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写真コンテスト

【1月発表】studio9の写真コンテスト !&2月の応募開始!

更新日: by 中原 一雄

studio9写真コンテスト1月のテーマは「フリーテーマ」。果たしてどの作品が最優秀に選ばれるでしょうか!今月は2015年の総まとめです。
2016年2月のテーマも発表致しますよ!

2016年1月の優秀作品を発表します

今回は2015年の12月ぶんと2016年の1月ぶんの合作で「フリーテーマ」として募集させて頂きました。2015年に撮影された中から応募者さんのお気に入りの写真をご投稿頂いております。

本エントリーではその中でも特にステキな作品を10をこちらでご紹介します!

なお、応募いただいた全作品は下記リンクからご参照していただけます。ここで紹介しきれなかった写真もたくさんありますのでぜひこちらも参考にしてみてください。

テーマ:「フリーテーマ」
studio9の写真コンテスト 2016年1月投稿作品

アルバム提供:30days Album

次回 2016年2月のテーマは「茶」「早」「空」です

次回2月のテーマは「茶」「早」「空」です。

応募方法などの詳細はこのページの最後でご案内します!

それでは1月度の優秀作品を一挙にご紹介していきましょう!僭越ながら私からのコメントも簡単に付けさせていただいております。

今月は予告通り副賞のAmazonギフト券をどんと倍増していますよ!

*PCでご覧の方は作品をクリックすると大きなサイズで見ることが出来ます。

最優秀作品

綺麗な猫には棘がある / まりをさんの作品

テーマ:「好」

studio9の写真コンテスト(2016年1月)

α7II / HELIOS-44-3 / ISO100 / 1/500s

工夫したポイント

好きだけどアレルギーで近づけない猫を、アレルギーが出ないように息を止めながら撮影しました。

清水の舞台から紐なしバンジーをして買ったα7Ⅱにヘリオス44-3をつけて撮影。
あえて絞りを開放することで背景を暴れさせ、主役をセンターに持ってくることで必要以上に猫を強調することができたと思います。

猫がもつ野性的な迫力、流線的な美麗を感じ取って頂けたらと思います。

連絡先(twitter) @mario_kirisame

studio9より

とてもシンプルな写真ですが、ストレートな表現でスナップとはこう撮るものだなぁと関心してしまった1枚です。好きだけど近づけない・・・そんな微妙な猫との距離感がこの一枚にぎゅっと詰まっているような感じがします。きっと猫とじゃれ合うようなスタンスではこの構図にはならなかったのかなと。

レンズの選択も広角過ぎず、望遠過ぎず、微妙な距離感を上手く表現できているのではと思います。教科書通りの撮り方ではなかなかたどり着けないまりをさんの主観がギュッとつまった作品だと感じました。

控えめの色や露出におさえている点も猫のたたずまいとマッチしていますね。

まりをさんには副賞としてAmazon商品券2000円分をプレゼントいたします☆

特別賞

Portrait / Mk.Vさんの作品

studio9の写真コンテスト(2016年1月)

テーマ:「美」

Nikon D800 / AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED / 300mm, F5, SS1/500, ISO200
RAW / LightroomCC,PhotoshopCC

工夫したポイント

毎年楽しみにしている近所のハスです。

じっくりと被写体と向き合う楽しさを教えてくれる、貴重な被写体でもあります。

今回の仕上がりイメージは「絵画の様な一枚」

なので、徹底的に”美”に拘りました

花の中心部にピントを固定し、絞りを変えながら撮影。

「背景を単純化して花だけを表現したい」というイメージがあったので、その辺を鑑みてF5に決定。微風が吹く中での撮影だったので、風の止むタイミングを狙いライブビューで慎重にピントを合わせました。

現像ではLightroomでコントラストと彩度を慎重に調整。その後Photoshopにてマスクを作成し、背景部分の輝度と彩度を思い切り下げています。

自分が今まで撮ったハスの中で、一番綺麗に撮れたかなと感じています。

Twitter : @MkV_jp

ブログ : http://markfive.blog.fc2.com/

studio9より

化粧品メーカーのポスターに出てくるモデルさんを見ているような感覚になりました。花びらの丸みを帯びた曲線やグラデーションが非常に滑らかに表現されています。光が全体に回っているような表現には撮影時のライティングも重要ですが、撮影後のシャドウ、ハイライトのコントラストの調整が非常に需要になってきます。コメントにもあるようにかなりよく考えながら調整したことがうかがい知れますね。

花以外の部分を思い切って暗くして花を浮き上がらせたことも良い手法かと思いますが、個人的にはこれだけ美しい花の周りはどのようになっているのかという点が気になりました。背景の状態にもよりますが、ほんのちょっと背景の様子が分かるような調整をしてみても面白かったのではないのかなと思いました。

Mk.VさんにはAmazon商品券1000円分をプレゼントいたします☆

鉄の城 / ERIさんの作品

テーマ:「輝」

studio9の写真コンテスト(2016年1月)

Canon EOS 6D / EF 24-105mm ,F14, SS 5, ISO800

RAW / Lightroom6

工夫したポイント

工場というところもあり、鉄のかたまりですが夜間に撮影する事によって工場にいくつもの点灯されているライトの明かりが輝きを増します。

F値をしぼり、ライトを星型に光らせました。鉄のパイプが入り組んでいますが建物はお城のような形をしています。

輝く鉄の城のように見えました。

studio9より

最近の工場夜景ブームで工場の夜景写真を目にすることは多くなりましたが、力強さやダークな感じのする仕上げのものを良く目にする気がします。しかし、この作品は鉄の質感は残しつつ、柔らかさや線の細さが感じられキラキラとした女性的なイメージがします。この中で華やかなパーティーが開かれているようなまさに「お城」のイメージです。

現像時にコントラストを控えめにしつつ、上手に各光源の光条をコントロールした結果なのかなと思います。最近のレンズの大半は奇数枚絞りのレンズなので光源から出る光条の数は14本または18本となりゴチャッとなってしまいますが、今回お使いのレンズは貴重な偶数枚(8枚)絞りのレンズで光条の数はシンプルな8本。光条が重要な夜景撮影ではレンズ選択はF値や解像感の他に絞り羽根の枚数も非常に重要ですね。

ERIさんにはAmazon商品券1000円分をプレゼントいたします☆

優秀作品

続きまして、優秀作品の発表です!(順不同、投稿日順)

SLクリスマス号~冬らしく / kusinadaさんの作品

テーマ:「冬」

studio9の写真コンテスト(2016年1月)

OLYMPUS STYLUS1s/f2.8,SS1/160,ISO200

RAW/OLYMPUS Viewer 3、Photoshop cs6

工夫したポイント

12月20日にSLクリスマス号を撮影しましたが、当日は雪も無く秋の雰囲気でしたので、冬らしさを感じる加工をしようと考えました。

まず、OLYMPUS Viewer 3でアートフィルタードラマチックトーンを適用しメリハリをつけ、ホワイトエッジ効果でコーナーを白く加工。photoshopで機関車以外をモノクロにして、以前撮影した雪の降る写真をスクリーンで透明度を変えて3枚合成。

冬らしいモノトーンの背景を駆け抜けるSLクリスマス号を演出しました。

studio9より

粉雪が降る中を力強く煙を吐きながら走るSLというコンセプトを上手に形にした作品です。全体的にモノクロ(アートフィルター:ドラマチックトーン)でSLの力強さを表現しつつ、ピンポイントに赤や黄色を残したのも良いアクセントだと思います。

また、この作品のもう一つのポイントである雪はなんと合成です。違和感なくよくマッチしています。「こんな写真にしたい」というイメージがしっかりあったからこそなのでしょう。画面のモノクロ化、周辺光量を持ち上げている点も雪の違和感を軽減させているポイントかと思います。

こんな後から世界観を作り込むという撮り方も面白いですよね。撮るときと撮った後、二度も楽しめますから^^

光を照らして / Mobiusさんの作品

テーマ:「照」

studio9の写真コンテスト(2016年1月)

撮影日時:2015.10.16 - 13:42

D5200 / AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

32mm, F4.8, SS:1/250秒, ISO:100, WB:Auto

Adobe Photoshop CC 2015

昨年、家族旅行で山梨へと行った時に撮ったひとコマです。立ち寄ったレストランで昼食中でのこと。

コース料理を注文し、次の料理を待っている最中、突然窓からひと筋の光が、店内へと射し込んできました。その光景がとても神々しく見え、これは撮らないと後々後悔する!そう思い、急ぎカメラを構えて撮ってみました。

工夫したポイント

・ 撮影時
恐らくこの光景を見ることができるのは僅かな時間しかない。そう直感し、急いで構図を決めたら、あとはとにかく、F値とSSを目まぐるしく変えながら、いくつかのパターンを撮影。実際このような光が射し込む光景が見られたのは、恐らく1~2分程度。何とかその光を捉えることができました。

出されたコース料理を撮るためにカメラを出していたので、その分のタイムラグを削れたのも、幸運でした。

・ 現像時
射し込んだ光を強調させるために、コントラストやハイライトなどを持ち上げると、照明の光も一緒に明るくなってしまい、雰囲気が損なわれてしまうと感じたため、今回はLRは使用せずにPSでのみ編集。

背景レイヤーをコピーし、背景側を明るく、コピーレイヤー側を暗くして、背景レイヤーにマスクをかけてから、明るくしたい部分にグラデーションを掛け、射し込んで来た光だけを強調できるように処理しました。

店内を照らしている照明を、更に強い光が照らしていると言う光景を見て、今回は『光を照らして』と言う、ちょっと不思議なタイトルにしたので、テーマも『光』ではなく、敢えて『照』にして投稿させて頂きます。

Facebook : https://www.facebook.com/photomobius/

GANREF : http://ganref.jp/m/photo-mobius/portfolios/

studio9より

非常に美しい光です。日常の1シーンでもその日のお天気や時間帯(太陽の角度)によって奇跡のタイミングというのもが生まれます。そんなチャンスをしっかりと捕らえたことが何よりステキです。太陽は意外と早く動くのでコメントにもあるように差し込む系の光はベストタイミングは非常に短い時間しかないんですよね。

暗い所にスポットライト的に光が差し込むシーンでは普通に撮ると見た目よりも明るく雰囲気が薄れてしまうことが良くありますが、しっとりとアンダー目に調整したことで差し込む光と影との明暗差がハッキリし、印象的深くなりました。
マゼンタ寄りにWB補正したことで大人っぽいイメージとなり、このシーンにピッタリはまっていますね。

彩色千輪 / uuyさんの作品

テーマ:「煌」

studio9の写真コンテスト(2016年1月)

EOS 5D MarkIII / 24-105mm F4L IS USM

24mm, F14, SS:7.7sec, ISO100

工夫したポイント

初めて撮影に行った「熊野花火大会」どの辺りで花火が上がるのかが分からずベストスポットなどは場所取りされていて遠距離からの望遠レンズでの撮影になってしまいましたが、有名な「彩色千輪」を撮ることが出来ました。

SSも勘が頼りでしたが、明るくなり過ぎず色もはっきりと残った状態で撮影出来ました。

次回は経験を参考に場所取り、SSも含め再チャレンジしたいです。

studio9より

有名な熊野花火大会の彩色千輪ですね。打ちあがった多くの花火をうまくとらえることができています。このように同時にたくさんの花火が打ちあがるシーンでは明るすぎて白トビさせてしまうこともよくありますが、うまく露出をコントロールして花火の鮮やかな色が出せました。

実はこの作品、8月にもご投稿いただいていたのですがこの時は惜しくも選外とさせていただきました。作品はとても良かったもののコメントからuuyさんがどのように考えながらこの作品を仕上げたのかがくみ取れなかったからです。今回はその点もしっかり書いていただきありがとうございます^^ studio9の写真コンテストは作品だけでなくどのように考え、工夫して撮影したのかもみなさんと共有したいと考えています。

統べる者 / かのさんの作品

テーマ:「凛」

studio9の写真コンテスト(2016年1月)

EOS KissX7i

50mm, F4.0, SS:1/500sec, ISO100

工夫したポイント

彼岸花を撮影するとついつい暗い雰囲気になってしまいがちだったので、明るい彼岸花を取ろうと決めて撮っていた時の一枚です。頭一つ飛び出した一輪の彼岸花がとても凛々しく、すっと伸びた茎が女王様のようだなと思ったのが印象的です。

花弁にあたる光のハイライトの透明感を活かしたかったので、背景が森の木々になるよう位置取りをし、中央の彼岸花が強調されるよう下からのアングルで撮りました。

彼岸花のディティールを出すためにシャープネスを少し上げています。すっきりとまとめたかったので色温度は3500Kで青みをだし、レッドのトーンカーブを調整して彼岸花の赤を強調しています。

studio9より

群生した花を撮るときは”仲間はずれ”を探しましょうとよく言いますがまさにそれですね。ひとつだけ周りよりも背が高いお花をうまく見つけて捕らえました。

画面下部に赤いラインをしき、ど真ん中にひとつだけという構図も非常にストレートで力強さを感じます。また、お花の背景に暗い部分を持ってきたことで陽に照らされた彼岸花がより強調されています。

背景を真っ暗にするのではなく、最上部は明るい玉ボケにしたことで下から赤、黒、玉ボケという三層構造になっているのも日の丸構図を生かしているポイントではないかと思います。

師走の八ヶ岳…雪無いです / ふみふみさんの作品

テーマ:「少」

studio9の写真コンテスト(2016年1月)

Canon EOS X4 / AT-X 11-20 PRO DX / LEEソフトフィルター#1 / 11mm, F5, SS241x32枚(比較明合成)&SS8x4枚(加算平均合成), ISO200&1600 , RAW / Lightroom4 , PhotshopCC2014 , SiriusComp

工夫したポイント

例年は師走ともなれば八ヶ岳は真っ白になるのですが、今年は降雪が少ないようです。そんな山の様子と星空の日周運動を撮影してみました。

撮影地は車では行くことができない里山の山中にあるので、真夜中の森を勇気を持って登りました。場所の存在自体は知っていたのですが、事前のロケハン無しで山に入ったたために森の中で迷いました。年末(12/30早朝撮影)にこんなところで遭難したらどうしよう…。

夜間の割に八ヶ岳がくっきりしているのは月明りがあったからですが、星空や夜景以外にも雪山を表現するためにこのタイミングを狙っていました。撮影時季はベストだったと思います。

写真は星空を約2時間分の比較明合成&地上は加算平均合成で撮影し、2種類を比較暗合成しました。星空に露光を合わせると地上の明りが露光オーバーになるので、このような方法を採りました。私は主に星景写真をやっていますが、この手の撮影の最近の技法です。残念だったのは星の光跡を太くしようとソフトフィルターを使用したところ、比較明合成でインターバルの境目が出てしまった点です。

先ほど遭難について言及しましたが、夜間の山歩き森歩きは頭で考える以上に危険を伴います。道を間違えれば撮影時間もロスし余計に焦ります。例え低山でも、装備や事前調査は必要だと痛感した次第です。実は星の撮影では2回目(泣。

連絡先:ブログ『星空を探そう!』(http://hoshizorasagashi.cocolog-nifty.com/

この作品の関連記事:http://hoshizorasagashi.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-3736.html

studio9より

八ヶ岳の山頂にある白い雪と光跡が印象的です。年末の寒い中遭難しながら(!?)撮影した甲斐がありましたね。街明かり越しに星空を長時間露光すると星に比べて大幅に明るい街明かりが完全に白飛びしてしまうので、星空と地上部分を分けて撮影し、あとで合成するというのもよい手法ですね。

少し惜しいなと思ったのは街明かりの部分と星空の間の暗闇が両者を分断させてしまっているように感じた点です。さらに露出のコントロールが難しくなると思いますが山頂の白い部分から街明かりまでのシャドウ部分をもう少し見せてあげるような調整をするとより印象深くなったのではと思います。

今月の『惜しい!あとちょっと!』

*あくまで私の独断と偏見によるものでこれが絶対と言うわけではありません。参考程度にふーんと見ていただければ幸いです。

*ここに挙げた作品だけが入選の次点というわけではありません。解説するうえで撮影者や読者の方に分かりやすい作品を主に取上げていく予定です。

ではいってみましょう!

秋に華やぐ桜 / wasabiさんの作品

テーマ:「彩」

studio9の写真コンテスト(2016年1月)

NikonD5300 / 18-140VR 100mm

F14. SS:1/200sec, ISO100, LightroomCC

2015年は趣味として写真を撮り始めいろいろな撮影技術があることを知り、studio9さんのサイトでも沢山のことを学ばせていただきました。そんな多くの撮影技術の中でも露出のコントロールという意味でストロボを使用することが割と好きです。

これは背景を暗く落とす撮り方を勉強していたころの作品です。背景のコントロールがしやすいようにあえて夕方に出かけ、暗くなり始めるとこんな撮り方をよくしていました。

ストロボは2灯を下と上からオフカメラで当てています。ほぼ真下から花びらの色が透けるように直射、それだけでは花の中央が影になってしまうので上からバウンスディフーザーで下からの透過光を殺さない程度に現像時に修正前提でごく軽く当てています。

元画像の構図は「ど」が付くほどの日の丸構図であまりにも平坦過ぎ動きが無く感じたので傾き調整で右に少し傾けてみました。あとは花びらについた黄色い花粉をスポット修正で消し、円形フィルターでしべの部分のみ露出を少し上げ、パリっとした印象に仕上げたかったのでコントラストと自然な彩度を少し上げています。

テーマ、タイトルは秋桜を光のコントロールで彩る、、、みたいな感じでつけてみました。

ここが『惜しい!あとちょっと!』

後処理ではなく撮影時に背景を暗く落として主題を浮き上がらせるためにストロボをリモートで当てた点は非常によく、コスモスの色も美しくしっかり出ています。花びらは逆光で少し透けていたほうが美しくなることがおおいですから下からの光を入れたのも良かったと思います。

惜しいなと思った点は2点で一つはコメントでも言及されている構図。そしてもう一つが上からの光と花の明るさです。

まず、構図に関しては動きを出すために右に少し傾けたとのことですが、花が中央のまま右に傾けるとお花の向きは右上になってしまい、左側のスペースが勿体なくなってしまいます。向きがあるものはその方向にスペースを空けるというのが基本ですから、この場合は右に傾けるならお花は左に寄せたほうが全体としてスペースを有効活用できます。(できれば撮影時に^^;)。

ご応募いただいた写真をただ左に寄せるとバランスが悪くなってしまったので黒の余白を足してバランスをとったのがこちら。もう少し右のスペースを空けてもよいくらいでしょうか。

studio9の写真コンテスト(2016年1月、あとちょっと)

2つ目は上からの光。こちらはバウンスディフーザー(ストロボの先端にかぶせるやつ?)を使ったとのことですが、それでも光がまだ固い気がします(好みの問題でもありますが。。)黒い背景と花びらの紫でメリハリはついていますからライティングはお花らしくもう少し柔らかい光(よりディフューズ面の大きなもので)をあててあげてもよいかなと思いました。また、透過光を使っているのでしたら花びらの明るさももう少し明るくした方が透明感が出てきます。黒背景につられて花の明るさが判断しにくい場面ですのでヒストグラムなどを活用して調整してみるのもよいでしょう。

Photoshopで疑似的に柔らかい光を当てたような加工をしてみたのがこちらです。

studio9の写真コンテスト(2016年1月、あとちょっと)

今回は3分割構図に持っていきましたがもしかすると右に傾ける前のシンプルな日の丸構図のままでもストレートな構図でよかったのかもしれませんね。

多灯のライティングはやればやるほどバリエーションが増えてきますからぜひこれからもいろいろ研究しながら楽しんでみて下さいね^^

---

 まとめと2月のご案内

以上、8点の優秀作品をご紹介させていただきましたが、今月もこちらに載せられなかったステキな写真がまだまだありますので、もっと良く見たい!という方はオリジナルの投稿アルバムにもぜひ足を運んでみて下さい。

テーマ:「フリーテーマ」
studio9の写真コンテスト 2016年1月投稿作品

アルバム提供:30days Album

毎月ご応募頂いている方も、初めての方もご応募心よりお待ちしております!

**ご注意**

studio9の写真コンテストの必須項目は、「お名前(ハンドルネーム可)」「テーマ」「作品タイトル」「工夫した点」の4つです。どれか一つでも抜けているとせっかく良い作品でも審査対象外となってしまいますのでご注意下さい。

次回 2016年2月のテーマは「茶」「早」「空」です!

次回の2月のテーマは「茶」「早」「空」です。

2月もいろいろイメージを膨らませながらお写真を選んでみてくださいね。テーマはあくまで目安なのでこじつけでもOKですよ!

写真コンテストの詳細、応募はこちら!

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『惜しい!あとちょっと!』企画も続けますよ!

*あとちょっと!コメント不要の方はその旨投稿時のコメント欄にご記入下さい

30days Albumについて

投稿用アルバムの30days AlbumはGMOペパボ株式会社が運営する写真共有サービスです。

友達とパスワード付きのアルバムが簡単にシェアできたり、写真のストレージ機能が無料で使えるサービスです。私もワークショップ後に参加者のみなさんと写真を共有したりするのに使っております^^


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この記事を書いた人
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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