の項目があるはず。多少のノイズ改善効果は見られますが、劇的というわけでもないので枚数を稼ぎたい人はOFFにしてもいいです。
気になる人は「ダーク減算」とかでググってみましょう。普通はスルーしても問題ないです。これをしなくても天の川などもキレイに写ります。ここに載せている写真はすべてOFFで撮ったものです。
将来の事を考え出来ればRAW+JEPGで
星の写真は撮影後に編集することでより輝きを増します。編集を考えるとRAWからのほうが圧倒的に有利なので、将来RAW現像するかも?と少しでも思う人はRAW+JPEGで撮っておきましょう。今はしなくても将来データさえ残っていれば蘇らせることが可能です。
星空のようなカメラ的に厳しい状況はJPEGから編集すると画像がすぐに荒れてしまいます。。
5.星にピントを合わせてシャッターを押す
星にピントを合わせておきましょう。最近のカメラは性能が高くピントも合わせやすくなりました。
はじめてチャレンジする人は事前に練習しておくのが良いでしょう。自宅のベランダや近所の公園から見える明るい星にピントを合わせられればOK。
ここ2~3年に発売されたカメラなら背面のモニターで画面を拡大し、一番星やもっとも遠くにある街灯にMF(マニュアルフォーカス)でピントを合わせましょう。
ピント合わせの具体的な方法は下に詳しく解説しているので上手くいかない人は確認しておいてくださいね。
2秒タイマーまたはレリーズを使う
シャッターを切る場合は、ブレ防止のためカメラ側で2秒タイマーを使うか、レリーズをカメラに装着します。ワイヤレスタイプのレリーズやスマホからコントロールしてもOKです。
上記おすすめ設定で一枚撮影して明るすぎればISO感度を下げます。暗すぎればISO感度を上げましょう。
星が目視出来ているのに上記設定で全く星が写らないということはまず無いのでその場合は設定を見返すこと。
6.明るさを微調整する
あとはシャッターを切るだけで星が写っているはずです。結果を見ながら明るさを微調整します。具体的にはF値、シャッタースピード、ISO感度を調節します。以下におすすめの調整方法をまとめました。
- カメラの”○○段”、”××EV”を簡単解説!始めから丁寧に。
明るくしたい場合
写真を明るくしたい場合の方法は二つ。ISO感度を上げるか、シャッタースピードを遅くする(伸ばす)か。
一番簡単なのはISO感度を上げること。ただし副作用で写真がノイジーになります。自分のカメラの高感度性能と相談しながら調整しましょう。
または、シャッタースピードを伸ばします。Mモードなら通常30秒まで伸ばせます。しかし、長すぎると地球の自転運動により星が点から線になります。広角なら20秒くらいまでならあまり気になりません。
F値を小さくする余裕があるなら下げても明るくなります。
暗くしたい場合
写真を暗くしたいならISO感度を下げる、シャッタースピードを速める、F値を大きくするのいずれか。
ほとんどの場合はISO感度を下げて暗くするのがおすすめです。
キットレンズでF値を大きくするのはあまり現実的でないかも知れません。ピントを合わせてもモヤッとするならちょっとだけF値を大きくすると多少スッキリした絵になる可能性はあります。
撮る方角によって明るさが変わることも
遠くに大きな街がある場合は方角によって空の明るさがかなり変わります。
たとえばこれ、東京から直線距離で100km以上離れた山奥で撮りましたが、地平線が明るいですよね。。この方角に大都市 東京があるからです。後ろの空は天の川がしっかり見えるくらい暗い空なのに。
また、日の出の1時間前にはもう東の空はかなり明るくなり始めますし、月の位置によっても空の明るさは変わります。基本の設定を中心に撮影結果を見ながら明るさを調整してみましょう。
7.構図を調整してバシバシ撮る
明るさが決まればあとはバシバシ撮るだけ。
場合によってはファインダーもライブビューも真っ暗で効かない場合があるので、撮りながら微調整します。最近のカメラは水準器が内蔵されていることが多いのでそれを手がかりにするとやりやすいです。
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これで一通りの星空撮影の手順を紹介し終わりました!
普通の撮影に比べればやることや覚えることはたくさんありますが、パターンは決まっていますからこれさえ覚えれば普通に星が撮れますよ!
天の川や流れ星、月はどうやって撮るの?
普通の星空ではなくもっと特別な天体を撮りたい場合も今回説明した内容がベースになっているので撮り方はほぼ同じです。以下に個別のポイントをまとめておきます。
天の川を撮りたい!
天の川の撮り方は実は今回の方法と全く同じです。天の川は小さな星の集まりなだけですから。
天の川撮影の最大のポイントは、天の川が目視でもしっかり見える場所、タイミングに行くこと。ただそれだけです。そのうち天の川特集もやろうかと思います!
星の軌跡を撮りたい!
普通に星が撮れるようになれば軌跡を撮るのは超簡単です。
ただし、写真を合成したり、インターバル撮影をするなどいくつか技術的なポイントを追加で覚える必要があります。下記の記事に詳しくまとめてあるのでぜひご覧下さい。お家のベランダからでも撮影できるんですよ!
○○星雲、○○銀河を撮りたい!
残念ながら今回の方法では撮れません。。これらを撮るには望遠レンズを使わないといけないので、星の動きを止めるために赤道儀という専門の道具を用意しなければならず、かなり専門性の高い撮影となります。。
流れ星も撮りたい!
年に数回ある流星群は流れ星を撮るチャンスでもあります。流星群でなくとも条件が良い空なら一晩に何個も流れ星が見えます。
実は流れ星を撮るのも今回の方法と同じです。星を撮る場合は15~30秒ほどシャッターを開けっ放しにするのですが、その間に流れ星が出れば星と一緒に流れ星が写る。ただそれだけ。星を撮るときのオマケみたいなもので運次第です。
上の写真は2020年11月14日のふたご座流星群を自宅のベランダから撮ってみました。F2.8、8秒、ISO100でひたすら連続撮影(インターバル撮影)して、あとから流れ星が写っているのを探す作戦で撮影。これが最も確実ですね。23区内なので空が明るくISO感度は驚きのISO100ですが一晩に何度かある明るい流れ星なら都内からでも撮影出来ます。
ちょっと専門的な話になってしまいますが、流れ星の明るさはシャッタースピードに影響しません。狙って撮るなら暗い空でF値を小さくするか、ISO感度を大きくするとしっかり写ります。
月はどうやって撮るの?
月は非常に明るいため、星を撮るよりずっと簡単です。こちらに詳しくまとめたのでご参照ください。
望遠レンズさえ持っていればすぐに出来ます。三脚すら必要ありませんよ!
最初からわかる、星へのピントの合わせ方
上でおすすめの設定を紹介しましたが、初心者にとって最も難しいのは星にピントを合わせることです。普通の撮影ならシャッター半押しをすれば自動でピントが合いますが、星は暗すぎるのでAF(オートフォーカス)が効かないから。ピント合わせがスムーズにできるようになれば星景写真の難易度はグッと下がります。
以下に、シーン別でピントの具体的な合わせ方を紹介します。撮りに行って「ピントが合わせられない・・・」と泣く前にピント合わせの方法をしっかり覚えておきましょう。
最新の上級カメラ(EOS R5/R6など)は明るい星ならAFが効くものまで現れました。お使いのカメラが星にAFが効くかどうか事前に確認しておくのも良いでしょう。
非常に明るい星が見えている場合(簡単~やや難)
明るい一等星や金星や木星が出ている場合、現行機種なら背面液晶(ライブビュー)で星を確認する事ができるはずです。三脚にカメラを固定し、背面液晶を見ながら明るい星にピントを合わせましょう。実際に星にピントを合わせるのでこの方法が最も確実です。
MFに切り替えて拡大しながら
運良くライブビューで星が見える場合でも一部の上級機を除いてAF(オートフォーカス)は恐らく効きません。三脚にカメラを据えMF(マニュアルフォーカス)に切り替えてから、レンズのフォーカスリングを回してピントを合わせます。入門機はレンズ側のスイッチではなくカメラのメニューからMFへ切り替えするものもあります。
ライブビューでピント合わせをする場合は星が最も小さく見えるポイントがピントが合った場所。目的の星が画面の端にあるとピントが合っても点に見えない場合があるので必ず画面中央で合わせます。画面を拡大しながら合わせましょう。
ミラーレスではピントが毎回戻ることも・・・
一眼レフのレンズならここでフォーカスリングをマスキングテープなどで固定してしまえば撮影中、ずっと星にピントが合った状態で撮影出来ます。ただし、最近のミラーレス用レンズでは固定していても電源を切るとピント位置が元に戻ってしまうものもあるので注意。
毎回ササッとピントを合わせられるように練習しておきましょう。
古い機種だとライブビューで星を見ようとしてもノイズに埋もれてしまい上手くいかない場合があります。。その場合は以下の方法を試してみましょう。
ライブビューも効かない場合(難)
山奥の新月といった理想的な環境では星以外の光源が見えないため、万が一ライブビューで星が見えないとピント合わせは大変です。このような環境では実際に試し撮りしながらピントを合わせる必要があります。最近のカメラなら大丈夫だと思いますが、せっかく山奥まで来てもピントが合わないと撮影出来ませんので覚えておくのがおすすめです。
無限遠方向を覚えておく
まずはレンズの無限遠方向にフォーカスリングを回しきります。メーカーやレンズによって無限遠方向の向きが異なるので注意。カメラを構えた状態で反時計回りで無限遠になるのはキヤノン、オリンパス、シグマ。それ以外のメーカー(ニコン、ソニーなど)は時計回りで無限遠です(一部例外あり)。
距離目盛りがついているレンズは「∞」を目印に。付いてなければ回しきります。また、一部電子式のフォーカスリングを採用しているレンズは回しても回しても止まりません。。この場合は電源を入れている状態で勘で回しきらないといけないです。(カメラの背面液晶に距離表示が出る機種もあり)
ただし、回しきると無限遠を過ぎます。。
AF対応レンズ(ほとんどのレンズ)はフォーカスリングを回しきった所では無限遠を通り過ぎてしまっているので、5mmぶんくらい戻し、そこからピントリングを1~2mmずつずらしながら実際に撮影し、一番ピントが来ている点を探ります。
カメラの露出設定は下記の具体的な撮影手順を参考にしてみて下さい。
数枚撮影して無事にピント位置を見つけたらズレないようにテープで固定しておきましょう。
遠くの景色に合わせてしまうのもOK
月や遠くの街灯などが見えるときはそれにピントを合わせるのもアリです。星そのものにピントを合わせるのがベストですが、数キロ先にあるような被写体ならそれにピントを合わせてもだいたい星にもピントが合っているでしょう。
目視できる一番遠い景色(山や月など)にAFかライブビューを使ってピントを合わせます。月や街灯ならAFが効く場合も多いので楽ですよ!
ベランダで予行演習しておくとGOOD!
最近のカメラならピント合わせは比較的楽ですが、真っ暗な状況でMFでピントを合わせるのは初めてだと難しいかも。
街中でも1等星など明るい星は見えるでしょうから初めての場合はベランダや近所の公園から見える星でピント合わせの練習だけでもしておくと良いです。どうしても星が見えないなら遠く(数百メートル先)の街灯で練習するのでもやらないよりはずっとマシです。
星が見えないと言われる東京23区内でも1等星なら肉眼でも見えるのでカメラで捕らえることは可能です。こちら葛飾区で撮った空。(ISO200, F2.8, 10sec)
ほかに準備しておくべきもの、おすすめの機材
2022年現在、星を撮るためにおすすすめの入門機材を紹介しておきますね
カメラはミラーレス一択
これから新しく趣味用にカメラを買うならミラーレスカメラを買いましょう。現在はペンタックスを除いて、一眼レフカメラの開発はほぼ終了していると言って良い状況です。
最近のカメラはどのメーカーも高感度性能に優れているので、星景を撮るだけならどのミラーレスカメラでもOKです(新品なら)。入門機だとボディだけで10万円前後の予算感になります。
将来的にフルサイズを使いたいかどうか
そのうえで、個人的にはキヤノン、ソニー、ニコン、富士フイルムのAPS-C機がおすすめです。
キヤノン、ソニー、ニコンはプロ向けから入門用まで幅広いラインナップがあり、フルサイズ機も選べます。予算10万円程度で入門で使いたいならソニー α6400、キヤノン EOS R10、ニコン Z 30あたりがおすすめです。どれも暗い所に強く、フルサイズ上級機並みのAF性能を持っていたり、動画の撮影にも対応します。
レンズを買うなら明るい広角ズームがおすすめ
カメラの性能がそこそこ良ければレンズはとりあえずキットのものでもOKですが、新しく揃えるならF2.8くらいの明るい広角ズームがおすすめです。
ソニーのカメラなら、タムロンのソニーEマウント用レンズ、11-20mm F/2.8 DiⅢ-A RXD (Model B060)、17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)なんかはF2.8で10万円を切る価格の非常にコスパの良いレンズですね。
キヤノン、ニコンは旧レンズ+アダプター利用でも
キヤノン RFマウントやニコン Zマウントはまだサードパーティ製の選択肢は少なく、お手軽な明るい広角レンズはありません。。価な純正品となります。旧世代のキヤノンEF、ニコンFマウント用レンズは中古で安価に出回っていますのでこれらとマウントアダプターを組み合わせて使うという方法はアリです。星はAF性能ほとんど関係ありませんのでアダプター経由でも十分使えます。
安全の準備もしておこう
・ライトは予備を含め2つ以上
星がキレイな場所は夜になると真っ暗です。必ずヘッドライトやペンライトなど明かりになるものを予備も含めて2つ以上用意すること(できれば予備電池も)。山奥の本当に暗い状況だとライトが切れた瞬間に自分の足下さえ見えなくなり普通に遭難する可能性があります。
赤色LEDが付いたものは星空撮影に便利ですよ。
・できれば明るいうちにロケハンを
夜の自然にはトラップがたくさんです。初めての場所はできるだけ明るいウチに到着しておきましょう。
・暖かい格好で行く
星撮影は高所が有利ですが、標高1000mを越える高原は夜間非常に冷えます。
2000m以上の場所だと下界は30℃以上でも夜間は10℃以下になります。夏期でも絶対に半袖で行かないこと。1000mなら(最高気温-15)℃、2000mなら(最高気温-25)℃くらいのつもりで準備しましょう。
山岳の場合はさらに相応の準備をして挑むこと。
・不要な明かりは付けない
近くに自分以外の撮影者、観察者がいないなら自由ですが、特に週末に良条件が重なれば有名ポイントにはたくさんの人がいる可能性があります。ヘッドライトなどで不要に辺りを照らさないよう注意しましょう(もちろん安全第一で。そのためにもぜひロケハンを)。
ヘッドライトやペンライトはそのままでは明るすぎる場合があるので、赤いセロハンを上から被せるといいです。100均に売ってるセロハンを現場でパーマセルやマスキングテープでくっつけるだけでも十分。赤色LEDが標準搭載されたライトを使うのもアリです。
まぶしくないので自分にも優しいです。
・携帯の電波が通じない場合もあります
星のキレイな山奥はクルマで行ける場所でも携帯の電波が無い場合もあります。撮影前は不要な心配をさせぬよう家族などに連絡しておきましょう。最近はどこでも電波があるのが普通なので意外な落とし穴です。
天気予報なども電波のある場所で最終確認しておくこと。このマニュアルもスマホで現場で見ようと思っても見られないかもしれません(笑)
上手く撮れない・・・困った・・・ そんな場合は?
星がまったく写らないんだけど・・・
上記の設定を順番に実行すれば、目視で星が見えるのにまったく写らないことはありません。どこかで設定が間違っているはず。落ち着いて最初から見返してみましょう。
良くあるミスは
・ピントが合っていなかった
明るい星が点で写っているか、水平線や山の稜線がしっかりうつっているか確認します。上記「ピントが合えば撮れたも同然」の項を最初から見返しましょう。
・暗すぎる
15秒ではなく1/15秒に設定していませんか?
カメラは通常、15秒は「15”」、1/15秒は「15」と表示されます。「 ” 」があるかどうか確認しましょう。
キャップをしっぱなしという笑えないミスもあるので一応ご確認を。
・明るすぎる
大都市近郊や満月の夜は明るすぎる場合があります。上記「4.星撮影用の設定をする」の項を参考に設定を見直しましょう。
星が線になるんだけど
地球の自転運動により、長時間シャッターを開けっ放しにすると線になります。特に50mmや100mmといった標準~望遠域は目立ちます。できるだけ広角を使いシャッタースピードも20秒程度にとどめておくのが良いです。
完全に点で撮りたいなら「赤道儀」という専用のアイテムを使いますがこれは上級者向けなので割愛。
また、ペンタックスの一部のカメラには「アストロトレーサー」というイメージセンサーそのものが星の動きに合わせて動き、線を点で写す機能をもったものもあるのでペンタックスユーザーは試してみても良いでしょう。
これとは違い、画面端側の星が滲むように線になっている場合はレンズの収差によるものです。絞ると改善する場合がありますが根本的に解決するにはレンズを買い換えるしかありません。。
ノイズだらけで写真が汚い。。
できるだけISO感度を下げることを考えましょう。ただ、それでも望む明るさが得られないならおそらくこれがあなたのカメラの限界です。。
カメラ内のノイズ軽減設定を強めに掛けたり、RAW現像でノイズ除去を丁寧にすれば多少の改善は見られます。OFFを推奨していた長秒ノイズ除去もONにしましょう。
RAW現像で明るくすることを見込み、感度を下げややアンダーに撮っておくというのも一つの方法。古いカメラやセンサーの小さなカメラはなかなか厳しいです。。
おススメのピクチャースタイルは?
ピクチャースタイル(ピクチャーコントロール)などの仕上がり設定で風景やビビット系にし、コントラストを最大にしてしまうのがおススメ。より星がハッキリと写るはずです。
キヤノンなら「風景」「コントラスト+4」がおすすめ。
下記エントリーのしっかり系セッティングを参考にしてみてください。
RAWで撮ればあとから変更可能ですよ。
ソフトフィルターは付けた方がいいの?
ソフトフィルターという特殊なフィルターを付けると明るい星の光が滲んだようにふわりと幻想的な雰囲気になるため愛用する人も多いです。
↓確かこれはソフトフィルター付けてたはず。分かりにくい例ですみません。。
私も以前使っていたことがありましたが、個人的にはキリッと写った星の方が好きなので最近はほとんど使いません。結構好みが分かれると思います。それほど高価なフィルターではないので一度試してみるのも良いかも知れません。
三脚を持っていない!忘れた!
三脚の一番大きな役目はカメラを固定しておくことなので、三脚がなくとも地面やバッグの上にカメラを置いて2秒タイマーなどでシャッターを切れば一応写せます。
この写真はカメラバッグの上にカメラを置いて2秒タイマーで撮りました。カメラさえ動かなければ普通にキレイな星が撮れます。
ただし、構図の自由度が大幅に制限されるのであくまで緊急事態向けです。。
iPhoneやスマホで星は撮れますか?
昔はまず無理な話でしたが2022年現在、一部のハイエンドスマホでは撮れるようになってきています。iPhone12 ProやGoogle Pixel5などカメラが強いスマホを持っている人なら試してみる価値はアリ。
マニュアル撮影ができるアプリを使えばカメラの設定値などは今回紹介したものをベースにすればOKです。原理はスマホもミラーレスも同じ。標準のカメラアプリでナイトショットを使うのもOKでしょう。
スマホのカメラはレンズのF値が小さい(明るい)ので、ISO感度を下げ気味にして撮影するのが良いかと思います。
星座のこととか全然知らないんだけど。。
星座の名前や星を知っているとより楽しく撮影できるようになりますよね!そんなときはスマホのアプリが大活躍します。スマホを空に掲げるだけでその方角の星を示してくれるため超便利です。iPhoneで無料で使えるのだと「星座表」というのがおすすめ(一部アプリ内課金あり)。
また、有料ですが「Star Wark 2」はより高機能で天の川の位置が分かりやすかったり、表示が美しかったりとこのところメインで使ってます。
Androidは最近使ってないですが、Google純正の「スカイマップ」あたりが評価高いと思います。たぶん無料。
まとめ:星空を撮るのは難しくない!
ということで、星の撮り方を一通りまとめてみました!非常に長い記事となってしまいましたが最後までお読み頂きありがとうございます。
こだわり出せば沼のように深いジャンルの撮影ではりますが、最近のカメラ性能の進歩もあり、目視できる星なら初心者でも気軽に撮影出来るようになりました。
満天の星空をはじめてカメラに収められた時はすごく感動したのを覚えています。多少練習が必要な人もいるかも知れませんがここに書いてあることを順番にクリアしていけば必ず美しい星空が撮れるはず!
ぜひお試しあれー!