散財して良かったと思ったアイテム達
去年はヤルヤルといいながらバタバタで出来なかった「今年買って良かった写真関連アイテム」シリーズですが、今年はやります!ということでご紹介いたしましょう。
昨年は仕事用カメラとしてこれまでのキヤノンシステムにソニーα9、α7R IIIを買い増しという大物が相次いだ年でしたが、今年は大物は少なく、中物?を大量に購入していた感じです。
今年も日本経済を回すのに微力ながら貢献したと自負しておりますw
10個に収まらなかったので15位からカウントダウン形式で紹介していきますよー
*順位はワリと適当ですwまた、購入して十分な時間が経っていない物もありますので今後評価が変わるものもあるかもしれません。参考程度にお楽しみくださいませ!
15位〜11位
まずは15位から11位まで。ここに入っているものは基本的に買ってみて良かったし満足しているんだけど今年の活動に対して主力ではなくサブ的なポジションにいるようなものたちが多い感じ。
15位:GITZO マウンテニア GT1542 + RRS BH-30
GITZOとRRSという三脚界ハイブランドを掛け合わせたこの三脚。中型リュックのEndurancce Extにも取り付けて街歩きにも苦にならないマウンテニア1型4段をベースにRRSの小型ボールヘッドを組み合わせました。10万は超えたはず。。
購入のポイントは・軽いこと、・機内持ち込み可能なこと、・ローポジション撮影が楽なこと の3つ。
全伸高166cmを確保しつつ重さは雲台込みで1560gと超軽量(このクラスだと2kgくらいが普通)。国際線含め多くの航空会社では縮長60cmまでの三脚が持ち込み可能ですが、この組み合わせだと59cmでクリア。RRSのコンパクトなボールヘッドが効きました。小型ながらフルサイズ+望遠でもカッチリ止まるところがさすがRRSといったところ。また、通常の三脚は現場でセンターポール外すのが面倒ですが、マウンテニアならネジ緩めてポールを下から引き抜くだけでOK(雲台そのまま使える)という手軽さも良い感じ。
ちなみにRRS製品はヨドバシなど国内での販売も始まりましたが、かなり高いのでB&Hなど米国で購入する方が送料含めても安上がりです(保証は国内で受けられないはず)。
まさに街歩き用の理想的な三脚となり、使い心地も最高なのですが、よく考えたら私、あんまり三脚持ち歩かないスタイルだったwということを忘れてまして、使うかどうか分からない時はよりコンパクトなバンガード VEO2 264CBを持ち出すことの方が多かったです。よって順位は15位。
バンガード VEO2 264CBのレビューはコチラの記事をどうぞ(メーカーから提供いただいたのでランク外)
14位:ニッシン スーパーライトスタンド LS-50C
今年売れに売れただろうストロボメーカーのニッシンが発売した超軽量カーボンスタンドのLS-50C。縮長48.5cm、重さ545gというコンパクトさ。発売当初は即日完売が続いてましたね。私も勢いで2本買っちゃいました。
Enduranceだとサイドポケットに2本入っちゃうコンパクトさで満足しているのですが、最大荷重1.5kgとアンブレラやソフトボックスなどモディファイヤーを付けるのは無理ではないけど注意が必要なのでワリと使えるシーンは限られます(メーカーもクリップオンストロボ専用と言っている)。
今年は屋外でスタンド立てて撮影する機会は少なく、屋内中心だったので今のところメインスタンドではなく、お守りに1本持っていくサブスタンド的な位置づけで使う事が多いです。サブでも何度か助かったシーンはあり、万能スタンドではないという認識の元に1本持っておくといろいろ助かると思いますよ。
NissinのカーボンスタンドLS-50C、Endurance HGに入れたらサイドポケットに2本、三脚ポケットにマウンテニア1型4段入れて持ち運べることが判明。結構安定する。これは最高では。
なお、Extのサイドポケットにもギリギリ2本入ります。*接触によるキズなどに気をつけた方が良さそう。 pic.twitter.com/o06UthLn2e— studio9/写真のことが全部わかる本 発売中! (@photostudio9) May 1, 2018
13位:Godox SK300II 300W
Godoxの300Wモノブロックです。今年はGodox関連の製品を色々買いそろえましたが、第一弾がこれ。このあとまだまだ登場します。
最小出力が1/16までで、ボディサイズも大きく現代のモノブロックとしては凡庸というか、わりとしょぼいスペックではあるのですが、II型になってから同社の無線システムにネイティブで対応しているのがポイント。そして圧倒的なコスパ。Amazonで13,000円台、セール時だと12,000円台とちょっと前では考えられないくらいアホみたいに安いです。
私は自宅のスタジオにブツ撮り用として1灯常設しており常に電源入れっぱなし(あまり良い事ではないと思う)。故障もなく通信も安定しており、ブツ撮り用途なら1/16まででもほとんどの場合問題ないのでとても満足してます。
これで1/64まで対応してもう少し小型化してくれればあと1〜2万円プラスしても即買いしちゃう感じです。ストロボを勉強するときにリモートで出力を変えられると学習スピードが飛躍的に上がるので本格ストロボ入門用(主にブツ撮り)としても最適なモデルかと思います。
12位:DJI OSMO Pocket
ドローンやジンバルで有名なDJIが出した超小型3軸ジンバルです。12/15に発売とまだキチンと触れていないカメラですが、かなりお気に入り。
小型ジンバルはカメラ搭載とiPhoneなどスマホを後付けの2タイプに分かれますが、これは前者。カメラ含めシステムに最適化されているのでめっちゃ小型で操作が簡単。ケースから取り出して電源入れたらすぐ撮影を始められます。本体にも小型モニターがあり、iPhoneとの連携も簡単。
ジンバルトップメーカーのDJIだけあって非常に高機能。自分が動きながら適当に動画を撮影してもぜんぜんブレません。動画撮るならiPhoneよりもずっと使いやすいので、旅や家族とのお出掛けにスポンとカバンにいれて出かけたいですね。
スマホ後付けタイプのジンバルも持っていますが、ケースを付けたままだと使えなかったり、スマホ全体を支える構造なのでサイズが大きい、そもそもスマホ付けるのが面倒みたいな弊害がある(一方で価格が安いなどのメリットもある)ので私の様な面倒くさがり屋にはカメラ一体型で電源入れるだけですぐ使えるジンバルが向いている感じです。
11位:Zeiss レンズクリーニングディッシュ
カメラ好きならみんな大好きツァイス謹製のレンズクリーニングティッシュです。カメラマンの伴さん(@vantherra2)が紹介してて、おぉと思って買ってみました。
「ZEISS」のロゴが付いてるだけでテンション上がる感じで良いです。主成分はアルコール系(IPA)で洗浄力も高く、拭き残りも少ない(気を抜くと残る)ので使い勝手も良好。個包装でみんなな大好き?KINGクリーニングティッシュ(こちらは界面活性剤系)と同じサイズなので、購入したらあらゆるカメラバッグに数枚忍ばせておきましょうw きっと役に立つときが来るはずです。
昔は安かったようですが、今は並行輸入品しかないようでAmazonだと100枚1,900円ほどと他の製品と比べるとやや割高感があるのが惜しい所。安めのものと合わせて適材適所で使うと良い感じです。
今年出たEndurance
ここでちょっとブレイクで私が監修したEnduranceシリーズの紹介もちょっとしておきましょう(宣伝w)
2018年に出したのはEndurance スリング、Endurance HG、Endurance スマホ&アイテムポーチの3つ。Endurance Extのブラック迷彩特別色も最近出ましたね。
おかげさまで有名撮影ポイントなどカメラマンが集まる場所ではかなりの高確率で使用している人を見かけるようになりました!
それぞれのバッグの詳細は下記記事にまとめてありますのでぜひチェックしてみて下さいね!
10位〜6位
このへんはもう2018年にほぼ一軍として最前線で活躍してくれたアイテム達になるでしょうか。かなり満足度が高いものが続きます。でも最高!と手放しで喜べるほどのものではないかなぁといった感じのものたちです。
10位:Tycka 防水・防塵 フィルターポーチ TK001
フィルターケースはボックスタイプと折りたたみタイプに分けられますが、こちらはボックスタイプのフィルターケース。82mm(公式では86mmまでOKと。私は未検証)を5枚入れられ、別に上のクリーニングティッシュなども納めることができるのでお気に入り。すでに3個買いましたw
昔からよくある折りたたみタイプは取り出しが面倒だったり、フィルター面が汚れやすいといったデメリットがありますが、このタイプだと上からスッと入れるだけなので取りだし簡単で仕切りも柔らかく面も汚れにくいです。ポーチの上部にはタグを付けられる窓も付いており「82mm」などグループ分けして保管できるのもメリット。
私の場合、ND8、ND1000、C-PL、ステップアップリングあたりを常時入れておいて、必要な時はカバンにこれごと放り込んで出かけています。大きすぎず、小さすぎずのサイズ感も良い感じです。ベルト装着用の機構もついているので現場に着いたらEnduranceの横ベルトに取り付けて使うとフィルターワークもやりやすくて良い感じ。
Amazonのセールに出現する割合も高いので見つけたら確保しておきましょう(300円くらいしか安くならないけど)。ぜひカラバリ作って欲しい。
9位:キヤノン EOS R
今年購入した唯一のフルサイズ機がここにランクイン。キヤノンRFマウントの記念すべき初号機ですね。仕事で発売前から試用させてもらっていたのですが、自腹でも発売日購入しました。RF 24-105mm F4L IS USM、RF35mm F1.8 STM、マウントアダプター2種も購入してキャッシュバックキャンペーン満額適用ですw
キヤノンらしくいきなりプロ機には行かずに、ボリュームゾーンであるEOS 6Dクラスのハイアマ向けに投入したこのカメラ。昨年からメイン機がソニーαに移りつつあり、今でもその状況は変わらないのですがキヤノンのシステムは大好きですし、手元にEFの資産も残っているので迷わず購入しました。
スペック的にはみなさんご存じの通りで、EOS 5D MarkIVを置き換える程ではないので個人的な用途としてはすぐに必要なカメラという訳ではなかったのですが、ソニーαで不満に感じていたグリップのしやすさやバリアングル、スマホ連携の充実などがステキだったのと、新しいRFシステムに慣れておきたかったというのが大きいです。そういうこともあり順位はやや中途半端な9位。
6D系の置き換えや70D, 80D系からのステップアップにはかなりいいカメラだと思います。RFレンズの使い勝手は非常に良く、手元のEFレンズも機能を損なうどころか付加価値を付けて使用できるのが素晴らしいです。ただし、お仕事用途で5D4を置き換えるなら恐らく来年出てくるであろうもっと”高い”カメラが必要かもしれませんねw
8位:thinkTANKphotoフバフバハイニー V3.0
レンズが縦に3本ほど入るシンプルな小型ポーチです。カメラバッグはリュック派な私ですが、もちろんリュックにも欠点はあって、最も大きなのがレンズ交換が面倒なこと。私が監修するEnduranceカメラバッグシリーズはサイドアクセスを設けるなどの工夫はしていますが、片方の肩のハーネスは外さなければならず複数本のレンズを頻繁に変える場合はちょっと面倒なのです。
かといって全部をショルダーバッグにすると体がしんどいし。。ということで、がっつり撮るぞという時は最近これを使っています。頻度の高いレンズやストロボをここに入れて使う感じ。ショルダーバッグにもなるし、thinkTANKphotoのモジュラーシステムに対応しているので太めのウェストベルトと共にウェストポーチとしても使用できるのもポイント。
旅先などでは大きなバッグは宿に置いておき、これにレンズ1〜2本と財布類など入れてサクッと出かけることも出来ちゃうので便利なんですよね。大きすぎず、小さすぎず、デザインもシンプルで程よいポーチなのです。特にリュックとの組み合わせがおすすめですよ。
Amazonでも売ってますがよく在庫切れ起こしているので、なければヨドバシドットコムを当たってみるのが良いでしょう。ヨドバシなら実店舗にも展示してあることがあります(全体的にthinkTANKphoto製品は品薄な感じなのでない場合もある)。
7位:Intel X540T2
写真関係ないだろと突っ込まれそうですが、私のメインNASのSynology DS1517+に増設した10GbE対応のネットワークカードです。
写真管理におけるNASのメリットなどは過去の記事をご覧頂ければと思うのですが、一般的な外付けHDDに対してデメリットとなってしまうのが転送速度です。ほとんどのNASでは1GbE対応(実質110MB/s程度)なので転送速度がやや遅いんですよね。
今のNASは入門機でも帯域フルに使って110MB/s程度出るので、Lightroomを使った編集なんかだとRAWを扱うシーンでもほとんどストレスなく作業できるのですが、動画までバリバリやりたいとか、大量のファイル転送をさくさくやりたいといった場合にはやっぱり物足りないのです。
で、DS1517+など上位クラスのNASだと増設用スロットに10GbEカードを挿せるモデルが最近増えてきているのですね(一部はネイティブに10GbE対応ものもちらほら)。それに使ったのがこのカード。今でこそSynology の場合は公式でRJ45(普通のLANケーブル)が使える公式の10GbEカードを出していますが、当時はなかったので一番信頼性の高いIntel製カードを使いました。
結果はこちら。シーケンシャルなんかは普通のSSDを超えるスピードが出てて、クッソ速いですw 今後数年で10Gは標準的になってくるはずなので、がっつりNASを使う場合は10G対応を見据えて機種選定をするのがおすすめだと思いますよ。
6位:BenQ カラーマネジメントディスプレイ PV270
2018年、studio9でいろいろタイアップさせていただいたBenQさんの最新カラーマネジメントディスプレイです。27インチ WQHD(2560x1440)、AdobeRGB99%カバー、ハードウェアキャリブレーション対応でユニフォーミティ補正まで入ってる全部入りカラマネモニターです。
当初タイアップの企画でメーカーから評価機を借りていたのですが使い心地が良く、このまま買い取りたいので返さなくていいですか?ってお願いしたやつですw 詳しいレビュー記事はこちらをどうそ!
BenQの27インチWQHDのカラーマネジメントディスプレイはすでにSW2700ptという私の中では伝説的なディスプレイ(2016年買って良かったもの2位)があるのですが、それとの大きな違いは、周辺の光量落ちを抑制するユニフォーミティ補正回路が付いていることと、キャリブレーション用アプリがグレードアップしているところ。
ただキャリブレーション用アプリのいくつかのバグが発売してしばらくしても残ったままなどソフト側の挙動があまりよくないというのが惜しい所。
お値段約10万円と気軽に買えるものではありませんが、一昔前では考えられないくらいのコスパも実現しています(EIZO CS2730もこれに釣られてか結構安くなりましたね)。数年前までは廉価モニターブランドのイメージだったBenQも今やEIZOに次ぐカラーマネジメントディスプレイのメーカーになっているのがスゴいところです。
ちょっとイマイチだったものたち
いろいろ買いましたが、残念ながらすべてが良かったというわけではありません。。買ってみてイマイチだったものもいくつか挙げてみましょう。
キヤノン レンズマウントアダプター EF-EOSM
今年買ったもう一つのカメラはキヤノンのEOS Kiss M。今ミラーレスカメラで最も売れている機種ですね。Kiss M自体はコンパクトで旅や散歩カメラとしてかなり良い感じの仕上がりでワリとお気に入りではあるのですが、その時に購入したEFとEF-Mマウントアダプターは結局一度も使わず防湿庫に眠ってます。。
Kiss Mからコンパクトさを取ってしまうとただの使いにくいカメラになってしまうため、デカいレンズを使うためのマウントアダプターを使う気にはなれず。。今となっては買わなくても良かったなぁと思っています。
さらに秋にRFマウントが発表され、これから充実していくRFマウントレンズはどうやってもEOS Mシリーズには使えないことが確定してしまったので、これからのEOS Mはどんな感じで進んでいくのかちょっと分からない感じになってきたのもテンションダウンの原因。
Zhiyun Crane Plus
ペイロード2500gのやや大きめの電動ジンバル。はじめてのちゃんとしたジンバルを買ってみましした。なんだかジンバルってイケてるんじゃね?というふんわりした気持ちで購入してみたのが敗因。
セッティングが思いのほか面倒で、専用の収納ケースに遊びがなく、せっかく重心調整したものを毎回イチイチゼロに戻さなければなりません。さらに、根本的な原因として、「結局これで何撮るの?」ということを決めていなかったのです。
結局、購入後に忙しくなってしまい、室内で何度かテストしただけでほとんど未使用のまま眠ってます。
なんでもそうですが、購入するときは具体的にこういうことがしたいという計画性が必要ですね。。
SAMYANG AF 35mm F1.4 FE
今年はじめ、「写真のことがよくわかる本」の執筆終盤、かなり煮詰まっていたときに気付いたら家に届いていたレンズですw
悪いレンズではないのですが、解像感やボケ、AFなどどれも普通で約70,000円という値段は同スペックの純正に比べればずっと安いですが、お値段なりといった印象。たまーに使っていますが使っててあまりテンションは上がりません。
これはあと2万足してシグマ Art 35mm F1.4を買った方が幸せだったろうなぁと思う今日この頃です。なんで買ったんだw(当時はEマウント用出てなかったんだっけ?)
5位〜1位
では気を取り直してトップ5のご紹介。2018年、購入してすぐに主力として働いてくれた満足度が非常に高いものたちが続きます。ある程度お値段もするけどその価値は十分にあったなぁと思うもの。今の私の撮影や日々のお仕事に欠かせないアイテム達です。
5位:Godox ワイヤレスコマンダー Xproシリーズ
13位のSK300IIに続いて2回目のGodox製品ですね。これはカメラ側から無線でGodoxのストロボをコントロールするためのコマンダーになります。最近のGodoxのストロボは大抵このコマンダーで無線コントロール可能なのです。ソニー用のXpro-S、キヤノン用のXpro-Cの2つお買い上げ。
Godoxのコマンダーは2016年ごろからX1Tという小型のものがあったのですが、このXproシリーズは画面が大型化され操作性が飛躍的に向上しているのがポイント。対応メーカーもキヤノン、ニコン、ソニー、富士フイルム、オリンパスと幅広く、クリップオンスロトロボからバッテリー式のモノブロック、通常のモノブロックまでカバーしているので複数のカメラを使い分けている人でも快適に使えます。Amazonで売ってる並行輸入品でも国内の技適を通っているものが大半なので安心できる点もGood(一応、商品説明欄で確認しましょう)。
それでいてコスパもかなりいいのでほんとGodoxのストロボシステムは優秀だと思います。
ちなみにソニー用は電子先幕シャッターとの相性が悪く、度々不発が発生するのですが、電子先幕をオフにすれば問題なくなります。あと、使用する電池はエネループなどのニッケル水素電池だとはじめから電圧が低くいため電池残量が正確に出ないという欠点も。気付かず現場で電池切れ起こしたら厄介なのでアルカリ電池の使用がおすすめです。
4位:エコリカ 超高演色直管LED ECL-LD4EGN-L3A
非常にマイナーな製品ですが、色評価用蛍光灯並みの演色性を実現する超高演色LEDが上位に食い込みました。今年は自宅兼事務所のお引っ越しも行ったのですが、その際新しい事務所の照明に使ったのがこのLEDです。
この記事をご覧になっている方ならご存じの方も多いと思いますが、高演色照明は現在 蛍光灯→LEDへの切り替わりの過渡期でもあり、個人でも入手可能かつ価格がそれなりで導入もしやすい高演色LED照明というのは市場には皆無な状態なのです。
その中で唯一といっても良いのがエコリカから出ているECL-LD4EGN-L3A。直管40Wと同サイズで20Wサイズも展開されています(既存の蛍光灯用灯具はそのまま使えないので注意)。Amazonでも購入でき、諸々含めて2万円ほどで事務所の照明を高演色化することができました。詳しくは下記レビュー記事をどうぞ!
最新の家庭用LEDも演色性は改善されつつあるので普段の生活において劇的に見え方が変わるということはないと思いますが(LED出始めの頃に買った照明とは大きな違いがあるかも)、質の良い照明の下で作業しているという安心感がありますし、作業中の目の疲れなども感じにくくとても快適です。
3位:Leofoto ギア雲台 G4
なんだかギア雲台沼にハマってしまった恐れのある2018年でしたが、これでようやく沼から抜け出せた気がしている1台。最近かなり勢いを感じる中国のLeofotoというブランドの最新雲台です。今年はLeofotoの名前を良く聞きましたね。
ギア雲台は内部に仕込まれているギアを使って微妙な角度調整が可能になるもので、ブツ撮りや風景写真など厳密な構図が求められる撮影で非常に便利です。今までは定番のマンフロット 410を使っていたのですが、私の用途だと重くて操作性もイマイチだったこともあり、今年初めに同じくマンフロットのMHXPRO-3WGを購入してみました。
これでも軽くなり、操作性も良くなったのですが、剛性が低下したのと雲台のサイズ自体はあまり変わらず持ち運びが厄介ということは変わらず。しかもプレートがマンフロット独自規格のものなのも厄介(昨年からすべてアルカスイス互換に統一した)。
このG4雲台はMHXPRO-3WGよりさらに軽く、操作性も良好。精巧な削り出し金属素材でできているので剛性があり、ノブなどの突起も少なくコンパクト、なおかつアルカスイス互換クランプ搭載と今までの私のギア雲台に対する不満をすべて取り去ってくれた一品で見つけた瞬間ポチってましたw まだ購入して1ヶ月ほどしか経っていませんが非常に満足度の高い雲台です。
注意すべき点としてはギア駆動可能なのは左右のスウィングとチルト方向の2軸なこと。パン方向(水平回転方向)はフリー回転です。ただここもねっとりとした滑らかな動きで個人的にはあまり気にならない感じ。あとお値段59,800円とマンフロ410やMHXPRO-3WGの倍くらいしちゃうことでしょうか(本来は同じ土俵で比べるべき価格帯ではないですね。。)。
現在、日本に入ってくる量も少なく、代理店のワイドトレード直営楽天ショップのみの取り扱いかつ予約販売と入手性は良くないですが、そのうち供給量も増えてくるかと思います。
2位:SanDisk エクストリーム ポータブルSSD 500GB
防滴、防塵機能を持ち、コンパクトで高速転送が可能なSanDiskのポータブルSSDが2位にランクイン。
今までポータブルストレージはHDDを使っていたのですが、今年からSSDタイプに切り換えました。SSD導入の一番のキッカケは非常にコンパクトなこと。2.5インチポータブルHDDと比べると笑っちゃうくらい小さいです。ちょっと前までは高価だったポータブルSSDも最近かなり値頃感が出てきたのも購入の後押しとなりました。
小さなSSDは市場にたくさんあるのですが、IP55の防滴、防塵性能を持っている点に惹かれてSanDisk製を選択。デザインもステキだし。普段のモバイル環境はMacbookPro 512GB使っているので、外部ストレージが必要になるシーンはそれほど多くありませんが、ちっこいのでUSBメモリー代わりにガジェットケースにいつも放り込んで使ってます。
USB 3.1 Gen2なのでこいつにLightroomのカタログごと書き出してそのまま使ったり、動画編集もサクサクできる実力もあります。この記事は帰省中の実家で書いているのですが、事前に必要な写真をカタログごとぶち込んで来て作業していますw
過信は禁物ですが、HDDよりも振動に強いのでワリと雑に扱っても安心というのもいいですね。非常に実用度の高い1台です。端子はUSB-Cで付属ケーブルもType C同士のものです。通常のAタイプの変換アダプターも付いていますが、常にAタイプで使うなら専用のケーブルを別途用意した方が良いでしょう。
追記)製品に付属していたType CからType Aに変換するアダプタはUSBの規格に規定されていないものらしく、誤って使うと発火や機器の破損リスクがあるようです(特に充電用途で使う場合)。データ転送用に使っている限りでは問題は起きていませんが出来れば別途ケーブルを用意した方が良いでしょう。
カメラとポータブルSSD繋いで、ここに直接データバックアップできたら最高だよなぁと思う今日この頃です。
1位:GODOX AD200
栄えある1位はGodoxのバッテリータイプ200Wストロボ AD200とその周辺機器です。他の製品の順位は結構迷ったのですが、これはもう最初から1位だろという感じ。結局今年3台買いました。さらにヘッドと本体を分離して使えるEC200は5台購入w 非常に満足しています。Godox製品は今年のランキングに3製品も登場してますね。
AD200にはクリップオンストロボのヘッドと同じもののほか、モノブロックなどに使われるベアバルブヘッドも標準で付いてくるので多くのシーンで使い分けが出来ます。さらに別売りでラウンドフラッシュヘッドのH200Rも用意されているのもポイント。カラーフィルターなどのオプションもありとにかくこれ一台であらゆるストロボワークが行えます。TTLやHSSにももちろん対応。
大抵の人はこのストロボをロケで使うんだと思いますが、私は自宅のミニスタジオでのブツ撮り用途でも常用しています。よほどデカいもの撮らないならF22まで絞ったとしても200Wあれば十分なんですよね(ISO100にこだわらないなら)。ベアバルブ使えるので別途アダプター使えばBowensマウントのモディファイヤーを色々使えるし。狭い部屋で使ってもコンパクトなので邪魔になりにくい。もちろん上で紹介したXproと連携できるので手元で出力のコントロールできるし、控えめに言って最高です。
室内で使うのに電源がバッテリーってどうなのと思う人も多いかと思いますが(私もそうでした)、予備バッテリー1個でもあれば運用にまったく問題ない感じ。電源付けっぱなしのまま忘れてもしばらくすると自動でスリープに入ってくれるので、次に使うときにバッテリーが空だったという事故もありません(数週間とか空くとどうなるか分からない)。
もちろんロケにもそのまま活用できて、2灯ならEndurance HGでカメラ、レンズとともに持ち運べます(かなり重くなるけど)。普通のトローリーバッグを使えばさらにらくちん。良い買い物をしました。
注意すべき点としては、(おそらく)防滴性能などはなさそうなので屋外で使うときに注意することと、高出力での連写はさすがにキツいところでしょうか。モデルの撮影など1秒1コマ以上のスピードでじゃんじゃん撮る場合は出力1/4くらいでギリギリな感じ。より高出力が必要ならAD200を2台連結できるAD-B2を使うか、AD400Pro、AD600Proを使う必要があることを覚えておきましょう。ブツ撮りならフル発光させても問題ないです。
AD200は普段35,000円程度でほとんど値下がりもないですが、Amazonの大型セール時はタイムセールで28,000円くらいまで下がることがあるのでチェックしておくと良いですよ。
それにしてもGodoxやLeofotoなど最近の中国ブランドは独自性のある魅力的なアクセサリをもの凄いスピードで展開しているので日本メーカーがぜんぜん追いついていない感じ。AD200も来年あたり新型が出ているかも知れませんねw
Godox AD200 ポケット TTL スピードライト フラッシュ ポータブル ミニ 2個ライトヘッド&クリニングクロス...
Godox EC200 200W 拡張フラッシュヘッド 2M長さのケーブル AD200裸球ヘッドとスピードライトヘッド用 Godox...
まとめ
ということで今年買って良かったものベスト15を紹介してみました!
書きながら、そういえばSmallRigのα7R III用L字プレートも一軍で使ってるし、なんだか書き漏らしがあるものがチラホラでてきましたが、まぁ今年の主なお買い物はこんな感じでした。
なんだかバタバタしていて個別の詳しいレビューをぜんぜん書けていないのが心残りでしたが、購入した最新のインプレッションはTwitterなどでもゆるく発信しておりますので良かったらチェックしてみて下さいませ。
結局、総額ではいくらになるのか。。それは計算しないことにしましょうw
今年も1年studio9をご覧いただきありがとうございました!来年もいろいろポチれるようにお仕事頑張りたいと思います!