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写真コンテスト

【7-9月】studio9の写真コンテスト入選作品を発表するよ!

投稿日: by 中原 一雄

3ヶ月に1度に遷り変わって最初のstudio9写真コンテストの発表です。2016年7,8,9月の3ヶ月9テーマにご応募頂いた作品の中でも特にステキなものを紹介致します。果たしてどの作品が最優秀に選ばれるでしょうか!
次回10,11,12月ぶんの応募もお待ちしておりますよ!

2016年7-9月の優秀作品を発表します

本エントリーでは2016年7月~9月にご応募いただいたテーマ(7月「雲」「鮮」「鏡」、8月「快」「酷」「遠」、9月「黄」「丸」「残」)の作品の中から特にステキな作品を選出してをご紹介します!

なお、応募いただいた全作品は下記リンクからご参照していただけます。ここで紹介しきれなかった写真もたくさんありますのでぜひこちらも参考にしてみてください。

7月テーマ:「雲」「鮮」「鏡」
studio9の写真コンテスト 2016年7月投稿作品
8月テーマ:「快」「酷」「遠」
studio9の写真コンテスト 2016年8月投稿作品
9月テーマ:「黄」「丸」「残」
studio9の写真コンテスト 2016年9月投稿作品

アルバム提供:30days Album

次回 2017年1月発表ぶんも受付中です!

次回の写真コンテスト発表は2017年1月(10、11、12月応募)です。すでに10月分の応募は残り僅かな日程ですのでみなさまのご参加お待ちしております!

10月のテーマは「跳」「雲」「味」、11月のテーマは「彩」「黒」「穏」を予定しております(12月テーマは未定)

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それでは7-9月の優秀作品を一挙にご紹介していきましょう!僭越ながら私からのコメントも簡単に付けさせていただいております。

*PCでご覧の方は作品をクリックすると大きなサイズで見ることが出来ます。

評価基準

studio9の写真コンテストでは写真だけでなく撮影時に工夫したポイントなど作品につけられたコメントも写真と同じくらい重視して評価しています。詳しくはこちらをどうぞ。

最優秀作品

出陣 / AMEMANさんの作品

テーマ:「鮮」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

EOS 5D MarkIII / EF 24-70mm F4L IS USM / 24mm

F14 SS1/8 ISO100 LR6使用

工夫したポイント

昨年のねぶた祭り前夜祭で撮ったねぶたです。

ねぶた祭りが始まる前日には前夜祭が行われ、灯りの入った大型ねぶたすべてを見ることができるほか、いろんなアトラクションが行われます。(ちなみに昨年はスター・ウォーズねぶたのパフォーマンスが凄かったです。)

そんな前夜祭で一番目についたねぶたがこれです。いよいよねぶた小屋から出され、出陣していく様を表したいと思い、露光間ズームをしてみました。なかなかズームリングを回すタイミングが上手く行かず、その中でもこれが何とか一番ましに撮れたものです。

コントラスト、明瞭度、彩度を上げ、全体的に明るくなるよう露光量も上げて、色の鮮やかさを出すようにしました。

studio9より

ねぶたの力強さをブレや色彩を上手く使い非常に良く表しました。一目見ただけで脳裏に焼き付くような印象的な作品です。動画と違って写真は動きませんから、動きを感じるものを表現するには何か工夫しなければなりません。その中で代表的なのがスローシャッターでブレを使った表現ですが、AMEMANさんは露光間フォーカスでうまく動きを付けましたね。顔の部分にばっちりフォーカスされている点もすばらしいです。

また、色に関しても赤と青という補色の色が上手く混ざり鮮やかな仕上げにしたことでねぶたの迫力が一層増して感じます。手持ちで狙った場所にフォーカスさせるには鍛錬が必要ですが、シャッター速度1/10秒前後でズームリングを回しながらシャッターを切れば手持ち露光間ズームが出来ますから読者の方もぜひ試してみてはいかがでしょう?

AMEMANさんには副賞としてAmazonギフト券3000円分をプレゼントします!

7月最優秀作品

空を映す窓を写す / kusinadaさんの作品

テーマ:「鏡」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

OLYMPUS STYLUS1s

F3.5, SS1/800, ISO100

RAW/OLYMPUS Viewer 3, Adobe Photoshop CS 6

工夫したポイント

昼休みの散歩中きれいに空の映ったビルがあったので撮りました。

photoshopで縦横の歪みを補正し、明るさコントラストを調整して、規則正しく並ぶ建物の窓枠とブラインドの無機質な感じと形の定まらない空と雲の組合せのおもしろさを強調しました。

studio9より

コメントにもあるように規則的に並んだ無機的な被写体とその中にある移りゆく有機的な被写体との対比が非常に面白く絵画を見ているような感じになりました。

通常、窓に映った空を撮ると上から見上げる形となるため必ず窓枠が歪んでしまうわけですが、後処理で窓枠の歪みを排除することで非常に面白い対比構造をつくることが出来たのだと思います。

また、白~青にかけてのシンプルな色にまとまったのも良かったですね!

kusinadaさんには副賞としてAmazonギフト券1000円分をプレゼントします!

8月最優秀作品

爽快!! / komamenさんの作品

テーマ:「快」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

EOS 70D / EF35mm f2 IS USM

F8, 1/60, ISO100

工夫したポイント

爽やかな緑と木漏れ日が気持いいグリーンのトンネル。

シンメトリーに撮影するとどこか単調になったので、抜け位置を右下に配置して、左半分で勢いのある枝を使ってその場所の雰囲気を伝えようと思いました。

木漏れ日が綺麗に出るように露出を調整。加工は、少し緑色を足しています。

instagram

studio9より

気持ちいいほど鮮やかな緑のトンネルが印象的で構図的にもとても安心して見ていられる作品です。晴れている林の中は色やコントラストの調整が結構難しいのですが丁寧に調整されたのかと思います。キチンと絞って全体的にシャープな印象にまとめたのも爽快感を感じる要因かと思います。

構図的にも消失点をうまく置いて奥行きを十分感じられ、3分割構図のお手本にしても良いくらいです。また、本来2:3の縦横比のものを上下をつめてシノゴ(4:5)の縦横比にしている点も安定感を感じるポイントかと思いました。

komamenさんには副賞としてAmazonギフト券1000円分をプレゼントします!

9月最優秀作品

パラレルワールド / sheenaさんの作品

テーマ:「残」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

NIKON D7100 / AF-S NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6

F4.2, 1/250, ISO800, 32mm

工夫したポイント

ポートレート撮影日が雨で明るさの確保に窓辺に寄ったところ写りこみがいい感じだったんでシャッターを押しました。

Lightroomで写りこみ側を起こして、2つの世界があるように本人側をモノクロにしてみました。

studio9より

映り込みという着想の他に、実体と映り込みの女性の表情が別々に感じられる点が面白いです。人の顔は見る(撮影する)向きによって微妙に表情が違って見えるのでこのように映り込みを使って2面性を表現してみるというのもいいですね。

実体と映り込み側でモノクロ/カラーと分けたところも作品を印象づけるのに良い手法だと思いました。

sheenaさんには副賞としてAmazonギフト券1000円分をプレゼントします!

テーマ別優秀作品

続いて各月のテーマ別優秀作品の発表です!月別の最優秀作品以外のテーマにおける優秀作品を紹介します。

空の波 / koharu53さんの作品

7月度テーマ:「雲」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

OLYMPUS PEN E-P1/M.ZUIKO DIGITAL17mm f2.8

F2.8, 1/2500, ISO100

snapseedにてドラマ加工

工夫したポイント

薄い青空に白い波のような雲が綺麗だったので撮りました。

屋根の一部が映り込んだのをトリミングし雲だけの写真にしてすっきりさせてみました。

波のように見えたので質感を出すためにドラマ加工し輪郭を強調。ハイライトを少しあげて雲の密集してるとこを白とびぎみにすることで波しぶきのようなイメージにしてみました

studio9より

今回の応募でも様々な形の雲の写真を応募頂きましたがどの雲も形や表現方法が異なり面白いです。この作品は雲の表情を色では無くコントラストで表現しているのが印象的です。このように全体的にアンダー目の写真はハイライトの調整がとても重要です。

上空から荒れ狂った海の様子を俯瞰で見ているようなそんな気分にもなってきますね。

深度5mの輪舞 / SHINさんの作品

7月度テーマ:「鮮」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

Canon EOS 5D Mark III , EF8-15mm f4L FISHEYE USM

F5, 1/320, ISO100, 14mm , ストロボ発光なし

Lightroom6

工夫したポイント

「鮮」ということで、「色がはっきりして美しいさま」「生の魚」のダブルミーニング的解釈です。

生魚というよりは活魚ですね(笑)

体長5cmもないこのスズメダイたちは、群れでサンゴの周りをヒラヒラ舞うように泳いでいましたが、不用意に近づくとサッとサンゴの陰に隠れてしまうので、警戒されないようにじっと待ちながら、カメラの前を魚群が通過する瞬間をとらえました。

海の広がりが感じられるよう、アオリ気味の構図で海面と海底の両方を画面に収めています。

水中を自然光だけで撮影すると青カブリした写真になりますが、現像時にWBの黄色とマゼンタを強めに補正することで、被写体の鮮やかな色彩を取り戻しました。

やりすぎると今度は赤カブリしてしまうので、バランスを慎重に調整しました。

studio9より

全体が美しいブルーでまるで魚たちが空を泳いでいるように感じます。水中では一部の色(赤系)が水に吸収され地上で撮影するのと色が異なって写ることがありますが、失った色を足しつつ上手く色を調整されました。

青い魚の群れにアクセント的にオレンジ色の魚が入ったことも良かったかと思います。追うのではなく「待つ」というのも大事なポイントですね。

夕陽が落とす影 / AMEMANさんの作品

8月度テーマ:「遠」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

EOS 70D

F8.0, 1/180, ISO160

LR6使用

工夫したポイント

秋田の大潟村を撮影しました。撮影場所は五城目町というところにあるとある山の上です。

寒風山という撮影スポットがありますが、ここはそれ以上に素晴らしいところです。大潟村の広大な田園風景、八郎潟、そして日本海と見渡すことができます。ここへは車でも行けるのですが、途中で無舗装・一台通るのがやっと、ガードレール無しなど、けっこうスリリングで、テンやカモシカなどを見ることもできます。(幸い、クマはいませんでしたw)前から行きたいと思っていて、やっと来ることができました。

写真は、日本海に沈んでいく夕陽を見ていた時、八郎潟へ通じる水路に、木々のシルエットが夕陽に照らされて映り込んでいるのを見つけ、撮ったものです。

メインを水路に映り込んだ木々とし、夕陽自体はどうしようか迷ったのですが、半分だけ入れ込んでみたらなんとなくしっくりきました。影を目立たせるよう、ハイライトを大きく下げ、シャドウ、黒レベルも若干下げています。

今度は田んぼに水が張られた頃に来たいと思いました。遠く沈む夕陽、ということでテーマ遠としました。

studio9より

このような夕焼けのシーンは太陽の周りに気をとられてしまいますが、川へ落ちる木々の影に着目されたのがとてもいい着眼点かと思います。木々の影が何か失われた古代都市の影のようにも見えとてもドラマチックに感じます。

左右のスペースが少しもったいないのでスクエアや思い切って縦構図にしても良かったかも知れませんね。

怪談酷道 / AMEMANさんの作品

8月度テーマ:「酷」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

EOS 70D

F6.7, SS1/60, ISO100

LR6使用

工夫したポイント

竜飛岬にある全国で唯一の「階段国道」です。

国道ですが長い階段になってます。ですから当然、車は通れません。しかも階段の下側の出入り口が、本当にこんなところ通っていいのだろうかと思うほど狭い民家の間を入った先にあるので、思わず「あり得んだろ!」と叫んでしまいます。けっこう急な階段で、総延長388.2メートルあります。

この日は曇り空でどんよりしていたこともあり、「階段国道」の文字が「怪談酷道」という文字に変化していきました。そこで、Google Nik Collectionにて暗めのクラシックカメラに仕上げ、さらにHDRにておどろおどろしさを増してみました。

なお、実際の場所には怪談などなく、階段の上から絶景が見渡せる素晴らしい場所なので、くれぐれも誤解のないようにお願いしますw

studio9より

道マニアにはたまらない階段国道ですね。なかなか難しいテーマの「酷」でしたが、うまく絡めていただきました。実世界に忠実に仕上げるというのも大事ですが、このようにあるテーマに合うように現実とは離れた方向に仕上げるというのもデジタル写真の面白いところです。LightroomのGoogle Nik Collectionプラグインはいろいろな効果を出せて便利ですね。

あえて水平をずらした不安定な構図も非現実感を強め今回のテーマに合っていると思います。

都会のおでん / 74_photoさんの作品

9月度テーマ:「丸」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

Olympus PEN-F / LUMIX VARIO G 12-60mm F3.5-5.6

F22, 1/80, ISO200, 12mm

工夫したポイント

人の目は、見たいものだけを見ています。そこにあっても、見たくないものは見えていません。しかし、カメラはすべてを写し取ってしまいます。

目ではなく心が見たものは、何だったのか?

本当は何を感じ、何を撮りたかったのか?

記録としての写真ではなく、こころの記憶としての写真にはモノクロが適していると思うようになりました。

たまにはモノクロ脳でながめたら、日々の暮らしが新鮮に感じられるかもしれません。

三角も四角もありますが、丸が2つあるので、テーマ「丸」の写真ということで投稿させてもらいます。

場所は丸の内仲通り。食いしん坊のわたしには、おでんに見えました。

ブログ:http://www.74photo.com/happybox/

studio9より

私も「あっ、おでんだ!」と思いました(笑)写真をモノクロすると明暗と形でしか表現できなくなりますから、いかに見る人に想像させるかというのは重要なテーマかと思います。私は普段はカラーで撮影して後でモノクロにしがちですが、撮影段階から色を排除して街を眺めると新しい発見があるかも知れませんね。

あのオシャレな丸の内の道端におでんが刺さっているとは誰も思いませんよね。ステキな着眼点です。

水と油の仲 / SHINさんの作品

9月度テーマ:「黄」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

Canon EOS 5D Mark III , TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

F2.8, 1/160, ISO200, 90mm

Lightroom6

工夫したポイント

透明な容器に油と水を入れて、容器の底からカラフルな物を透かして撮る「Oil and Water」というマクロ撮影の技法があると知り、解説動画を見ながら見よう見まねで試してみました。

最初は、水面に薄い油膜を張って撮ってみたのですが、自分の腕前では立体感が無くインパクトに欠ける仕上がりに。撮影中に、「水の上に油」があるよりも「油の中に水」がある方が水と油の境界線に立体感が出て面白いことに気づいたので、油の中にスポイトでプスプスと水を注入して、たくさんの境界線を作ってみました。写真の左側が油と水玉の層、右側が水の層です。

放っておくと水玉同士がくっついて大きな水玉になってしまうので、大小の水玉のコントラストがあるうちに手早く撮影しました。

底には赤、黄、黄緑の折り紙を敷き、開放絞りで撮ることで滑らかな色のグラデーションにしています。

水と油、相容れない両者の境界線が面白い形になってくれました。

studio9より

マクロレンズならではの美しい造形ですね。普段良く見る水滴がレンズを通すとこんなに美しくなるとはびっくりです。水と油どちらで円を作るかということでいろいろ試行錯誤されましたが、表面張力の大きな水で円を作った方が盛り上がりが大きくより立体感を感じられるようになったのでしょう。背景に置いた色紙の配色や大胆な構図も見事です。

これから寒くなって家から出たくないときはこういうお家でも撮影できる被写体に着目するのも良いですね。

入選作品

お高い鏡 / まりをさんの作品

7月度テーマ:「鏡」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

SONY α7Ⅱ / SEL1635Z

16mm, F5.6, SS1/160, ISO 100

撮影日:2016.07.16 11:19 RAW現像:CaptureOne レタッチ:Gimp

工夫したポイント

仕事関係でバタバタしており、前回のコンテストは参加できず非常に残念でした。銀座のギャラリーへ展示を見に行った時に見つけた風景を撮りました。

鏡のように磨き上げられた車体に魅入られ、あれこれと設定やアングルを考えながら撮影しました。天気は生憎の曇天でしたが、立ち並ぶ木々や透き通った窓ガラスが清涼感を演出していると思います。

しかし、ここで困ったことが・・・。

鏡のように磨き上げられた車体がアダとなって撮影者が写り込んでいるではないか!撮影時も薄々気づいていましたが、なかなかガッツリと写り込んでいました。写ってしまったものは仕方ないので、現像後のレタッチで消すことにしました。

RAW現像は付属のCaptureOneを使用し、露出を若干下げた上でシャドーを持ち上げ、ハイライトを下げました。その後、トーンカーブを緩やかなS字に、より陰影をくっきりと見せることができたと思います。また、WBを5200Kほどにし背景の質感をやわらかく強調しました。

そして、レタッチ。

実は今までレタッチはほとんどしたことがありません。写り込みを消すにはどうすれば良いのか・・・。試行錯誤しながら、Gimpのブラシと修復ブラシを使って、チマチマと作業を進めました。時間はかかりましたが、なんとかレタッチの痕跡を最小限に止め、写り込みを消すことができました。まさに、「鏡に写った自分との戦い」であったので今回のテーマ「鏡」に投稿させて頂きました。

Twitter: @mario_kirisame, ブログ: http://mario-photo.jugem.jp/

studio9より

主題の車を中央下方に置き左右シンメトリーを作ったことでずっしりと安定感がありつつ、16mmの超広角で上方へあおったことによるパースで画面に動きも出てきましたね。広角ならではの表現かと思います。シャドウとハイライトでコントラストを下げたことでHDRっぽい独特な雰囲気となったのもこのシーンではよくあっていると思います。

消したと言われるとどこを消したのかな?と思ってしまうのは世の常ですが、一見しても分からず上手に映り込みを消せていますね^^ 昔はPhotoshopの独壇場だった不要物除去も最近はフリーソフトのGIMPでも出来てしまったり、スマホのアプリで消すことが出来たりと便利な時代になりました。

動輪 / No Moonさんの作品

7月度テーマ:「鏡」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

RICHO GR

18.3mm f5.6 ss1/125 ISO800

RAW Lightroom5.7

工夫したポイント

京都市の鉄道博物館はオープン以来の賑わいですが、やはりSLの姿には心惹かれるものがあります。作品は昨年の一時閉館前に撮影したもので、SLの勇姿というよりも造形的な部分を切り出したものです。

動輪の迫力を出すために構図は日の丸で。ちょうど機関庫から出てきた直後に停車しているところを撮影できたので光条件も満足できるものでした。現像もあまり弄らずできるだけシンプルに行いました。

ともかくSL自体がモノクロームなので動輪を中心に金属の光沢をできるだけ磨き上げられた「鏡面」のようにとらえるためにLightroom+Nikcollection(Silver Efex Pro2)で直感的にベストと思えるように現像しました。近づけば顔が映るのではと思わず感じる質感をうまく表現できたものと思っています。

一眼レフでの真剣勝負(?)もいいですが、たまにはコンデジで気軽に勝負するのもいいものですね。

studio9より

今回の応募ではうまく日の丸構図を使った作品が集まりましたが本作品もその一つ。一般には3分割構図で撮りましょうと言われますが、ストレートに表現したい被写体があるなら思い切って日の丸構図にするのも当然アリです。余計なものを排除した大胆なフレーミングがすてきです。

金属とモノクロの相性も良いですね。ただ描写が少し甘く感じられる気がするのでLightroomの明瞭度あたりを強めにかけるとより金属光沢感が出てきたのではと思いました。

黎明の時 / AMEMANさんの作品

月度テーマ:「雲」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

EOS 5D MarkIII, EF-70-300mm F4-5.6L IS USM

F8.0 SS1/250 ISO1250

LR6使用

工夫したポイント

秋田の美郷町というところにある山間のラベンダー園近くで撮影したものです。そんなに高い山ではなく、高度も数百メートルぐらいですが、よく霧が発生するところです。

前日に雨が降り、この日は晴天の予報。気温も下がっていたので、雲海が発生するかもと夜明け前に現着。すると予想通り、日が登る頃に霧が発生し、周りを包み込みました。まだ日が登る前でしたが、状況がコロコロ変わるため三脚は使わず、手持ちで撮影しました。

LRで現像時、色合い調整を考えたのですが、光が当たる前であり、霧の白と森の深緑の2色だけで、露光量の調整が難しく、また手持ち撮影のためISO感度を上げて撮ったため若干ざらつきがあったため、思い切ってモノクロにし、水墨画のような感じにしようと思いました。

しかし、写真ぽさも残したく思い、森の木々の輪郭をはっきりさせるため、明瞭度を思い切り上げ、ハイライト・シャドウ・白レベル等を調整して雲が森を包み込み様子を見せるようにしてみたつもりです。

studio9より

霧と山が作り出す白/黒のラインが非常に印象的で、ゆったりとした時間が流れているように感じます。さらに空が明るくなる前の時間だったのでしょう、空のグラデーションも白/黒と続き画面全体に連続性が感じられます。カラーだと空のグラデーションが繋がって見えなかったかもしれませんね。

淡めのモノクロにしたことで霧の柔らかさともマッチしています。マット紙や和紙にプリントするととても良く合うかと思います。

スプラッーシュ! / ふみふみさんの作品

8月度テーマ:「快」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

EOS Kiss X4 / Sigma17-70 F2.8-4 DC MACRO OS HSM

17mm, F14, SS1/4000, ISO3200

RAW / PhotshopCC2014

工夫したポイント

蓼科の乙女滝です。

滝の写真はスローシャッターで表現する方が綺麗かもしれませんが、真夏の滝の爽快感を高速シャッターで表現してみようと思いました(実は三脚持ってこなくてスローができなかっただけですが…)。

画角が狭過ぎの感じもあり水の流れ出しから滝壺まで表現できませんでしたが、このレンズだとこれ以上広角にならず(笑)、撮影場所も狭かったので構図はここで妥協です。

背景が空になってしまい白トビ気味に、逆に飛沫は逆光になってしまい黒っぽく、滝の下の方は陽が当たってやはり白トビになったりで、いろいろな輝度の要素が入って難しかったです。

フォトショップのマスク機能で部分的に補正(コントラスト、かすみ除去等)、飛沫はスマートシャープで硬めにさせてみました。

ブログ:星空を探そう!

studio9より

夏の明るい昼間に撮るような滝はスローシャッターよりもこのように飛沫を完全に止めた高速シャッターの方が合っている気がします。背景の青と緑も合わさって清涼感を感じますね。構図的にもここで滝壺まで入れるような構図を作ると水の飛沫感が弱くなってしまうはずなので、このシーンではこのくらい大胆にフレーミングするのがむしろ良かったのかなと思います。

飛沫のディティールがちょっとシャープが強くかかりすぎているような感じもして不自然なためもう少し慎重に調整すると透明感をより感じられる水しぶきになったかなと思いました。

可愛い彼岸花 / komamenさんの作品

9月度テーマ:「丸」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

Canon EOS 70D / EF35mm f2 IS USM

F2, 1/30, ISO100

工夫したポイント

テーマは「丸」。選んだ被写体は季節感のある彼岸花。

彼岸花の形状を活かして、視覚よりも感覚で「丸」を感じるように心がけました。

彼岸花は御存知の通り、上から見ると丸いです。花の全体を入れずに撮影することで、視覚的な丸よりも、感覚的に感じる丸のほうがおもしろいのではないかと思います。

WB補正でマゼンタを強くして可愛い印象の彼岸花に仕上げました。コントラストと、彩度を少したしています。

instagram

studio9より

真俯瞰の写真は視点に意外性がありつつ、安定した構図を作りやすいので私も好きです。特にスクエアとの相性が抜群ですよね。instagramが流行始めたころからとてもよく見えるので最近のトレンドの一つかもしれません。単純な日の丸構図にせず、余白(ボケ)を上手く使いながら可愛らしくまとまっています。

また、彼岸花は真っ赤なため色の調整が難しいのですが、このように大きくマゼンタに寄せてしまうのも今回の作品テーマに合っていますね。目で見たものをストレートに表現しようとするとなかなかこの色にたどり着くことができないのでしっかり自分のイメージを持って撮影されたのかなと思います。

残影 / koharu53さんの作品

9月度テーマ:「残」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

OLYMPUS PEN E-P1 / M.ZUIKODIGITAL 17㎜ f2.8

F2.8, 1/10, ISO1600

ラフモノクロにて撮影 / トリミングのみ

工夫したポイント

人が通れるだけの短いトンネルですが明かりはなく出入口からの光だけです。この日は晴天だったため、出口付近の光が強く人物の影がいい感じでした。

撮った時は手前にも人が居たため、思いっきりカット。出口付近の二人だけを左下に置き、トンネルの壁の段々模様とそれに反射する光を右上に広げることで奥行きとOLYMPUSのラフモノクロで撮ることでドラマチックな雰囲気にしてみました。

studio9より

非常に良い構図でトンネルの先にある人影に効果的に視線誘導が出来ていますね。レンズによるパース、明暗、ボケ具合がすべて左下に向かうようにうまく設計されています。誘導された先の人影がハッキリ見えないところもイメージが膨らみます。

少し古いカメラだとISO1600くらいでザラッとした印象が出てしまいますが、アートフィルターのラフモノクロと組み合わせるとむしろ相乗効果が生まれてよい質感になっていると思います。

行く人、残る人 / AMEMANさんの作品

9月度テーマ:「残」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

EOS 70D

F22, 1sec, ISO400, 20mm

LR使用

工夫したポイント

デジイチを始めて間もない頃に撮ったもので、今見返すと未熟だったなぁ(今もあまり変わりませんが)と思ってしまいます。でも、何となくこの雰囲気が好きで、出してみました。

動くものをぶらすことを覚えたての頃で、歩いて通り過ぎる人たちを残像のように映し出し、立ち止まったり座ったりしている人たちと対比をさせようと思い撮ったものです。

当時はフィルターなど持っておらずSSを稼ぐために絞りを最大にし、多少のブレは覚悟して1秒間息を止めて手持ちで撮り、LRでは明瞭度を上げ、メリハリが出るように調整しました。

instagram

studio9より

スローシャッターの特性を上手く生かした作品です。スローシャッターでは動くものが流れてしまいますが、止まっているものは止まり続けます(当然ですが)。だから、同じ被写体(人)で止まっているものと動いているものが画面内に収まるシーンではこのような対比構造を作ることができるんですね。とても面白いです。

昔からカメラをやっていると1秒を手持ちで撮影しようなんて思わないかも知れませんが、最近のカメラの手ブレ補正は凄いので広角なら1秒くらいでも比較的ブレの少ない写真を撮ることが出来ますね。手持ちでも様々な表現にチャレンジできる言い時代になりました。

ぽつん / ake*さんの作品

9月度テーマ:「残」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

F2.8, 1/640

工夫したポイント

シーズンを過ぎたひまわり畑で一輪だけ遅れて咲いている花を見つけたのでポツン感が出るように撮りました。

ライトルームで黒レベルと彩度を下げ明瞭度をあげた上で周辺光量をマイナスにしています。

studio9より

良いシーンを見つけられましたね。お花畑の撮影の定石は「仲間はずれを探すこと」ですがまさにこのヒマワリは仲間はずれです。撮影後の調整も寂しい感じを出しつつ、ヒマワリが目立つような効果的な調整がされていますね。

いただいた画像のサイズが小さいのもありますが主題のヒマワリの解像感がもやっとしてしまっている点が惜しいと感じました。

赤いうねり / ゴンゴンさんの作品

9月度テーマ:「黄」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

EOS 7D / TAMRON 18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC (B003)

F6.5, 1/2500, ISO800

モード:AV優先, 露出補正:-1.7

現像:PhotoshopCS5 camera raw

工夫したポイント

今年は彼岸花をしっかり撮ろう!と意気込んでいた中での一枚です。この日は背景に色々な色を入れて遊んでみました。

緑の葉、アスファルトのグレー、道路脇に止められた車のボディーの黒やシルバー・・・

赤と緑は相性が良く好きなのですが、テーマに合わなかったため黄色をバックにしたものを選びました。

この写真の背景になっているのは、電信柱に斜めに張られたワイヤーのガードになっている黄色いカバーです。正式名称は斜めに張られたワイヤーが支線、黄色いカバーを支線ガードというそうです。ちょうど良い距離感で綺麗に咲いてくれていた彼岸花があったので、望遠で撮影しました。

また、おしべが綺麗に開いていたのでワンポイントで配置しました。黄色に黄色となってしまいましたが、黒い輪郭でギリギリセーフですかね。

現像に関しては、黄色を引き立て、なおかつ彼岸花のディテールが残るようにバランスを調整するのに苦労しました。

PHOTOHITO 「GxGx

studio9より

黄色と赤の2色でまとめた彼岸花の表現が目を引きますね。お花の撮影では花の色を引き立てる背景の色も重要ですね。この時期の自然界にはなかなかこのような鮮やかな黄色がないのですが、なるほどあの黄色いカバー!と思いました。街の中には人工的な色が溢れていますからそれを生かすというのはとても良いアイデアですね。

背景スペースの兼ね合いで構図も苦労されたかと思いますが欲を言えばもう少し彼岸花の特徴的なうねった花びらの部分が入ると良いバランスになったのではと感じました。

夏の記憶 / Mk.Vさんの作品

9月度テーマ:「残」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

Nikon D800 / AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + 1.4xテレコンバーター

150mm, F8, SS1/640, ISO200

RAW / LightroomCC,PhotoshopCC,SilverEfex

工夫したポイント

毎年撮影している近所のハスですが、今年は例年とは違う作風を模索しました。

その一つがモノクロでの表現。

色鮮やかな花を敢えてモノクロで表現する事で、印象的に表現しようと考えました。

イメージはタイトルの通り「夏の記憶」

「敢えて大写しにはせずかつ背景を整理しつつ」という点を鑑みて、マクロレンズ+テレコンの組み合わせで画角を150mmに設定。ズームレンズを使用しなかったのは、極力マクロレンズの描写力を活かしたかったからです。

モノクロで仕上げる前提だったので、その点を意識して露出を決定。イメージに近いカットを撮るべく、三脚を使わず手持ちで立ち位置を積極的に変えながら撮影しました。

現像ではLightroomで基本現像を行い、Photoshopのスマートオブジェクト経由でSilverEfexへ。

セピア調で仕上げる基本イメージは出来ていましたが、コントロールポイントを駆使しつつ10回以上の試行錯誤を繰り返しました。

ふと思い出す「夏の記憶」

自分にとってはこんな風に見えたんだ、と表現出来た気がします。

Twitter(@MkV_jp) / instagram

studio9より

とても丁寧にしっとりと現像、レタッチされているのが印象的です。引きで見たときの花のディティールもさることながら、大きな写真を拡大しても隙のない丁寧な調整がされています。花の中央の花托部分をしっかり見せつつバランス良く花が開いたハスを横から撮るのはなかなか大変だったと思います。

また、一件通常のモノクロに見えますが、良く見ると僅かに暖色に振った温黒調(ウォームトーン)で仕上げているのもテーマに合っていますね。

今月の『惜しい!あとちょっと!』

*あくまで私の独断と偏見によるものでこれが絶対と言うわけではありません。参考程度にふーんと見ていただければ幸いです。

*ここに挙げた作品だけが入選の次点というわけではありません。解説するうえで撮影者や読者の方に分かりやすい作品を主に取上げていく予定です。

ではいってみましょう!

都会の花火 / wasabiさんの作品

8月度テーマ:「遠」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

Nikon D7200, Tamron70-200f2.8(A001),  170㎜

ISO100, SS 7.5秒~11秒, f14~f16

LightroomCC, PhotoshopCC

工夫したポイント

我が家のベランダから見える花火大会を望遠で撮ってみました。

三脚据えてちゃんと花火を撮るのは初めてでしたが、studio9様の「今日から出来る!ステキな花火の撮り方 入門編(一眼レフ、ミラーレス)」を参考にしました。圧縮効果のためマンション群の中から上がっているように見えますが実際は広い河川敷で打ち上げていますよ。

そんなに大きな規模では無く1枚1枚はショぼかったので6枚をコンポジット。これもsutudio9様の「花火大会を盛大に見せるためのレタッチテクニック!」を参考にしました。

初めての花火撮影にしては上手くいったと思います。9先生さまさまですね(笑

ここが『惜しい!あとちょっと!』

記事を参考にして頂いてありがとうございます^^コンポジットも上手くいったようですね。しっかりと鮮やかな花火の色も出ていて露出の設定もちょうど良かったようです(オーバーで撮ると色が薄くなる)。花火の爆心もしっかり写っていますね。

この作品は望遠(35mm換算約255mm)で圧縮効果を生かしながら密に撮影した点が都会とマッチしていて良い点でもあるのですが、せっかく花火を密にしたにも関わらず周りの夜空の余白が多くアンバランスに感じます。

狭いビルの隙間から次々と打ち上がるような都会の花火というイメージならあえて花火がフレームアウトするくらい大胆なフレーミングをしても良かったかもしれません。このくらいトリミングするだけでもだいぶ迫力が増して画面にも華やかさが出てくると思います。縦横比も2:3から3:4として上下方向も詰めました。

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

舞 / ちかPhotoさんの作品

テーマ:「黄」

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

NIKON D610 / AF-S NIKKOR 85mm f/1.8

SB-700(60x60ソフトボックス付き) モデル8時方から焚いています。

F1.8, 1/80, ISO400

工夫したポイント

撮影したのは夏に入る前の7月初旬です。日が落ちきる前に近くの相模川で撮影しています。

水面にモデルの全身が写り込むように水面ギリギリまでカメラ下げてシャッターを切りました。足場がツルツルして不安定で、カメラが水没しないようにするのがいっぱいいっぱいの場所でした。

モデルさんが着ている黄色の衣装が綺麗に羽ばたくように何枚もカットを撮りました。その中で、一番ポーズも良く指先までしっかり伸びているもの、綺麗に衣装が羽ばたいているものを採用しました。

ストロボにオレンジフィルターをつけています。モデルに当たる光を白にするためにWBを2860Kに変更しています。ストロボの光が当たっていないところは青に変えています。夕方頃で青くはなっていたのですが、より青くするためにオレンジフィルターを使用しています。周囲の色を青にすことで、衣装の黄色が映えるかなと思いこのような表現をさせていただきました。

ストロボを初めて使って、その面白さに惹かれるきっかけになった思い出の写真です。

ここが『惜しい!あとちょっと!』

ストロボのフィルター色とカメラのホワイトバランス設定の特性をよく使って独自の色に仕上げることができましたね。(読者の方に少し補足すると、カメラ側の設定は全体が青くなる設定だけど、ストロボでオレンジの光が当たっているモデルだけは青とオレンジが相殺されて自然な色になる)

青とオレンジの色の対比もモデルが目立つうえで効果的だったと思います。

ただ、全体的に露出が暗めな点、周りの青色の彩度、輝度がモデルとおなじくらいで集中しづらい点が惜しいと感じました。例えば、全体的に露光量を上げ、LightroomのHLS(Capture NX-Dにも類似機能があるはず)で青系の彩度を下げ、オレンジ系の彩度を少し上げた状態で全体のバランスをとるとよりモデルに集中できるのではと思いました。

青とオレンジの色の強さを意識しつつ、モデルの肌の透明感(HSLの輝度、白レベル)あたりを意識しながら調整するとこんな感じ。

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

Lightroomではこんな感じで調整をしました。

studio9の写真コンテスト(2016年7-9月)

さらに、モデルを際立たせるために周辺光量を落とすと日没後にスポットライトを浴びたようなイメージになりましたね。

[twenty20 img1="10968" img2="10969" width="50%" offset="0.5"]

それと、この作品のポイントの映り込みのところで手前の大きな石がどうしても意識を分断してしまうので撮影の際にもう少し右にポジショニングできたらベストでした。

 まとめと次回のご案内

以上、2016年7、8、9月の応募作品から特にステキなものを選出させていただきました。新形式1発目ということで応募数がやや少なめでしたが力作が多く集まりました。たくさんのご応募ありがとうございました!

3ヶ月に1回の発表ということで、最終月(今回だと9月)の駆け込み応募が多い傾向です。月間の賞も3つありますので最初の1,2ヶ月は応募作品が少なく狙い目ですね!

ここに紹介できなかったステキな作品もたくさんありますのでぜひ下記のオリジナルアルバムにも足を運んでみて下さいね。

---

7月テーマ:「雲」「鮮」「鏡」
studio9の写真コンテスト 2016年7月投稿作品
8月テーマ:「快」「酷」「遠」
studio9の写真コンテスト 2016年8月投稿作品
9月テーマ:「黄」「丸」「残」
studio9の写真コンテスト 2016年9月投稿作品

アルバム提供:30days Album

毎月ご応募頂いている方も、初めての方もご応募心よりお待ちしております!

**ご注意**

studio9の写真コンテストの必須項目は、「お名前(ハンドルネーム可)」「テーマ」「作品タイトル」「工夫した点」の4つです。どれか一つでも抜けているとせっかく良い作品でも審査対象外となってしまいますのでご注意下さい。

受賞者の方へ

副賞付き受賞者の方へは応募アルバムのコメント欄にメッセージを残しております。お手数ですがご確認頂きますようお願い致します。

10月ぶんは締め切り残り僅かです!

次回の写真コンテストは10、11、12月の応募分を2017年1月に発表いたします。

すでに10月応募分の締め切りはのこり僅かですのでお急ぎ下さい!

10月テーマは「跳」「雲」「味」

次回10月のテーマは「跳」「雲」「味」、11月のテーマは「彩」「黒」「穏」を予定しております(12月テーマは11月中に発表予定)

たくさんのご応募お待ちしております!

詳しくは下記の写真コンテスト応募ページをご覧下さい。

写真コンテストの詳細、応募はこちら!

コンテストタイトル
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30days Albumについて

投稿用アルバムの30days AlbumはGMOペパボ株式会社が運営する写真共有サービスです。

友達とパスワード付きのアルバムが簡単にシェアできたり、写真のストレージ機能が無料で使えるサービスです。私もワークショップ後に参加者のみなさんと写真を共有したりするのに使っております^^


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この記事を書いた人
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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