studio9写真コンテスト11月のテーマは「紅」「哀」「藍」の3つ。果たしてどの作品が最優秀に選ばれるでしょうか!今月も力作が目白押し。
12月ぶんのテーマも発表致しますよ!
11月は53作品の応募
今月は前回の応募を大幅に上回る53作品の応募をいただきました。紅葉シーズンどまんなかと言う事もあって、紅葉関連の投稿が多かったのが印象的です。
本エントリーではその中でも特にステキな作品を11点こちらでご紹介しますね。
なお、応募いただいた全作品は下記リンクからご参照していただけます。ここで紹介しきれなかった写真もたくさんありますのでぜひこちらも参考にしてみてください。
テーマ:「紅」「哀」「藍」
◆studio9の写真コンテスト 2014年11月投稿作品
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アルバム提供:30days Album
12月のテーマはテーマ不問の集大成
12月のテーマはテーマ不問の集大成としてみます。特にテーマは設定せず、お好きなものをご投稿ください。ただし、この一年(2014年)に撮ったもの限定とさせて頂きます。
良い作品が撮れたのに、今までのテーマにマッチしなかったんだよなぁという方も応募お待ちしておりますね。
これから作品を撮りに行かれる方であればご自分でテーマを決めて撮ってみるのも面白いかと思います。テーマを決めて撮影に出かけるとまたいつもと違った気持ちでシャッターを押せると思いますよ^^
今月もどんな作品が集まるのかが楽しみです^^ 応募方法などの詳細はこのページの最後でご案内します!
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それでは11月の優秀作品を一挙にご紹介していきましょう!僭越ながら私からのコメントも簡単に付けさせていただいております。
*PCでご覧の方は作品をクリックすると大きなサイズで見ることが出来ます。
最優秀作品
テーマ:「紅」
せきじつふたり / がんそ さんの作品
PENTAX MX-1, 24mm, f/6.3, SS1/2000, ISO100
RAW Lightroom5
撮影日:2014/11/14 撮影地:千葉県 南房総市
工夫したポイント
房総半島最南端、海を望むところにベンチが置いてありました。
色が移り変わる空とベンチに座る2人の影を主題にシャッターを切りました。
沈む太陽とベンチを同じ高さに、また空を少しでも多く写すために岩がくぼんでいるところにポジションをとりました。主題を目立たせるために思い切りシャッター速度をあげて大胆に黒つぶれをさせました。
レタッチなしでもそれなりの写真だったのですが、より主題を目立たせるために思いっきりいじくりました(笑)
まず黒レベルをさげて写真下部を完全に黒つぶれ。次にシャドウを上げハイライトを下げHDRっぽくし、コントラストを微調整して一番雲がダイナミックになるようにしました。空をより綺麗に見せるために彩度を色ごとに調整して、フレアの発生が酷かったのでパープル・マゼンタの輝度を下げました。
途中で「ここまでいじくったら写真としての意味は・・・?」なんて考えてしまいましたが、むしろこうなったらとことんやってしまえ!と。
タイトルですが『せきじつ』には『夕日』『積日』『昔日』などいくつかの意味があり、『夕日に映るふたり』『多くの日を重ねたふたり』『過ぎし日を思うふたり』など写真を見る人がベンチの2人の想像するようなタイトルを付けました。
連絡先:Twitter(@gso4)
studio9より
なんだか一度見たら気になってしょうがない、そんながんそさんの作品を最優秀作品として選ばせて頂きました。
タイトルにもなっている二人のシルエット、構図の一般的なセオリーから言えば、これは左に寄り過ぎだし、二人の目線の先がバッサリ切られているし、現像に関してもコメントにもあるように正直なところ、やり過ぎかな?と思うところはあります。
でも写真全体で見ると、これらの”やり過ぎ感”が上手い事合わさって、一度見たら忘れられないインパクトを醸し出しているのが良いなあと思いました。複数の写真を1枚で見ているような絶妙なバランスを感じます。
時にはセオリーを破る勇気も写真には大事なんだなぁと考えさせてもらった良い作品でした^^
がんそさんには副賞としてAmazon商品券1000円分をプレゼントいたします☆
特別賞
テーマ:「紅」
虹色紅葉 / 姉二号 さんの作品
PENTAX Q7 / F3.2, SS1/160, ISO100
工夫したポイント
桜並木が綺麗に紅葉していたので撮影に行きました。
紅が綺麗かと思いきや、一面に草の緑から桜紅葉までのグラデーションが。グラデーションが分かりやすいように土手全体を引いて撮りました。
撮った後から彩度とコントラストを上げて色が印象的になるようレタッチしてみましたが、少しやりすぎた気もします……
studio9より
パッと見、モミジのグラデーションがキレイだなぁと思っていたら、実はこれ、桜並木なんですよね。桜の紅葉は色づくのと同時に散ってしまうことも多く、これだけ綺麗に葉っぱが揃っているのは良いチャンスに恵まれたのだと思います。散り具合も絶妙ですね。
また、右側にS字に続く道を入れたのも写真にゆったりとした時間の流れを感じることが出来て良い選択だったと思います。
センサーサイズの小さなQ7で撮られているので、一眼レフに比べれば解像感やレタッチ耐性が低いことから、葉っぱの一枚一枚が分離できていないことがちょっと惜しいですが、グラデーションを意識するならこのくらいの鮮やかさでも良いかと思います。
春の写真も見てみたいですね^^
姉二号さんにはAmazon商品券500円分をプレゼントいたします☆
優秀作品:テーマ「紅」
続きまして、優秀作品の発表です!(順不同)
しぐれに寄する抒情 / 篁 さんの作品
Canon EOS Kiss X6i, f/2.8, SS1/200, ISO100
RAW / SILKYPIX Developer Studio 4.0
撮影日:2012/11/18 撮影地:京都府 嵐山 天竜寺
工夫したポイント
竜安寺で紅葉を撮影していると突然雨が降り始めました。
雨対策はしていなかったのですが、池に降る雨粒の波紋が面白くてついついたくさんシャッターを押してしまいました。
今回はその中で、波紋が一番バランスよく出ていた一枚を選びました。水の上の紅葉が映えるように明るさを落としています。
タイトルは僭越ながらふと頭をよぎった佐藤春夫氏の詩の題名を拝借しました。
studio9より
コメントにもあるように、波紋のバランスがとってもステキだなと思い選出させていただきました。
雨の日に水たまりにできる波紋、だれもが頭の中でイメージできる場面だと思うのですが、あのイメージ通りに撮影するのって意外と難しいんですよね。
雨にもかかわらず、抜群のタイミングの一枚を頑張って撮影された粘り勝ちの一枚かなと思いました。
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ん! カラスの気配 / たまねぎボーイ さんの作品
カメラ:Canon EOS6D / レンズ:EF-300mm F4 L IS STM
Tv 1/250 Av 4.0 ISO感度 400 焦点距離 300mm
工夫したポイント
最後の紅葉を探しに山に出掛ける。でも、晩秋の北海道は落ち葉だらけ。
餌を探しているエゾリスに出会う。
上空にはカラス飛んでいて、警戒しているようでした。背景の黄色い葉っぱを意識し、シャッターを。
この日初雪が降りました。
studio9より
秀逸なタイトルが作品と良くマッチしていてステキです^^
前後に枝が出ている中で、すばしっこいリスを上手に捕らえましたね。耳をピンと立てて警戒している様子にもかかわらず、なんとなく顔の表情がおとぼけな感じが非常に可愛らしいですね。
まさに かわいいは正義。
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浮遊 / さめ さんの作品
Camera : Nikon D800E / Lens : Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED / Focal Length : 70mm / Aperture : f/2.8 / Shutter Speed : 1/125 / ISO : 360
RAW : Lightroom5.7
工夫したポイント
11月のコンテストのお題『紅』。写真は、京都の瑠璃光院にある小さな池で撮影しました。
赤い模様が印象的な鯉を何気なく撮ってみたのですが、池の水面には映り込みがなく、また、鯉や水面に浮かんでいるもみじから強い影が出なかったので、鯉ともみじが宙を漂っているような不思議な写真になりました。
○構図
朱色が鮮やかな鯉を真ん中に配置し、緑色のもみじで前ボケをつくって、その前ボケでピクチャーインピクチャー(額縁)効果を狙いました。撮る上では、日の丸構図と4分割構図を意識しました。
○現像
濃い色と淡い色にメリハリを持たせるために、明瞭度と自然な彩度をプラス補正しました。澄んだ池を印象的にしたかったので、ホワイトバランスは若干寒色系に寄せて透明感を演出しました。また、段階フィルターを使って手前の岩を暗くし、鯉への視線誘導を狙いました。
鯉の朱色ともみじの赤色が印象的な対比になったのではないかなぁと思います。
連絡先:Facebook (https://www.facebook.com/shinya.sameshima)、Instagram(http://instagram.com/same2u_2k4)
studio9より
鯉が泳いでいる水の透明感に驚きました。タイトルにもあるように、鯉が紅葉舞う中で浮遊している感じがします。
通常、水面への映り込みはC-PLフィルターを使って取り除くのが常套手段ではありますが、周りに黒い壁があるなど、条件次第ではこのように映り込みが無い透き通った水面に見える事もあります。現像でちょっと寒色系に振った調整も透明感を出す上でよい効果になっていると思います。
手前に緑の前ボケを入れたのも良かったですよね。構図的には額縁効果が得られつつ、色彩的にも赤の補色のグリーンが入る事で鮮やかさを感じます。
もみじと錦鯉の相性は抜群ですね^^
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秋をとじこめて / ako さんの作品
カメラ Canon EOS 70D / 使用レンズ EF40mm F2.8 / 焦点距離 [mm] 40 / 露出時間 [秒] 0.008(1/125) / 絞り数値 f/2.8 / ISO 250
工夫したポイント
クリスタルボールを使った写真を撮ってみました。
ボールの中に写り込んだ紅葉の美しさと、背景の色のグラデーションときらめく玉ボケの美しさを表現できるように、光の向きとアングルを意識しました。
現像ソフトはLightroom5.7です。ホワイトバランスと明るさを調整し、画像の周辺光量補正で少々フチをぼかして、ふんわりさせました。
studio9より
ガラスの玉に景色をギュッと詰め込んだアイデア作品ですね。水滴の中に景色を写し込むという手法もありますが、このようなアクリルやガラスの玉に写し込む方法は手軽に面白い世界観を出せるのでオススメです。
何となく日の丸構図にしてしまいがちな場面ですが、玉を端に寄せて背景のキラキラしたボケと玉に閉じ込められた世界が上手くバランスしてますね^^
アクリルのボールなら東急ハンズなんかで手に入りますので、カメラバッグの中に一つ忍ばせておくのも良いですね。「宙玉(そらたま)」という名前でカメラ専用のものが市販されたりもしています。
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優秀作品:テーマ「哀」
サヨナラノキセツ / Mk.V さんの作品
Nikon D800 / AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + 1.4xテレコンバーター / 150mm, F4.2, SS1/1600, ISO800
RAW / Lightroom5,PhotoshopCC
工夫したポイント
シーズン最後に姿が見れるカトリヤンマという種類です。
少しづつ色あせて行く季節の中で「大丈夫、また来年会えるよ」とでも言うように、目の前でホバリングしてくれました。
現像時に円形フィルターで周辺の彩度・明度を落とし気味にし、さらに周辺減光を強めに加える事で、秋の物淋しさを表現しようと思いました。
一般的に昆虫写真は生態写真的な要素を強く感じますが、もっと情緒的に感情を込めて表現する手法があっても良いのでは、と常々思っています。
どうすればそういった表現が出来るか分かりませんが、そんな表現方法を模索しています。
連絡先:Twitter(@MkV_jp)
studio9より
Mk.Vさんのトンボ写真、花壇の寄ってくるミツバチを撮るのも一苦労の私にとってみればただただ圧巻です^^;
トンボも飛行機の車輪のように飛ぶときは脚を綺麗にたたみながら飛ぶんだなぁとか普段気づかない(考えもしない)ことがこの一枚で分かったりします^^ そんな生き物の特徴を良く捉えていつつも、適切な現像手法も相まって哀愁が漂いますよね。
"もっと情緒的に感情を込めて表現する手法があっても良いのでは"とコメントに書かれていますが私もそう思います。以前は記録写真的な作品が多かった鉄道の分野で”ゆる鉄”がブームになったように、なにかこの分野でも新しい何かが眠っている気がします。
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800年への想い / サク さんの作品
SONY SLT-A77V DT 16-50mm F2.8 SSM / f2.8 1/6秒 ISO 1600
焦点距離 16mm RAWモード Adobe Lightroom 5.6
福島県喜多方市では「長床神社」という1055年に建てられたと伝わる古神社があり、そこには樹齢800年という大イチョウがあります。
11月15日から22日までその大イチョウのライトアップが行われるということで、最終日の夜に撮影してきました。
工夫したポイント
地元では有名な神社・大イチョウということで、名残惜しい人たちが神社に腰掛けて大イチョウのライトアップの模様を目に焼き付けていました。
その様子を、イチョウが真ん中にくるように、また「長床」の由来となった長さ3メートルの巨大な柱が入るよう、さらに今年最後の「大イチョウ」を見入る人たちが入るように床に這いつくばりながら(笑)撮影しました。木製の上質な床が、ライトアップの光を柔らかく反射しているのが印象的でした。
遥か昔から世俗の信仰の対象であった神社と、それを見守る大イチョウ、冬に向けて今年最後のライトアップされた光、それを寒いながら見守る人たち。
「哀愁」と「また、来年見に来よう」という、日本人が昔から持つ情緒が表せた一枚かな、と思っています。
福島県は原発という難しい問題を抱えていますが、このような日常の風景も昔ながら続いていて、それらは未来永劫続くんじゃないか。
それらはきっと人々の癒やしやコミュニケーション回復にも間違いなくプラスになるんじゃないか。撮影しながらそんなことを思いました。
連作先・サク(エレカシブログ 俺の道 管理人 http://orenomichi.hateblo.jp/)
studio9より
建物の中から外のライトアップという輝度差の激しい難しい状況を上手に切り取りましたね。
通常なら、柱が入ってしまうから前に出て撮影しようと言うところですが、逆に柱を積極的に入れたのが良かったですね。
名残惜しむかのようにイチョウを見上げる人々と、その目線に合わせるようにローアングルから撮った結果が良くマッチしています。自分もイチョウを眺めているような気分になります^^ もう少しでも高めから撮っていたらこのような一体感は出なかったんじゃないかなと思います。
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優秀作品:テーマ「藍」
広重ブルーの景色 / kuni さんの作品
カメラ:Nikon D7100 / レンズ:SIGMA 17-50 f2.8 / 撮影時の設定:17mm f5.6 ss13sec ISO500
現像:Adobe Lightroom4.4
あこがれの富士山。
ただただ、その雄大な美しさを素直に写真にできるよう努めました。
工夫したポイント
「朝焼けと逆さ富士」といったイメージの写真が撮りたかったので、この日富士山の背後から日の出となる田貫湖を撮影場所に決定。車中泊で朝を待ち、うっすら空の青くなる4字頃から撮影開始。
○まずは構図
撮影できる場所ではどうしてもボートの桟橋が視野に入ってしまうので、桟橋を富士山への視線誘導アイテムにできる位置に三脚設置。
逆さ富士は必須アイテムですが空のグラデーションが綺麗だったので1/4構図で空を広くいれました。
○カメラ設定
シャッタースピードは色々試した結果、露光を長くする方が水面の小波が消えて逆さ富士が綺麗に写ったこと、またISO感度を上げるよりSSを長くする方が空の色が綺麗に出たので長時間露光に決定。
うっすらと星も写ってたので星がギリギリ尾を引かない15秒を目安に、バルブ撮影しました。
(f値とISO感度はノイズとピント合焦のバランスで何となく決めた値なのですが、f8くらいにするべきだったと後で反省。)
あとは朝の心地よい冷気の中、何度も息を飲みながらひたすらシャッターを切りました。
○現像
空の青が「広重ブルー」みたく深い色になるよう、ホワイトバランスと明るさ、コントラストを調整。
空のグラデーションがきれいなので、よりはっきり伝わるものにするため段階フィルターで上部の露光量を落としました。
また、朝の冷たい雰囲気を出すため明瞭度を多めに上げました。
期待していた朝焼けは弱かったのですが、それでも十分美しかったです。
京都から仕事明けに4時間かけて行き、興奮でほぼ眠れないまま挑んだ撮影でしたが、その疲労を忘れさせるものでした。
その美しさが少しでも伝わるとありがたいです。
studio9より
朝の最も美しい時間帯、「ブルーアワー」を切り取った作品ですね。コメントにもあるように、富士山に向かうように配置した桟橋が画面全体のバランスを取っていて見ていて安心感がありますよね。
カメラ側の設定も良く工夫されていて、長時間露光とすることが奏功していると思います。水面への映り込みは少しでも風があると綺麗に陰が出ないのですが、長時間露光をすると波が平均化されて、シルキーな水面に綺麗に映り込むことが多いです。また、雲の表情も露光時間を長くした事で、流れるような印象に仕上がりました。
冬は寒ささえ我慢できれば(笑)、時間的にも気候的にも朝焼けを撮影しやすいですから皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょう?刻々と色が変わる時間帯だけは寒さも眠気も吹き飛びますよ^^
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青蓮院 藍星(シリウス) / tko さんの作品
PENTAX K-3/sigma10-20 f4-5.6/10mm f6.3 6秒 ISO 125
RAW LightRoom5.6
工夫したポイント
京都東山の知恩院と北隣、青蓮院門跡で開催されたライトアップの画です。
この時期のライトアップは紅葉メインなので暖色が多いのですが、青蓮院だけに「青」を意識されています(勿論暖色も有り)
イメージは無数の明かりを星に模した感じで、勝手に藍星(シリウス)と解釈させて頂きました。
撮影や仕上げとしては園内三脚禁止ですので庭園の柵杭にカメラを置き低位置から、感度を下げ少し開放設定で撮影。
白レベルを上げ、ライトを強調し光芒を出しました。全体ではコントラストとハイライトを下げ、建物や壁の青みを出しています。
studio9より
お庭に宇宙が広がっているそんな感じがする作品です。
この手のライトアップは普通に絞り解放で手持ちで撮るとライトの一つ一つが地味になってしまう事が多いのですが、ある程度絞る事でライトの周りから光芒を出す事に成功していて、良いインパクトが生まれましたね^^
三脚を使わずともその場にあるものを上手に使って工夫して撮影というのも素晴らしいと思います。
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雨上がりのファンタジー / なかよし さんの作品
カメラ:Panasonic GM1 / F値:4.7 SS 1/15 IS0 3200
工夫したポイント
多重露光のように見えますが、1度シャッターを切っただけです。
歩道橋の透明なフェンスについた雨粒が丸いボケを作り出しました。
studio9より
今年のノーベル賞にもなった青色LED。そのおかげもあって、ここ数年青系のイルミネーションも多くなりましたよね。
この場面、普通に見るだけなら綺麗に見えるのでしょうが、そのままカメラで撮ってしまうと意外と地味な結果になることが多いです。そこでこの作品では、水滴のキラキラを前ボケにして、全体的にキラキラ感をアップさせています。
イルミネーション撮影のコツは、このようにボケを上手に使ってあげることですね^^
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まとめと12月のご案内
以上、53作品の中から「紅」「哀」「藍」をテーマにした作品を9点選出させていただきました。
こちらに載せられなかったステキな写真もまだまだありますので、もっと良く見たい!という方はオリジナルの投稿アルバムにもぜひ足を運んでみて下さい。
作品自体がステキというのもありますが、投稿者の方につけていただいているコメントがとても参考になるものばかりです☆
テーマ:「紅」「哀」「藍」
◆studio9の写真コンテスト 2014年11月投稿作品
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アルバム提供:30days Album
今月はテーマにもろに紅葉を意識した「紅」が入っていることもあり、紅葉作品を数多くご投稿いただきました。同じ紅葉でも撮影者のイメージによって「紅」と判断するのか「哀」と判断するのかも面白いところですね。
「藍」に関しても自然な色と人工的な色、似た色の中でも微妙に違いがあるのが良かったです。
毎月ご応募頂いている方も、初めての方もご応募心よりお待ちしております!
**ご注意**
studio9の写真コンテストの必須項目は、「お名前(ハンドルネーム可)」「テーマ」「作品タイトル」「工夫した点」の4つです。(12月応募ぶんのみ「テーマ」は不要)どれか一つでも抜けているとせっかく良い作品でも審査対象外となってしまいますのでご注意下さい。
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12月のテーマはテーマ不問の集大成
12月のテーマはテーマ不問の集大成としてみます。特にテーマは設定せず、お好きなものをご投稿ください。ただし、この一年(2014年)に撮ったもの限定とさせて頂きます。
良い作品が撮れたのに、今までのテーマにマッチしなかったんだよなぁという方も応募お待ちしておりますね。
これから作品を撮りに行かれる方であればご自分でテーマを決めて撮ってみるのも面白いかと思います。テーマを決めて撮影に出かけるとまたいつもと違った気持ちでシャッターを押せると思いますよ^^
今月もどんな作品が集まるのかが楽しみです^^ 応募方法などの詳細はこのページの最後でご案内します!
作品のご投稿や応募要項は下記ページからどうぞ!
- studio9の写真コンテスト
締め切りは12/31までです。
30days Albumについて
投稿用アルバムの30days AlbumはGMOペパボ株式会社が運営する写真共有サービスです。
友達とパスワード付きのアルバムが簡単にシェアできたり、写真のストレージ機能が無料で使えるサービスです。私もワークショップ後に参加者のみなさんと写真を共有したりするのに使っております^^