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B&Hでモノブロックを買ってみた。-その2- [自宅スタジオ化計画]

更新日: by 中原 一雄

前のエントリーelinchrom(エリンクローム)D-Lite-it 4 To Go Setの凄さと、B&Hの素晴らしさを紹介しました。今回はその続きです!

B&Hで買ってみた

B&Hといえばカメラ好きの方たちの間ではいわずと知れた、アメリカにある写真、ビデオ関連の専門店です。日本で言うところのヨドバシカメラみたいなもん?(実際に店舗に行った事ないので推測ですが。。)

注文してから届くまで

残念ながら日本には店舗はないのですが、ココのネットショップは海外にも発送してくれるので、個人でもお買い物が出来ちゃう訳です♪いわゆる個人輸入というやつですね。

お買い物は当然ドル建てなので、円高が続いているここ数年、B&Hではたいていのモノが日本で買うより安く買えちゃうということで、カメラ好きの間では個人輸入がひそかなブームだったりするのです。

ちなみに、お買い物の仕方の詳しい事はいろんな人が記事にされてるので、グーグル先生に聞いてみるといいでしょう☆大して英語ができなくても大丈夫。カードの登録さえ間違わなければ多少住所を間違えて登録しちゃってもたぶん届きます(笑)(保障など国内でのお買い物とは異なる点もありますので、その辺は各自でよくご検討くださいね)

ただ、調べてみるとレンズを買いましたー☆みたいな記事はネット上にたくさん見つかるのですが、大型商品買ってみたという記事は一向に見つからず。。なんせ今回はストロボ2台にスタンド、ソフトボックスも入ったセットなので、明らかに大きいはず。大丈夫かなー?と思いながらも、ココで買わない選択肢はなかったのでポチりました(笑)

前回の明細にもありましたが、UPS(業者をいくつか選べるのですが、たいていUPSが一番安い)を使って$230 = 18,400円なり。日本でもこんなバカでかいお買い物をしたら送料はかなりかかるはずなので、むちゃくちゃ高いってほどではありません。

在庫ありだったので、すぐに発送が完了し、

ニューヨーク→アンカレジ(アラスカ)→関空

と空を旅して(ネットで荷物追跡可能)、注文から約3日で到着☆

 

配達はヤマトさんでした。外人が配達してくることはないのでご安心を(笑)きっと国内配送はUPSがヤマトに委託しているのでしょう。注意すべきは、荷物の受け取りの際に消費税を払う必要があること。詳しい計算方法は良くわからんのですが。。(汗

購入金額の60%の額に対して5%の消費税、つまり購入金額に対して3%の税金がかかるみたいです。今回は荷物引取りの際に3500円くらい払ったかな?詳細は忘れてしまいましたがw、荷物の引き取りの際にもお金が必要ですのでお忘れなく!

セットの中身

そんなこんなで届いた荷物がこちら☆

比較のために手元にあったタムロン 90mmマクロを置いてみましたww

って、ぜんぜんわかりやすくねぇー(笑)あとで箱の大きさを測ってみたら長辺が110cmほどの大きな箱でした。重さは10Kgくらい。これにストロボセット、上に乗っている普通の箱にその他のもの(ストロボ単体、グリッドなど)が入っています。

大きな箱を開けるとこんな感じで、ストロボとスタンドの箱が出てきます。

 

B&Hでモノブロックを買ってみた。-その2- [自宅スタジオ化計画]

さらに中身を出してみると、、

 

B&Hでモノブロックを買ってみた。-その2- [自宅スタジオ化計画]

こんな感じで、

  • ストロボスタンド(オスダボ)*2
  • ストロボ本体(プトテクター付き)*2
  • リフレクター*1(←2個ではない!)
  • 電源コード*2(アースつきの3Pタイプ)
  • シンクロコード*1
  • ワイヤレス送信機(白いちっちゃい箱)*1
  • モデリングランプ*2(なんだかお洒落な筒の中)*2
  • ストロボ収納用セミハードケース*1
  • ソフトボックス*2(ケースの中)
  • ソフトボックスケース*1
  • ソフトボックス用の金枠*2
  • 説明書*1

が入ってます。

気になったポイントを書き並べてみると。。

まずはストロボ本体

ストロボ本体は樹脂製で、1台10万くらいの高級モノブロックと比べればやっぱり安っぽい感じは否めません。。ただ安っぽいといっても、使っていて不安になるような感じではないのでご安心を。まぁ値段を考えるとやむ終えないかな~と妥協できるレベル。

それと、ストロボヘッドの向きは上下方向にしか調節ができません。。これはelinchromの上位機種でも同じようなので、該社製品の特徴なのかな?ダボのねじを緩めれば左右方向にも動くので実用上はあまり問題ありませんが。

一つ残念だったのが、アンブレラ用の取り付け穴のサイズが7mmだったこと。私の持ってたアンブレラは8mm軸だったので入りませんでした。。ただ、本体の上下チルト調節ねじの下に、8mm軸のアンブレラでも使える予備穴が用意されていますので7mmより大きな軸のものでも一応使うことは可能です。が、光軸から結構離れた位置に予備穴があるので、アンブレラの中心に光を当てるのは難しそうな感じです。。

それと、予備穴は樹脂製なので、アンブレラを挿したまま強い衝撃を加えると割れてしまいそうでちょっと怖いです。。私はアンブレラをそれほど多用するタイプではないのでそれほど影響ないですが、アンブレラ大好きな方はちょっと注意しておいたほうがいいでしょう。また、予備ヒューズは本体の持ち手のところに収納されていますので、万が一ヒューズ切れを起こした場合でも、持ってたかな~?と不安になりながらバックを漁る必要はありません(笑)

さらに、赤目防止機能モデリングライトの調光機能など、いろんな機能が付いています☆光量は1/16(25w)まで絞れます。1/32まで絞れると完璧だったのにな~と思う今日この頃。。

リフレクターはなんと1個しか付いてません!wアンブレラ用のあまり拡散しないタイプです。このストロボセット自体がソフトボックスの使用を前提に作られているからなのでしょう。。ソフトボックス以外も良く使われる方は追加で購入したほうが良さそうです。私はグリッドも使いたかったのでグリッドリフレクターも1つ追加で購入してます。

電源のコンセント形状は日本でも使われているアースつきの3Pタイプ。ただ、これだと壁のコンセント差込口には刺さらないので要注意!3P→2Pのアダプタを用意しておきましょう。アダプタは100円ショップで売ってます♪(テイクで買うと3P→2Pアダプタはオマケで付いてくるようです)

その他付属品など

スタンドはマンフロット製のかなりしっかりしたタイプです。日本で買う安い5,000円くらいのスタンドとは別物。これだけでも日本で買えば1本1万円くらいするんじゃないかな?さすがに接続部位は樹脂製ですが、通常用途ならまったく問題ない感じ。

ワイヤレス送信機はとっても便利です♪カメラのホットシューに取り付けるタイプ。これがあれば煩わしいシンクロコードともおさらばです☆個人用途ではあまり関係有りませんが、4チャンネルまで対応。電池はCR2430で国内でも入手可能です♪

右の筒の中に入っていたのはモデリングランプ。普通の白熱球です。E27という日本では見かけない規格のようですが、噂ではE26の白熱球が使える模様(未確認)。

ストロボ用のセミハードケース、ソフトボックス用のケースは残念ながらあまり使えないかも。。セミハードケースは本体とコードと付属リフレクターを入れたらほかのものは入りません。。電源コードが入らないという驚きの設計(笑)

ソフトボックスケースも写真にある白い金枠が入りません。。ケースに関してはオマケと考えておいたほうがいいでしょう。これでロケに良く出ると言う方は、別途ケースの購入を考えたほうがいいと思います。

説明書は当然ながら日本語ではありません。ただ、英語と言っても難しい英語ではないですし、仮にまったく読めない人でも絵と単語を見ればなんとなく使い方はわかるはず。

以上、ザーッと感想を書いて見ました。入門用のキットだけあって、ガチプロ用の機材と比べると物足りないところもありますが、$807 = 約65,000円 というお値段を考えれば破格と言わざるを得ません。ちょっと凝ったライティングをしてみようかな~と考えている、(日本に何人いるかはわからないw)アマチュアの方でもかなりお手軽に導入できるでしょう♪

もう一つ、小さな箱の中身はこんな感じでした。

B&Hでモノブロックを買ってみた。-その2- [自宅スタジオ化計画]

 

B&Hでモノブロックを買ってみた。-その2- [自宅スタジオ化計画]

小さなものを単品でいくつか買いましたが、しっかりと梱包材も入っていて、梱包も悪くありません。(買ったものと値段は前のエントリー参照

正直、狭い室内で絞りを開けて撮りたい場合は400Wの1/16でも明るすぎることがあるので、200Wのタイプも一つ買いました☆3灯あれば、メイン、サブ、アクセントと使い分けられるので、たいていの撮影で困ることはありません♪

ただし、これもやっぱりリフレクターは付属していないので必要な方は別途購入する必要かあります。。

B&Hでモノブロックを買ってみた。-その2- [自宅スタジオ化計画]

以上が今回買った物のすべて。

アマチュアの方ででモノブロックを所有する物好きな方はなかなかいないでしょうがw、何かの参考になれば幸いです♪

でもスタジオを作るならこれ以外にもいろいろ機材が必要なのです。。実はこれらの機材を購入したのは1ヶ月ほど前。今はもう少し機材も買い足して、スタジオっぽい部屋が出来てます☆そのうち追加レポートでも書いてみようと思います♪

ではでは!

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この記事を書いた人
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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