自分でも出来るイメージセンサー清掃
一眼レフやミラーレスなどレンズ交換式のカメラの宿命はイメージセンサー(撮像素子)へのゴミの付着です。イメージセンサーにゴミが付いてしまうと撮影した写真にゴミが写り込んでしまいます。。
これはレンズ交換の際に外からの小さなホコリなどがカメラの中に入ってしまう事が主な原因(内的な要因もある)ですが、レンズ交換をする以上避けられません。プロが注意深くレンズ交換したって少しずつゴミは付着していくものです。
センサーに付着したゴミの確認方法は動画付きで以前のエントリーで詳しく説明したのでそちらを参考にしてみて下さい。
というわけで、センサーダストはゴミが進入しないように丁寧にレンズ交換をしつつ、付いてしまったら清掃するという事が大事です。ただ、イメージセンサーというのはカメラの中でも画質に直結し、最もデリケートな部品の一つですので、正しい知識と準備をしておく必要があります。
今回はそんなイメージセンサーを自分で清掃する方法についてご紹介してみます。今回も動画付きです。
自信が無ければメーカー専門家へ
先ほど言ったように、イメージセンサー(撮像素子)はカメラのフィルムに当たる部品で、画質に直結し、非常にデリケートな部品でもあります。
誤ったテキトーな方法で清掃してしまうと、イメージセンサーにキズをつけてしまう可能性があります(センサー交換修理は非常に高価で数万円単位で費用がかかります)。自信が無い方はメーカーのサービスセンターに清掃を依頼すると良いでしょう。プロがやってくれるので安心です。
通常、カメラを買って1年以内(メーカー保証期間内)であれば、サービスセンターに持ち込む事で無料でセンサー清掃をしてくれます。
もし、保証が切れていても1台1,000~3,000円くらいで清掃してくれるメーカーが多いです。キヤノンの場合は1,000円でやってくれます。*2016年7月よりキヤノンではセンサークリーニング単体のメニューがなくなり、簡易点検と清掃を組み合わせた3,000円の「あんしんメンテ スタンダード」になりました...
各自自己責任のもとでお試しを
といっても、地方にお住まいの方だとおいそれと東京や大阪のサービスセンターには行けないですし、郵送でも費用と時間がかかります。都市部にお住まいの方でも、電車乗って、サービスセンターに持ち込んで、数時間待って(週末は混んでる)また帰るとなるとそれだけで半日が潰れてしまったり。。
センサーの手動クリーニングはメーカーでも公式にサポートされている内容(積極的に推奨はしていないけどメニューにセンサークリーニングモードはある)ですので、正しく行えば個人で清掃する事が可能です。
今回ご紹介する方法は特に明記がない限りすべて私個人で試して問題ない事を確認している方法です。
ただし、すべてのカメラを試した事はないですし、個人の環境やスキルもばらつきがあるでしょうから、あくまで各自の自己責任の下でお試し下さい。万が一問題が生じてもstudio9では一切責任を負えませんのでご了承下さいね^^;
自分で出来る3つ+αのセンサー清掃方法
さて、そんなセンサー清掃ですが、調べてみると個人で出来る方法がイロイロ出てきます。専用のツールも様々な種類が出ていて何を使ったら良いのか。。と悩んでしまうでしょう。
今回は私が実際に試した事がある方法を3種類+α、難易度別に紹介してみます。それぞれの使い方は後半に詳しく紹介していきます。
1.風の力でゴミを飛ばす方法
一番手軽で安全なのはこれでしょうか。ブロアーなど風の力でゴミを飛ばす方法です。センサーを物理的に触らないのでセンサー本体にキズをつける可能性はほぼゼロです。
大きく非常に目立つゴミであればこれだけで落ちる事もしばしば。ブロアーだけで清掃できるので初期投資も抑えられます。キヤノン限定ですがこんな便利なアイテムも出ていますね(私は使った事ないです)。
ただ、物理的にセンサーを清掃するわけでないので、ちょっとでも頑固な汚れは落ちません。。
2.粘着力でゴミを除去する方法
初めてのセンサー清掃にオススメなのは粘着力を使ってゴミを除去する方法。乾式のクリーニング方法です。いくつか製品が出ていますが、オススメはペンタックス純正の「PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1」。
通称「ペンタ棒」と呼ばれるツールで、棒の先端についた粘着ゴムをペタペタしてゴミを吸着、除去します。
ペンタックスのサービスセンターでも実際に使われているようで、メーカー純正品のため安心感があります。
3.アルコールでセンサーを拭く方法
一番ゴミの除去能力が高く、多くのメーカーサービスセンターで採用されている方法がこれ。シルボン紙という専用の紙と無水エタノール(または類似の溶剤)を用いて物理的にイメージセンサー(ローパスフィルター)表面を拭き取る方法です。いわゆる湿式クリーニング。
センサーを直接触るためやや上級者向きですが、これで取れないゴミは殆どありません。やや専用の用具を揃えなければなりませんが、揃えてしまえばセンサー以外にレンズも清掃できるため万能清掃キットとなります。
ニコン純正で「Nikon ニコンクリーニングキットプロ2」という製品が出ています。こちらもニコンのサービスセンターで実際に使われているもののようです。センサー清掃方法のDVD付き。個別に用具を揃える事も出来ます。用具の詳細は以前のレンズ清掃のエントリーを参考にしてみて下さい。
カメラのダストクリーニングで済む場合も。。
付いたばかりのゴミ、大きなゴミはカメラのダストクリーニング(ダストリダクションシステム)機能で落ちる場合もあります。これはイメージセンサーを微振動させてセンサーについたゴミをふるい落とす機能ですが、どのメーカーにも付いているはず。マニュアルを見てみましょう。
通常は電源OFF時に毎回自動で実施されることが多いですが、メニュー画面から任意に実施する事も出来ます。過度な期待は出来ませんが、目立つゴミなら直接清掃せずともこのクリーニング機能を強制的に数回実施するだけで落ちてしまう事もあります。
特にオリンパスのダストリダクションシステムは優秀と良く聞きます。清掃前にこのダストクリーニング機能をダメ元で試してみるというのも良いかもしれません。
センサー清掃前に準備しておくこと
さて、実際に自分でセンサーを清掃するとなった場合は事前にある程度の準備が必要です。
キレイな部屋で作業する
一番大事なのはホコリの少ないキレイな部屋で作業する事。
どんなに慎重に作業をしてもホコリだらけの部屋で作業してしまえば、清掃中にゴミが付着します。もちろん屋外で清掃するのも避けましょう。
あまり神経質になる必要はないですが、キレイにしようと思って掃除機をかけた直後なんかは意外とホコリが宙に舞っている事が多いので、掃除直後は避けた方が無難です。
作業用具も埃が付かないように、タッパーやジップロックなどにいれて保管しておきましょう。
電池は満タンで!
イメージセンサーの清掃は後述する手動のセンサークリーニングモードに入って作業することになります。その際、特に一眼レフの場合はミラーアップとシャッター開の状態を維持するため、通電状態を維持する必要があります。
もし作業中に電池が切れてしまった場合、清掃中にいきなりシャッターやミラーが降りてきてミラーボックス内部を破損してしまいます。作業中に絶対に電池がなくならないように満タン状態の電池で作業しましょう。
途中で電池がなくなる事のないACアダプターの使用を推奨しているメーカーもありますが、満タンの電池が切れるよりも、うっかり(足を引っかけるなどして)コンセントを抜いてしまう確率の方が高い気がするので、個人的には(状態の良い)満タンの電池を使う方が良いのかな?と思います。
古いブロアーには注意
どの作業をするにしてもブロアーは必須です。基本的には普段使っているブロアーを使い回しても良いのですが、古いブロアーは内部にホコリを吸い込んでいたり、ゴムが劣化している可能性もあるので、できれば清掃用に新しいブロアーをひとつ用意しておくのがオススメです。
劣化の少ないシリコンゴム製のブロアーがおすすめ。私はハクバのシリコンブロアーを使ってます。
汚れたブロアーはかえってゴミを吹き付けてしまう恐れがあるので注意しましょう。ブロアーは消耗品と考えた方が良いです。
初級:ブロアーで吹き飛ばす
では早速クリーニングをしてみましょう!
最初にボディのホコリを落としておく
いきなりセンサーを清掃したいところですが、ミラーボックス内を露出する前にボディーの大きな汚れを取っておきます。ボディが汚れたままレンズを外してミラーボックスを暴露すれば、内部が汚染される可能性があります。
一般的なカメラの清掃方法は下記エントリーを参照下さい。普通はブロアーでシュシュッとすればOKです。(ブラシがついているものははずす)
センサークリーニングモードに入る
センサークリーニングをする場合はまず、イメージセンサー(撮像素子)を暴露しなければなりません。一眼レフの場合はマニュアルを見ながらセンサークリーニングモードに入って作業して下さい。
キヤノンの場合はメニューのセンサークリーニングという項目から。「手作業でクリーニング」というのを選択します。各メーカー類似の項目があるはずなので説明書をチェックしてみてください。
ミラーレスカメラはレンズを外せばイメージセンサー(緑っぽい部品)がいきなり暴露されているためそのまま作業しても大丈夫だと思いますが、念のためマニュアルを見て確認してみてください。
カメラを逆さまにしてブロアーで拭く
イメージセンサーが見えたらカメラを逆さまにして、下からブロアーでシュシュッと空気を送り、ホコリを飛ばしてしまいます。
この際、絶対にブロアーの先端をセンサーに当てない事。コレさえ守ればセンサーに傷が付く事はまずありません。付いたばかりの大きな目立つゴミはこれだけでもかなりの確率で落ちてくれます。
また、ガス式のエアダスターのような製品は使わないようにしましょう。生ガスが出てセンサーが凍結してしまったり、威力が強すぎるなどあまり良い事はありません。
清掃が終わったらレンズなり、ボディキャップをしてホコリの侵入を防ぎます。
クリーニングモードから抜ける場合はキヤノンの場合、電源をOFFにすればOK。(マニュアル見てね)
清掃後にゴミを確認してみる
清掃が終わったらちゃんとゴミが取れているかどうか確認しましょう。先日のエントリーを参照下さい。
これを数回やっても取れないゴミがある場合は、メーカーに持ち込むか、次以降の方法を試してみます。
キヤノン、ニコンユーザーにはこんなアイテムも
現在キヤノンEFマウント用しか出ていませんが、風塵というモーターでカメラ内部に強制的に風を送ってクリーニングするアイテムも出ています。
私は試した事がないのですが、アマゾンでの評価も良くボディに付けてスイッチオンするだけなのでお手軽です。日々のお手入れに使うには良さそうですね。
追記:デジカメWatchさんでレビュー記事書かせて頂きました!
中級:ペンタ棒で取り除く
ブロアーでも落ちないゴミを取り除くのためにはさらに強力な清掃をする必要がありますが、一般の方でも比較的作業しやすいのがペンタックス純正のクリーニングアイテム、「PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1」 。
業界では通称「ペンタ棒」と呼ばれるツールで、スティックの先端に付いた粘着ゴムに汚れを吸着させ、専用のゴミ取りシートにゴミを転写するシステムです。
メーカー純正品で、説明書も比較的丁寧なので初めての方でも作業しやすいかと思います。ペンタックスのサービスセンターでも実際に使われているようなのでなんだか安心感がありますよね。一応ペンタックスに最適化と書かれていますが、他のメーカーのカメラにも使えるはずです。私のキヤノンのカメラにも問題なく使えました。
作業前に大きなゴミを落としておく
作業手順はマニュアルに従ってもらえればOKです。作業前はボディーのホコリを落としておくのはもちろん、センサーも前述したブロアー清掃で大きなゴミを吹き飛ばしておきます。
大きなゴミが付いた状態でセンサーを物理的に触ってしまうとセンサーを傷つけてしまう恐れがあるので。
ゴミ吸着シートは使ったら捨てる
詳しい作業方法はYouTubeのstudio9 channelにアップしていますのでコチラを参照ください。
吸着スティックを垂直にセンサーに当て、ゴミ吸着シートにゴミを移すだけです。
この際、吸着スティックでセンサー表面を擦らない事。スタンプの要領で垂直に当て、ゴミをくっつけるだけ。擦ってしまうとセンサーを傷つける恐れがあります。
また、ゴミ吸着シートは一度使ったら捨てる事。一度ゴミを吸着したシートを使い回してもゴミを広げるだけで良い事はありません。
吸着シートは25枚付いてきますが、別売りはされていません。使い切ってしまったら吸着スティックの寿命と考えましょう。(なお吸着スティック、転写シートは一進産業という会社の製品を使用しているっぽい、ここから直接買えばバラで手に入るかも。業者向けだけど。)
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ペンタ棒を使う事で主要なゴミはかなり除去できます。テストに使ったセンサーゴミを育てた(汗、私のEOS 5D MarkIIはこれだけで目に見える主要なゴミの大半が除去できました。
こんな感じです。
センサー清掃前(汚れた状態)
めっちゃ汚れていますね。。でもこれってレンズ交換をガンガンしながら1年くらい使っていると普通にこのくらい汚れます。
黒丸は等倍拡大してよーく見ると見つける事の出来るゴミ、赤丸は上記センサーダスト確認記事で紹介した、特殊な処理をすると見る事ができる(通常は見えない)微細なゴミです。
ペンタ棒で清掃後
いかがでしょう、かなりキレイになりましたよね。赤丸のゴミは通常撮影で殆ど気づく事ないゴミなのでひとまず置いておいて、黒丸のゴミに関しても清掃前の14個から4個と大幅に減りました。
ただ、ここからいくらやってもこれ以上はゴミが減りませんでした。。ここまでゴミ取りシートを5枚くらい使った感じ。
上級:アルコールとシルボン紙で取り除く
ペンタ棒でも取れないゴミには物理的にイメージセンサーの表面を拭き取って清掃する方法があります。これは、(たぶん)大半のメーカーのサービスセンターでも実際に使われている湿式クリーニング方法で、最も洗浄力が高いです。ただし、物理的にセンサー表面を拭き取るためセンサーにダメージを加えるリスクも高くなります。
具体的な方法はこちらもYouTubeのstudio9 channelに動画をアップしています。
無水アルコールとシルボン紙で清掃する
デリケートなイメージセンサー表面を清掃するには、専用のシルボン紙(製品名:ダスパー)と無水エタノール(できればEEー6310)を使って作業します。
必要な用具は以前紹介した、レンズ清掃の上級編エントリーの内容と同じです。
詳細は上記エントリーを参照いただくとして、具体的に必要なのはチリの少ない専用のクリーニングペーパー、シルボン紙。
アルコールを適量出すことのできるハンドラップ。
割り箸を削って作ることのできるクリーニングスティック。
洗浄液である無水エタノール。可能なら揮発性の高いオリンパスのハイパークリーン EE-6310。
追記:最近のカメラはイメージセンサーにゴミが付きにくいよう、ローパスフィルターの表面に強力なフッ素加工(だと思う)を行っているものも多く、親水性の高いエタノールだけでは弾いて水玉になりやすいものもあります(清掃の難易度が高め)。EE-6310だと多少弾きづらいようなので困っている方はこちらを使用してみましょう。入手方法などは後述。
といったところです。
ニコン純正プロキットもあります
個別に揃えるのが面倒、なんだか不安という場合はニコン純正で出ている、「ニコンクリーニングキットプロ2」という製品も出ています。
このキットは実際にニコンのサービスセンター内でも使われているもののようで安心感があります。やや割高ではありますが、レンズやセンサー清掃方法のDVDが付いていたり、ニコンユーザーならセンサークリーニング講習への参加権も付いているみたい。
具体的な清掃方法は上記動画を見ていただくとして、清掃時のポイントをいくつか紹介しておきます。
アルコールを付けすぎない
イメージセンサー表面はゴミが付着しにくいように、(おそらく)フッ素加工などされた洗浄液を弾きやすい場所です。洗浄液を付けすぎると液を弾いて液残り染みができてしまう可能性があるので、シルボン紙が濡れるギリギリの液量がおすすめ(乾いた状態だと摩擦係数が大きくなりセンサーを傷つける恐れがあります)。
ハンドラップでアルコールを付け、一度未使用のシルボン紙の束に余分なアルコールを吸わせて調整するというのも良いでしょう。
フッ素加工されたレンズフィルターも練習にピッタリ
センサー表面をいきなり触るのが不安な方は、撥水加工処理された保護フィルターなどで練習してみるとイメージが付きやすいです。最近のイメージセンサーはアルコールを弾きやすいので。
それがなければカメラの液晶画面やスマホの画面を清掃してみると良いかも知れません。これらの画面は同じく特殊コーティングされているものが多いため、洗浄液の弾き具合がセンサー表面と似ている気がします(あくまで個人的な感想ですが)。
速乾性の洗浄液を使ってみる
無水アルコールは沸点が78℃とやや高めのため、気温の低い冬期などは液が蒸発しづらく拭き染みが出来てしまう事があります。そこで、無水アルコールよりも沸点の低い速乾性の洗浄液を使うという手もあります。イメージセンサー表面の撥水加工が強いものにも有効です。
私が使っているのは無水エタノールにイソヘキサンが混ざったオリンパスのEE-6310という製品。この沸点は58℃とかなり低く、私は無水エタノールとEE-6310の1:1混合溶液を作って使用しています。
*夏期は上記の割合でも乾きが速くもたもたしているウチに液が乾いてしまうかも。まずはレンズ(保護フィルターなどがよい)で試してみて乾きが速すぎるならエタノールの割合を増やしてみましょう。
キヤノンのサービスセンターでも無水エタノールにイソヘキサンを混ぜて使用しているようですので、実際に現場のプロが使用している溶液に近いはず。
なお、EE-6310は工業製品で通常の小売店では入手できません。詳細はレンズ清掃のエントリーを参照下さい。
清掃用具の管理は細心の注意を払って
準備する道具はレンズ清掃の道具と変わりありませんが、その清潔度には細心の注意を払いましょう。
シルボン紙は小分けして、ホコリが付かないようにタッパーに入れたり、清掃用具もプラスチックケースに入れたりと。
清掃用具が汚染されていた場合、センサーをさらに汚してしまう可能性もあります。
レンズは肉眼で見えないようなゴミは描写に殆ど影響を与えませんが、センサーは肉眼では見えないような微細なゴミでも良く見ると写真に写り込みます。
最近のカメラの1画素辺りの大きさは約5μm。1/100mm(10μm)四方のゴミが付いていてもセンサー上では4画素ぶんを塞いでしまうことになります。
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実際に清掃してみた結果がコチラです。
ペンタ棒と同じくEOS 5D MarkIIでペンタ棒清掃後に試した結果です。
ペンタ棒ではなかなか減らなかったゴミも直接清掃すると殆どゴミゼロの状態までキレイになりました。ちなみに、一つ残っている黒丸は何度やっても落ちなかったので、センサーの欠陥(ホットスポット)か、ローパスフィルターの中に入り込んでしまったゴミではないかと思います。
ここまでキレイになればほぼ新品同様のセンサーですね!
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ということで、カメラのイメージセンサの清掃方法についていろいろ紹介してみました。
アルコール清掃はいきなりチャレンジするにはややハードルが高いですが、ペンタ棒くらいであればワリと手軽にセンサー清掃が出来るのではないかと思います。
始めに言ったとおり、イメージセンサーはデリケートな部品であるため、ある程度の注意が必要ではありますが、正しい知識と環境があれば思ったよりも簡単に清掃ができてしまいます。
一台あたり10分もあれば終わってしまう作業なので、地方に住んでいたり複数台のボディを持っている方はメリットが大きいのでは無いかなと思います。
自己責任のもとに行っていただきたい内容ではありますが、センサーゴミに悩んでいた方は一度試してみてはいかがでしょうか?