カメラとの相性がよいレンズとは
2017年、α9の発売と同時にソニーαユーザーとなり、もう2年半以上の時間が経ちました。α9、α7R III、α6400、α7R IVとボディを買いそろえ、それに伴い使用比率も向上。いまや仕事、プライベート含めEマウントは私のメインカメラの座をガッチリキープしている状態です。
ここで忘れてはならないのがレンズの存在。いくらボディの性能が良くても、レンズが多くラインアップされていなければ仕事に使う事はできません。それも、ボディ性能をキッチリ生かし切る信頼性の高いレンズが必要です。
個人的にレンズを選ぶ時は絶対純正品!と決めてあるわけではなくサードパーティー製含め必要なものなら分け隔てなく使うタイプだと思っているのですが、今手元に残っているEマウントレンズを確認してみると、なんとすべてがソニー製ミラーレス専用設計レンズ(いわゆる純正レンズ)でした。
ボディと共にかなりのEマウント用レンズを揃え、気付けば12mmから600mmまで隙間なくカバー出来る体勢が構築出来てしまいました。
なぜ私がソニー製Eマウントレンズを使うのかといえば、一言でいうと”安心、快適に撮影できるから”な訳ですが、今回はソニーさんにも協力いただき、その”安心、快適”という部分を「解像」「AF」「動画性能」の3つの切り口から検証してみたので順に紹介していこうと思います!
後半は私の使っているEマウントレンズ達の好きなポイントなども作例をまじえながらまとめてみました。
*本記事はソニーマーケティング株式会社さん提供のタイアップ記事です
高画素でも安心な解像力
それではここからソニー製Eマウントレンズの「解像」「AF」「動画性能」について紹介していきましょう。なお、詳しい検証結果などはソニー公式のα Universeでも公開されていますのでそちらもどうぞ!
α Universeではキッチリ硬めで書いたので、こちらはいつもと同じくユルめにまとめていこうと思います(笑)
*内容が重複する部分もありますがご容赦くださいませ
ぼけと解像を両立させながら周辺部まで解像する
レンズの良さ、特にぼけと解像のバランスやレンズが作り出す空気感というものは個人差も大きく、絶対これが正義!ということは言えませんが、私はシャキッとしたピント面があって、そこから素直にぼけてゆくレンズが好きです。
ソニー製Eマウントレンズにはそのような描写のレンズがたくさんあるのです。ぼけにも変なクセがなく素直。どんな被写体、シーンでも使える安心感があります。ソニー製のレンズですから自社開発のイメージセンサー、Eマウントの口径、フランジバックなどミラーレスαに100%ターゲットを合わせて設計されているというのも安心ポイントです。
フルサイズセンサーの周辺も解像
レンズの解像検証はズームレンズを中心に様々なレンズで比較をしましたが、ここでは人気のFE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)とFE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)を見てみます。比較として一般的な一眼レフ用標準ズームレンズ(24-70mm,F2.8通し、マウントアダプター使用)も入れてみました。
*比較レンズの具体的な名称は伏せさせていただくことご了承ください。比較対象はあくまで参考としてお考えください。
一番違いが分かりやすい周辺部分を見てみると次のような感じです。24mmで撮影しました。
この写真の右下赤枠の部分を拡大して並べて見ましょう。
カメラはα7R IV(約6100万画素)を使いましたが、SEL2470GM、SEL24105Gはかなり端の方(黄色のバッジ)でもきちんと解像していることが分かります。このくらいの差なら等倍観察しなければ関係ないでしょ?と思う人もいるかも知れませんが、端でも解像していると言うことは高画素を活かして大幅にトリミングするといった時に圧倒的に有利ですし、画面全体でできるだけ均一な解像をしてくれると引きで見たときの違和感もなくなり気持ちいいのです。
玉ぼけも良い感じ
特に大三元ズームの一角を担うSEL2470GMはソニー最高峰のG Masterだけあって特にぼけが美しいです。ぼけ味は人により好みが大きく分かれるところではありますが、個人的にはG Masterのようなクセのないぼけ感は好きです。
具体的に玉ぼけの部分を見てみるとこんな感じ。使用レンズは上と同じです。すべて同じカメラ位置から70mm、開放で撮影しました。
玉ぼけ部分を少し拡大して並べてみます。すべて70mm。
シャープな光源の玉ぼけはレンズによって違いが大きく出ますが、SEL2470GMはとてもキレイな玉ぼけです。玉ぼけ以外のぼけ感もなめらかに自然に繋がっています。
SEL24105Gは開放F4なので全体にぼけ感が一段少なく、玉ぼけの美しさはG Masterに一歩及ばないですが、全体のぼけ感はSEL2470GMに似てるんですよね。レンズを変えても写真の仕上がりに一貫性を持たせられるという点もお気に入りです。
比較対象レンズは70mm、F2.8なのですが、ちょっと形がいびつな部分があったり、ぼけの輪郭に滲みのようなものがあり硬く感じます。それと、画角が広角側にシフトしてぼけ量自体も少なくなっているという点にも着目。
ピント位置が違っても画角が変わらない
この後の動画性能にもかかわるのですが、一般的なレンズの焦点距離(○○mm)は無限遠にピントを合わせた時を基準にしており、このように近くのものにピントを合わせると設定した焦点距離から画角が変わってしまうことがあります(フォーカスブリージングといいます)。
すると、レンズによってはズームリングは70mmを指しているのに、実際には(例えば)65mmで撮影していたみたいな現象が起こるわけです(広角になればぼけ量は少なくなる)。
SEL2470GM、SEL24105Gはフォーカスブリージングがほとんど無いので、遠景、近景いずれも一貫して同じ画角で撮影できるのも運用する上でありがたいポイントですね。
ボディ性能を生かし切るAF性能
続いてはAF性能。ご存じの通りαは瞳AFがめちゃくちゃ優秀であったり、α9なんかはAF/AEしながら秒間20コマの連写(AF/AEの演算は秒間60回!)できるなど、AF性能もかなり高いのですが、これらを活かすにはレンズ側にも高いAF性能が求められるんですね。
AFの速度はボディ側だけで決まるのではなく、レンズとの連携で決まるのです。たまに、「αのAF思ってたより速くなかった・・・」という声も聞きますが、その場合はどんなレンズを使っているか?という点も合わせてチェックしてみましょう。ボディから送られてくる高速なAF信号を受け止めきれないレンズはボディのAF性能に付いていけないのです。
つまりボディとレンズが100%連携してはじめてシステムとして最良の結果が得られるということ。ミラーレスカメラは高度に電子化された精密機器でもありますから、ソニー製ミラーレス専用設計レンズはボディとの相性という点でも安心です。
α9の高速連写に余裕で付いてくる
ここではモデルにカメラに向かって室内を走ってもらうというシーンでAF性能の検証してみました。普段撮影している方ならおわかりかと思いますが、室内でこちらに向かって至近距離まで走ってくる被写体にピントを合わせ続けるというのは相当厳しいテストです。しかも70mmかつ20コマ/秒の連写で。
テストに使ったレンズはFE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)とFE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)。そして比較用に一般的な一眼レフ用標準ズームレンズ(24-70mm,F2.8通し、マウントアダプター使用)を入れてみました。
AFの設定はフォーカスエリア ワイド、フォーカスモードはAF-Cで瞳AF(人物)を使い連写Hi(20コマ/秒)でシャッターを押し続けるというもの。つまり、カメラ側のAFは瞳AFにすべてお任せという設定です。
どのような動きをしたのかは撮影中のファインダー表示をキャプチャー以下の動画をご覧下さい。瞳AFすごい。
上の動画はSEL2470GMの様子ですが、ほかのレンズを使用しても瞳AFの枠の食いつきはだいたい同じレベルでした。ところが、撮影後得られた画像を精査してみると撮影結果に大きな違いが表れます。表にすると以下の通りです。
装着レンズ | F値 | 連写実績 (コマ/秒) | 撮影枚数 (約4秒間) | 撮影時、 カメラの 合焦率 | 撮影後、 拡大チェックした 合焦率 |
---|---|---|---|---|---|
SEL2470GM | F2.8 | 20 | 81 | 100% | 93% |
SEL24105G | F4 | 20 | 76 | 96% | 85% |
一般的な一眼レフカメラ用標準ズームレンズ | F2.8 | 10 | 39 | 100% | 10% |
撮影時、カメラの合焦率:カメラの背面液晶で見たとき合焦していると感じる
撮影後、拡大チェックした合焦率:拡大して見ても合焦していると感じる
SEL2470GM、SEL24105Gは約4秒間の撮影で80コマを撮影できており20コマ/秒を実現しているだけでなく、合焦率も高いレベルを維持してます。SEL2470GMは顔が見切れる最後の3カットまでピント追えてます。スゴい。
一般的な一眼レフカメラ用標準ズームレンズは20コマ/秒の連写には対応出来ず連写Hi設定でも10コマ/秒に制限されてしまいました。加えてこのレンズの場合引きで見ればピントは合っているように見えるけど、拡大すると微妙に外している。。というカットが多くで拡大時の合焦率が大幅に低下してしまう結果に(静止物へは問題なくピントが合うことを確認済み)。
作品として成立させられるようなカットはSEL2470GM、SEL24105Gの歩留まりがほかのレンズを圧倒する結果になりました。個人的にもここまで差が出るのか。。とびっくり。ソニー製Eマウントレンズは連写コマ数がキッチリ出るだけでなく、合焦率も高いため、結果得られるOKカットの数が圧倒的に大きくなることが期待できますよね。
ダイレクトドライブSSMを採用しているのもポイント
SEL2470GM、SEL24105Gの両レンズはフォーカス用レンズを動かすアクチュエーターにダイレクトドライブSSM(DDSSM)を採用していることもポイント。
多くのレンズはフォーカス用のレンズを前後に動かす場合、モーターの回転する動きを前後方向の動きに変換してレンズを動かしていますが、ダイレクトドライブSSMは直接前後方向に駆動力を発生させるアクチュエーターを使ってレンズを動かす方式。そのため、AF時に無駄な動きがなく非常に応答性が高いのですね。
以前ソニーの方に実際のアクチュエーターを見せて頂いたことがあるのですが、指先でつまめるような小さなパーツでした。これでガラスの塊をビュンビュン動かせるのか・・・とビビったことがあります。
今回のように動体を追うシーンもそうですが、AF-Sで静止物を撮影する時もバシッと迷いなくAFが決まります。
AFに迷いが無く素早く決まるというのはなにより快適です。
動画のことも考えられたレンズ
3つめは動画性能です。studio9の読者の中にはいや動画撮らないし・・・って思っている人もいるかも知れませんが、将来なにかのキッカケでやっぱり動画撮りたいと思うかも知れません。個人で簡単にYouTubeに高品質な動画をアップ出来るようになりましたし、将来は静止画と動画の距離感は縮まっていくだろうとも思います。
そういうこともあり、レンズを買う時は少しは動画のことも頭にいれて選んでみると良いかも知れません。
フォーカスブリージングがほとんど無い
動画撮影用レンズに求められる性能はいろいろな項目がありますが、中でもピント位置によって画角が変わってしまう「フォーカスブリージング」という現象が問題になりやすいです。
静止画の撮影では(特殊な撮影を除けば)露光中にピントを変えるという動作は発生しないため、遠景と近景で画角が多少変わっても大丈夫ですが、動画の場合は撮影中に手前から奥へとピントを送るような技法がよく使われるため問題になります。
このとき、ピント位置を変えただけで画角が変わってしまうと中途半端にズーミングしたような違和感のある映像になってしまうんですよね。ソニー製Eマウントレンズはこういったブリージングの対策もされているのです。
SEL24105Gと一般的な一眼レフカメラ用標準ズームレンズ(28mm-75mm,F2.8通し、マウントアダプター使用)で比べてみるとその違いは一目瞭然です。
動画を見てみると明らかですが、SEL24105Gはほとんど画角が変わらないんですよね。AFも滑らかで素晴らしい。一方、比較対象のレンズは画角が盛大に変わっているだけでなく、AFの迷いも大きく動画撮影時のAF運用は厳しい感じです。
今回比較に選んだレンズはブリージングが大きめのレンズでしたが、写真用レンズの多くはフォーカスブリージングを起こしやすいので、ぜひ皆さんがお持ちのレンズでも試してみると面白いですよ。カメラを三脚に置いてピントの位置を前後に大きく変えるだけで画角が変わるかどうか簡単にチェックできます。
軸ズレや引きぼけもない
ズームレンズの場合は、ズーミング時に中心がズレてしまう軸ズレという現象や望遠から広角に引いたとき(その逆も)にピント位置がズレてしまう引きぼけという現象が問題になることもありますが、SEL24105Gをチェックしてみましたがこれらの現象も見られませんでした。
いつでも動画撮影ができる安心感
このように、ソニー製Eマウントレンズを持っていれば写真を撮りに出かけたけど、途中でやっぱり動画も撮りたくなった!というようなシーンでも安心なのです。
ブリージングがないということは、上のぼけの描写の所でも書きましたが、静止画の撮影でも遠景と近景で実際の画角が変わってしまって違和感を感じたり、ぼけ量を計算しにくくなるといった問題とも無縁で快適です。
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ということでソニー製Eマウントレンズのメリットについて、実際に検証しながらいろいろまとめてみました。ここまで読んでいただければ、冒頭で書いた”安心、快適に撮影できるから”という理由も理解してもらえたかなと思います。
私の好きなソニー製Eマウントレンズたち
ここまで、FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)とFE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)ばかり登場していましたが、現在私が個人的に所有しているレンズは他にもいろいろあります。
ここからは個人的に好きでよく使うレンズをいくつかの作例と共に簡単に紹介していこうと思います。焦点距離の短い順にいってみましょう。
ここからのコメントは厳密に比較検証したものではなく、私の主観的な要素が強めです。
FE 12-24mm F4 G(SEL1224G)
私は広角レンズが好きなのですが、通常の広角ズームよりもさらにワイドな12mm始まりのレンズ。攻めた画角で撮影したいときに使います。たまーに気分転換でこのレンズ縛りで超広角スナップをしてみるのも面白いです。
12mmは異次元の画角なのでコツを掴むまでは大変ですが、単に広く撮るだけでなく強烈なパース表現をうまく使えると非常に面白いレンズ。前玉はそれなりに大きいですが全長は短く重くないので持ち歩きも苦になりません。下の写真は手持ちで撮影しました。
超ワイドですが、全体的に良く解像するのでα7R系の高画素機で撮影しても全然OKです。
FE 16-35mm F2.8 GM(SEL1635GM)
G Masterの広角ズームです。定番の16mm-35mmでF2.8通し。当然のように周辺までかっちり解像しますし、夜景で使っても変なゴーストが出にくく、かなり信頼度高めのレンズ。お仕事の撮影では欠かせない1本です。
こちら夜桜を地面から見上げるような構図ですが、街灯の強い光もものともしません。
ズームして35mmまで持って行くと結構大きめのぼけ表現も楽しめます。全体をカチッと決めても良いし、コントラストを下げてG Masterらしいぼけ感を楽しむのもありなレンズですね。
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)
ソニーとツァイスが共同開発した「ZEISS」のレンズです。このツァイスレンズは素直な写りをする他のソニー製Eマウントレンズと写りが少し違ってコントラスト高めな色っぽい写りをします。
開放からカリカリという描写ではないのですが、甘さは感じない不思議なレンズ。軽くてコンパクトなだけでなく55mmという焦点距離は街中でのスナップにもってこいです。
実はこのレンズ今年になってはじめて買ったのですが(発売は2013年)、とりあえずカメラ持って出かけるかといったライトなシーンではよく使います。サイズ感と写りのバランスが絶妙です。
先日もちょっと空いた時間を使って30分スナップをしました(以下の3枚)。難しい事を考えずに構図を作れる画角と被写界深度がとても使いやすくお気に入り。
FE 85mm F1.8(SEL85F18)
ソニー製Eマウントレンズの85mmといえば、FE 85mm F1.4 GMという開放からむちゃくちゃ解像しながら極上のぼけを楽しめるというスゴいレンズがあるのですが、もう一つの85mmもかなり人気があります。
このFE 85mm F1.8はGMやGが付かないレンズではありますが、AFはサクサク速いし、フォーカスホールドボタンも備えるαに専用設計されたレンズです。
開放時は少々柔らかな描写となりますが、人物や花をとる場合には優しい雰囲気となります。そこから1段ほど絞るとキッチリ解像するようになります。サイズもお値段もコンパクトなのでポートレート入門のレンズにも使いやすいです。
個人的にはFE 24-70mm F2.8 GMにプラスして、70-200mmを持って行くほどでもないかなーと言うときにバッグに忍ばせておくレンズ。開放で大きなぼけを作ってバリエーションを作っても良いし、F2.8程度まで絞ると上位レンズに迫るような写りをしてくれるので重宝するのです。
子供が生まれたときにお家で撮影したニューボーンフォト。開放F1.8の柔らかく浅い被写界深度が被写体を引き立て全体の雰囲気を作ってくれました。
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS(SEL200600G)
いきなり飛んで超望遠レンズです。個人的には超望遠での撮影機会は少ないのですが、なぜか7月の発売と同時に手に入れました。上で紹介したレンズに比べれば使用頻度はかなり低いのですが、写真好きとしては目の前に見えているものを自分のカメラで撮れないのは悔しいのです(笑)
ソニー製Eマウントレンズ最長となる600mmまでの焦点距離を有しつつ、ズームしても全長が変わらないインナーズーム式のため、撮影時の取り回しがラクチンです。
600mmだと月を画面いっぱいに大きく撮るにはまだ短いですが、α7R IVと組み合わせ開放で撮影してもその高い解像力でトリミングも気になりません。クレーターもしっかり見えますね。このサイズまでトリミングしても長編4200pxほどあります。
圧縮効果がかなり強くなるので高い所から遠くのビル群を撮影しただけでも絵になります。そしてキレッキレの描写(設定ミスって感度高めで撮ってしまったのですがISO1600くらいならノイズ全く気になりませんね)。
AFもかなり速いので、本格的にスポーツや動物を狙うような撮影でも第一線で活躍してくれるだろうと思います。
個人的には超望遠の圧縮効果を活かした新しい描写を模索したいと思わせるレンズです。
まとめ:ボディとレンズの相性がよいと撮影はもっと楽しくなる
ということでかなり長々と説明をしてしまいました。前半の部分で紹介したように「Eマウントでも使えるレンズ」と「ボディと同じソニーが作ったミラーレス専用設計レンズ」では撮影時の安心感や快適さが大きく変わってきます。
ミラーレスのαにはサードパーティ製レンズやマウントアダプターを介した一眼レフ用レンズ、オールドレンズなど豊富なレンズの選択肢があり、その楽しみ方は無限大に広がります。
ただ、今回の検証から高性能なαのボディ性能をキッチリ引き出すなら、ボディと同じメーカーが作る専用設計されたレンズに分がありそうです。しかも同じメーカーなのでボディの将来まで見据えて開発されているということもポイント。ボディは2~3年のスパンでどんどん進化しますが、レンズはもっと長いスパンで変わってゆくものですから将来を見据えたレンズ選びというのも大事になってきます。
中には大好きなMFレンズをマウントアダプター経由で使うのが最高!と考える人もいるでしょうし、相性の考え方は人それぞれですが、私の経験上、ボディとの相性がよいレンズを使うと撮影が楽しくなるのは確かです。
αの性能をキッチリ活かして撮影したいと考えるならまずはソニー製Eマウントレンズを選択肢として考えてみるのもおすすめですよ!
解像・AF・動画性能をチェック!「ソニー製Eマウントレンズ」徹底検証 - α Universe | ソニー
提供、取材協力:ソニーマーケティング株式会社
モデル:末原玲衣