2015買って良かったもの10選
今年もいろんなカメラアイテムをポチポチしてしまいました。Aamazonの履歴を見返すのが怖くなるくらいにw
本当にこれは買って良かった!と言うものから、思っていたよりイマイチだったかも。。というものまでいろいろです。ということでここでカメラマンの私が2015年に買って良かったと思えるアイテムを10個ほど紹介してみます。
studio9では記事と連動する形で一部Amazonの商品リンクを貼っています。ここを経由してお買い物して頂くと一部がAmazonから報酬としてもらえる仕組みで、今年も多くの方にご購入いただきました。
私のポリシーとしてここで得た報酬はすべてAmazonのギフト券でもらい、写真に関係するアイテムの形で消費すること(ギフト券ではすべて補えませんが。。)を心掛けています。(そして可能な限りstudio9や関連コンテンツで取上げて読者の皆さんに還元する)
まだレビュー出来ていない商品もあったりするのですが、ひとまずここに簡単なレビューも兼ねて紹介していきます。
それと、買ったのだけどちょっとイマイチだった商品もいくつか紹介してみます^^;
*ここで紹介するアイテムはすべて私が自腹で購入したもので、タイアップとかではないです。念のため。
1.ImageVISION CactusV6
個人的に2015年のベストバイはこのCactus V6でしょうか。ストロボをワイヤレス(電波)で制御できるアイテム(ワイヤレスレシーバー / トリガー)です。
ベストバイといいながらまだしっかりとしたレビュー記事を書いていないのですが、主に仕事で役立ってます。いきなりちょっと長くなりますが簡単なレビューを添えてご紹介します。
合法で他メーカーOK、しかも高機能
この手のアイテムはずいぶん前から発光のON/OFFを制御するだけというものがありましたが、CactusV6はストロボの発光だけでなく出力もコントロールできる優れもの。手元でリモートのストロボ出力を自在に制御できる(4グループまでOK)ため多灯ライティングでの撮影がめちゃ捗ります。電波式なので数十メートル離れてても制御できます。操作性もシンプルで良好。
また、異なるメーカーや古いストロボを使えるのもメリットの一つ。最近だとメーカー純正でも電波式のものが出てきましたが、あれって過去のストロボをすべて最新の純正に更新しないとダメなので予算的にもちょっと大変なんですよね。。
そして最大のポイントは合法であること。この手の電波式のアイテムを日本で使う場合は法律的に技適マークを取得していないといけないのですが、類似の安い中国製のものなんかは技適がないので厳密には国内で使うのは違法なんです(普通に売ってるけど)。このへんは技適という仕組み自体が時代に合っていないんじゃない?と思うこともありますが仕事でよく使うとなるとやはり合法であることは大事なポイントです。
最初に最低構成条件である2つ使ってみて良い感じだったので、さらに2つ追加し3灯ワイヤレス撮影できる体制にしました。
デメリットもある
デメリットとしては、ワイヤレスTTL発光に対応していない、防滴でない、長期間使わないと電池が勝手になくなる(私だけ?)あたり。
ワイヤレスTTL非対応については、個人的に多灯の時はマニュアル発光だけなので問題なし。防滴に関しては美容室で髪染めるときの耳キャップがピッタリはまるのでそれが使えそうです(笑)
あと、これはあまり他の人から聞かないのですが使用後に電源OFFにしていても電池入れっぱなしで1〜2週間保管していると、次使うときに「あれっ?電池ない。。」となることが何度かありました。アルカリより電圧が低いエネループ使ってるのが原因かな?とも思うのですが、ここは使用後に毎回電池外して管理するようにしています。(同じ症状の方います?)
完璧!というアイテムではないですがかなり多機能で2016年も活躍してくれるだろうアイテムです。
2.マンフロット Streetバックパック
最初がいきなり長くなってしまいました。。ここからはサクサク行きましょう。
これは以前レビューもしたリュックタイプのカメラバッグです。カメラ、レンズ用と普通の荷室が2つに分かれた2気室タイプで、ボディ+レンズ2〜3本のコンパクトさがありパソコン収納OKで、それでいてまずまずオシャレという最高にちょうどいいカメラリュック。
背負っていても疲れにくいしとても良い買い物でした。
下記の記事で詳しいレビューや動画が見られますので気になった方はぜひチェックしてみてください。
Manfrotto カメラリュック Streetコレクション 12L 15インチPC収納可 三脚取り付け可 撥水素材 カーキ MB MS-BP-IGR
3.タムロン SP 45mmF1.8 Di VC USD
あのタムロンがついに単焦点を出したか!と話題にもなったSP 45mmF1.8 Di VC USD。こちらもまだちゃんとしたレビュー書いてないのですが、バリバリ使ってます。
手ぶれ補正を搭載し、以前からダサいよ。。と言っていた本体デザインも一新され街で胸を張ってスナップできるようになった一品(笑)。発売してすぐ買いました。
カリッカリに描写するようなレンズではないのですが、ボケもふくめ優しい描写をする感じ。ポートレートとか子供の撮影なんかにも最適じゃないかなと思います。45mmと通常の50mmより僅かに広角なので室内でも使いやすいです。
私も子供が生まれたのを機に買いました。
4.マンフロット ギア付きジュニア雲台410
三脚の上にあるカメラを取り付けるアレです。ギアを回すことでカメラの位置を高精度に調整できる特殊雲台。
ギア雲台は今まで気になっていたものの、大きいし重いしちょっと高いよねということで使ってませんでした。ものは試しということで使ってみると「めちゃ便利じゃないか!」とビビったアイテムです。
このマンフロット410はギア雲台としては小さい方ですが、それでもちょっと大きいので旅行や電車移動には不向きです。でも車移動やガチ撮影なら今後すべてこの雲台で良いわと思うほど。もっと早く買っておくべきだったなぁという一品。
決して万能ではないですが三脚をお気軽撮影用とガチ撮影用に分けてる方ならオススメできます。600mmクラスの望遠でも安心。もちろん、三脚側もしっかりしたものが必要だけどね。。
今年は三脚の記事も書こうと思って書けなかったので来年の宿題です。
5.thinkTANKphoto DSLRバッテリーホルダー2
地味なアイテムですがバッテリー管理が捗る超良アイテム。
個人的に撮影に出かけるときは万が一のことも考えて最低でも2個は予備バッテリーを持って出かけます。しっかり撮る撮影だと4〜5個持っていくことも。
そうなるとカメラバッグの中が電池まみれになって大変なのですが、このDSLRバッテリーホルダー2を使うとバッテリーが2個1セットで管理できるのでバッグの中が非常にスッキリ。布製なので場所もとりません。プロ御用達のthinkTANKphoto製なのでモノもしっかりしているしデザインも良い感じです。
バッテリーの入れる向きを決めてシールなど貼っておけば残量あり/なしも一目で分かるしバッテリーケースの決定版といってもいいんじゃないかと思うアイテム。キヤノンLP-E6はオレンジのカバーつけてピッタリ入ります。
オリンパスBLN-1(E-M5など)やソニーNP-FW50(α7など)でも使えます。メーカーごとに使い分けたいのでカラーバリエーションを期待したいところ。これもなんだかんだで小分けに3つも買いました。4つ入るものや1D系の大きなバッテリーが入るものもアリ。
姉妹品の単三電池ケース(8本)も良い感じです。
6.ニッケル水素・ニカド充電池専用充電器
これも地味ですが役立ってます。エネループ(or 類似品)を一気に12本充電できる充電器。とても便利です。
クリップオンストロボだと一度に4本の電池を消費し、これで3灯ライティングしたらそれだけで12本。前述のCactus V6は単三2本で動くので3灯用に4つ使えば、一度の撮影でストロボ含め20本の単三電池を充電する必要があります。(予備含めたら30本越えますね。。)
普通の4本用充電器ではとてもじゃないけど追いつきません。。
残量表示付きで1本ごとに充電(終わったら停止する)できるし、リフレッシュ充電にも対応(めちゃ時間かかるけど)していて高機能です。
純正充電器ではないですが昨年(2014年)の11選にもノミネートしたAmazonオリジナルの電池やエネループは問題なく使えてます。
Amazonベーシック 高容量充電式ニッケル水素電池単3形8個パック(充電済み、最小容量 2400mAh、約500回使用可能)
ただ、一定以上放電してしまった電池(使い切ってそのまましばらく放置していたものなど)は稀に認識されないことがありました。一定電圧を超えないと認識しない安全装置的なものだと思うのですが、そんなときは純正の充電器で充電可能です。
7.X型キーボードスタンド
なんでキーボードスタンドなの??って突っ込まれそうですが、ブツ撮りにメチャ便利なアイテム。何に使うかというと、撮影台の脚です。
これまで私はブツ撮りするときはIKEAのLERBERGという架台(脚)の上に天板を置いて使っていたのですが、これだと高さを変えられないし、折りたたみできないという欠点がありました。
で、脚の部分をコレに変えたことで台の高さも変えられるし、折りたたんで小さくすることも可能と良いことづくめ。以前紹介した記事でも使ってます。良い感じです。
ただし、安定性はやや劣ります。天板が大きい場合は2個使うと良いですね。
8.オリンパス OM-D E-M5 MarkII
普段のメインカメラはキヤノンのEOSシステム(5D MarkIII, 7D MarkII)を使っているのですが、ちょっと小さなカメラも欲しいなぁということでマクロフォーサーズのOM-D E-M5 MarkIIに手を出しました。小さいのになんでも撮れちゃう万能型の凄いカメラ。
ちょっとしたスナップやプライベートのお出かけにとても便利でカメラをより身近に感じられるようになりました。
ただ、手に入れた9月以降、有り難いことに仕事がめちゃ忙しくなって軽い撮影をしてる暇がなくなってしまい正直なところE-M5 MarkIIの高機能を完全に活用できていない状態です^^;
普段はM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8を付けっぱなしにしているのですがこのレンズも良いです。軽くて小さいので一眼レフを使いたがらない妻も使ってくれます(笑)
暖かくなったらもっと外に持ち出したいなぁと思ってます。
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII ボディー ブラック E-M5 MarkIIBody BLK
9.Godox 折りたたみ ソフトボックス
クリップオンに取り付けできる折りたたみ式のソフトボックスです。
ソフトボックス(バンクライト)ってライティング機材としては非常に優秀なアイテムなのですが、組み立て(分解)が面倒なのでロケで使うのは大変なんですよね。
このソフトボックスは折りたたみ式のレフ板と同じ感じでぐにゃっと折りたたんで収納でき、使うときはバサッと広げるだけ。30秒あれば組み立て完了なのでロケでソフトボックス使うハードルが一気に下がりました。
前面のディフューザーを外せばやや固めの光も作れて便利です。
例えばこの写真、このソフトボックスとクリップオン+CactusV6で撮りました。ディフューザー外してインナーディフューザーだけのちょい固めな光を正面から一発。作例的にはイマイチかもしれないけど。。
これも1個買って良かったのでさらにもう1個おかわりしました。類似品の中ではお値段も手頃です。
Amazonでは80×80センチと書いてますが、実際には70センチ四方程度なので注意。あと、折りたたむのはちょっとコツがいるので初回広げるときによく形覚えておいて最初にたたむ練習すると良いかも。
10.ALPINE LABS Pluse
最後はこちら、PluseというBluetoothでスマホからカメラを制御するアイテムです。こちらは正確には買ったと言うより投資したアイテムで、先日Kickstarterで見つけたアイテム。紹介記事も書きました。
プロジェクト期間はすでに終了しましたが、111万ドルと目標金額の20倍以上の出資を集めた超人気プロジェクトになりました。
個人的に期待しているのは露出制御しながらのタイムラプス機能。製品出荷が始まるのは来年の4月とのことですが、非常に楽しみ。プロジェクトの成功を祈ってます。
番外:ちょっとイマイチだったアイテム
絶賛ばかりもアレなので買ってみたは良いけど個人的にちょっとイマイチだったかもというアイテムをご紹介しましょう。
HAKUBA レンズペン ELITE
なんとレンズペンがここに入りました。最初に言っておくとELITEのみです。通常のレンズペン3(ブラック)は素晴らしいです。
studio9では過去に何度もレンズペンを紹介し絶賛してきました。その思いは未だ変わらないのですが、このELITEシリーズはイマイチだったなぁと。
ELITEシリーズと通常版(レンズペン3)との違いは中の汚れ吸着用のカーボン粉末が黒から白(グレー)に変わったこと。今年のCP+でハクバブースで見つけて即行で買って試してみたんですが、レンズ拭いた後に白い粉がすごく目立つんですよね。。(特に晴れた屋外で)
粉は後ろのハケでほろえば簡単に落ちるし、ハクバの中の人いわく画質面での差異はない(通常版と同じ)と言っていたのですが、レンズ拭いた後に粉が目に見えて残っているのは精神衛生上良くないです。また、もし粉が残ってたとして逆光時なんかは黒い粉より白い粉の方が影響あるんじゃないの?と思ってしまいます。
見た目白くてオシャレだし、ELITEが付いていると性能良さそうに感じますが、個人的にはELITEではなく通常版のレンズペン3をオススメしたいです。
ちなみにたぶん私、日本で最も多くのレンズペンを売っているカメラマンだと思います(笑)2015年はstudio9経由だけで1000本単位で売れてるはずです^^;
Yongnuo YN560 III
中華製の激安クリップオンストロボです。これはCactusV6を大量購入したときに、どうせマニュアル発光しかしないんだし安いストロボで十分でしょ?といって購入したもの。
光量はキヤノン純正の600EX-RT(約5万)とほぼ同じなのにお値段なんと7千円台と驚異的なコスパです(TTL使えず、マニュアル発光のみだけど)。
ストロボとしては十分使えるものなのですが、CactusV6で光量制御できなかったのですね。(ストロボ側で光量を指定すればワイヤレス発光は可能)
これは私のリサーチ不足が原因なのですが、CactusV6側で光量も制御する場合はストロボがTTL発光できないといけないのです。そういうわけで買ったは良いものの若干お蔵入り状態。あと、純正に比べれば連続発光にも弱いです(当たり前か。。)
室内ブツ撮りなんかで光量をマニュアル設定して頻繁に変えないのであればコスパ最強のストロボなのですが、機動的に使うとなるとちょっと物足りないかなと。。
今度CactusV6のレシーバーとストロボがセットになったCautus RF60を買ってみようかなぁと思ったり。来年のこの記事に載るでしょうか?
KONOVA Camera Slider K2 120 cm
最後はこれ、カメラ用のスライダー(ドリー)です。正確にはイマイチなのではなくまだ使ってない(笑)
最近ではすっかりメジャーになった(というより流行?)スライダーを用いた動画撮影。私もこれでタイムラプスしてやろうと考えシャッター連動する電動スライダーシステム(KONOVAモーターライズシステムMSS Bundle)まで購入したはいいものの、のんびりタイムラプスしてる暇がなくなってしまったのでお蔵入りしています。
以前からの憧れもあり、勢いで総額10万円ほどのシステムを購入してしまったのですが、お蔵入りさせるという始末。。
前述のPluseが4月に送られてきた暁にはこのシステムと合わせてすんごいタイムラプスを撮ってやるんだからね!
ということでもうしばらく寝かせておきます。。
まとめ
ということで、今年買って良かったアイテム10個とイマイチだったアイテム3つを紹介してみました。
あくまで私の独断と偏見による評価ですが、気になったモノがあればチェックしてみて下さいね。きっと来年もいろんなアイテムの人柱になる予定です(笑)
みなさんの今年のお気に入りアイテムは何だったでしょうか?