プロカメラマンが作った理想のカメラバッグEnduranceシリーズで最高の撮影体験を!

RAW現像、レタッチ 写真のコツ

劇的変化!Lightroomを使った夢の世界の作り方。

更新日: by 中原 一雄

夢の世界の作り方。

Lightroomで写真に魔法をかける

今回はAdobe社のLightroomを用いて、なんともない写真から夢の世界を作ってみたいと思います☆写真は撮るだけでなく、撮った後にどのように現像するかというのも非常に大事です。

今回は上の写真のようなちょっとDreamyな写真を現像工程で作り上げちゃおうと思います^^

私の中で”Dreamy”というキーワードでぼんやりと思い浮かべる世界は、

  • 青白くて明るい感じ
  • 世界がうっすらボケているようなソフトな空気感
  • コントラストが低い感じ

という世界だったので、コレに向けて世界を作りこみます☆

 

まずはBeforeの状態。

未加工の写真はこんな感じです☆

夢の世界の作り方。加工前

なんとも普通の写真ですね。。

ポイントは出来るだけボカして撮るといったところでしょうか。

これだけでもだいぶふんわりします。

ボケに関しては現像でどうにもならない点なので撮る段階でしっかり撮っておきます。

ホワイトバランス(WB)に関しては”青白い感じ”にするためにはじめから電球モードで撮っておいてもいいのですが、私は基本的にRAWで撮って後からWBを調整するタイプなのであまり気にせず太陽光モードでとりました。

 

で、ここからゴリゴリ調整していきます。

使用ソフトはいつもどおりLightroom3.6です。

 **補足**
2013/12月現在の最新版は5.3で、今回のVer3.6とは一部操作方法が異なります。。Lightroom5系の特徴はこちらの記事が詳しいです。
ここまで出来る!!魔法の現像ソフト Lightroomのスゴイ使い方10選!

まずはホワイトバランス(WB)。

青白くするために3600K まで下げまず。

そして明るくするために露光量を+0.88、明るさを+100。

元の写真でも空が若干飛んでいましたが、気にせずガンガン上げますw

 

そうするとこんな感じ。

夢の世界の作り方。加工中-1

画像が破綻するぐらいまで明るくしちゃったので彩度情報がだいぶ失われています。。

ならば彩度を上げるまでだ!

ということで、自然な彩度を+34、彩度+47

ついでに、トーンカーブの下にあるHSLで、彩度をそれぞれ、グリーン+53、アクア+26、ブルー+29 とこれでもか!というぐらい山盛りで上乗せ。

 

これで、”青白くて明るい感じ”が完成しました♪

夢の世界の作り方。加工中-2

次にソフトな空気感を出すべく、明瞭度を-27

明瞭度はホント便利なパラメータです。もう大好き。

画像の芯は残しつつ、ふわっとした空気感。

ポートレートなんかでも-10くらいに設定するとフワッとした感じになるのでとっても便利です☆

そんな”世界がうっすらボケているようなソフトな空気感”にしたのがこちら。

夢の世界の作り方。加工中-3

だいぶ近づいて来ましたねー!

ラストは”コントラストが低い感じ”なので、コントラスト-40まで下げます。

ただ、コレだとちょっとシャドウの締りが無さ過ぎかもと思ったので、黒レベル+8とちょっとシャドウを締めてます。

でもここまでやったなら黒レベルもいっそゼロでも良かったかも。。

夢の世界の作り方。加工中-4

これでほぼ完成ですね♪

最後に 切り抜き後の周辺光量を-27まで下げたのが一番上の写真。

んー、やっぱり黒レベルはゼロでも良かったかも。。

--

ということで、Lightroomだけでもこんなに遊べますよというお話でした。

撮る段階ですべて作りこむのが理想ではあると思うのですが、せっかくデジタルを扱ってるんだから、帰ってから”作りこむ”というのも写真の楽しみ方の一つだと思います♪

ちなみに、他の写真には今回の現像設定をコピぺできるのでとっても楽チンです。

もうLightroom無しの生活は考えられないかもw

 

では残ってた夢の世界も置いていきつつ今回はお別れです☆

ではでは

---

EOS 5D Mark II / EF 24-105mm F4L  IS USM / 24mm f5

 

EOS 5D Mark II / EF 24-105mm F4L  IS USM / 105mm f5

 

イチオシの記事
1

【3/23発売】カメラの入門書、写真のことが全部わかる本が完全版になりました!

私が執筆した「写真のことが全部わかる本」が大きなパワーアップをして完全版となりました!ミラーレスに完全対応させたほか、RAW現像のボリュームを大幅増強。3/23発売なのでぜひお手に取ってみてください カメラの気持ちに寄り添う本 2018年に執筆した「写真のことが全部わかる本」がこの度、最新の内容に改訂され、新たな内容も追加されて「写真のことが全部わかる本 完全版」として発売されることになりました! 写真のことが全部わかる本 完全版 (上達やくそくBOOK)中原一雄1,980円(03/26 15:24時点) ...

2 Enduranceed ビジネスリュック

大容量なのにスマートなEnduranceed ビジネスリュックを作ったよ!カメラバッグの経験を活かした超高機能バッグ

Enduranceでこれまで培ってきたカメラバッグの知見をふんだんに取り入れたビジネスバッグ、Enduranceed ビジネスリュックを作りました!ガジェット類、パソコン、書類、小物類など通勤、通学に必要なものを効率的に収納でき、取り出しやすくて分けやすい、そんなコンセプトのオシャレで高機能なバッグです。 大容量なのにスマートなバッグを作りました! バッグの中でもとりわけ高機能で多くのギミックを搭載しているのがカメラバッグの世界です。私が監修しているEnduranceカメラバッグシリーズでも、小物が多く、 ...

3 Endurance 比較

プロカメラマン監修のカメラバッグ”Endurance”全製品の特徴や選び方を開発者が紹介するよ!!

カメラバッグ沼に陥っていた私が、「ぼくのかんがえたさいきょうのカメラバッグ」として作ったのがEndurance カメラバッグシリーズです。現在販売しているバッグやアクセサリ全種類の特徴とおすすめの選び方を開発者である私がご紹介してみます! 自分の理想とするカメラバッグがいくら探してもない。。とカメラバッグ沼に陥っていた私が、「ぼくのかんがえたさいきょうのカメラバッグ」として作ったのがEndurance カメラバッグシリーズです。 一番はじめに出た「Endurance カメラバッグ」では他の人が使う事なんて ...

4

【2022年】カメラマンが教える、快適な写真編集向けパソコン環境とは?![Lightroom, Photoshop]

デジタル写真を高いレベルで扱うにはそれなりに高機能なスペックのパソコンが必要です。この「それなり」というのが意外と難しいところ。写真を快適に扱うために適したパソコンのスペックって何??という方向けに、オススメのPCスペックとデータを安全に運用するための方法についてまとめました。結構長めです。 写真編集に快適なパソコンを選びたい デジタル写真の完成度はカメラの撮影で5割、後の編集で5割くらいの比率で重要だと思っている私です。そんなに編集しないよという人でも大量の写真を管理するならパソコンは必要です。でも、現 ...

-RAW現像、レタッチ, 写真のコツ
-

この記事を書いた人
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

© 2023 studio9