Peak Designのプレート(クイックシュー)ネジを交換して手締めできるようにしてみた!【他社のプレートにも】

カテゴリー:Review / アクセサリ / 工作してみた
最近よく見かけるようになったPeak Design(ピークデザイン)のシステム、アンカーリンクシステムがとても便利なのですが、同社のプレート(クイックシュー)の三脚ネジが六角レンチ or コインが必要でちょっと使いづらいんですよね。そこで手でも締められるDリング付きのネジに交換してみた話です

プレートネジは手で締めたい!

ここ1~2年、日本でも急速に利用者が増えている米国Peak Design(ピークデザイン)社の製品ですが、私も今年から使い始めてこれは良いなぁということでストラップまわりはすべてアンカーリンクシステムに統一してしまいました。

ストラップの着脱がワンタッチでできるほか、専用のプレート(クイックシュー)を使えばカメラの側面と底の斜め吊りができたり、同社のキャプチャーを使えばリュックのショルダーベルトに装着できるなど、カメラの持ち運び自由度が格段に上がる製品たちです。

ただ、ひとつ気に入らないのがプレートのネジが六角レンチかコインしか使えないこと。現場でプレート交換しようとしても財布からコインを出さなきゃいけない。。そこで手でも着脱できるようDリング付きのネジに交換したところ快適になりましたよという話です。

ちなみにこれ、Peak Designのプレートだけでなく、他社の手で締められないタイプのプレートにも使える方法ですよ!

今回はPeak DesignのPROプレート(PL-PP-1)とSTANDARDプレート(PL-S1)*、バンガードVEOのに付属するQS-60Sについて検証してみました。

*2017年12月発売の新しいプレートは検証していません。

本日のコンテンツ

  • 最適なDリング付きネジを探せ!
  • ねじ頭のサイズにも注意しよう
  • まとめ:便利だけど底吊りする人は気をつけて!
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最適なDリング付きネジを探せ!

まずはPeak Designのプレートのネジを見てみましょう。こんな形で六角レンチかコインでしか締められません。

Peak Design プレート ネジ交換

このネジをDリング付きの三脚ネジに交換すれば手で締められます。

Peak Design プレート ネジ交換

製品の特性的にプレートを頻繁に着脱するようなものでもないのですが、カメラを交換したりバッテリーグリップを付けるときなど着脱のシーンは意外とあるんですよね。

3種類買ってみた!

AmazonでDリング付きの三脚ネジを物色してみるといくつか出てきたのですが、詳しいサイズ感などが分からなかったため3種類ほど買ってみました。

現在容易に入手できるのはSmall Rigの製品で今回は頭を含めないネジ長(全長:製品番号)8mm(12mm:976), 9.8mm(14mm:975), 10.5mm(14.5mm:838)の3種を購入。

Peak Design プレート ネジ交換
左から8mm(12mm:976), 10.5mm(14.5mm:838),  9.8mm(14mm:975)

Small Rig 975がベストっぽい

で、結論からいうと、ネジ長(頭含まない長さ)9.8mmのSmall Rig 975がベストな感じです。Amazonの商品ページには商品名の「ネジ長」が頭を含む長さと含まない長さが混在しているので注意。

▼この9.8mmは頭を含まない長さ。

この975、手元のノギスで測定してみると頭を含めた全長が13.7mmで、含めないネジの長さが9.8mmでした。一方、ピークデザインのネジは全長が13.2mm、頭を含めないネジの長さが9.2mmです。

Peak Design プレート ネジ交換
左からバンガードVEOについていたQS-60Sのネジ、Peak Design PROプレートのネジ(いずれも全長約14mm、ネジ長9.2mm)、Small Rig 838、Small Rig 975。

よって交換するとネジの長さが0.6mmほど長くなってしまうのですが、手元の機材(キヤノン、ソニー)では特に干渉などなく使えています。ストラップを底吊りすること考えるとギリギリまで深く挿入出来た方がよいのでこっちの方がよいのかも。

Peak Design プレート ネジ交換

Peak Design プレート ネジ交換

手元のバンガードVEOのプレートもDリングなしだったので交換してみましたがこちらも問題なく使えています。

オリンパスは注意

ただし、オリンパス E-M5MarkIIはSmall Rig 975(9.8mm)を使った場合、PROプレートと交換すると僅かに干渉するのでしっかり締められませんでした。STANDARDプレートはOK。たぶん0.2~3mmの差だと思うのでちょっと削ったりすればPROでもいけるかも。

オリンパス使っている人はより短いねじ長8mmの976を使う手もありますが、結構短くなるので底吊りする人は注意。ねじ山2つぶんは使えるので普通にクイックシューとして使う分には全く問題ないと思いますが。

バンガードVEOのQS-60Sの場合はプレートの厚みがPeak Designよりあるので、975でも干渉なく使えました。

お持ちのカメラのネジ穴の深さによっては975だと干渉する可能性があるかもしれませんね(特にミラーレス機)。

▼これは短い976。ここに書いてある「ネジ長12mm」は頭を含む全長のこと。紛らわしい。

 Small Rig 838はソニーでも干渉する

また、全長14.5mm、ねじ長10.5mmのSmall Rig 838だと長すぎてソニー(α9)には干渉しました。。計ってみるとα9の三脚ネジ穴の深さは6.5~7mmくらいでした。キヤノンはOK。

キヤノンのネジ穴の深さは手元のKiss X9で約7.5mm、7D MarkIIで約9mmとα9より深いので全く問題無さそうです。

バンガードVEOのQS-60Sの場合は838でもα9はOKでしたが、E-M5 MarkIIはNG。キヤノンはもちろんOKです。

▼一番長い838。これだとソニー(α9)と干渉する。

ねじ頭のサイズにも注意しよう

プレートの種類によってはネジの頭のサイズにも注意しましょう。例えば上記3種類のうち、975、976と838とではサイズが違います。

Peak Design プレート ネジ交換
975、976はDリング含めて直径19.8mm、838は16.5mm

Peak Designのプレートはどっちも大丈夫でしたが、例えばバンガードのQS-39というプレートの場合は形状的に大きなあたまは入らないので838しか使えません。

Peak Design プレート ネジ交換

ネジ交換するばあいは交換するプレートの裏側にも着目してみましょう。

まとめ:便利だけど底吊りする人は気をつけて!

Dリング付きに変更することで着脱しやすい快適なプレートができました。手持ちの他のプレートも変更して現場作業も楽ちんになりました。コインで締めるタイプが嫌いな方はぜひ試してみるといいですよ!

ただし、プレートをしっかり締められるのは六角レンチやコインだと思います。プレート部分にアンカーを付けてプレートにストラップを装着する(底吊り)場合は十分に締っていることを確認しましょう

私が使っている限りは手で締めてもしっかり締めれば問題なく使えていますが、女性など握力が弱い方などは手締めではしっかり締らず使用中に緩み、最悪カメラが落下することも考えられます(恐らくその問題を懸念してPeak DesignではDリング付きを採用していないんだと思う)。

今回のDリング付きネジに交換する場合でもストラップを底吊りで使用する場合は最後にコインなどでしっかり締め上げることをオススメします。(特に頭の小さな838はDリングも小さいので手だと力が入りにくい。)

ちなみに、私はPeak Designのストラップ自体は使っていなくて、アンカーリンクス AL-3という普通のストラップをPeak Designのシステムに変換するアイテムを愛用しています。m

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この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ
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