カメラ使いこなし シーン別に撮る 写真のコツ

世界が変わる!一味違った写真を撮りたいならマクロレンズを始めよう。

更新日: by 中原 一雄

今日はマクロ撮影のお話。いいカメラに変えたのにコンデジで撮った写真っぽくしか撮れないんだよね。。とお悩みなら、マクロに挑戦してみるといいかもしれません。ちょっと安易な提案ではありますが、確実にコンデジでは不可能な写真が取れるようになります!レンズ交換できるカメラと”マクロレンズ”があれば誰でもできます。

マクロ撮影 あじさい

見える世界が変わるマクロレンズとは?

マクロ(Macro)とは日本語で「巨視的な」という意味ですが、写真の世界では「小さなものを大きく写す」という意味です。なんとなくミクロ(Micro)の方がしっくりしそうな気がしますが、決まった用語なので仕方ありません^^;

マクロレンズというちょっと変わったレンズを付けて撮影すると、普通のレンズでは到底映せないような小さな世界を大きく写す事ができます。ホント、ファインダーの中の世界が変わって見えますよ!

今日はそんなマクロレンズの世界やおすすめのレンズ、撮り方について紹介してみます!

マクロな世界とは?

マクロレンズを付けるとどんな世界がとれるのかは、実際の写真を見た方が分かりやすいかと思います。

マクロな世界とはこんな感じです。(こちらのエントリーもご参照ください⇒Macro World。

マクロ撮影 アリ

マクロ撮影 あじさい

マクロ撮影 桜

一枚目はアリ。こんな小さな虫もここまで大きく撮れました。アリの世界に入り込んだ感じですよね。普通のレンズではまず撮れません。

二枚目はなんと紫陽花。がくあじさいの真ん中にクローズアップしてみました。キレイだなぁと思った部分だけを切り取って上げるのも面白いです。

三枚目は桜。お花全体を写すにしても小さなお花は普通のレンズではなかなかここまで大きく写す事は難しいです。

どれも、小さな部分にクローズアップしていて、ピントが合ったところ以外はボケボケです。コンデジやiPhoneで撮った写真ではここまでクローズアップしていて不思議な感じの写真ってなかなか無いですよね。

一眼レフのマクロ撮影は小さな世界を大きく写せるという他に、ピントが合っている所以外はとろけるようなボケになるというのも特徴です。

もしあなたがレンズ交換できるカメラ(一眼レフ、ミラーレス)を持ってるなら、”マクロレンズ”というレンズを手にするだけでこんな写真を撮る事ができるようになります!

マクロ撮影に必要なもの

↑の写真のようなマクロ撮影をするなら、まずはレンズ交換式のカメラマクロレンズが必要です。たったこれだけ!

マクロレンズとは?

小さなものを大きく写すためには”マクロレンズ”というちょっと特殊なレンズが必要です。

普通のレンズとの違いはものすごく近くまで寄って撮影できること。普通のレンズは被写体に近づくとあるところでピントが合わなくなってしまいますが、マクロレンズではもっともっと近くまで寄ってもピントを合わせることができます。つまり、大きく写せる!というわけです。

ちょっと普通のレンズとマクロレンズの比較をしてみましょう。

10円玉を机の上において、ピントが合うギリギリのところまで近づいて撮影します。焦点距離はどちらも約90mm。上の写真が普通のズームレンズ、下がマクロレンズです。

普通のズームレンズ

普通のズームレンズは大きく写したくてもココまでしか大きくできない。。

これ以上近づくとピントが合わなくなるのです。。

マクロレンズ

マクロで撮るとここまで大きく撮影することができました!

ぜんぜん違いますね!これがマクロレンズの特徴です。

最大撮影倍率という言葉

マクロレンズとは通常、最大撮影倍率が1倍のレンズのことをいいます。この”最大撮影倍率”はちょっとややこしいので言葉だけなんとなく知っていればOK。”1倍”が最も大きく撮れると覚えておきましょう。ちなみに、普通のズームレンズではこの最大撮影倍率はだいたい0.2~0.3倍くらい。数字が大きければ大きいほど、近くに寄って大きく撮れます。

自分の持っているレンズの最大撮影倍率がいったいどのくらいなの?と思ったら、説明書やメーカーHPの”仕様”の欄を見てみます。

例えば、各社のマクロレンズを見てみると。。

・Canon EF-S 60mm F2.8 マクロ

EF-S 60mm F2.8マクロ

Canon 単焦点マクロレンズ EF-S60mm F2.8マクロ USM APS-C対応

Canon 単焦点マクロレンズ EF-S60mm F2.8マクロ USM APS-C対応

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・Nikon AF-S Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

・タムロン SP AF90mmF/2.8 Di MACRO

SP AF90mmF/2.8 Di  MACRO

・LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8

LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8

みんな”1倍”ですね。普通のレンズならここが0.2倍とかになってるはずです。

カタログスペックの読み方はこちらにもまとめました!

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どんなレンズがおススメ?

撮影対象にもよるので絶対コレがおすすめ!といことは言えないのですが、個人的には35mm換算で60~90mmくらいのレンズがおすすめ。室内で撮ることが多いなら60mmくらい、屋外が多いなら90mmくらいが使いやすいと思います。

フルサイズセンサー搭載カメラ

上の写真はEOS 5D MarkIIというフルサイズのカメラに Tamron SP AF90mm F/2.8 MACRO というレンズですべて撮影しました。このタムロンのマクロレンズは手ごろな値段でありながら、ボケが柔らかく美しいと評判のレンズ。業界では「タムキュー」として親しまれている人気のレンズで私も愛用しています。

新品でも3万円ちょっと、中古ならさらにお安く手に入れられるのでおススメ。

タムキューの手ぶれ補正付き版も出ています(お値段ちょっと高め)

APS-Cセンサー搭載カメラ

ただ、APS-Cサイズのカメラ(普通の一眼レフ)をお使いなら、90mmのレンズは135mm相当になってしまい望遠過ぎるので、40~60mmくらいのレンズがおすすめです。

APS-Cって何?という方はコチラのエントリーもどうぞ

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キヤノンならEF-S60mm F2.8 マクロ USM、ニコンならAF-S Micro DX NIKKOR 40mmあたりは純正レンズでありながらそれほど高価でないのでおすすめ。いずれも発売から時間が経っているので中古品も潤沢にあるかと思います。

Canon 単焦点マクロレンズ EF-S60mm F2.8マクロ USM APS-C対応

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キヤノンのAPS-CミラーレスEOS M向けに、先端にLEDライトが付いた変わったレンズもあったりします。

マイクロフォーサーズ

オリンパスやパナソニックのマイクロフォーサーズ規格のカメラなら、焦点距離は30~45mmのものが目安。

M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroあたりは純正でありながらお値段的にも手を出しやすくよいレンズです。

お値段的にちょっと。。というならM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mmというレンズで少しだけマクロ感を味わうことができます。このレンズはマクロレンズではないのですが、マクロモードという機能が付いていて、通常よりも寄ることが出来ます。

  • M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm

最大撮影倍率が0.36とかなり高めです。

他に必要なものは?

特にありません(笑)

できればあった方がいいかなーと思うのは、小さめの三脚くらいでしょうか。被写体に寄れば寄るほど手振れが目立つようになるので三脚があると便利かもしれませんが、マクロ撮影は被写体とカメラの僅かな距離感が結果に大きく響くので慣れないうちはマクロ撮影で三脚を使うのは結構難しいです。

ちなみに上の写真はすべて手持ちです。

マクロな世界の探し方、撮り方

まず、自分がキレイだなーと思う部分を見つけましょう。

例えば上の白い紫陽花を取った場所はこんなところ。

白い紫陽花を撮った場所

引きで撮ると、なんてことは無い普通の紫陽花ですが、花の痛みも少なく、非常にきれいな状態でした。これならアップでとってもキレイだなーと思って撮影したのです。

マクロで撮る時は、ほとんどアップで撮る事になるので、局所的にとてもキレイな部分を探すのがキホン。

いきなりカメラを構えるのではなくて、まずはどこを撮ったら一番キレイに見えるかな?と被写体が一番キレイに写りそうな部分を自分の目で探します。

ポイント

まずはキレイだと思うところを探し出すこと!
よく観察することが大事。

で、ココが良さそうかなと思ったらカメラを構えて、被写体にグッと近づくのです。するとこんな感じの柔らかくボケた写真が撮れるはず。

紫陽花マクロ最初の1枚

ここまで来れば、マクロな感じをたっぷり味わえますね!いい感じでボケボケになりました!

でも、ちょっと欲を言うと、手前の花びらのいくつかに中途半端にピントが合っているため、あまり美しくありません。見てる人はどの花びらを見ていいか迷ってしまいます。

狙いを一カ所に定める

そこでここからさらに、花びら一つだけにピントが合うように位置や角度を微調整したのがこちら。右下一つだけにピントが合いましたね!

マクロ 紫陽花

マクロで撮る時のコツは、自分がキレイだなーと思ったところ1点にピントを合わせて、他はボカしてしまうことです。

そうすれば、見てる人にも自分がキレイだなーと思った部分を伝えやすいですよね。

ポイント

マクロで撮る時は、キレイだと思ったところ1点にピントを合わせる!

カメラの設定は?

出来ればオートではなく絞り優先モード(A、Av)を使いましょう。マクロはボケの具合が重要。つまり、絞り値の調節がポイントです。

絞り値はだいたいF4.0を基準に撮ってみて、そこから微調整するのがいいと思います。もっとボカしたいならF2.8へ、ボケを減らしたいならF5.6へ。という感じで。

感度を上げてシャッタースピードを速くする

また、手持ちで撮るなら、シャッタースピードをかなり早くします。上の写真くらいまで思いっきり寄って撮るなら、1/100程度ではきっとブレます。大体1/300~1/600くらいがおすすめ。

絞り優先モードの時は、ISO感度を自分で調整して(早くしたいなら感度を上げる)ぶれないシャッタースピードになるようにしましょう。

そのほかにも、いろいろ細かなコツはあるのですが、まずはこれだけ覚えれば、マクロを思いっきり楽しめますよ!

 まとめ

今回もちょっと長くなってしまいましたが、マクロ撮影するためのポイントは、

ポイント

・まずはマクロレンズを手に入れる。

・良く観察して自分の目で一番キレイなポイントを探し出す。

・絞り優先モード(A, Av)でF4を基準。ISO感度を調整してシャッタースピードを1/300~1/600にする

といった感じです。わずか3ステップ!

ぜひマクロレンズを手に入れて、自分だけのMacroWorldを見つけてみてください!

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-カメラ使いこなし, シーン別に撮る, 写真のコツ

この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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