自分史上最高のカメラバッグを作ってみた!
カメラバッグ選びはどうしてこんなにも悩ましいものなのでしょうか。。
カメラはすんなり決まったけど、バッグがなかなか決まらない。。と悩んでいる人も多いでしょう。私もそのうちの一人だったワケですが、とうとうその悩みから解放される日が来そうです。
なぜなら自分で理想のカメラバッグを設計したから。
(もちろん私一人で作ったわけでなく多くの方の協力をいただいてます^^;)
『フルサイズのカメラにレンズを3~4本入れられて、ストロボも使いたいし、もちろんパソコンも必須で三脚は小型だけでなく大型のもカバンに付けたいし、機材の出し入れはスムーズに。それに機材だけでなく着替えなど普通の荷物も入れたい。でも、”いかにもカメラバッグ”って感じでなくシンプルで街にも溶け込むデザインのもので長時間背負っても疲れにくい。あっ、あと雨の日にも使いたいよね。。』
っていう、それは無理やろ!って突っ込まれそうな理想をすべて詰め込んでみました!
今回はそんな私の理想のバッグ Endurance カメラバッグ を紹介しようと思います。そしてなんと、本日から発売開始です!
追記:グレードアップバージョンを発売しました!
Enduranceから「より速く、より大容量に、より快適に」を目指して新開発したグレードアップバージョンEndurance HGも発売いたしました!こちらもよろしければご検討くださいませ。(Enduranceも併売いたします)
コンパクトタイプもありますよ!
よりコンパクトなモデルが必要な方はEndurance Ext、Endurance スリングも合わせてご覧下さい^^
*今回私の好き勝手にカメラバッグを作らせてもらったにも関わらず、発売元のビーハーフさんから広告としてこの記事のスポンサードして頂く事になったので形式的には記事広告となりますが、中身はほぼすべて私のカメラバッグに対する偏愛です^^;
私の理想のカメラバッグとは?
studio9では過去に何度もカメラバッグのレビューをしてきました。ざっと作業部屋を見渡しただけで大小5~6個のカメラバッグが転がっている程度には”カメラバッグ沼”にハマってます(笑)
その中の私の主力のカメラバッグは大型のリュックタイプのもので、今まではスーリーのCovert DSLR Backpackを使ってました。かっちょいいし大変良いバッグで2年半前に出会ったときは「これだ!」と思ったのですが、使っていると贅沢なことに不満点が出てくるもんなのです。
最大のネックはその収容力で、フルサイズで運用するとレンズ3本くらいが限度なんですよね。ストロボ持っていくとレンズ2本までで、ちょっと凝った撮影しようと思うと入らなくなるわけです。
かといって、スーリーを(個人的に)超えるカメラリュックは現状見当たらないしんー、どうしたもんかと思っていた所、今年のCP+(2月末)にいろんなご縁がありまして。。
「じゃぁ中原さんの理想のバッグ作ってみませんか?」と有り難いお言葉いただき、構想から7ヶ月ったった今、ようやく完成したのがEndurance カメラバッグなのです!
一応「Endurance」という独自ブランドとして世に出るわけですが、制作に当たってはカメラ好きならみんな知ってる世界展開ブランドを擁するカメラ用品メーカーさんとコラボして作ってます。
カメラバッグに求める私の理想
ちなみに、構想段階でこのバッグに搭載したい機能はこんな感じでした
めちゃ長いですw
- リュックタイプであること
→ 両手フリーになって疲れにくい - 二気室タイプであること
→ 下に機材、上は普通の荷物を入れたい - フルサイズ+大三元+αが入ること
→ カメラ機材に妥協はしたくない - バッテリーグリップ付きで収納できること
→ これが出来ないバッグは多い - フロントとサイド両側から機材にアクセスできること
→ 素早く機材を交換したい - 三脚を持ち運べること
→ 三脚を別で持っていくのめんどい - 大型三脚も持ち運べること
→ ガチで撮影したいときもあるよね - 雨の日にも対応できること
→ いつも晴れとは限らないよね - 容量の拡張ができること
→ 出張帰りは荷物増える。。 - ノートPCが入ること
→ 外で仕事もするので必須! - A4の封筒が入ること
→ 打ち合わせでよくもらう - 重くても疲れにくいこと
→ たくさん入れれば重くなる。。 - できるだけ軽い本体
→ バッグが重いとツラい - ”いかにも”なカメラバッグじゃないこと
→ 街中でも普通に使いたい! - できるだけシンプルなデザインなこと
→ ゴチャゴチャしてるの好きじゃない
理想高すぎっ!!!
そうです、世界中探しても私の知る限りこんなカメラバッグは存在しません。
だから、作りました!
というか、作って頂きました^^;
Endurance カメラバッグは上に挙げた理想をだいたい全部満たしてくれてます!
いやホントに、現時点で自分史上世界最高のカメラバッグだと思ってます。
Endurance = 耐久
カメラバッグについている「Endurance」は耐久力や忍耐といった意味で、ロードバイクの世界ではロングライドといった意味もあります。
このバッグも長い時間快適に使えるように様々な工夫が凝らしてあります。
試作期間中はプロトタイプを持って北海道、沖縄、ハワイと様々場所でテストしてきましたよ^^
Endurance カメラバッグの主な特徴
細かな機能を上げるとキリがないので、まずはメインのトピックを簡単にまとめてみましょう。
細かな各機能はこのあとまとめてご紹介します!
スタイリッシュで大容量
Endurance カメラバッグ の大きな特徴はその収容力です。余計なスペースを一切排除して(でもクッション性は保ちつつ)、機材を効率的に収納出来るバッグの形状としました。
どのくらい入るかっていうと、このくらい入りますw
だいたい2泊3日くらいの泊まりがけのがっつりした撮影に必要な荷物です。
何が入っていたかというと。。
EOS 5D MarkIII + EF 24-70mm F2.8L II, EF 16-35mm F2.8L, EF 24-105mm F4L, EF 70-200mm F4L, EF 100mm Macro F2.8L(フード付き), Tamron 45mm F1.8, スピードライト 600EX, 三脚:バンガード Alta+ 264AT + TBH-100(縮長60cm), Macbook Pro 13inch, クリーニングティッシュ、レンズペン、ブロワー、バッテリー2個、メディアケース、黒マスキングテープ、グレーカード、[ボールペン、MBP用Mag safe、マウス、カードリーダー、マイクロUSBケーブル、Lightningケーブル、高速充電器、三つ叉タップ](これらすべて小物ケースで収納)、小銭入れ、飴、ガム、名刺、[歯ブラシ、シェーバー、常備薬など](これらすべて小物ケースへ)、ジーンズ、コットンシャツ2枚、Tシャツ2枚、下着2セット、薄手のジャンパー、A4ボード、A4レフ板、モバイルバッテリー(cheero Power Plus 3 10050mAh写真に入れ忘れた。。)
とまぁよくもこんなに入りました^^; たくさんありすぎて読む気がなくなりますね。。
これを全部入れて背負うとこんな感じ。
決して小さくはないですが、アホみたいに大きなワケではないですよね。下部の機材スペースも広いのですが、上部荷室はロールトップ式になっているので、折り返す回数で容量を調節できるのです。
ただし、こんだけ詰め込むとかなり重いです。バッグ含めて14kgなり。。
さすがにこれだと1日背負うのはなかなかしんどいです(撮影用にいらない機材も詰め込んだし。。)。とはいえ、これだけ詰め込んでも使えるよ!ってのは伝わったかと。
機材容量についてはこの後詳しくやりますので少々お待ちを!
フロントとサイド両側からアクセス可能
機材スペースへのアクセスをフロント側とサイド側の2カ所で出来るようにしました。
フロントアクセスの良いところは大きく開いて出し入れしやすいこと。デメリットは立ったまま開けられず一度地面に置かなければならないこと(不安定な体勢では機材落下リスク高い)
一方、サイドアクセスは立ったままでも機材に素早くアクセス可能、ただし、特に奥にある機材の出し入れが厳しい。。
どちらもメリット、デメリットがあるので両方くっつけてシーンに応じて使い分けられるようにしたら良いのでは?ってことでダブルアクセスできるようにしました。
▲大きく開けるフロントアクセス
▲立ったままでも開けるサイドアクセス
フロントの半分だけ開ける!
さらにフロントアクセスの蓋にあるチャックが変則的についていて、半分だけ開くことが可能です!
サイドアクセスの反対側の半分が開けます。これなら立ったままや不安定な状態で開けても機材の落下リスクは少ないです(でも注意してね)。サイドとこのフロント半分を使えば機材スペース全体にアクセス可能。
また、後述する大型三脚取り付け時にも機材にスムーズにアクセス可能。
この機構を備えたカメラバッグは私の知る限りないと思います。
長く快適に背負える工夫
軽い本体
機材を大切に守りたいってのは分かるのですが、特に海外ブランドの大型バッグはとにかく重いんですよね。
Endurance カメラバッグは余計なパーツを取り除いたシンプルなデザインと軽量な素材でバッグの重量が2kgを切りました(1.98kg)。この容量のクラスはバッグだけでだいたい2~3kgあるのが普通です。
バッグだけで単焦点1~2本ぶんくらい軽いってことです。
厳しいアウトドアとかで使わない限り大丈夫な耐久性も持ち合わせています。
収納可能なウェストベルト
重いリュックを長い間背負うにはウェストベルトがあると良いです。ウェストベルトにバッグの重量を預ければ肩に掛る負担が大幅に軽減されます。登山用リュックにがっちりとりたウェストベルトがついているのはそのためです。
ただし、ウェストベルトがあると街では使いにくい。。
ってことで、収納可能なウェストベルトを付けました!登山リュックほどしっかりはしていませんが、これがあると無いとでは大違い。重量が10kg近くなったら試してみると良いです。数kgは軽くなった感じがしますよ。
簡易ベルトのため登山リュックのようにしっかり腰で保持することは難しいですが、お腹にきゅっと少しきつめに巻いて上げるのがポイント。
もちろんチェストベルトも付いてます。
撥水生地、レインカバー付き
生地自体にある程度撥水機能があるので多少雨に濡れるくらいなら問題ありません。(上から撥水スプレーをかけるとより効果的)
本格的な雨の場合は専用のレインカバーが付いていますのでご安心を!
カバーに一体化した専用の収納袋も付いていて手のひらサイズにまとまります。
カバーの下部を少しずらせば機材スペースのサイドアクセスを使うことができます。
圧倒的なコスパ
細部までいろいろこだわって仕上げたEndurance カメラバッグですが、気になるお値段はこのクラスのバッグとしては大台を切る19,980円!
ネット直販限定での販売になりますがその分そのぶんお得にできました。冒頭にも紹介したように製造は世界展開しているカメラ用品メーカーさんの工場に委託しています^^
多くの方に使っていただきたいのでコスパにもこだわりました。
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主なトピックはこんな感じですが、この後は収納例やバッグの細かなサイズ感、質感についてまとめていきましょう。
気になる機材の収納例
ここでは気になる機材の収納例を機材を実際に入れてご紹介していきます!
かなりの量が入りますよ!
写真多めで紹介していきます。
フルサイズ+レンズ6~7本
リュック下部の機材収納スペースの仕切りはすべて取り外し可能で自由にカスタマイズできます。大きな(長い)仕切り2個、小さい仕切りが4個ついてます。
機材収納部のサイズは手元で測ってみると29x25x14.5センチくらい(幅x高さx厚み)。素材に柔軟性もあるのでここから+1~2センチは広げらます。
まずは標準的なフルサイズ+レンズの組み合わせから
先ほども出したこの写真(▲)には、
EOS 5D MarkIII + EF 24-70mm F2.8L II, EF 16-35mm F2.8L II, EF 24-105mm F4L, EF 70-200mm F4L, EF 100mm Macro F2.8L(フード付き), Tamron 45mm F1.8
が入ってます。望遠入ってるのにフルサイズ+レンズ6本の容量。82mm径のレンズも楽々収容。エントリー機や中級機ならもっと余裕をもって入れられるし、機材スペースに通常の荷物を入れても良いですね。
また、ご覧の通り標準ズームレンズはすべて縦で収納可能です。意外と奥行きがあるのですよこのバッグ。
キャップ含めて135mmくらいの長さならキレイに収まります。
縦に重ねられる
スペースに奥行きがあるので薄い(細い)機材なら縦に重ねられます。
70-200mm F4Lの上に少しスペースが空いていてもったいないですね。余った仕切りをクッションにしてストロボ(600EX-RT)を重ねられました!もちろんストロボ2台重ねることも出来ます。
*この場合、仕切りが小さいので接触によって機材にスレ、キズができる恐れがあります。気になる方は別途大きめの保護材を使うことをオススメします。
望遠も付けたままでOK
機材収納スペースの長辺(望遠レンズの向き)は約30センチあるので望遠レンズ付けっぱなしで収納可能です。そのままサイドアクセス(画面上部側面)から取り出しも可能。
手元に70-200mm F2.8クラスがなかったので70-200mm F4Lにx1.4エクステンダー付けて収納してみました。長さ的にはこれで同じくらいですが、先端部を見るとさらに数センチ余裕がありますね。EF 70-200mm F2.8Lの最大径は85mmくらいなので横幅も大丈夫。
右側には EF 24-70mm F2.8L II, EF 16-35mm F2.8L II, Tamron 45mm F1.8が入っていますし、左側になんとなくストロボ入れてみましたw
フルサイズ+大三元+レンズ2~3本くらいの容量です。
追記:EF 100-400mm F4.5-5.6L II + x1.4エクステンダー入ります
5D MarkIV + EF 100-400mm F4.5-5.6L II + x1.4エクステンダー(三脚座、フード付き)でも入ります。これで横幅ギリギリいっぱいくらいですね。フード付けると幅を撮られるので、上の写真で言うストロボが入っている下部スペースにレンズがはいらなくなりそうです。下部スペース潰して良ければ、EF 100-400mm F4.5-5.6L II + x1.4エクステンダー+上部にレンズ2~3本入りそうです。
ボディ2台体勢もOK
ボディ2台でも交換レンズ付きでしっかり入ります。
フルサイズの5D系とほぼ同サイズのEOS 7D MarkIIを追加してみました。
上の例だと、EOS 5D MarkIII + EF 24-70mm F2.8L II, EOS 7D MarkII, EF 16-35mm F2.8L II, EF 70-200mm F4L(ストロボの下), EF 100mm Macro F2.8L, スピードライト 600EX-RT
と、ボディ2台+レンズ4本+ストロボという組み合わせも可能です。
四次元ポケットのようにガシガシ入ってますが、これリュックの下半分です^^; しかもバッグのサイズは上述のスーリーのバッグや他の大型リュックとだいたい同じくらいです。
不要なスペースをできるだけ排除して収納スペースを確保しました。
レンズフードも持ち歩けます
レンズの収納例ってだいたいフードを外しているんですが、出来ることならフードも持ち歩きたいものです。
さすがに広角系のフードは付けたままでは厳しいですが、外して収納なら可能です。
この収納例だと写真に写っているすべてのレンズのフードが入ってます。
右下にはEF 24-70mm F2.8L II, EF 16-35mm F2.8Lのフード、その上には EF 100mm Macro F2.8L のフードに EF 70-200mm F4L のフードが重ねて入ってます。
レンズにフード付けたままでも収まる
例えば上の収納例で EF 70-200m F4L, EF 24-70mm F2.8L II, EF 100mm Macro F2.8L の3本にフード逆付けしたままでも一応収まります。ちょっとキュウキュウになってしまいますが。。
ただ超広角のEF 16-35mm F2.8L IIはフードが幅広すぎて付けたまま収納はあまり現実的でないかもです。(入れようと思えばこれも付けたままいけるけど、オススメはしません)
フード付ける派の人も安心です。
マイクロフォーサーズにはオーバースペックかも。。
試しに手元にある マイクロフォーサーズ機 OM-D E-M5 MarkII + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ を入れてみると。。
なんと可愛らしいのでしょう。。これならレンズ10本くらい入りそうです。というか仕切りが足りません。。w
望遠系多用する方なら良いかと思いますが、そうで無ければマイクロフォーサーズはレンズも小さいのでちょっとオーバースペックのバッグかと思います。
同じミラーレスでもソニーのα7系(フルサイズ)であれば小さいのはボディだけでレンズはバカデカいのも多いですからこのバッグでも良いかも知れないですね。
安全ベルトを付けましょう
すべてのフロントアクセスバッグに共通することですが、万が一チャックを閉め忘れてカバンを背負おうとすると中の機材が落下する恐れがあります。。
また、不安定な体勢でチャックを開けたら中身がポロりとか。フロントアクセスは安定した場所で開け、確実にチャックを締める というのが大原則ではありますが、万が一のために付属のベルト(3本)を着けておくとより安心です。
先ほど紹介したようにフロントアクセスは半分だけ開くことも可能なので、現場ではサイドとフロント半分をメインに使用するのも安全な使い方です。
このベルトは機材スペースが空いているときに型崩れを防ぐ役割もあります。
バッテリーグリップ付きも?(参考)
さすがにフルサイズのバッテリーグリップ付きは厳しいかなぁと半分諦めていたのですが、試しに入れてみたらなんと収まるではないですか! 収納スペースに奥行きがあるからでしょうかね。
ただし、フルサイズ(5D系)+バッテリーグリップでは一応収まるものの、ペンタ部がすこし飛び出ます。。
ちょうど1~2センチ飛び出ている程度で、チャックを締めれば難なく収まります。全然きつくない。
ただしこんな感じでちょっとモッコリw
蓋の部分にもクッションが入っているので大丈夫だと思いますが、1カ所だけ突き出ていると耐衝撃性は少し劣るはずです。利用する場合はその点踏まえてお使い下さい(設計上想定して作られてないと思う)。
個人的にはよほど激しい現場でなければアリかなぁと思います。
サイドアクセスからでもバッテリーグリップ付きでアクセス可能です。
ちょっとキツキツだけど。。エントリー機や中級機のバッテリーグリップ付きならもう少し余裕もって入りそうですね。試してないですがキヤノン1D系やニコンD一桁のフラッグシップ機も入るはず。
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ということで、かなりたくさんの機材が入ります。カメラ、レンズをメインに紹介しましたが、下部のスペースに他のアクセサリを入れたり、普通の荷物を入れても大丈夫。私は出張の時はここにMacのアダプタやマウスなどが入ったガジェットケース入れてます(ちょうど70-200mm F4Lと同じくらいのサイズ感)。
余計な保持材などは省いているため、下部スペースがスッカスカだと仕切りが型崩れしやすいです。重心の安定のためにも下から順番に荷物を入れておくのがオススメです。
たくさん入るからといって入れすぎると重くなって大変なのでほどほどに。。
その他バッグの各部詳細
これまで紹介した機能以外の細かな所を写真付きで紹介していきます!
外観
下部にカメラ機材スペース、上部は仕切りのない通常のスペースでロールトップ式。巻き数を変えると上部荷室のスペースを増加できます。
サイズは約(W)300x(D)225x(H)510mm。飛行機の機内持ち込みサイズもクリアです。
記事中のバッグを背負っている写真に写っている私の伸長は180センチくらいとやや高めですが、販売ページに掲載されている写真に女性が背負っているものもあるので参考にしてみてください。(この女性の伸長は160センチちょいっぽい)
ちょっとだけ逆台形にしたデザインで、スタイリッシュな形状としました。
背面は通気性が良く厚みのあるメッシュ製で特に腰部分はかなり分厚いので快適です。ショルダーパットもメッシュで十分な厚みがあります。肩にフィットするよう試作段階で細かく調整しました。
底部は厚みのあるしっかりしたナイロン生地を使っているため直接地面に置いても大丈夫です(自立はしません。。)
同じ黒でも違う黒
バッグの生地はすべて黒で統一していますが、実は同じ黒でも部位によってテクスチャーの異なる生地をつかっているためより立体感が出ています。フロント側とサイド側の生地は良く見ると質感が異なります。
あと、バッグ上部のメインバックルのみアクセントとしてシルバーのバックルにしてもらいました。
小物ポケット類
フロント側上部にポケットが2つ付いてます。
小さい方は内部に仕切りがないタイプでざっくり12×19センチくらいのイメージ。写真にあるのはiPhone 6 Plus(すっぽり収まる)です。
上の大きい方は内部にメッシュの仕切りがついていて様々な小物を収納可能です。
メッシュの間隔は82mmのレンズキャップがぴったり入るくらい。左側はバッテリー2個入りケースとレンズペンです。だいたい15×27センチくらいのサイズ。
▲サイドアクセスの上部にも小さなポケットがあります。ちょうどパスポートがすっぽり入るくらい。小銭入れとか定期、スマホのモバイルバッテリー(cheero Power Plus 3 10050mAh入ります)なんかを入れると便利そう。
フロントアクセスの蓋部分にも薄めのポケットがあります。こちらもパスポートがスッキリ入るくらい。20×10センチくらいのサイズです。
三脚収納例
三脚も小型から大型まで装着可能です。
冒頭に中型三脚 バンガード Alta+ 264AT + TBH-100(縮長60cm)をつけて背負った写真を出しましたが、機材満載でなければこんな感じ(左)。三脚60センチ超えてなければこれでも飛行機機内持ち込みクリアできます。
トラベル三脚 バンガード VEO 265AB(縮長39cm)を付けるとバッグの高さ以下になり可愛いもんです。
トラベル三脚程度ならサイドに収納してもさほどバランスは崩れませんが、2kg超えてくるような三脚だと左右のバランスが悪くなって長時間歩くのはしんどいかもしれません。
また、3段式などの大型三脚ではそもそもサイドには収まりません。。
センターに三脚装着できる
そんなときはセンターの三脚石突用ポケットを使います。重心が左右真ん中にあって安定しやすいです。
2通りの三脚収納方法があるバッグも珍しいはず^^;
バンガードAltaPro 263AT(3段)+マンフロット ジュニアギア雲台410というヘビーな組み合わせでもバッグに装着可能。(ちょっと後重心になるけど。。)
上部荷室
上部の荷室は仕切りのない空間なので好きなものを入れられます。
ロールして気密性がある程度保たれるため、ベルクロで止めます。これにより上部へのアクセスも素早く容易になります。通常よりベリベリ音が少ない静音式のベルクロを採用。
A4タテ、ヨコOK!
内部のスペースはA4を横にしてピッタリくらいのサイズ。A4をタテにしても入ります。
写真はA4のレフ板(スチレンボード)をタテに入れたところ。(タテに入れるとロール回数を減らして拡張する必要があります)
上部だけで普通のデイパックくらいのサイズはあるんじゃないかな?
上下貫通も可能
また、下部の機材スペースの仕切りをすべて取り外すと上下貫通させて普通のリュックとして使うことも可能です。
PC収納部
最後はPC収納部です。
背中のヨコのチャックを開くとそこにも広大なスペースが眠っています(笑)
内部には13インチノートPC用の仕切りがあり、私のMacbookPro 13インチ(2013)はすっぽり。長辺方向にあと2センチくらい余裕があります。もちろんタブレットも収まりますね。
仕切りの外は約40×28センチくらいの平らなスペースがあるため、15インチノートも余裕ですし、写真の様なA4が入った封筒も折らずにキレイに仕舞えます。
B4も折らずにそのまま収納可能。残念ながらA3はギリギリ入りません。。
A3より一回り小さくカットしたスチレンボードを貼り合わせれば結構大きめのレフ板をリュックで持ち歩けますね!ロケのブツ撮りなんかが捗りそうです。
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ということで細かく細部までEndurance カメラバッグを紹介しました!
まとめ
カメラバッグ一つで長々と紹介してしまいましたが、まだまだ細かなこだわりポイントについて語りたいぐらいにはいろいろ考えて制作しております^^
ちょっとヘビーユーザー向けな感じではありますが、バッグそのものは比較的軽いのでいつも機材を満載させる必要はありません^^ 日常使いから2~3泊の出張、遠征まで幅広く使えるバッグかと思います。
製造は外部の工場に委託しているのですが、カメラ好きの人ならあぁあそこね!って言うくらいしっかりした実績十分なメーカーで作ってもらっていますよ!
販売は現在インターネット限定で、AmazonとYahoo!ショッピングにて行っております。
お値段は大台を切る19,980円!
このクラスのバッグだと3〜5万円が相場なくらいのスペックです。
私は原価気にせずあれこれ好き放題注文しただけですが、多くの方に頑張って頂いたお陰でコスパもかなり良い感じのバッグになりました^^
ぜひカメラバッグ選びの候補に挙げてもらえれば嬉しいです。
みなさんが良きカメラバッグと出会えますように。。
アフターサービスなど
Enduranceに関するお問い合わせ(販売に関する事やアフターサービスなど)は発売元のビーハーフが承ります。下記の専用ブランドサイトからお問い合わせ頂くとスムーズです。私宛にお問い合わせ頂くと内容によってはすぐにお答えできないことがあるかも知れません。
使用のご感想などは私宛に頂くともれなく大喜びします^^
追記:グレードアップバージョンを発売しました!
Enduranceから「より速く、より大容量に、より快適に」を目指して新開発したグレードアップバージョンEndurance HGも発売いたしました!こちらもよろしければご検討くださいませ。(Enduranceも併売いたします)
Enduranceに弟、コンパクトタイプもできました!
よりコンパクトなモデルEndurance Extも合わせてご覧下さい^^
さらにコンパクトな斜め掛けタイプ、Endurance スリングも作りましたよ!こちらもどうぞご覧下さい!
提供、取材協力:ビーハーフ株式会社(http://www.be-half.jp/)