意外と知られていない、カメラのお手入れ方法
カメラやレンズに限らず、クルマや洋服や自分の身体だって、長く正常に使うためにはきちんとしたお手入れが欠かせません。
でも、使うことばかりに集中してしまって、メンテナンスすることになかなか気が回らないんですよね。しかも、カメラやレンズって精密電子機器なので、いったいどうやってお手入れするのが正解か、良くわからない人も多そうです。
そこで今回は、なるべく簡単、お手軽に、でも要点を抑えてしっかりとお手入れをする方法をご紹介します!撮影毎に行うというよりは、1~2ヶ月に1度に行うのがおススメなやや本格的なお手入れ方法です。
できるだけ専門的な道具を使わずに、最小限の道具でしっかりメンテナンスします!一眼レフのお手入れだけでなくミラーレスカメラをお使いの方も同じ方法でお手入れ可能です。
用意するもの
カメラやレンズのお手入れをするにあたって、用意するのは以下の道具です。一部は家庭にある材料でも代用できます。
なにはともあれブロアーを
まず必須なのがブロアー。空気の力でホコリを飛ばす道具です。これは他のものでは代用できません。。しょっちゅう使うものなので必ず用意しておきましょう。
ポイントは手のひらでしっかり握れるくらいのやや大きめのサイズを用意すること。先端にブラシが付いているものも避けたほうが無難(そこにゴミが溜まるから)。ケチって小さいものを買うと空気の力が弱くあまり意味がありません。また、できればシリコンゴム製のものがおススメです。天然ゴム製はゴムが劣化しやすく、長く使っているとかえってゴミを撒き散らす結果になることがあるので注意。。
私はハクバのシリコンブロアーCP(現在 シリコンブロアーブラシにモデルチェンジ)を使っています。ちょうど良いサイズと手頃なお値段が魅力。カラーバリエーションも豊富です。
便利な個装クリーニングペーパーがオススメ
続いて、クリーニングペーパー。ペーパーに使う時、別にクリーニング液を染み込ませるタイプと、始めから染み込ませてあるタイプの2種類がありますが、個人的には始めから染み込ませてあるタイプが手軽に使えておススメです。後から染み込ませるタイプは使い方にコツがいるのと、持ち運びが面倒なので個人的にはあまり使うことはありません。
2020年現在、私のおすすめはハクバのレンズクリーニングティッシュ。クリーニング液(アルコール)が染み込んだ、手のひら台のペーパーが折りたたまれて個別包装されているので、場所を選ばず使うことができて便利。バックに2~3個入れておけば現場でも直ぐにお手入れができますね。
ただし、ハクバのはアルコール系なので乾きは早め。現場でパパッと使いたい時は便利ですがお家でじっくり使いたい時は乾きが遅めの界面活性剤系のペーパーを使うのもよいでしょう。昔よく使っていたKingのクリーニングティッシュは界面活性剤系のペーパーです。
今回のエントリーはこの個包装ペーパーを使うことを前提に書いていきます(別液タイプのものは毎回染み込ませて使ってください)。
レンズだけでなく、ボディの清掃にも使えます。ボディの清掃だけなら湿らしたキッチンペーパーなんかでも代用が効きそうです(レンズには使わないでください)。とはいえ、これも便利アイテムなのでぜひ手元に置いておくことをおススメします^^
万能アイテム レンズペン
studio9では何度か紹介しているレンズペンもぜひ用意しておきましょう。クリーニングペーパーでレンズを拭くと、慣れないうちはクリーニング液の拭き残しが出来てしまうことがありますが、そんな時も仕上げにレンズペンでキュキュっと拭いてあげればOKです。
レンズペンは最近リニューアルされて、清掃チップが球面状のものと平面のものが用意されています。大半の方は保護フィルターを使用していると思いますので、平面のもの(レンズフィルター用)がいいでしょう。
ここまではカメラ用品店で購入すべき道具です。どれも日々のメンテナンスでしょっちゅう使うものですので、用意しておいて損はありません。
追記:レンズペンの特徴について詳しくまとめました!
あとは家庭にあるものでOK
ブロアー、クリーニングペーパー、レンズペンさえ用意できればあとは家庭にあるものを使えばOKです。
綿棒
綿棒は細かな部分を清掃するために使います。2本くらいあれば十分。
爪楊枝
さらに細かな部分には爪楊枝を使います。綿棒よりも使う頻度が高く便利。これも1~2本あればOK。
タオル
最後に湿らせたタオル。ボディやレンズの外側を拭くのに使います。よく、ボディは専用のクリーニングクロスやセーム皮など柔らかい布で拭きましょうと言われますが、個人的にはそんな必要はないと考えてます。
だって、普段の撮影で首や肩からカメラをぶら下げてたら服でこすれるでしょ?あなたの服はセーム皮で出来ているのですか?ということです。少なくとも現在発売されているカメラで、タオルで拭いただけで傷だらけになるものはありません。普通の温泉タオルで十分です^^
*タオルから多少チリが出るのがややデメリット。気になるようなら作業後にブロアーで吹き飛ばしておきましょう。
カメラボディのお手入れ方法
レンズは結構気にして手入れをしているけど、ボディは殆ど手入れなし。。という方も多いのでは?意外と汚れが溜まるんですよ、ボディにも。
ちなみに、ミラーレスカメラの場合も同じようにクリーニングしてOKです。
基本的に普段手が触れる場所はあまり神経質にならずに清掃しても大丈夫。気をつけるのはレンズを外したときに出てくるマウントリングとその内部です。ここはデリケートな部分ですので注意しながら優しく清掃します。
今回お手入れをしたのは、EOS 5D MarkII。この企画の為にしばらくお手入れせずに汚れを溜め込みましたw お仕事でよく使うカメラなのですぐに汚れるのです(言訳)
ホコリっぽいところでの撮影が多かったので、もう、お見せするのが恥ずかしいくらい、スイッチ周りなどに細かい砂埃がいっぱい溜まってます(汗
1.不要な部品を外す
ボディの手入れをするときは、レンズを外してボディキャップを付けておきましょう。ストラップも外したほうが手入れがやりやすいです。また、アイカップ(機種によっては取り外せないものもあるかも。説明書を見てみて)も外します。
アイカップを外すと、ホコリが溜まっていることが良くわかります。。外したアイカップも後できれいにしておきましょう。
2.ブロアーで大きなホコリを吹き飛ばす
まずは、ブロアーを使ってボタン周りやホットシューなどホコリが溜まりやすそうな場所をシュシュっとします。
砂粒など大きなゴミが残っていると、拭いたときにキズの原因になるのでしっかり吹き飛ばしておくこと。ブロアーで落ちない汚れはそのままでもOKです。あまり神経質にやる必要はありませんが、大事な作業です。
3.綿棒でファインダーとホットシューを清掃
大きなゴミが取れたら綿棒でファインダーののぞき穴部分とホットシュー(ストロボなどのアクセサリを取り付ける金属部品)を清掃しましょう。
ボタン周りの細かな溝は綿棒では無理なので、後の爪楊枝法を使います。
ホットシューも汚れているとストロボが認識しなくなったりする恐れがあるのできちんと掃除します。
4.爪楊枝とクリーニングペーパーでさらに細かな部分を掃除
綿棒の先端は意外に太いので細かな溝には届きません。そこで、爪楊枝をとクリーニングペーパーを使って、極小マツイ棒を作ります。
まずは爪楊枝の先端を1~2mm折ります。折らずに使うと先端がペーパーを突き抜けてカメラにキズを付ける恐れがあるから。折り曲げる量を変えることで、先端の太さを調整します。
クリーニングペーパーはそのままでは大きすぎるので、ハサミで小さく切って使います。下のサイズでもチョッと大きいくらい。クリーニングペーパーは乾燥しやすいのでいっぺんにたくさん切り出しても直ぐに使えなくなります。。
あとは爪楊枝の先端が出ないようにクルクル巻きつけるだけ。なるべくキツめに巻けるといいでしょう。
極小マツイ棒が出来たら、いままで届かなかった隙間をキュキュっとお掃除。あまりゴシゴシやると爪楊枝の先端が出てくるかもしれません。
ビックリするぐらい汚れが取れます!
ペーパーは汚れたら何度も変えながら掃除しましょう。
スイッチ周りのほかに、電池カバーや端子カバーの隙間なんかも結構汚れが溜まりやすい場所です。
5.濡れタオルで全体を拭く
(追記)綿棒や爪楊枝で細かい所やる前に、全体拭いておいた方が合理的かも(汗 このへんの順番が変わってもたいした影響はありませんが。。
細かな汚れが取れたら、かたく絞った濡れタオルで全体を拭きましょう。水気が残っていると思わぬトラブルを引き起こすかもしれないので、しっかり絞っておきます。
先ほども言いましたが、よほどゴシゴシしない限り、タオルで十分です。汗には塩分も含まれますから、乾いたクロスより、濡れタオルの方がよいと思います。
黒くて良くわからないかもしれませんが、グリップ周りは意外と汚れています。。
これでだいぶキレイになったはずです。 続いてはデリケートな部分のお手入れ。
6.マウントを清掃する
ここからはチョッと慎重に。といっても普段直接触ることのない部分ですのでそれほど汚れてはいません。たまーに掃除するくらいでも大丈夫です。
また、この先の清掃は屋外やホコリっぽい所(掃除機かけた直後とか)では行わないこと。比較的長い時間マウントを曝すのでカメラ内部にゴミが入りやすいです。内部へのゴミはわずかなものでも画質に直結します。
金属部分をクリーニングペーパーで軽くふき取るくらいでOK。奥にある部品には絶対に触ってはいけません。
7.ミラーボックスの清掃
マウントの奥の部分(ミラーボックス)は基本的に手は触れません(ほとんど汚れないので触れる必要ない)。ミラーボックス内に見えるのはイメージセンサーではなく、ファインダーから像を見るための鏡(ミラー)とスクリーンです。
一番デリケートなイメージセンサーはミラーの奥に隠れているので通常は見えません。ミラーレスカメラの場合はミラーがないので、いきなりイメージセンサー(緑っぽい部品)が見えるはずですが、ここは絶対に直接さわってはいけません。
一眼レフもミラーレスカメラも、ブロアーでホコリを飛ばす程度でOKです。
ブロアーを使うときはマウントを下にして、なるべくホコリがカメラ内部に入らないように注意しながら行います。
これでカメラのお手入れは終了です!
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ちなみに、一眼レフのイメージセンサーは通常は見ることが出来ませんが、センサークリーニングモード(初心者の方にはおすすめしません)を使うと見ることが出来ます。5D MarkIIはフルサイズセンサーなのでミラーボックスの後にギリギリいっぱいまでセンサー(緑のやつ)が見えます。
普段見えない部分ですので、明らかにセンサーが汚れている場合を除いて、ここは清掃(といってもブロアーを使うくらいですが)をしなくても大丈夫です。
終わったらすぐにキャップを付けておきます。盲点ですが、ボディキャップも清潔にしておくこと。ホコリまみれのボディキャップを取り付けたら、どうなるかはもうお分かりですよね。
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終了!
ということで、キレイになったのがコチラ。
引きの写真だとイマイチ伝わりませんが、あれだけ汚れていたカメラが生き返りました!これで気持ちよく撮影が出来そうです^^
ボディの場合は外側はしっかりと、内部はそおーっとお手入れしてあげましょう。
レンズのお手入れ方法
レンズは汚れれば画質に直結することが分かりやすいので、多くの方が日ごろから注意して使っているとは思いますが、一応確認も含めて見ていきましょう。
清掃で気をつけるのは、前玉(一番前のレンズ面)、後玉(一番後ろのレンズ面)の部分。つまりレンズそのものですね。ここはデリケートかつ画質に直結するので少し気を使いましょう。
ココで紹介したものよりもしっかり清掃したい方は下記のエントリーもどうぞ。やや上級編です。
1.レンズをカメラから外しておく
普段の毎回のお手入れならカメラに付けたままでも大丈夫ですが、しっかりお手入れするときは外しておきましょう。
2.ブロアーで大きなゴミを取り除く
カメラボディと同じで、キズの原因となりそうな大きなゴミを吹き飛ばしてしまいます。特にフィルターやレンズ面のゴミはしっかり飛ばしておきます。
3.フィルターのフチを拭く
続いて保護フィルターの清掃です。いきなり真ん中からと行きたいところですが、まずはフチの部分をキレイにしましょう。保護フィルターを使っていない人はフィルターを前玉と読み替えてください。
クリーニングペーパー(湿っているもの)でフチの周りを拭いて見ましょう。ココ、意外と汚れが溜まってるんです。特に砂埃の中で撮影した後なんてジャリジャリ言うくらい。大きめなゴミが溜まっていることがあるので、フィルター面を傷つけないようにそーっとふき取ります。
4.フィルター面を拭く
フチがキレイになったらクリーニングペーパーでフィルター面を拭きましょう。
レンズを傾けてイロイロな角度から見てみると細かな汚れ具合が良くわかります。ちょっとした指紋くらいで殆ど汚れていないならここを飛ばしてレンズペンだけでもOKです。
1.5~2センチ四方くらいにペーパーを折り曲げて、レンズの中心から弧を描くように拭いていきます。フチをキレイにしたとはいえ、外側から中心に拭くと汚れを中心に持っていってしまう可能性があるため、真ん中⇒外側が基本です。
もちろん、湿ったクリーニングペーパーを使用します。別液タイプのペーパーはこの液の染み込ませ具合が難しいので、初心者の方にはあまりおススメしません。1滴くらいで十分。たくさん付けるとほぼ100%液残り染みが出来ます。。
上記で紹介したKINGのクリーニングティッシュはちょうど良い湿り具合なので初めてでも液残りが出来にくいです。
液残りさせないポイントは、軽めの力でサァーッと拭くこと。拭くスピードが重要かな?と思います。慎重になりすぎてじっくり拭くと液残りしやすいです。また、気温などによっても拭き残りの程度が変わります。結構跡が残るなぁというときはペーパーを広げて軽くぱたぱたさせるとちょうど良い湿り気になります。
ちょっと難しいですが軽く、優しく口で息を吹き込みながら拭くと拭き残りのシミが出にくいです。
ただ、もし液残り染みが出来ても、次のレンズペンで拭けばちゃんと消えるのでそんなに神経質になることはありません。
汚れによっては2回、3回と拭くことになると思いますが、その際は新しい面を使うこと。指が触れた面も使いません。指は皮脂でいっぱいです。
5.レンズペンで仕上げ
ペーパーで大きな汚れを取ったら、レンズペンでキュキュっと拭いて仕上げます。クリーニングペーパーだけで上手にキレイに出来たならこの工程は必要ありません。
これも中心から外側にかけて、円を描くように。
フィルターの場合は清掃チップが平面になっているフィルター用のレンズペンが便利です。レンズペンのうしろのブラシは、現場などブロアーが手元にない時に、始めに大きなゴミを掃くために使うものなので今回は使いません。
それと、当然ですがレンズペンの清掃チップの先端も直接手で触れてはいけません。
ところで、レンズペンで仕上げをした後、クリーニングペーパーでもう一度フィルター面をふき取ると黒い粉が付きますが(通常する必要ないです)、これは汚れではなくレンズペンによるものです。
レンズペンは細かなカーボンパウダーに汚れを吸着させてレンズをキレイにするため、どうしても拭いた後にカーボンパウダーが残ります。とはいえ、これが原因で画質が悪化することはない(少なくとも私は感じません)のであまり神経質にならなくてもOKです。
6.前玉の清掃
レンズの一番先端のことを前玉(まえだま)と言います。普段保護フィルターを付けているなら、ブロアーでホコリを落とす程度で十分です。
ブロアーで落ちない汚れが付いていたなら、フィルターと同じ要領で清掃します。レンズ面は傷が付くと取り返しがつかないのでフィルターを扱う時より慎重に!
キレイになったら保護フィルターをしてレンズキャップをはめておきましょう。キャップもキレイにしておいてくださいね。
7.後玉の清掃
レンズの一番マウント側のことを後玉(あとだま)と言います。ここは普段外に露出することがないため殆ど汚れていないはず。
ブロアーでホコリを飛ばす程度でOK。もし、何かの原因で汚れているなら、上記と同じ要領で清掃します。後玉は清掃しにくく、画質への影響が前玉よりも大きいので日ごろから汚さないように慎重になることが大事です。
奥まったところにある後玉をクリーニングペーパーで拭く時は、割り箸のようなものにペーパー巻きつけて行うと良いです。当然、ゴシゴシするのはNGです。
8.マウント面を拭く
レンズのマウント面も拭いておきましょう。金属と金属がこすれるので、ワリと汚れてます。レンズによってはここがプラスチックのものもありますね。
電子接点の部分も軽く拭いてあげると良いです。
電子接点部分は接点改質剤 (ナノカーボンペン)を軽く塗ってあげるとさらに良し。
カメラの電子接点のお手入れはこちらで特集しています
拭き終わったらエンドキャップをしておきましょう。
9.鏡筒のお手入れ
鏡筒の清掃は、カメラのボディと一緒です。レンズ面の清掃はなかなか気が抜けませんでしたが、ここはそんなに神経質にならなくてもOKです。
まずは、ボディと同じく爪楊枝+クリーニングペーパーで細かな溝をお掃除。特にレンズフード装着用の溝が汚れています。
そのほか、スイッチ類の溝なんかもキレイに。
細かな部分がキレイになったら、固く絞った濡れタオルで鏡筒全体を清掃。黒くて分からないですが、いつも触る部分なので手脂&塩分たっぷりなはずです。。
ズームレンズの場合は、鏡筒を伸ばした状態でお掃除しましょう。
これで終了!
お疲れ様でした!
一度流れをつかんでしまえば2回目からはスラスラ出来ると思います。クリーニングペーパーのふき取りだけはちょっとコツがいるので練習してみましょう。
結構フルコースでしたが、日常のお手入れならフィルター面を清掃するだけでも大丈夫です。
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動画で見るかんたんレンズのお手入れ
上記で紹介した流れ(主にレンズ面の清掃)について、動画を作ってみました。ブロアーやレンズペンについてや、拭き残しの少ないクリーニングティッシュの使い方など、写真と文字では伝わりにくいニュアンスの部分も見ていただければ嬉しいです。
前編と後編の2本の動画に分かれています。
前編は準備するアイテムや心構えなどをご紹介。
こちらが後編。実際にレンズを清掃していきます。
これからはブログに動画も適宜組み込みながら写真の様々なことについて紹介していく予定です。studio9の公式YouTubeチャンネル(studio9 channel)も作りましたので良かったらチャンネル登録してみて下さいね!
キレイになったその後は。。? 保管も重要!
新品同様にピカピカになったあなたのカメラとレンズですが、キレイになったからといって、カメラバックやその辺に置いておくのは良くないです。
たまーに、高価なものなんだから、買った時の箱にしまって大事に押入れに。。なんていう話も聞きますが、ダメ、絶対。
日本は冬を除いてカビの楽園です。保管はかならず防湿庫か簡易防湿ケースへ。大事に押入れにしまっているなんて、いつカビが生えてもおかしくない状況です。防湿ケースなら自作すれば1000円くらい。買っても1500円くらいからありますから、ぜひ用意しておきましょう。 防湿ケースに関してはコチラの記事がおススメです。
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以上がカメラとレンズのお手入れでした。カメラの清掃には細かな流儀があったりで、これが絶対ベストと言うわけではないですが、普通の人が使うのであれば十分な方法だと思います。
これでも取れない汚れ(イメージセンサーとか)に関しては、自分で清掃する手段も無いことはないのですが、できればサービスセンターに持ち込みましょう。センサークリーニングなら1,000~2,000円程度で当日中にやってくれることが多いです。
また、そのような清掃が難しい場所の汚れは、普段きちんと使っていればほとんど汚れない部分です。レンズ交換なども日ごろからゴミが入らないように手早く行いたいものですね。
さぁ、キレイになったカメラでお出かけしてみましょう!