スマホ用三脚を自作する!
最近、iPhoneを使って撮影することも多いのですが、夜景やTimeLapse(微速度撮影)するときに三脚欲しいなぁと思うこともしばしば。とはいえ、本気写真を撮るわけじゃないので、数千円もする三脚はいらないし、なにより携帯するのがめんどくさい。。
ということで、今回は持ち運びも便利で、材料費200円で作れちゃう自作スマホ用三脚をご紹介します。
穴を開けてくっつけるだけなので簡単です。
**注意**
今回ご紹介する三脚を使ってスマホが壊れたりしてもstudio9では責任を負えません。各自自己責任のうえお楽しみください。
準備するもの
必ず必要なのは下記の2つ。いずれも100円です。
一つ目はスマホクリップ。スマホを横から挟んで自立させることの出来る優れもの。地面に置けて、縦位置でよければこれだけでも三脚代わりになりますね。セリアに売ってます。他の100円ショップでは見かけません。。
iPhone5で検証しています。シリコンカバー付けた状態でさらにあと1センチくらい余裕があるので、大画面のAndroid機でもいけるかな?
二つ目はミニ三脚。なんと自由雲台が付いて、二段式でお値段100円。とっても素晴らしいです。ダイソー、セリアで見かけました。お店によっては置いていない所もあったので無ければチョッと大き目の店舗に行くといいです。ただし、さすが100円。作りが適当すぎてスマホの荷重を支えるのが精一杯。。
↑足も伸びます!(ただし足の付け根がすっぽ抜けやすい。。)
もうお分かりだと思いますが、この2つを合体させればスマホ三脚の完成です(笑)
キレイに作りたい方は、下記の工具を持っているとステキです。無くても大丈夫。
穴あけドリルとドリル刃。ドリルと言ってもイケア家具を組み立てるのに必須な電動ドライバーです。2,000円くらい。ドリル刃は電動ドライバーに取り付けられる六角軸のものを。
そして、もう一つのキーアイテムが「タップ」。DIYをあまりしない方には馴染みが無いと思いますが、ネジ穴を開けるための工具です。カメラの三脚取り付けネジはすべて(一部の海外製を除く)、W1/4という規格のネジなため、W1/4のタップを持っていれば、色んなものを三脚のネジに合体させられるのです。自作派はぜひひとつ持っていたいですね。700~800円くらい。タップを回すためのハンドルも必要です(1000円くらい)。
この三脚作るためにすべてを揃えるのは馬鹿げていますが、上記アイテムはカメラ周りの自作をするならイロイロ応用が効くので持っておいても損は無いはず。
そんなもの無いよ!という方はライターと針金(安全ピンの先でもOK)、ペンチ、軍手あたりを用意しましょう。プラスチックを溶かして穴を開けます。
スマホ三脚の作り方
まずはクリップに穴を開けましょう。
というか、やることはそれだけです(笑)ドリル派の方は1mm⇒3mm⇒5mmと徐々に穴を大きくしていくとキレイに開きます。
5mmまで空いたらタップを垂直に挿して(←ここ重要!)、ゆっくり回してねじ山を作っていきましょう。穴を開ける部分が薄いので力はいりません。
穴を開ける場所は、重心の関係でできるだけクリップの先の方がいいです。持ち手側に空けるとバランスが悪くて三脚が倒れます。。写真にもう一つ穴が空いているということは、そういうことです。。w
穴の周りがザラザラしているのは、三脚に付けて暫く放置していたら滑り止めゴムとプラスチックが癒着していたからです。しっかり固定されるので悪いことではないです(ポジティブ)。
穴の位置はクリップの白い滑り止め素材ギリギリを狙いましょう。
ドリル、タップがない場合
穴あけ用の工具がない場合は、針金や安全ピンの先をライターで熱し、プラスチックを溶かしながら穴を広げて行きましょう。一度に全部開けるのではなく、少しずつ広げていくような感じで。
ペンチや軍手を使い、やけどには十分ご注意ください。臭い煙が出ることがあるので、換気扇のある場所で行うのがおススメです。
タップがないとネジ山がつきませんので、やや乱暴ですがチョッと大きめに開けた穴に、三脚のネジをねじ込んで瞬間接着剤を流し込んで固定しましょう。自由雲台ですので、取り付ける向きは関係ありません。
簡単ですね!
完成写真
完成するとこんな感じ。まずは横位置に取り付け。
クリップの先端に近いところに穴を開けることで、スマホの荷重が三脚の中心に近いところにかかり、安定します。(とはいえ、風のある屋外なんかでは倒れる可能性もあります)
縦位置でも使えます。
さすがの自由雲台。やや重心がズレますが、足を伸ばして目いっぱい広げておけばかなり安定します。
軽くて小さいですし、iPhoneでよく写真を撮る方はバッグに一つ入れておいてもいいかも。ぜひお試しあれー!