最強の写真バックアップ環境をNASで構築する!
デジカメで写真を撮る人にとって最も悲劇的なことの一つは「データの損失」でしょう。あなたが使っているそのハードディスクやSSD、DVD-Rなどデータを記録する媒体は例外なく、必ず劣化し、いつかそのデータは読み出し不可能になります。しかも、それが明日なのか、5年後なのかを正確に予測することはできません。
また、ストレージの劣化や故障と並んで確率が高いのが人為的なミスによるデータ損失。パソコンの更新時にうっかりデータを上書きしてしまったり、なにかのトラブルの際にパニックになって消してしまったり。。
そんな恐ろしいデータ損失から大事な写真のデータを守る術は1つしかありません。データのバックアップをとり、コピーを複数の場所に分散して保管することです。
そこで活用したいのがNAS。普通の外付けHDDよりも格段に高機能なNASなら様々なスタイルのデータバックアップを自動で行ってくれるのです。
そこで今回はSynologyのNASを使った最強の写真バックアップ環境を紹介してみます。自動で、家ごと喪失するような災害に遭ってもデータを失わない環境を作ってみましょう!
いつHDDが故障しても涼しい顔でいられるようになりますよ。
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studio9でもこれまでいくつかNASに関する記事を作ってきましたが、NASを使って見たいけど、なんだかよく分からないこと、NASを買ったはいいけどうまく使いこなせないんだよね。。という方も多いかと思います。
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*本記事はSynologyさん提供のタイアップ記事です。
NAS単体でもだいぶ安全
デジタルデータ管理の基本は「明日HDDが故障しても大丈夫」な体勢を常に保っておくことです。
SynologyのNASは2ベイ以上のモデルなら運用中にHDDが1台までなら壊れてもOKといったデータの冗長性があるシステムになっています(別の設定にすることも可能)。
これはSHR(Synology Hybrid Raid)というSynology独自の機能によって実現されます。RAID0やRAID5等に相当する機能を持ちながらRAIDでは不可能な異なる容量のHDDを組み合わせることができるステキ機能。普通に初期設定すれば特に意識しなくても自動的にSHR構成になります。
こうしておけばある日突然、HDDが壊れても(1台までなら)データは安全に保たれます。
先日HDDが壊れてもOKなことを体感した
実際私が使っているSynologyのDiskStation DS416playという機種で先日1台のHDDが前触れも無く壊れるというアクシデントがありました(汗
でもDS416playは4ベイモデルでSHR構成だったため、HDD1台の故障なら問題ありません。HDD故障直後(直前?)は若干不安定になりましたが、NASが自動で故障したHDDを切り離しシステムは問題なく稼働し続けました。後日、壊れたHDDを新しいHDDに入れ替え、ほんの数ステップ踏むことでシステムが元に戻りました!
通常のデータコピーのバックアップなら復旧するために一度システムを停止し、データを正常なものに置き換えて、必要があれば設定を見直し、もちろん新しいバックアップを取り直す・・・といった手順が必要ですが、NASならHDDを入れ替えて何度かボタンポチポチするだけ。それだけで元に戻ります。
NAS単体の運用だけでも外付けHDDに比べて格段に安全で手軽なデータ運用ができます。
ただし、(かなり確率は下がりますが)同時に2台壊れてしまったり、HDDを入れ替えて復旧中(数時間~1日くらいかかる。システムは稼働しているがこの間は冗長性がない状態)に別のHDDが壊れたり、重大なエラーが出る、NAS全体に物理的なダメージが生じた場合(落下、雷、火災、洪水など)にはデータが失われる可能性もあります。
自然故障より怖い人的エラー
また、これらの運の悪い障害よりも高確率なのが人的エラーです。機器には問題ないのに誤って重要なファイルを削除してしまいパニックになってより事態を悪化させるという話は良く聞きます。コードに足を引っかけて棚からNASが落下してHDDが複数同時に壊れるみたいなことも容易に想像できます。
ですから本当に大事なデータはさらに念には念を入れて別の場所にバックアップを取っておくことがおすすめです。
自動化できる!3つのバックアップ方法
ではNASに保管したデータを別の場所にバックアップするにはどうすれば良いでしょうか?
SynologyのNASはバックアップ専用のアプリケーション(パッケージ)がいくつも用意されているので、利用者の利用シーンに合わせていくつかの方法を組み合わせてデータを守ることが出来ます。
ここでは私が写真データを保管するときに実際に使っているバックアップの方法をご紹介してみようと思います。私が行っているのは主に次の3つです。
*今回はNASをメインドライブ(作業用のデータが入っているドライブ)として話を進めますが、外付けHDDがメイン、NASがバックアップといった使い方にも応用出来ます。
- 1.NASとPC間でバックアップ
- 2.NASと外付けHDD(または別のNAS)でバックアップ
- 3.NASとクラウドストレージでバックアップ
NAS単体でのデータ冗長性と組み合わせて、これら3つのうちどれかと組み合わせて運用させると非常に安全なデータ運用が可能です。
順番に説明しましょう。細かな具体的手順まで紹介すると長くなりすぎるので要点を中心に説明していきます。
1.NAS - PC間でバックアップ
NAS - PC間でのバックアップはいくつかの方法がありますが、おすすめなのはCloud Station Driveを使ったバックアップ(データの同期)です。
バックアップというと1日1回とか、一週間に1回など決まったタイミングで行うイメージを持っている方も多いと思いますが、Cloud Station Driveを使うとリアルタイムで、任意のフォルダをPCとNAS間で同期してくれます。DropboxやGoogleドライブのPC用クライアントアプリと同じような挙動をすると考えても良いでしょう。
クラウドストレージのクライアントアプリは通常、パソコン内の1つのフォルダ内のデータしか同期できませんが、Cloud Station DriveならPC内の任意の複数のドライブとNASをリアルタイムに同期できるのもポイント。
Cloud Station Drive導入方法
PC側にCloud Station Drive(SynologyのサイトからDL)をインストールし、NAS側にCloud Station Serverというアプリ(パッケージ)をインストール(パッケージセンターから)しておくと使えます。いずれも無料です。
パソコンとNASに別々のアプリ(パッケージ)をインストールする必要があるので混乱しないように注意しましょう。
バージョン管理もできる
使い始めるためにはまず、Cloud Station Serverで同期設定の有効化を行います。バージョン管理(上書きしても指定した世代分遡って復活できる)も行えます。同期専用のフォルダを作りたければ、コントロールパネル>共有フォルダ>作成 であらかじめ作っておきましょう。
バージョン管理はフルコピーでなくブロック単位の増分管理を行っているのでバージョニングを増やしてもディスク容量を圧迫しにくいようになっています。さらに中級クラスのNASから選べるBtrfsfファイルシステムならさらに容量を節約可能。バックアップに使うならBtrfsfが使えるかどうかも選定ポイントになります。
NAS側で有効化を済ませたら、PCにインストールしたCloud Station Driveを起動して、同期タスクを作成します。(先にCloud Station Driveを立ち上げて同期しようとすると「共有できるフォルダがありません」と怒られます。。)
あとは画面の指示に従って、NAS側とPC側の同期したいフォルダを指定すればOK。
同期スピードも早い
よく使うシーンはPC本体側に保存されている使用頻度の高いデータ(フォルダ)をリアルタイムでNASへバックアップ(同期)するといった使い方でしょう。
NASと繋がっていればデータに変更が生じたらすぐに同期されるため安心です。しかもNASと同じネットワークに繋がっているなら(家の中とか)、インターネットを経由しないのでDropboxなどで同期するより数十倍の速さで同期が終わります。
数十GBのRAW撮影データの同期もさほど苦になりません。
オフライン作業の多いモバイルPCユーザーに
特に、持ち出しの多いノートPCユーザーには大きなメリット。
ノートPCは持ち出し先でオフライン作業することが良くありますが、リアルタイムな同期なのでCloud Station Driveで作業用のフォルダを同期させる設定にしておけばオフライン時でも最新のデータ(オンライン時の直前データ)で作業が行え、再びオンラインになれば自動的にNASへデータがバックアップされます。
[デスクトップPC] ⇄ [NAS] ⇄ [ノートPC]といった3つ以上の環境でデータ同期させることも可能なので、NASを中継して複数端末やグループで同じデータで編集作業を進められるメリットもありますね。
私は使用頻度の高い直近の撮影データや納品データ、原稿などをCloud Station Driveを使ってローカル(PC)と同期しています。
ローカルにデータがある状態なので、NASをバックアップドライブとして考えて運用することも可能です。ローカルにあるファイルなら重い作業もサクサクこなせますね。
追記:大容量のバージョン管理に注意
Cloud Station Driveはバージョン管理に対応しているため、過去のデータもNAS内に残るようになっている安心設計ですが、大量のRAWデータなどを同期し、フォルダやファイルのリネームを繰り返しているとディスクが圧迫されることになります。
ディスクの圧迫が気になる方はバージョン管理を無効にしておくと良いでしょう。NASにアクセスし、Cloud Station Server> 設定 でバージョン管理を止めたいフォルダを選択し、バージョン管理 > バージョンコントローラーを有効にするのチェックボックスをOFFにすればOK。
既に作成してしまった過去のバージョンについてはCloud Station Server > 設定 でバージョン管理を無効にすると一定期間後にデータが消えるようです。すぐに容量を空けたい場合は、Cloud Station Server > 概要 > バージョンエクスプローラー で同期している親フォルダを選択して、 操作 > バージョンデータベースを作成 とすると手動で消すことが出来ます。
「作成」とありますが、Synologyに問い合わせてみたところ、削除(Clear)と翻訳するところ、作成(Create)となってしまった可能性があるとのことで今後のバージョンで修正される見込みです。
2.NAS - 外付けHDD(または別のNAS)でバックアップ
過去に撮影したRAWデータを含む大量の写真はパソコン本体に収めることは難しいですし、データの冗長性もありませんのでNASへ収めるのが理想的です。
そんな大容量データをバックアップするならバックアップ先も大容量な外付けHDDや別のNASにするのが良いでしょう。ここで使うのはHyper BuckupというNAS側のパッケージです。
Hyper Buckupを使えば普通のUSB接続の外付けHDDをNASデータのバックアップ先に指定できます。それだけでなく、NASと繋がった様々な外部ストレージ(DropboxやAmazon S3などオンラインストレージも含む)へバックアップが可能。
Hyper Buckupの導入方法
Cloud Station Driveはフォルダとその中身をそのままの形で同期させる挙動でしたが、Hyper Buckupは対象のフォルダを1つにまとめ、圧縮してバックアップします。つまりバックアップ先のデータはそのままでは見えない形になる一方、バックアップデータは1つにまとまっているので非常にシンプルです。バージョン管理やデータ保持期間もかなり柔軟に設定できるため好きなタイミングで1年前のデータに戻すといったことも設定次第で十分可能です。
インストールはいつものようにパッケージセンターから。
Hyper Backupを起動して、左下の「+」ボタンからデータバックアップを選択してタスクを作成します。外付けHDDにバックアップをとるなら事前にNASのUSBポートに接続しておきます。
NASに接続した外付けHDDにバックアップをとるなら「ローカル共有フォルダと外部ストレージ」、別のSynologyのNASにバックアップするなら「リモート Synology NAS」(バックアップ先のNASでHyper Backup Vaultを起動しておく必要あり)を選択。
あとはウィザードに従って設定していきましょう。
タスクは詳細にスケジュールを決めることができます。最短で1時間に1回から、週ごと、月ごと、週末、特定曜日などなんでもあり。もちろん一度設定すればあとは自動でやってくれます。
バックアップファイルのバージョン管理(ローテーション)も柔軟に行えます。
指定した世代(下の図だと42日分)が過ぎると古いモノから削除される一般的なタイプだけでなく、Smart Resycleを使えば直近データは毎日、古いデータは週ごとに保管 というような変則的な管理も行えて便利。
42世代(42日分)の設定なのにSmart Resycleを使えば17週(119日)前のデータも残ってる安心感。バックアップはブロック単位の増分バックアップに対応しているため、世代を増やしてもHDDの容量は圧迫しにくい仕組みです。
これが無料で全機能使えるんだからすごい。
私の場合は使用頻度の少ない過去の撮影データを隔週で別のNASにバックアップして使ってます。
バックアップデータはそのままでは読めないことに注意
Hyper Backupを使うときの注意点は、バックアップされたデータはパッケージ化されているため、基本的にはNASからしかデータは読めず、バックアップ用外付けHDDをPCに繋いでもそのまでは中身が確認できないこと。
万が一、NAS本体が故障してしまった場合(HDDは正常だけど、NASに電源が入らないとか)には、Synologyのダウンロードセンターから「Hyper Backup Explorer」をダウンロードしてPCにインストールしましょう。そうすれば緊急時でもPCからバックアップファイルの中身を参照できます。
そのまま読める形にするには「ローカルデータコピー」を使う
また、バックアップをパッケージ化せずに単純にデータだけコピーするといった使い方をしたいなら「ローカルデータコピー」というバックアップ方法もあります。バージョン管理が使えなくなる代わりに、バックアップ用HDDをPCに繋げただけで中身が見えるという方法です(Macユーザーの場合は外付けHDDのフォーマットに注意する)。こちらの方法は下記リンク先が詳しいです。
3.NAS - クラウドストレージでバックアップ
最後はNASのデータをDropboxなどのクラウドストレージにバックアップする方法です。
上記の2つの方法は基本、自宅内の2つの機器を使ってバックアップをとる方法でした。よほどの事がない限りNAS+1カ所にバックアップすればデータは安全ですが、例外となるのが火災や洪水といった家ごとダメージをうけるというパターン。絶対に残しておきたい大事なデータは別の遠隔地に保管しておきたいです。
クラウドストレージにデータを入れておけば万が一家が燃えても、流されてもデータが残ります。
単純にクラウドストレージにバックアップを残すのであれば2.で説明した「Hyper Buckup」も使えますが、ここではもう一つ、Cloud Syncというパッケージを紹介しておきましょう。
これは1.の「Cloud Station Drive」と同じくNAS内のデータをそのままの形でリアルタイムにオンラインストレージと同期するパッケージです。これを使う一番のメリットはAmazon Driveを使える事。
Amazon DriveならRAWを含む写真データを無制限につかえるというプライム会員特典があります。1TB級の大容量データをクラウドにアップロードするためには毎月1000円以上のコストが掛りますが、Amazo Driveなら無料です(プライム会員なら)。これを使わない手はありません。
もし、「Hyper Buckup」でAmazon Driveを使うとバックアップデータが1つにまとまって写真データではなくなってしまうため無制限の特典が使えなくなってしまうのですね。だからCloud Sync。
Cloud Syncの導入方法
Cloud Syncもパッケージセンターから無料でインストールします。用途によって使うパッケージが違うので混乱しないように注意しましょう。。(名前の雰囲気も似てるしね)
使い方はこれまでのパッケージと同じようにCloud Syncを立ち上げて、左下の「+」からウィザードに沿ってタスクを作るだけです。
NAS内の複数のフォルダから1つのクラウドストレージへ同期することも可能ですし、同期スケジュールも細かく設定できます。
Amazon Driveでは動画の同期をオフにしておく
Amazon Driveでは無制限で使える容量は写真のみ(RAW含む)ですが、動画は無制限ではないため無料容量ぶん(5GB)にカウントされます。
5GBをオーバーしそうな場合はCloud Sync > タスクリスト > タスクを選択 > 編集 > ファイルフィルタ で動画のチェックを外しておきましょう。
かなり細かいスケジュール設定ができる
例えば私の場合はPCの稼働が少ない深夜と夕方の時間帯にCloud Sync使用し、それ以外の時間帯はネット回線の帯域を空けて仕事に支障が出ないようにしています。
アップロードに使用する帯域を制限することも可能です。Cloud Syncだけでネット回線の帯域を使い切らないように制限をかけるだけでなく、プロバイダのアップロード制限を回避するためにも有効。
多くのプロバイダばデータアップロードが1日20~30GBを超えることが続くと警告が来ます。。大量のデータ(数百GB~TB)を一気にアップロードすると高確率で警告が届き、帯域制限をかけられたり、最悪利用停止となることも(制限を設けていないプロバイダも一部ある)。
あらかじめ上記のスケジュールと合わせて、一日のアップロード量が制限を超えない最大帯域を設定しておくと安心です。定額制とはいえネット回線は共有インフラですから、大量データを扱う場合は出来る範囲での配慮があるとステキですね。
障害復旧時のことも考えた利用を
ただし、Amazon Driveがいくら無制限に使えるとはいえ、長年バックアップをし続けてTBクラスまで膨れ上がったデータは障害復旧時にダウンロードする際、膨大な時間がかかることに注意しましょう。
例えば4TBのデータを3MB/s(24Mbps)でダウンロードし続けると完了まで約15日かかります。回線が混んでてもし、1MB/sくらいしか速度が出なかったら24時間休みなくダウンロードし続けても45日もかかってしまいます。。流石に待てません。
個人的なおすすめはこの方法は最後の砦と考え、流動的な直近数ヶ月の撮影データはCloud SyncでAmazon Driveへ送り、さらに過去の使用頻度の低いものは外付けHDDにコピーして実家などに送ってしまうのが良いかと思います。そのうえで1.または2.の方法と組み合わせると個人レベルでできる最強のバックアップ環境になると思います。
何日もかけて終わりの見えないダウンロードをするより、バックアップHDDを送ってもらった方が圧倒的に早いですから。
ちなみに私は現在、撮影データは【1.NAS - PC間】、【2.NAS - NAS間】、【3、NAS - クラウドストレージ間】を全部組み合わせて万全の体制で運用しています。かなり煩雑に思えるかもしれませんが、一度設定してしまえば撮影してきたデータをメインのNAS(DS1517+)に放り込むだけであとは完全に自動で完璧なバックアップをSynologyのNASがやってくれます。
こんな管理方法、ちょっと前なら超専門的な技術を必要としましたが、今やネットワーク初心者がエントリー向けのNASを使うだけで無料で構築出来ちゃうのです。
普通の人がここまで何重にもバックアップする必要はないかもしれませんが、少なくとも1~3の中でどれか1つを使うと、NAS本体の冗長性と合わせてかなり安全なデータ管理が可能です。
もうね、HDDの故障ドンとこい!といった感じです。 むしろ故障するのが待ち遠しいくらいw
まとめ
ということで、私が普段から実際に行っているSynologyのNASを使ったバックアップ術についてご紹介してみました。あとはMacユーザーならTimeMachineを使ったバックアップにも対応していたりします。外からいろんなアプリを寄せ集めてバックアップ環境作らなくても、Synologyの公式パッケージだけでこれが出来ちゃうのがステキです。
外付けHDDと違い、NAS本体の導入費用が掛かってしまうという問題はありますが、Synologyでは入門機種から仕事で使える上位機種まで様々なモデルが用意されています。入門用のJシリーズでも家庭内や個人で使うレベルならぜんぜん問題ない性能です。
2ベイの入門機種は先日モデルチェンジを果たし、CPUが強化されたDiskStation DS218j。先代のDS216jは世界的なベストセラー。
4ベイの入門用だと新製品のDiskStation DS418jが3万円ちょい。4ベイNASもずいぶん安くなりました。
私がメインで使っているDS1517+はディスク容量を効率的に使える5ベイ。ハードも強いのでサックサクに動くしLANが4ポートも搭載されているので非常に快適です。ヘビーに使いたいならCPUとメモリーが強いモデルがやはり快適です。
SynologyのWEBサイトで比較表示などもできるので気になった方はぜひ試してみて下さいね!
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提供、取材協力:Synology Inc.