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ボタン一つで出来る!雪をキレイに撮影する方法 [コンデジ iPhoneでも]

更新日: by 中原 一雄

今回は降っている雪をフワッとキレイに撮る方法をご紹介します。ある設定をするだけでOKな超カンタンなテクニックです☆雪の撮り方はこれで決まり!コンデジやiPhoneでもOKですよ!

雪をキレイに撮る

降っている雪って難しい。。?

今日の東京は朝から雪が降り始め、FacebookやTwitterでも雪、雪、雪。。。あちらこちらで雪の話題で盛り上がってます。写真つきでつぶやいている人も多いですが、”今まさに降っている”という写真は撮るのが意外と難しいものです。

そこで今回はある設定一つで出来る、”降っている雪”をキレイに写す方法をご紹介します。降っている雪の撮り方はこれで決まり!

昨日かなりヘビーな投稿をしたので、今日はアッサリいきます(笑)

追記:しっかり書いた雪の撮り方記事も公開しました。こちらの方がおすすめかも

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ポイントはフラッシュ!

降っている雪というのは見た目の感覚よりも、小さく、暗く、動いているのでカメラで写し撮るのは大変です。

そこで活躍するのがフラッシュ

フラッシュ(ストロボ)を焚いてやると、手前の雪が明るく目立ちます。しかもフラッシュの光は一瞬なので、雪が止まって見えるのです。

例えばさっきベランダで何となく普通に撮った写真。普通ですね。。(汗

工夫した所といえば、寒そうに見えるように色温度を下げて青っぽくしたくらい。

普通に撮った雪

EOS 5D Mark II / EF 24-105mm F4L  IS USM / 67mm f8

一応雪が降っているなぁーという感じはしますが、背景が明るいところはイマイチ雪が降っている感じが出ていません。

では、同じ設定でカメラのフラッシュを強制発光させたらどうでしょう。。

フラッシュありで撮った写真

EOS 5D Mark II / EF 24-105mm F4L  IS USM / 67mm f8

どうです?

さっきより雪が降っている感じが出ましたよね!

フラッシュを焚いたことでカメラの近くにある雪が明るく目立つようになりました。一方、奥の木や建物まではフラッシュの光が届かないので、背景は最初の写真と同じ状態ですね☆

上記と同じアングルで別日でフラッシュのアリナシの差を比較してみました。やや降りの弱い日ですが、比べると差は歴然ですね!

フラッシュありなし比較

フラッシュを強制発光させる

たったコレだけで雪がキレイに撮れます♪

強制発光させる方法もカンタン。カメラのどこかに稲妻マークがあるので、そのボタンを押して、”常時発光””強制発光”を選択します。機種によってはメニューの中の”ストロボ設定”という所にあるかも。

ぜひお試しあれ!

フラッシュを使うときの注意

雪の撮り方として有用なフラッシュですが、守ってほしい注意事項があります。

それは車や電車に向けて発光しないこと。特に周囲が暗くなってからフラッシュを焚かれると運転手は眩しくて大変危険ですので注意してくださいね。

どうしても雪と電車や車をセットで撮りたいときはストロボをリモート発光させるなどして運転手側に光が照射されないよう工夫してとる必要があります。

うまく写らないときは。。?

雪の中で撮っていますか?

室内から撮る場合はベランダや窓ギリギリのところから撮ります。なぜならフラッシュが届くのはカメラから数メートル程度だから。カメラの近くに雪がなと雪は写りません。。

また、みぞれなど細かい粒の雪はそもそも写りにくいです。ふわっとした粒の大きな雪になることを祈ってみましょう(笑)

近いものを写そうとしてませんか?

被写体が近いものだとフラッシュがそこまで届いてしまうので上手に撮れない可能性があります。ちょっと離れた被写体を撮るのがおススメ

上に向かって撮りましょう

下に向かって撮ると地面にフラッシュが届いてしまいます。また空のほうが雪はたくさんあります。

すこしマイナス補正してみて

日中などは背景が白くて明るすぎると雪が目立たないかも。すこしマイナス補正して背景を暗くしてみましょう。

調光補正をプラスに

一眼レフなど高機能なカメラではフラッシュの強度も変更できるものもあります(上限の範囲内で)。マニュアルで「調光補正」という項目を調べてみてください。露出補正と同じでプラスにするとフラッシュが強くなります。

シャッタースピードは1/200より遅くなってる?

通常、カメラのフラッシュは1/200秒より速いシャッタースピードでは撮影できません。一眼レフなど高機能なカメラでシャッタースピードが1/200秒くらいで点滅していたらSSを遅くしてくださいという警告です。ISO感度を下げたり、F値を大きくして点滅しないようにして撮影してみましょう。

Tv(S)モードにしてしまうのも良いですね。

iPnoneでも一応撮れます

ちなみに、手持ちのiPhoneにもフラッシュが付いていたので撮ってみました。さすがにフラッシュの光量が小さいのでたくさんは写りませんが、フラッシュ有りと無しではやっぱり差が有りますね!

iPhoneなどスマホのフラッシュは発光時間が長くなってしまうので雪が止まって見えません。。これは仕様です。。

また光量も小さいのでチラチラ降っているくらいではあまり効果がないかもしれません。そんなときは友達のスマホのライトや懐中電灯で撮る方向を照らしてあげると雪の軌跡が良く写るかとおもいます^^

iPnoneで雪を撮る

私は北海道育ちなので、雪には慣れっこですが、やっぱり東京で降られると厄介ですね。。

なんせ日ごろの備えがまったく無いですから。。

追記:しっかり書いた雪の撮り方記事も公開しました。こちらの方がおすすめかも^^;

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この記事を書いた人
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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