ゲストライターの村上です。最近、Lightroomが気になっています。
仕事で触ったことがあるのですが、決まった作業しかしていないのでイマイチ上手く使う方法がわからなく、自分用には購入しませんでした。
プライベートな写真の管理はMacの『写真』のアプリで行っています。
Macの標準で付属している写真アプリは、人物を顔を認識して、人物ごとに自動で写真を別けてくれます。自分は子供の写真を親に渡す事がよくあるので、この機能は非常に重宝しています。
なぜLightroomが気なっているかというと、Lightroom6には顔認識の機能が付くといううわさがあるからです。もし顔認識の機能が付くなら、非常に心が揺れてしまいます。。。
それにしても最近の顔認識の精度は非常に高機能ですね。少し前に自分の顔を登録して認識させたのですが、自分の2歳ぐらいの写真も選ばれていました。
Macの『写真』のアプリで古い写真を蘇らせる!
時間があったので他の写真も見たのですが、写真によっては色が褪せたりしていて劣化が進んでいる状態でした。。もちろんフィルム時代の写真。
そこで写真補正の練習のつもりで、劣化している写真に対して補正をしてみました。色々と補正しながら自分なりに劣化した写真を簡単に補正する方法を考えてみました。
そこで今回は色褪せたり、モヤッと写ってしまっている劣化した写真を簡単に補正する方法を紹介したいと思います。
使用するソフトと流れ
今回はMacに標準で入っている『写真』アプリ(Photos)を使います。
Macの『写真』アプリはMac OS X 10.10.3(Yosemite)以降のOSでこれまでのiPhotoに変わるアプリです。
使う機能は写真加工ソフトにはよく標準で付いてる機能を使いますので、お持ちの別のソフトでも同じような加工ができると思います。
補正の流れを説明すると
- 1.写真を取り込む
- 2.トリミングする
- 3.ゴミ取りする
- 4.カラー補正する
- 5.彩度を調整する
- 6.コントラスト調整する
- 7.シャープネスをかける
になります。
補正の説明
1.写真を取り込む
今回は自分の子供だった時の写真を使います。まず写真を取り込み選びます。
写真を選んだら編集を押してください。
もちろんフィルム時代の写真はプリントをスキャナーでPC取り込んでおく必要があります。最近だと家庭用のスキャナー一体型プリンタ(複合機)でも結構綺麗に写真を取り込む事が可能。
EPSON インクジェット複合機 Colorio EP-706A 無線 有線 スマートフォンプリント Wi-Fi Direct
フィルムから直接写真をデジタル化したいよという方はフィルムスキャナという製品も売られています。
自分で取り込むのすら面倒ならフィルムから直接データにしてくれる業者もたくさんありますので探してみるのも良いでしょう。
編集を押すと背景が暗くなり、編集画面になります。
説明のためにわざと斜めにしています。真っすぐ取り込んだ方が写真をトリミングをした際の劣化が少ないです。
2.トリミングする
右側のトリミングツールを使いトリミングします。自動をクリックすると写真の傾きを認識して、自動で真っすぐなるようにしてくれます。
枠がありますが残しておきます。
枠を見てホワイバランスのなんとなくの基準を判断します。全てトリミングをしても問題無いと思います。
次に右側の回転ツールで写真を回転させます。
3.ゴミ取りする
回転したらレタッチツール使用して、ホコリなどをを取り除きます。劣化している写真には小さいホコリや、汚れなどがついていることも多いです。
レタッチツールという名前ですが、Photoshopでいうところの修復ブラシツールと同じようなツールです。
レタッチツール で電線を消したり、余計に写っている物を消したりなんかもできます。修正するポイントを大きくしたり、画面をズームもできます。
4.カラー補正する
次に右側の調整ツールをクリックします。そうすると右側に色々な補正する機能がでてきます。
そして右側の補正というところをクリックします。そうするとある程度写真を自動で補正してくれます。Photoshopなどの他のソフトなら自動カラー補正などの機能で代用できると思います。
ホワイバランスが上手く調整できなかったら、手動で調整します。このぐらいでも大丈夫ですが、もう少し補正をします。
右側の追加から補正できるメニューが増やせるので増やします。このような項目が増やせます。
5.彩度を調整する
チェックを入れると新しい項目が右側に表示されま。
まず彩度を上げます。劣化している写真は色が抜けていること多いので、彩度を自然に加えます。
彩度をかける量は写真の劣化の具合によってバラツキがあります。なるべく自然な雰囲気になるようにします。
6.コントラスト調整する
次にレベル補正をしてコントラストを調整します。自動で補正をしても大丈夫です。今回は自動補正を行っています。
7.シャープネスをかける
最後にシャープをかけます。写真を見てシャープをかける必要が無いなら、かけなくても大丈夫です。
この写真ではコントラストと彩度を少し上げました。シャープは最初に行った補正の分だけかかっています。
枠をトリミングします。
このような感じになりました。
比較するとこのような感じです。
ほとんど自動で補正している割にはなかなかキレイになりました。PhotoshopやLightroomを使えばもっと色々な補正ができるので、さらに良い状態になると思います。
昔の古い写真を見つけたら、補正をして新しい写真集を作ったり、プリントしてプレゼントにしてみてはいかがでしょうか?
この記事はゲストライターによる寄稿記事です
著者:村上 圭
楽器店でギターの販売、ブライダル向けの写真集の制作会社、WEB制作会社で働いていました。現在は広島県でWEBディレクターをしています。
趣味はギター弾くこと、ギターの修理、音楽制作、子供の写真を撮影などです。
twitter: @uxossyu , 個人ブログ: WEB082 (http://web082.com/)