いよいよ梅雨がやってきましたね。。精密電子機器のカメラにとっては水は大敵。。今回は100円ショップに売っている”あるモノ”を使って最強のレインカバーを作る方法をご紹介します!
雨が降っているから。。という理由で撮影を諦めなくても済みますよ
雨だからと言って、撮ることを諦めない!
ニュースを見ていたら、近畿、東海地方が梅雨入りしました!とお天気お姉さんが言っていました。関東が梅雨入りするのも時間の問題でしょう。
カメラ好きにはこの時期は厄介な時期です。なぜなら、カメラは精密電子機器なので水に弱いから。。
中級機種以上になると、カメラやレンズに防滴機能が備わっているものもありますが、長時間雨に打たれても大丈夫な設計にはなっていません。だから、カメラにもレインカバーを被せてあげたほうが安全です。
むろん、防滴機能がないカメラにとっては必須のアイテムです。
雨が降っているからといって撮ることを諦めない、突然の雨から大事なカメラを守るためのレインカバーを自作してみましょう。一つ当たり、実質20円くらいでできます☆
市販品より安くて高性能!?
カメラ用のレインカバーは市販品も存在します。
しかし、その多くは三脚を使用して撮ることを前提としたような、分厚いビニール製で機動性に欠けます。しかも、お値段数千円。
雨の日にガッツリ風景写真を撮りたい人のための本気のレインカバーで、いつもカメラバックに!と言うわけにはいきません。。
超軽量レインカバー
今回ご紹介するのは、多少防水性を犠牲にするかわりに、重さわずか数グラム、いつもお守り代わりにバッグに忍ばせておけつつ、お値段20円の夢のようなレインカバーです。
雨の日に手持ちスナップで撮るなら十分な性能。急な通り雨にもサッとカバンの中から取り出せる超便利なカバーです。昔から知られている方法ですが、ホント、おすすめです。
レインカバー自作:準備するもの
準備するものはシャワーキャップです。
ただこれだけ!
そう、シャワーキャップをカメラに被せてあげるだけです。自作ではありませんね。。(笑)
100円ショップに5~10枚入りで売ってます。1個つくるのに10~20円です。
近所の100円ショップには可愛らしい水玉キャップしか売ってなかったので、現在私は水玉カバーを使っています。これで雨の日の楽しさも倍増ですw
もちろん、性能重視なら無色透明がベストですね。100均のものは柄入りや半透明のものも多いので注意しましょう。
個包装がベスト
ベストはホテルに泊った時にアメニティとして用意されてるものです。なんせタダですし個包装なのでカメラバッグにいつでも入れておけるのでオススメです^^
固定用のテープも用意しましょう
シャワーキャップを固定するために、パーマセルテープ(無ければマスキングテープ)など糊残りの少ないテープがあれば完璧です。
パーマセルテープとは舞台や撮影業界でよく使われる黒や白の紙テープのことで手でちぎれてノリ残りも少なく1つ持ってるとオススメです。巨大なマスキングテープみたいなもんですね。
個人的にはカモ井加工紙のテープが好みです。携帯用なら10mm幅の小型のものがいいです。
業界で標準的な25mm幅も1つ持っていると便利です。
カバーの使い方は超簡単!
一番カンタンなのはレンズフードの先端にチョコっと引っ掛けてそのまま、カメラ全体を覆う方法。テープは要りません。
ただし、この場合だと広角側でとるとシャワーキャップが写り込んでしまうのであくまで応急処置用。
できれば、レンズフードの上部にテープで止めてあげます。
こんなときにもレンズフードは大活躍。
フードを付けることで雨粒がレンズ前面に付きにくくする効果も期待できます!
ズームレンズでも大丈夫です
シャワーキャップにはゴムが入っていて、伸縮性があるので付けたままズームしても大丈夫。
写真はEOS 7D + EF 15-85mm IS USMに被せていますがまだまだ余裕。70-200mmくらいまでなら使えるはず。
ズームリングやピントリングへのアクセスも容易です。
ストラップがちょっと邪魔ですが、カメラの底までスッポりと覆えます。雨が激しいならレンズの下まで覆ってテープで止めても良いでしょう♪
薄いビニール製なので、カバーをしたまま背面の液晶モニタを見ることも出来ますし、すべての設定ボタンにアクセスすることも可能です。
水玉なのがアレですが。。(笑)
ちょっと見にくくなりますが、そのままファインダーを覗くこともできます。
正直、ここ数年、いいレインカバーないかなー?と探していますが、今のところこれを超えるカメラ用レインカバーには出会えていません。
お守り代わりに一つ、カメラバッグに忍ばせておいても損はありませんね!
使用時に注意すること
このレインカバーは簡易的なものなので、土砂降りや雨天時の長時間撮影には向いていません。また、普通の雨の日でも多少濡れます。使用後はタオルで拭いてあげるなど、カメラに水滴を残さないようにしてください。
また、ビニールの上から持つと、いつもより滑りやすいです。カメラを落とさないように注意しましょう。
薄いビニール製の素材なので、破れ易いです。使い捨てくらいの気持ちで使ったほうが良いと思います。なんせ安いですから。
こんな時にも有効です
雨の日だけでなくても、水が掛かりやすい場所で使うのも有効です。
例えば、先日 京都の陶版名画の庭というところで、こんな場面に出会いました。
手を伸ばせば流れ落ちる水に届く距離。この水滴を映し止めたいなぁーと。そこでカメラバッグに入れてあったレインカバーを付けて、滝ギリギリの距離まで手を伸ばしてノーファインダーでパチリ。
普通なら水しぶきでカメラがビショビショになる場面でしたが、カバーをつけたおかげでギリギリまで近づけました^^ おかげでこんな写真が撮れましたよ☆
レインカバーが無かったら取れなかった写真^^
雨にもマケズ、水にもマケズ、ステキな写真ライフを送りましょう♪