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写真コンテスト

【5月発表】studio9の写真コンテスト !&7月より応募システムが変わります!

投稿日: by 中原 一雄

studio9写真コンテスト5月のテーマは「緑」「流」「軽」。果たしてどの作品が最優秀に選ばれるでしょうか!今月も季節感の出たステキな作品をたくさんご応募いただきました。
次回7月からは応募システムを一部変更して開催となります!

2016年5月の優秀作品を発表します

本エントリーでは2016年5月にご応募いただいたテーマ:「緑」「流」「軽」の作品の中から特にステキな作品を10をご紹介します!今回も発表が遅くなってしまい申し訳ありません。。X(

なお、応募いただいた全作品は下記リンクからご参照していただけます。ここで紹介しきれなかった写真もたくさんありますのでぜひこちらも参考にしてみてください。

テーマ:「緑」「流」「軽」
studio9の写真コンテスト 2016年5月投稿作品

アルバム提供:30days Album

次回 2016年7月のテーマは「雲」「鮮」「鏡」です

7月のテーマは「雲」「鮮」「鏡」です!

次回より応募方法が一部変更になっております。詳細はこのページの最後でご案内します。

それでは5月の優秀作品を一挙にご紹介していきましょう!僭越ながら私からのコメントも簡単に付けさせていただいております。

*PCでご覧の方は作品をクリックすると大きなサイズで見ることが出来ます。

評価基準

studio9の写真コンテストでは写真だけでなく撮影時に工夫したポイントなど作品につけられたコメントも写真と同じくらい重視して評価しています。詳しくはこちらをどうぞ。

最優秀作品

Brand New Day / Mk.Vさんの作品

テーマ:「緑」

studio9の写真コンテスト(2016年5月)

Nikon D800 / AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

105mm, F4, SS1/250, ISO1100

RAW / LightroomCC,PhotoshopCC

工夫したポイント

ウラナミアカシジミという、梅雨前後の一時期しか見られない蝶です。

おそらく羽化して間もない個体だと思えたので、そこからイメージを膨らませて行きました。

上から木が覆いかぶさる、薄暗がりの土手の斜面。
いい具合にドクダミの蕾に止まっていました。

背景からはうっすら陽の光。
羽化してこれから飛び立っていく、その姿を印象的に表現しようと考えました。

撮影時はSSを少しでも稼ぐ事、背景を極力単純化する事を考えて絞り値を設定。

現像ではLightroomにて基本補正、HSLにて緑とオレンジを調整。
段階フィルターにて上部を明るく、下部を暗く背景から差し込む光を強調。

Photoshopにてガウス処理をしたレイヤーを重ね、マスクを使用して蝶と花以外をボカしました。
その後、NikCollectionにてフィルター処理し、背景からの光をさらに強調しています。

ようやく翅を得て、新世界で新たな1日を迎える。

そんなイメージに仕上げたつもりです。

ブログ : http://markfive.blog.fc2.com/

instagram : https://www.instagram.com/mkv_jp/

studio9より

珍しい蝶を細部までしっかりと捕らえているだけでなく、写真全体でストーリーを持たせるような処理をしている点が素晴らしいです。

オレンジ色の蝶が強調されるように背景のグリーンの色を調整し、背景を丁寧にボカしていることで一層蝶が浮かび上がってくる感覚になります。上部から「はじまり」を予感させるような光が降り注ぐグラデーションもステキですね。

今にも飛び立ちそうというイメージではなく、ゆっくりとこれから始まっていくようなそんな雰囲気が写真全体から伝わってきます。

Mk.Vさんには副賞としてParcfelmeカメラバッグをプレゼントいたします☆

特別賞

Wind flowing / koharu53さんの作品

テーマ:「流」

studio9の写真コンテスト(2016年5月)

NikonD3300, AF-S DX VR Zoom Nikkor 55-200 f4-5.6G, 200mm

F5.6, 1/1000, ISO200, +0.7EV

f値5.6 SS1/1000 ISO200 露出+0.7焦点距離200

工夫したポイント

公園の草地で強風にあおられた草を撮影しました。

うねるような草に風の流れを感じ、始め立って撮影しましたが風でカメラが揺れるのでうつ伏せになり撮りました

曇天のため、f値をやや開放、SSは早めに設定しました

草の白い髭のようなものから風の流れと強さを感じてもらいたいです

studio9より

風にそよぐ草原なんかは広角で草原全体を撮るという表現が一般的には多い気がしますが、この作品は大胆に歩の部分をアップに切り取っている所が目を惹きますね。35mm換算で300mm相当の画角で撮影しているので圧縮効果により草の密度も高く感じます。

穂が左に流されていてアップで撮影していても風を感じることができますね。また、穂の柔らかさやおちついたグリーンの色など画面から優しさを感じることもできます。曇りの柔らかな光が奏功したのだと思います。

koharu53さんには副賞としてAmazon商品券750円分をプレゼントいたします☆

あそぼ / AMEMANさんの作品

テーマ:「流」

studio9の写真コンテスト(2016年5月)

Canon EOS 5D Mark Ⅲ

F5.6, 1/1000, ISO800

Lightroom6

工夫したポイント

むつ湾で4~6月にかけて見ることができるイルカ。その撮影に挑戦しようと出かけました。
むつ湾を回遊しているイルカを見るためには、津軽半島と下北半島を結ぶフェリーに乗ります。が、必ず見られる訳ではありません。

無謀にも、イルカを撮るのは水族館も含めて初めてです。Studio9などを参考に、カメラの設定を次のとおりとしました。

AFモード:AIサーボAF
測距エリア:ゾーンAF
撮影モードは動きをぴたりと止めるためシャッター速度優先モードとし、SSは1/1000
そして、何より大事な工夫?は、イルカに会えるよう祈る!

当日、日頃の行いのおかげか、運良くイルカたちに出会うことができました!

しかし、水族館のショーではないので、いつ、どこに出てくるのか、どこで跳ねるのかなどまったく分かりません。

何度も見失ったり、タイミングを逃してしまったりしたのですが、そのうち、何となくイルカたちの行動パターンが分かってきました。その予測を踏まえ、とにかく連射・連射しまくりました。そしてその中で数少ない、何とか撮れたかな、という一枚がこれです。(たぶんカマイルカです)

仕上げは、トリミングのほか、ラッセンのような雰囲気を出したいと思い、アクアとブルーの輝度、彩度を調整をしました。

テーマは、イルカの流れるような流線型から、「流」としました。
撮影は腕も指もプルプルして大変でしたが、愛嬌のあるイルカ達に楽しい思い出を作ってもらいました。
(駄文、失礼しました)

studio9より

予測することの難しい野生のイルカを見事に捕らえましたね。イルカの跳ねるシーンは水族館でも撮れますがこのように大海原で跳ねるシーンは本物の海でないと無理でしょう。

空撮しているような高い所からの視点は恐らくフェリーからの撮影だからでしょうか。よくあるイルカクルーズ的な小さな船ではこんなに高い視点から撮影はできなかったのではないかと思います。予測の付きにくい動体を撮る設定もバッチリですね。

全体を青寄りに寄せた点も雰囲気にマッチしていますが、イルカまでかなり青くなってしまっているのでここは個別に調整しても良かったかもしれません。

AMEMANさんには副賞としてAmazon商品券750円分をプレゼントいたします☆

優秀作品 テーマ:「緑」

続きまして、優秀作品の発表です!(順不同、投稿日順)

大地のステンドグラス / uuyさんの作品

studio9の写真コンテスト(2016年5月)

工夫したポイント

去年も撮影に行った場所だったのですが生憎の空模様での撮影でしたのでリベンジです。

約30分の登山した後に見える風景には圧巻でした夕日を狙っていましたが夕暮れ時に光が反射し始めた最初の1枚です。

空も入れて撮影したかったのですが棚田メインの一枚を意識して撮影に望みました。

studio9より

有名な丸山千枚田ですね。水が張られ鏡面になった棚田に空の様子が映り込んでいるのがステキです。

夕日が映り込む様子は確かに美しいですが、新緑の美しいこの季節は青空が映り込んでいるのも個人的にはとてもマッチしてステキだと思います。定番のカットとなってしまいますが水田への映り込みで空の様子が分かるので空は無理して入れなくても良かったでしょうか。

撮影時の情報が乏しいのでもう少し詳しくコメントを書いて頂けたら嬉しいなと思いました。

静緑 / Syu.Nさんの作品

studio9の写真コンテスト(2016年5月)

CANON EOS 7D MarkⅡ /CANON EF70-300mm F4-5.6L IS USM

F8, 1/500, ISO 3200

LightroomCCにて黒レベル、シャドウ等補正

工夫したポイント

太陽光線に透過する美しい新緑を求めて森林植物園に撮影に行きましたが、天気予報では晴れ予報が結局晴れる事もなくどんよりとした曇空。

そこで、キラリとハイキーな新緑のイメージから静かな佇まいのローキーなイメージの新緑の撮影に切り替えました。

池の傍にあるカエデ(モミジ)は、池に向かって何層にも枝が伸び、枝ごとに葉の色が違い光の無い場面で緑の美しさを切り取るには最適と判断しました。

黒レベルやシャドウの調整でシャドウを強調し、静けさを表現しました。

カエデの色は、緑を主張しすぎず(濃すぎず)、枝ごとの色の違い、新緑の葉の美しさが表現できていましたので、色補正などはほどんど行っていません。この作品には主張しすぎない緑がポイントと判断しました。

黒レベル等を調整することにより暗めで水面があまり綺麗ではない池の存在が消えてしまったのですが、カエデの下にある石の映り込みだけは、表現したかったのでLRのスポット修正で池部分だけ露光量を上げるなどして石の自然な映り込みを表現しました。
そこに池があることをあまり美しくない池を見せることなく存在を映し出すことができたかなと思っています。

今回の撮影は、自分が狙ったイメージ通りに取れない状況の時にどう切り替えて別のイメージを頭の中に描くかといういいトレーニングになりました。
新緑といえばハイキーというイメージが固定的にありましたが、作品タイトルのような静かな緑もとても魅力的で美しいと感じました。

studio9より

個人的にはモミジは秋の紅葉の時期より新緑の季節の方が好きだったりします。画面を上、中、下と分けるように明るい葉、暗い葉、暗い背景と構成している所に安定感を感じます。

曇りの日は影によるコントラストが穏やかになるので場面によっては平面的な陰影になりがちです。コメントにもしっかり書いて頂いたように影の明るさを丁寧に調整するとしっとりとした印象の中に影の陰影による奥行きを感じることができますね。

最近は影を明るめに補正する手法が(簡単に良い感じに見えるようになるので)流行っていますが、勇気を持って暗い所は暗くするという調整は大事ですね。

アマガエルの瞳 / kusinadaさんの作品

studio9の写真コンテスト(2016年5月)

OLYMPUS STYLUS1s

F2.8, SS1/200, ISO250

RAW / OLYMPUS Viewer 3 / Adobe Photoshop CS 6

工夫したポイント

ヤツデの葉の上にアマガエルを見つけ、緑鮮やかで印象的だったのでクローズアップレンズをつけて撮影しました。

F値は最小でアマガエルの右目にピントを合わせ、ヤツデの葉の前ボケと背景ボケでアマガエルの瞳周辺だけが浮き上がって見えるような感じを狙ってみました。

現像時、明るさとコントラストを調整し、全体が爽やかな黄緑になるように仕上げました。

studio9より

今回は季節柄、緑をテーマにした作品が非常に多かったのですが、緑と言えばアマガエルも代表格ですね。クローズアップレンズをつけたことで大きく寄れるだけでなく、一眼レフ顔負けのやわらかなボケ感も作り出せています。

アマガエルの目力を感じる作品ですが、目にしっかりとピントが合っているだけでなく構図的な要因も大きいのではないかと思います。目線の先の右側に余裕のあるスペースを作っており、カエルの後ろにある太い葉脈の向きも目線を意識させるのに一役買っている気がします。

色も濃すぎず全体の柔らかい雰囲気とよく調和されていますね。

大きな足跡 / ちあさんの作品

studio9の写真コンテスト(2016年5月)

Canon EOS Kiss X7

F5.0, 1/4000秒, ISO6400, 40㎜

Adobe PhotoshopCC2015

工夫したポイント

公園にある通り道の石が、大きい動物の足跡のように見えました。

その先へと足跡が続いていくような構図にし、若干シンメトリー感を表現しています。

ほぼ茶色に近かった芝生をレタッチのカラーバランスで緑をあげて協調しました。

面白い作品になったと思います。

studio9より

一見なんてことのない芝にある飛び石なのですが、こういうところに着目できる人は少ないのではないかと思います。多くの人はただこの石の上を歩いて通り過ぎるだけでしょう。だれもが美しいと感じるシーンだけでなく、こうした身近なものに着目し切り取るというのも写真の面白さですね。

もちろん、ありふれたものを適当に撮ってしまってはありふれた写真になってしまうので、よく考え丁寧に撮るのが大事です。この作品もシンメトリーを意識して奥に続くような奥行きを感じるのが素敵です。三角構図といったりもしますね。

飛び石がランダムなので完全にシンメトリーにするのではなく、このようにちょっとズレている感じがよりリズミカルに感じるような気がします。

優秀作品 テーマ:「流」

1952 - 2016 / yamanekoさんの作品

studio9の写真コンテスト(2016年5月)

Canon EOS X50 / Tamron 90mm Macro

F6.0, 1/9, ISO400

Affinty Photo

工夫したポイント

人生で初めて購入した古書を今回テーマ「流」の被写体にしました。

古書は「過去」を連想させ、ページを抑える指からは「現在」を連想させることで過去から現在の時の流れと、いつの時代も人に影響を与える作品は過去の作品として忘れ去れることなく伝えられ続ける。

という意味を込めさらに、本の出版年月日 Datum:1952, からどれほど古い本かが伺えると思いこのページを選びました。

また、時の流れから生じる本の日焼け具合が伝わるようにデジタル現像しました。

studio9より

事前にストーリーを決めて、それに合うように撮影するというのも素敵ですね。本だけでなく指が画面に入っているだけで目を引きますし、写っていないところの様子までイメージできるようになります。

全体に暖色でややアンダーにまとめているのも古書のイメージとマッチします。

ただ、「1952」という文字にピントが合っていなく、小さな文字でもあるのでパッと見ただけでは古書であることが分かりづらい点が惜しいです。もう少し寄ったりアングルを変えながら「1952」をより意識させることができるとより素敵です。

時を経て / saijiさんの作品

studio9の写真コンテスト(2016年5月)

OLYMPUS E-PL1s / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II

F5.0, 1/100, ISO200, 26mm

工夫したポイント

かつてJRの線路だった廃線ハイキングコースにあるトンネルの出口から、鉄橋を撮った1枚です。時間の流れを感じるということで強引に「流」のテーマでの応募です。

トンネル内から撮ることで鉄橋に視線が集中するように構図を考えました。

編集では背景の緑と鉄橋の赤茶色が鮮やかになるように彩度を上げました。

トンネル内の枕木や壁の質感が分かり、かつ暗さを損なわないようにシャドウを調整しました。

絵画の様な感じにしたかったのですが、結構イメージ通りに仕上げられたと思います。

studio9より

輝度差が大きく露出を決めるのが難しいトンネルの中からの作品ですが、外の鉄橋や新緑とトンネル内のシャドウがよく対比されていていいですね。輪郭を強調し強めのイメージで仕上げた点も古びた鉄橋やレンガの素材感とよく合っていると思います。

画面の周りをシャドウで囲った額縁構図に加え、中央にある鉄橋の奥に消失点を持ってきたことでより画面内に没入していける感じがします。

鉄橋の上端左側がトンネルとわずかに重なってしまっているところが少し惜しいポイントです。わずかでも緑の隙間があいていればより対称性が増して画面に吸い込まれるような感じが出るのではないかと思いました。

ぐるぐる / ERIさんの作品

studio9の写真コンテスト(2016年5月)

Canon EOS 6D / EF 24-105mm F4L

24mm, F20, SS20, ISO500

RAW / Lightroom6

工夫したポイント

岐阜市日中友好庭園にて撮影。

春になると、池周辺に桜が咲きます。その桜の花びらが散ると池に溜まります。

池の中にある排水口がある為、そこへ流れる水流で花びらがグルグル動いています。

長時間露光で撮影することで螺旋状になりました。

studio9より

20秒の長時間露光により池の花びらが美しくらせん状になりましたね。ふだん目に見えないような光景もカメラであればこうして形にできます。桜の季節は終わってしまいましたがまた来年の春が早速待ち遠しくなりました(笑)

全体的につるっとしたイラスト的な仕上げをしており、この方法自体は全く悪くないのですが、今回の場合上部に4つ見えるギラッとした街灯のイメージと喧嘩しているように感じました。シャープな現像にするか、NDフィルターを使いF値を下げ光条の出し方をマイルドにするとより良かったのではないかと思います。

優秀作品 テーマ:「軽」

今月は該当者なしとなりました。

今月の『惜しい!あとちょっと!』

*あくまで私の独断と偏見によるものでこれが絶対と言うわけではありません。参考程度にふーんと見ていただければ幸いです。

*ここに挙げた作品だけが入選の次点というわけではありません。解説するうえで撮影者や読者の方に分かりやすい作品を主に取上げていく予定です。

ではいってみましょう!

緑と赤 / あめぐれさんの作品

テーマ:「緑」

studio9の写真コンテスト(2016年5月、あとちょっと)

NIKON D5500 / AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

F1.8, 1/400, ISO320

Lightroom6.5.1

工夫したポイント

緑の紅葉と錦鯉のなんかよく見るような写真です(汗)

緑と赤という反対色を対角構図を意識して撮影してみました。

鯉にピントを合わしたもの、紅葉にピントを合したものそれぞれ何枚も撮影し鯉がかたまりとなって構えていた位置に来てくださった一枚を選び現像しました。

鯉側がもみじの影になり暗かったのでシャドウを少し持ち上げ彩度を少し上げ、周辺光量を少し落としてスポット感を出してみました。

Twitter:@ame_gure

ここが『惜しい!あとちょっと!』

緑と赤は補色関係ですからとても対比しやすい構成です。両者を対角線上に配置したことも構図的に非常に良かったと思いますし、モミジ側にピントを合わせ、派手な方をボカすというのも両者のバランスを保つうえで良い選択だったと思います。

惜しいと思ったのはコメントにもあったようにモミジと鯉のいる水面のバランスがすこし悪いかなということ。ご本人も気がついて補正されていましたがもうすこし強めに補正しても良いのではないかと感じました。

studio9の写真コンテスト(2016年5月、あとちょっと)

この写真の中で最も「光」を感じるポイントは水面の空の映り込みのハイライトではないかと思いますが、ハイライトがグレーがかっておりこのままだと手前の明るいモミジにかなり意識を引っ張られてしまいます。

そこでLightroomの円形ブラシや補正ブラシを使って水面側のハイライトをより持ち上げるよう調整して、モミジとのバランスをとってあげるとよりバランスが増すのではないかと思います。

お写真お借りして調整したのがこちら。鯉の部分を少し明るくし、特にハイライトを白飛びギリギリまで持ち上げています。こうすることで曇りの日でも光を感じやすくなりました^^

studio9の写真コンテスト(2016年5月、あとちょっと)

 まとめと次回のご案内

以上、47作品の中から10点を選出させていただきました。今月は緑の作品が多かったので記事を書いている間に目が休まりました(笑)

ここに紹介できなかったステキな作品もたくさんありますのでぜひ下記のオリジナルアルバムにも足を運んでみて下さいね。

今月もたくさんの力作をご応募頂きありがとうございました!

---

今月もこちらに載せられなかったステキな写真がまだまだありますので、もっと良く見たい!という方はオリジナルの投稿アルバムにもぜひ足を運んでみて下さい。

テーマ:「緑」「流」「軽」
studio9の写真コンテスト 2016年5月投稿作品

アルバム提供:30days Album

毎月ご応募頂いている方も、初めての方もご応募心よりお待ちしております!

**ご注意**

studio9の写真コンテストの必須項目は、「お名前(ハンドルネーム可)」「テーマ」「作品タイトル」「工夫した点」の4つです。どれか一つでも抜けているとせっかく良い作品でも審査対象外となってしまいますのでご注意下さい。

次回からシステムが変わります!

2014年7月より丸2年間、毎月たくさんのご応募をいただいていたstudio9の写真コンテストですが、今回も大幅に結果発表が遅くなってしまったように、このところたくさんのお仕事をいただいており毎月開催するためのまとまった時間をとることが難しくなってきました。。(みなさんの写真を選んでコメントする責任重大な内容なのでこれを書くのにかなり時間かけてるんです)

とはいえ、この企画を無くしたくはないですしコンセプトを変えたくもない。。

ということで、次回からは「毎月投稿、四半期発表」制に変更したいと考えています。

毎月3テーマは変わらず、発表は3ヶ月ごと

次回からはこれまでどおり、1ヶ月に3つのテーマで作品を募集し、各賞の発表は3ヶ月ごととさせていただきます。よって次回は7月、8月、9月で作品を募集し10月中に各賞の発表をいたします。

これに伴い、各賞も四半期で最もすぐれた最優秀賞の他に、各月優秀賞やテーマ別優秀賞などを設けたいと思います。応募するみなさんがやるべき事はほとんど変わりありませんが、システムが一部変更になる点どうかご了承ください。写真コンテストのコンセプトは以前と変わりありません^^

詳しくは下記の写真コンテスト応募ページをご覧下さい。

写真コンテストの詳細、応募はこちら!

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友達とパスワード付きのアルバムが簡単にシェアできたり、写真のストレージ機能が無料で使えるサービスです。私もワークショップ後に参加者のみなさんと写真を共有したりするのに使っております^^


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この記事を書いた人
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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