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カメラ使いこなし 写真のコツ

限られた機材で金環日食を撮ってみた!

更新日: by 中原 一雄

金環日食

日本中が大興奮だった昨日の金環日食(一部地域では部分日食)。圧倒的に準備不足ではありましたが、なんとか抑えることができました。感動でした!

山の中で朝を迎えるw

ちょうど前日に大阪で撮影があって、夜中にドライブがてら山の中を通りつつ帰っていたわけですが、途中、力尽きてコンビニに緊急避難w仮眠のつもりで目を閉じたら朝になっていたのでした。。

専用フィルターがなくても意外と撮れる?

なんとなく曇りそうな天気予報であまり期待していなかったのですが、目が覚めたらほぼ快晴で輝く朝日が目の前にあったので、やっぱり撮らなきゃ!とカメラバックをがさごそ。。

初めからNDフィルタ重ねがけすれば撮れるだろうと思って専用フィルタも用意していなかったのですが、バックの中にNDが無い!困った。。とりあえず、カメラの設定で一番露出を下げて撮ったらどうなるのかな?ということで試しに撮ったのがこちら。

金環日食(2012.5.21)

おおー、もう欠け始めてる!!なんとか撮れそう!

ちなみに設定はこんな感じ。

  • EOS 7D + EF70-200mm F4L IS USM
  • ISO 100
  • F32
  • SS 1/8000

もうむちゃくちゃな設定だけど、撮れりゃーいいんです。学術写真じゃないんだから。

ちなみに、減光サングラスも持っていなかったのでライブビューに目の代わりになってもらいました。そのままファインダー覗くのは目が焼けちゃうのでぜったいやっちゃいけません。

また、カメラの説明書にこんなことも書いています。

ライブビュー撮影時は、レンズを太陽に向けないでください。太陽の熱でカメラ内部が損傷する恐れがあります。

光がレンズに入る前に減光するのではなく、設定で無理やり露出を下げてるだけなので、下手をするとセンサーが焼けるかもしれません。ご使用は各自の責任の下でお願いいたします。

今回は出来るだけ直射日光がセンサーに当たらないよう、一番遠くの山にピントを合わせて、ライブビュー見ながら太陽を探し、見つけたらすぐシャッターを押して、また太陽を視野から外す という動作をしています。

さて、そうこうしているうちににも太陽は欠けていきます。上の写真を見るとあと2~3段は減光したいな~という感じだったので、なんとか減光できそうなアイテムをさらに探します。まずは、無いよりマシか、ということでC-PLフィルタ。これで1段分は稼げそう。もう一つ見つけました!クルマのスモークガラス!w

これでさらに2段くらいは減光できそう☆F32まで絞ってる時点で画質はほとんど捨ててるのでもう減光できればなんでもいいのです。スモークガラスをNDフィルタ代わりにして撮ったらこちら。

金環日食(2012.5.21)

いいねいいね!ちゃんと撮れてる。この設定で興奮しつつ、でもセンサーに太陽を入れる頻度はなるべく最小限に。。で撮影を続けて、やっと来ました。

金環日食(2012.5.21)

ベイリー・ビーズもなんとか見えてますね!

そして、すっぽり。

金環日食(2012.5.21)

撮影した位置的にど真ん中にすっぽりと。。とまでは行きませんでしたがすっぽり収まりました。感動!小学校の時以来の日食観察でしたが、大人になっても心躍るもんですね!

ところで、前回、25年前の金環日食ではデジタルカメラはまだ世に普及していませんでした。そして、次回18年後の金環日食を記録するデバイスはきっと”デジタルカメラ”ではないはず。そう考えると、今回は日本で”デジタルカメラ”で撮る最初で最後の金環日食だったのかもしれません。

例えば、今12歳の子供は18年後に30歳。今回の日食を見た子供たちが、次回の日食を記録する媒体開発のキーマンになっていることでしょう。どんなものが出てくるのか、楽しみですね!

 

*今回の撮影は太陽光をほとんど減光させずに撮るというかなり強引な方法です。正しい撮影方法ではありません。太陽を撮る時はレンズの前でしっかりと減光させて撮ることをおススメします。
また、6月6日にある金星の太陽面通過イベントでは、もろに太陽面の観察をしなければならないので、今回の方法ではきっとうまく撮れないんじゃないかと思います。

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この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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