登山だってデジイチでしょ!
最近のアウトドアブームとカメラブームが合わさって、山でもデジイチを持っている人によく出くわします。
でも、デジイチは結構重いので、首からぶら下げて登っているとすごく首に負担がかかって疲れます。しかも首からぶら下げていると姿勢が前のめりになってしまいがちで、普通に歩くよりも疲れがたまりやすいんです。。
じゃぁリュックの中に入れて必要なときに。。って思っていると億劫で結局休憩時間のリュックを下ろしたときに、数枚パチパチとっておしまい。。なんてことになってしまいますよね。
皆さんはどうやってカメラ持ち歩いています?
登っているときの感動を常に撮れるように、カメラは常に体の前にぶら下げていて、でも長時間歩いても疲れにくくする。これを解決するのがカメラハーネスです。
カメラを首からぶら下げるのではなく、リュックに合体させちゃう超便利グッツ。いくつか専用のものも市販されてはいるのですが、実はこれ、100円ショップの素材だけで簡単に作れちゃうんです!
今回はそんな200円カメラハーネスの作り方をご紹介します!
ある程度時間をかけて検証を行ってはいますが、万が一カメラが破損してしまってもstudio9では責任を負いかねますので、自己責任のもとでお試しいただくようお願いいたします
100円ショップで素材を揃える
今回のカメラハーネスは安いです。200~300円で作れます!まずは用意するものから。なお、今回のストラップはガチの登山向けではありません。私が使っているのは1000m級の日帰り出来ちゃう山とか夏の富士山みたいなレベルの山です。本格的な登山をされる方は事前によく検証のうえお使いくださいね。
用意するもの
- ワンちゃん用の首輪×2
- 二重リング×2
- ハサミ
- ライター
- ショルダーハーネスの胸あたりにDリングの付いたリュック
たったこれだけです。
ワンちゃんの首輪は100円ショップに売ってるはず。輪の幅が15~20mmの小型~中型犬用のものがちょうど良いです。
二重リングは家にあるならそれでも構いません。100円ショップでも10個入りとかで売っていますね。2個あればOK。リングの直径は20~25mmくらいがいいです。
ハサミとライターは家にある普通のもので十分。
リュックに関してはショルダーハーネス(肩紐)の胸あたりにDリングが付いたものという制約がありますが、通常の登山リュックならたいてい付いているはずです。
カメラハーネスの作り方
では実際に作っていきましょう。
ハーネスに使える首輪はこんな感じのものです。たぶん普通に売っているのはこんな感じだと思います。Dリング、バックル、テープアジャスターがポイント。
初めに、Dリングから1~2センチ隣の、テープが一重になっているところをハサミで切ってしまいます。Dリングギリギリで切ってしまうと、リングごと取れてしまうので注意。
切ったらこんな感じ。切ったところはライターで軽く炙って末端処理しておきます。ハサミとライターはもう使いませんw
伸ばしてみるとこんな感じになるはず。
ここで、バックル部分とテープアジャスター(日←こんなカタチのやつ)をもってちょっと強めに引っ張ってみます。ここでテープがスルスル抜けてくるようなら対策をします。このままだとカメラをぶら下げたときにもスルスル緩んできちゃうので。
スルスル抜けなければそのままでOK。もし抜けてくるようなら、バックルから一旦テープをはずして、反対側(裏側)からテープを通し直してみます。今回の首輪はスルスル抜けてきたので、反対側からテープを通し直しました。こうすれば多少強く引っ張ってもテープが抜けてくることはないはず。
テープが抜けないことを確認したら、Dリングに二重リングを取り付けます。
ハイ、これで完成です!簡単でしたね。
これをリュックのDリングに取り付ければOK。もちろん同じものもうひとつ必要ですが。
今回は説明用に新しい首輪から作ってみましたが、私が昔から使っているものはこんな感じ。
今回のものより一回り細い、テープ幅15mmのものです。当然これも100円。もう2年くらい使っていますが一度もトラブルがない優れものです。
ではこれを実際にリュックに取り付けてみましょう。
スルスル解けない方向を確認したら、それを覚えておいて一度バックルからテープをはずします。
こんな感じで取り付けます。Dリングにテープを通して、バックルをつけて、テープアジャスターに通す感じ。
左右だいたい同じ長さになるように取り付けます。
余ったテープは切ってしまってもいいです(万が一のことを考えて、テープの抜け防止処理をしておいたほうがいいかも)し、私はDリングのすぐ上になにやら括り付けられる部分があったので切らずにそのまま括り付けています。
バックルの下の部分はこんな感じでカメラのストラップに取り付けます。
肩あてとテープの付け根部分がいいかな?
これでストラップの装着完了!使うときはカメラとハーネスをバックルで合体させればOKです。
カメラと合体させるとこんな感じ!
実際にハーネスとカメラを接続してつけてみたらこんな感じです。このブログでは初顔出しかもしれませんねw FBやtwitterでは普通に顔出てますが。 お見苦しくてスミマセン。。
カメラをガン見してしまいました(笑)
ストラップを首にかけた状態(万が一のときの保険)で、こんな感じでぶら下がります。このハーネスを使えば、カメラの重さは首ではなく、肩全体に分散されるので疲れにくいです。また、首かけに比べてカメラの稼動範囲も狭くなるため、動いているときにカメラが暴れにくいという恩恵も☆
撮りたいときはそのままカメラを構えられます。
稼動範囲が小さいとはいえ、カメラを構えるには十分。縦位置もOK。
まとめ:普通の登山なら結構使える?
気になる強度と耐久性ですが、10回以上の登山(といっても1000~2000m級のトレッキングレベル)に使っていますが今のところノートラブルです。もともとワンちゃんの首輪に使われるくらいなので、よっぽど重いものをぼら下げなければ問題ないです。
通常はこのハーネスに、7D+15-85mmか、EOS 5D MarkII2+24-105mmのセットをつけてブラブラ山を歩きます。カメラの位置によっては、みぞおちあたりに当たって辛いことがありますので、適当にハーネスやストラップの位置を調節するといいでしょう。
また、今回は純正のストラップを使っていますが、純正だとちょっと短いかもしれません。特に厚着したときとか。もうちょっと長いor調節可能なストラップを使うのがおすすめ。
せっかく山に登るのだから、目の前のキレイな景色はキレイに残しておきたいですよね♪
山に行く前に100円ショップですよ!