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音質良し、コスパ良しの完全ワイヤレスイヤホン「cocorode」をレビューするよ!

投稿日: by 中原 一雄

Enduranceカメラバッグの発売元でもあるビーハーフさんが完全ワイヤレスイヤホンの「cocorode(ココロデ)」を発売しました!Enduranceのご縁もあってしばらく使わせていただいているのでレビューしてみようと思います。コスパも良く、音質もかなり良い感じなワイヤレスイヤホンですよ!

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

完全にワイヤレスなイヤホン「cocorode」

普段は写真関連の情報がメインのstudio9ですが今回はイヤホンについてレビューしてみようと思います。というのも、2016年から発売中のEnduranceカメラバッグシリーズの発売元であるビーハーフさんが今回、オリジナル商品としてBluetooth接続の完全ワイヤレスイヤホンを発売したから。その名も「cocorode(ココロデ)」

ビーハーフの中の人とはEndurance関係の打ち合わせなどで定期的に顔を合わせており、「今度ワイヤレスイヤホンを出すんだけど試してみる?」→「はい、もちろん!」といった流れで実現した企画でございます。

スタイリッシュなメタルボディで、Bluetoothは4.2に対応。AACコーデックにも対応する実力派。9.2mmの大きなダイナミック型ドライバを採用していることもあり、かなり迫力のある音に仕上がっています。

実のところ私は音に関してそんなに詳しいわけではない(というか素人に近い)のですが、今回レビューするに当たっていくつかのワイヤレスイヤホンを試してみて「こんなに音違うの??」とビックリしたのでそのあたりも含めて紹介して見ようと思います。

一応写真系ブログですから、ワイヤレスイヤホンとカメラの連携の可能性なんかについても少し触れてみようと思います!

*この記事はビーハーフさん提供の記事です

cocorodeの特徴、概要など

まずは「cocorode(ココロデ)」の概要についてざっとご紹介していきましょう。発売日は1/10からですが、昨年末にクラウドファンディングのMakuakeでチャレンジしていたこともあり既に知っていたというかたもいるかも知れませんね。Makuakeでは目標金額の4倍を集めて見事チャレンジクリアしています。

”完全”ワイヤレスイヤホン

一番基本的なところからいくと、cocorodeは”完全”ワイヤレスイヤホンです。かつてワイヤレスイヤホンといえば左右のイヤホンをケーブルで繋いでいるものが主流でしたが、ここ1年くらいの流行は左右のイヤホンが完全に分離したものになります。これが完全ワイヤレスイヤホン。トゥルーワイヤレスイヤホンとかいうこともありますね。一番有名なやつはAppleのAirPodsでしょうか。

cocorodeも左右が分離したワイヤレスイヤホンで、余計なコードに邪魔されず耳栓のように使うだけでいつでも音楽を楽しめます。完全ワイヤレスイヤホンは一度使うと手放せない快適さがあります。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

一個の重さは4.7g!

Bluetooth4.2、AAC対応

通信に使用するBluetoothは新しい世代のワイヤレスイヤホンで主流のバージョン4.2に対応。コーデックはAACSBCになります。AACに対応しているため特にiPhoneユーザーは音質面で恩恵をうけられます(コーデックの話はあとでもう少し詳しく)。

その他、BluetoothプロファイルはHFP/HSP/A2DP/AVRCPとなっています。詳しい仕様は下記公式ページで確認出来ます。

こだわりのメタルボディ

もう一つの特徴はメタルボディを採用していること。ワイヤレスイヤホンはBluetoothを使って通信するのですが、Bluetoothの電波は金属と干渉してしまうためワイヤレスイヤホンの素材には適しません。が、cocorodeはアルミボディでありながらアンテナを独自開発することで問題解決したとのこと。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

詳しくは後で紹介しますが、通信強度は結構強いです。スマホを部屋に置いたままドア閉めて隣の部屋に行ってもぜんぜん繋がってます。

本体だけでなく充電ケースもアルミ製。モノとしての質感もなかなか良い感じです。

イヤーパッドも種類豊富

イヤーパッドはS/M/Lの3種類でフック付きとフック無しが入ってます。一見普通のイヤーパッドにも見えますが、中の人いわくありものではなく、cocorode用に専用設計して作ったとのこと。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

私の耳へのフィット感はとても良く、ちょっとしたトレーニングくらいならぜんぜん落ちそうにありません。プロトタイプも含めてかれこれ数ヶ月使っていますが落ちたことはありません。

下記動画はcocorodeの公式動画ですが、ダンサーが激しく動いても大丈夫そうです。

また、本体はIPX5生活防水に対応しているためちょっとした水濡れくらいだったら平気で使えますね。

低音から高音までハッキリ

9.2mm径の大きなダイナミック型ドライバーを搭載しているため低音がかなり迫力あります。一般的なワイヤレスイヤホンのドライバーは6mmくらいのものが採用されることが多い感じ。

内部構造はこんな感じになってます。

高音もしっかり聞こえる

低音に寄せたイヤホンは高音の分離がイマイチなのも多いですが、cocorodeの場合高音もしっかり聞こえます。音のバランス調整は最後の最後までこだわっていたようで、音ビギナーの私でもプロトタイプから最終製品版に切り換えたとき、「うわっ、高音聞こえるようになってる!」ってビックリしましたw

充電ケースで6~7回充電できる

完全ワイヤレスイヤホンの弱点は電池の持ち時間ですが、cocorodeの場合、フル充電で2~3時間は再生でき、小型ボディながら他のワイヤレスイヤホンと同程度の電池持ち*。付属の充電ケースに差し込むと6~7回フル充電が可能なので通勤通学くらいの用途なら1週間に1回充電すればOKな感じです。
*この記事書きながらcocorodeで音楽聴いてるのですが、3時間ちょいで「low battery」が出ました。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

旅行なんかもよっぽど長期でなければ出かける前に充電しておけば帰りまで無充電で乗り切れそうです。(途中で充電が必要になったときはモバイルバッテリーからでも充電可能)

フル充電に必要な時間は約90分とのこと。

自然放電も少なめ

安価なものの場合、カタログスペック的にはバッテリー容量は上位機並にあるものの、数日放っておくとすぐに自然放電してしまい、次に使いたいときに電池がない。。という残念な経験をするものもあります。

その点cocorodeは自然放電が少なめなのもポイントです。1週間くらいなら余裕で電池残ってるので週末しか使わないという人でも大丈夫。私の場合2週間くらい放っておいてもぜんぜん聞けました。

---

とまぁこんな感じがcocorodeの概要ですが、これらの性能をもちながらお値段14,800円(執筆時)です。

最近はワイヤレスでも3~4千円の安いものも多いですが、音質的にはそれらとは異次元の性能だと思っておいて間違いないです(あとで詳しく)。2万クラスのイヤホンと勝負できる性能かなと思うので結構コスパ良いと思います。

現在は楽天e-イヤホンYahoo!ショッピングで販売中で、今後Amazon、蔦屋家電でも取り扱いが始まるようです。

開梱から外観、装着時の様子までレビュー

では外観を中心にcocorodeを紹介していきましょう。まずは箱から!

モノクロプリントのしっかりした箱に入っています。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

中を開けると。。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

こんな感じで収まっています。写真はゴールド。他にシルバーブラックもラインナップされています。メタルの光沢が美しいです。

下段には換えイヤーパッドやポーチが入っています。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

内容物は本体、充電ケース、イヤーパッド、充電用microUSBケーブル、日本語説明書、ポーチ、箱となります。

本体アップはこんな感じ。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

イヤホン単体の重量は4.7gです。ボディの側面はアルミ製ですが、他はプラスチックでできているため、適切にアンテナを配置することで通信性を保っているとのこと。

イヤホンは片耳単独でも使えるため環境音を聞きつつ音楽を聴くという用途にも使えます。(左だけで使う場合は初回に別途ペアリング設定が必要)

また、イヤーパッドの選択も使い心地や聞こえ方に大きく影響するので自分の耳にあったパッドを選んで使いましょう。私の耳にはMサイズが一番良くフィットする感じです。カナル型なので電車の中などで音漏れする心配も少ないです。

本体の電源やイヤホンの操作はお尻にあるボタンで行います。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

ずっと見てるとニコちゃんマークにしかみえなくなってきますw 口の部分がマルチファンクションボタンになっています。しっかりクリック感があるので小さいけど意外と押しやすいです。

長押しで電源ON/OFFやペアリング操作を行えるほか、クリック操作で音楽の再生/停止、曲送り、曲戻しに対応。通話応答もこのスイッチでできるし、iPhoneならSiriを呼び出すこともできる。

ケースに収めるときは写真にあるように▽マークを合わせるように挿入すればOK。カチッとハマります。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

マークをずらして無理やりはめようとすると取り出しにくくなってしまうため、最初は収める感覚に慣れるのが必要かも

ケースに挿入すると内蔵のバッテリーで自動でイヤホンを充電しておいてくれます。充電中はケース上部の赤いランプが点灯して、充電が終わるとランプが消えます。白いランプはケース本体の充電ステータス。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

左の黒いカバーをめくるとmicroUSB差し込み口が出てきて、ここで充電を行える

右から電源を入れるのがポイント

イヤホンは左右どちらか単独でも使えるのですが、両耳で使う場合、右側(R)が送信側(スマホ、タブレットなど)と繋がり、それが左側(L)と繋がるようなので電源を入れる場合は右側を先に入れましょう。これだけ守ればペアリングミスることはほぼないです。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

説明書には右側電源ON(3秒長押し)した後に左側電源ON(3秒長押し)と書いてありますが、私が使っている感じでは右と左が1秒くらいの時間差で同時に押してもほとんど問題なく繋がります。

ちなみに、説明書は完全日本語なので分かりやすく、スマホやタブレットとの接続ならほとんど困らないはず。

他のメーカーのイヤホンの中にはケースから出したら自動で繋がるものもありますが、中の人いわく自動では上手く繋がらないものもあり(AirPods除く)、それがストレスになる恐れもあったので自分の意思で確実にON/OFFできるスイッチにしたとのこと。

実際に装着してみるとこんな感じです。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

結構目立たないでしょ?長時間付けてても痛くなったりしません。

音切れせずしっかり繋がってくれる

Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンの中には頻繁に接続が切れてしまうストレスフルなものもありますが、cocorodeはかなりしっかり繋がってくれます

イケてない安モノだとパーカーのフード被っただけで接続が不安定になるなんて話を聞いたことがあったのでダウンのフードがっつり被ってみましたw

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

スマホは部屋の外

ぜんぜん繋がります(笑)さらに音楽を送信しているiPhoneを隣の部屋に置いて、扉を閉めた状態でもぜんぜん繋がってます。

手で塞いでも繋がる

Bluetoothで使用している2.4Ghzの電波は金属や水分に妨げられる性質を持っているため、水分たっぷりの手で耳を塞ぐと接続が途切れるイヤホンも多いです。

曲送りしようと思って耳元のスイッチに手を持っていくとブツブツと音が途切れるみたいな現象です。

cocorodeを付けた耳を強制的に手でおおって見たところ、マルチファンクションボタンのある右側は結構繋がってくれました(完全に塞ぐとたまーに音が切れることがある)。

さっきまでフード全力で被ってたので髪がペッタンコw そして白髪が目立ってきたな。。

一方、左側は手で完全に塞ぐと途切れることが多めでした。両耳の場合、左は右からの弱い電波を受信していているからかな? まぁ音楽聴いてて耳を完全に塞ぐシーンは通常無いのでまったく問題ない繋がり方だと思います。

また、環境にBluetoothと干渉する電波がある場合(駅ホーム、交差点、電線、鉄道架線、発電所など)は一時的に接続が切れる場合もあるので注意しておきましょう。

気になる音質はどう??

はじめにも言ったとおり音に関しては素人も同然なので上手く伝えられるか分かりませんが、いくつかのイヤホンを聞き比べながら、写真っぽい表現を使いつつ紹介してみようと思います。

3つのワイヤレスイヤホンを比べてみた

今回はcocorode以外にApple AirPodsSOL REPUBLIC AMPS AIR の3機種と、有線イヤホンのオーディオテクニカ ATH-CKM55の計4機種で聞き比べてみました。

AirPodsは言わずと知れた完全ワイヤレスの代表格で実売18,000円ほど。AMPS AIRはAirPodsと同時期に出たもので現在12,000円ほどになっています。

ついでのおまけでワイヤードのATH-CKM55はすでに旧機種ですが、3,000~4,000円の価格帯で売られてたレベルのちょっと良いイヤホンですね。

まずはワイヤレス3機種のケースを並べてみるとこんな感じです。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

3つを並べてみるとcocorodeは中間で程よい大きさでしょうか。AirPodsのケースが異常に小さいのがすごい。。

本体を並べてみるとこんな感じ。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

みな形が違うので単純に大きさを比べられませんが、cocorodeが一番コンパクトに見えます。デザインも良い感じです。

実際に耳に装着してみるとこんな感じ。まずはcocorode。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

続いてAirPods。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

最後にAMPS AIR。

完全ワイヤレスイヤホンcocorode

耳への収まり具合としてはAMPS AIRが一番違和感ないでしょうか。ただ、AMPS AIRはイヤーパッドが合わなかったのか、私の耳だとはめてるうちにズレ落ちてくる感じがして安定性は良くなかったです。。

AirPodsは耳の穴周りはスッキリしていますが良く言われるように耳からうどんが出ているみたいですw

cocorodeはボディは小さいのだけど、耳の穴から横に飛び出すような形なのでAMPS AIRより目立つかも?

聞き比べてみた

これらのイヤホンを使って聞き比べてみました。送信側は普段使ってるiPhone7 Plus。一部AndroidタブレットのHuawei MediaPad T2 8.0 PROを使っています。ATH-CKM55は買った時に付いてたLightningの変換アダプタ噛ませてます。

音源はiPhoneの中に入ってた普段聞くロックやポップス、イージーリスニング系の曲などです。ハイレゾとか高級な音源ではなく普通の256kbpsくらいのやつ。

cocorodeはかなりメリハリある音

聞き比べて感じた音質の良さというか好みの順番はこんな感じです。良かった順に並べると、

cocorode > AirPods > ATH-CKM55 >> AMPS AIR

です。

cocorodeがスポンサーだから無理やり1番とかじゃなくて、ホントにぜんぜん違うの。音が。こんな違うんだってビックリしました。

ドライバーが9.2mmと大きいので低音が強いのは容易に想像できますが、高音もしっかり聞き取れるんですよね。そしてそれぞれの音がとてもよく解像している感じというか、ボーカルの細かな息づかいまでしっかり聞き取れます。

遮音性の高いカナル型であることも手伝ってか、耳から脳にダイレクトに音が入ってくる感じ。レンズで言うならシグマのArtラインのような鬼のような解像感。ロックとか勢いのある元気な曲を聴くには非常に良いです。特にライブ音源とか観客のちいさなざわめきまでしっかり聞き取れて最高です。あー、こんな音が入ってたんだ!という発見があります。

この高い解像感はiPhoneは高音質なAACコーデックに対応しており、cocorodeもAACコーデック対応のためより状態の良いデータを聞くことができているためかもしれません(AndroidはAAC非対応)。またAACはSBCよりも遅延が少ないため、動画やゲームをするときにもメリットがありそうです。
*cocorodeはSBCとAACに対応

ただ、とてもメリハリのある音がするので、マイルドな音が好きな人は長時間聞いていると聴き疲れするかも。

AirPodsもかなり良いかなと思うのですが、cocorodeに比べると解像感とパンチが弱い感じ。ゆったりした曲をBGM的に聞くなら聴き疲れもなく良いかも。原曲に素直な音なのはこっちなのかもしれない。安心と信頼のEFレンズみたいな感じw

ATH-CKM55はデカいドライバーが入っているおかげで低音はかなりしっかり鳴るのですが、高音が聞きとりにくい。cocorodeの高音を弱くした感じです。中心はめっちゃ解像するのに周辺ダメダメじゃんみたいなそんなイメージです。

最後のAMPS AIRはネットの評価は結構高めなのですが、残念ながら聞いてみると上記3機種とは明らかにレベルが1段下というか、ぜんぜん良くない感じでした。音がスカスカして安っぽく聞こえました。。AACに非対応というのも問題だったのかも知れません。

Androidだとやや音質下がるかも?

cocorodeはiPhoneで使えるAACには対応しているものの、Andoroidで使える高音質コーデックのapt-xには残念ながら非対応です。Andoroidで使う場合は標準コーデックのSBCを使うことになります。

ここでの音質の低下はどんなものだろうと思って手持ちの8インチタブレットでcocorodeとATH-CKM55を聞き比べてみました。その結果、確かにAndoroidではiPhoneで聞くほどキレッキレの解像感ではなく高音部分がちょっと丸まったような音。それでも低音はしっかり鳴ります。

ATH-CKM55と同じくらいの音質のイメージです。それでもワイヤードのイヤホンと同じレベルで聞けているので完全ワイヤレスとしてはなかなか良いのではないでしょうか。

なんだかSBCコーデックがすごい悪者みたいな感じですが、たぶんapt-xに対応しているのに内部ユニットはしょぼい安物イヤホンよりはずっといい音が鳴ると思います。

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ということで、元気な曲を良く聞く人にはかなりオススメできるのではないかなと思いました。

イヤホンして作業するときは気をつけよう

cocorodeは気密性の高いカナル型で、音もダイレクトに聞こえてくるため中くらいの音量でも周囲の音がかなり聞こえなくなります。電車の中とか一人で集中したいときなんかは最高ですが、外の音を聞かなければいけないときは注意しましょう。そういう場合は右だけとか、左だけで使うことも可能です。片側で聞くなら順番に充電して行けば40時間近く連続で聞くことができますね。

また、気密性高すぎるため両耳にイヤホン付けながらジョギングしたり自転車に乗るのは危ないですよ。

カメラとワイヤレス接続してみた

さてここで終わってしまうと写真ブログっぽくないので、ワイヤレスイヤホンをカメラで使ってみましょう。使えるとしたらそう、動画撮影ですね。

動画撮影時にとっても不安なのは音声がキチンと撮れているかどうかということ。レベルメーターなどでチェックしてもいいのですが、確実なのは撮りながら音声をモニターすることでしょう。中級クラス以上のカメラならマイク端子の他にモニター用のヘッドホン端子を備えているものも多いので、動画撮影中はそこにイヤホンを挿して片耳でモニターしながら撮影すると非常に安心感があります。

ただ、ワイヤードのヘッドホンは何かに引っかかったりと取り回しがやや面倒。。そこでヘッドホン端子からの出力をBluetoothで飛ばせばモニターイヤホンを無線化できるのでは?と思ってやってみました。じゃん!

Bluetoothワイヤレストランスミッター

ブラブラしてるのはアレなんでパーマセルとかでどっかに固定して使うのが良さそう

手元にあったAUKEYのBluetoothトランスミッターBT-C1をEOS 5D MarkIVのヘッドホン端子に接続して、cocorodeとペアリングしてみました。

すると予想通りワイヤレスで動画音声をモニターすることに成功。2,000円のトランスミッターで無線モニター環境ができました^^

cocorodeは左右単体でも使えるので、片方使ったら充電を繰り返すと2~3日分の撮影ならケースの充電無しでもいけそうです。

遅延に注意しよう

ただし、今回使ったBT-C1には音声の遅延が大きいという致命的な欠点がありました。。BT-C1は遅延の少ないAACには対応していないため(たぶん)、リアルタイムの音とモニターの音とに明らかに分かる程度のズレがあります。たぶん200msとか。

撮れてるかどうかをモニターするだけなら最悪ズレててもいいんですが、聞いてて気持ちいいもんではありません。。もしやるならAAC対応のBluetoothトランスミッターを使った方が良さそうだなーと思う実験結果でした。

AAC対応のトランスミッターも3000円くらいで手に入りそうなのでちょっと試してみても面白いかも。

まとめ

ということでEnduranceカメラバックの発売元であるビーハーフさんが発売した完全ワイヤレスイヤホン「cocorode(ココロデ)」のレビューをしてみました。

私は音に対して結構鈍感な方だと思っていて、レビューの話があったときちゃんと聞き分けられるかな?と心配していたのですが、実際に聞き比べてみるとイヤホンごとにぜんぜん違う音の聞こえ方をしてビビりました

なんだかレンズの撮り比べをしているみたいな感覚で、そりゃ世の中にはオーディオマニアがいっぱいいるわけです。非常に納得しました(笑)

cocorodeの魅力はスタイリッシュなデザインとメリハリがあり細部まで聞き分けられる解像感、そしてこれだけの音で1万円台というコスパでしょう。

デメリットというか使いづらさでいうなら、AirPodsと違って手動で電源ONしなければならないところと、充電ケースの厚みがちょっと大きくポケットに入れるとモッコリすることくらいでしょうか。

変なギミックをつけることなく、音質にこだわった堅実な作りです。完全ワイヤレスイヤホンを考えている人は検討候補に入れても良いのではと思いますよ。

cocorodeの販売は現在楽天、Yahoo!ショッピング、e-イヤホンにて行われていますが、今後Amazonや蔦屋家電にも展開予定とのこと。進捗があればここに書き足していこうと思います。

提供、取材協力:ビーハーフ株式会社(http://www.be-half.jp/

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この記事を書いた人
中原 一雄 / カメラマン・中の人
普段はカメラマンとして活動しながらstudio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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