【4-6月】studio9の写真コンテスト入選作品を発表するよ!(遅れてすみません)

カテゴリー:写真コンテスト
予定よりも大幅に遅れての発表となり申し訳ございません!studio9の写真コンテスト、2017年4,5,6月の3ヶ月間にご応募頂いた作品の中でも特にステキなものを紹介致します。果たしてどの作品が最優秀に選ばれるでしょうか!
次回2017年9~10月ぶんの応募もお待ちしておりますよ!

2017年4-6月の優秀作品を発表します

本エントリーでは2017年4月~6月にご応募いただいたテーマ(4月「黄」「華」「穏」、5月「青」「進」「漂」、6月「雲」「点」「水」)の作品の中から特にステキな作品を選出してをご紹介します!

なお、応募いただいた全作品は下記リンクからご参照していただけます。ここで紹介しきれなかった写真もたくさんありますのでぜひこちらも参考にしてみてください。

4月テーマ:「黄」「華」「穏」
studio9の写真コンテスト 2017年4月投稿作品
5月テーマ:「青」「進」「漂」
studio9の写真コンテスト 2017年5月投稿作品
6月テーマ:「雲」「点」「水」
studio9の写真コンテスト 2017年6月投稿作品

アルバム提供:30days Album

次回 2017年9~10月発表ぶんも受付中です!

次回の写真コンテスト発表は2017年11月(7, 9、10月応募)です。すでに7月分の応募は終了しましたが9月、10月のご応募は受付中です。みなさまのご参加お待ちしております!

9月のテーマは「陽」「影」「集」です!

9、10月はstudio9で監修させていただいたLightroom本のプレゼントキャンペーンも行いますよ!

*9月応募(テーマ:「陽」「影」「集」)は本来8月応募の予定でしたがこちらの都合で9月にスライドさせて頂きました。詳細は写真コンテスト応募要項のページをご覧下さい。

それでは1~3月の優秀作品を一挙にご紹介していきましょう!僭越ながら私からのコメントも簡単に付けさせていただいております。

*PCでご覧の方は作品をクリックすると大きなサイズで見ることが出来ます。

評価基準

studio9の写真コンテストでは写真だけでなく撮影時に工夫したポイントなど作品につけられたコメントも写真と同じくらい重視して評価しています。詳しくはこちらをどうぞ。

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最優秀作品

未来へススメ / wasabiさんの作品

6月度テーマ:「進」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

Nikon D7200 / TAMRON70-200 f2.8(A001)

F2.8, SS 1/125, ISO6400, 70mm

LightroomCC, PhotoshopCC

工夫したポイント

娘の戴帽式に参列してきました。

厳かな雰囲気の中、いよいよ本格的に看護の道へと歩みだすのだなと、不安と期待の入り混じる何とも言えない感動的な式典でした。

見ての通りのほぼキャンドルの明かりのみという写真撮影にとっては最悪の条件。

とりあえず明るいレンズで絞り解放、撮影モードは絞り優先で少しでもSSを稼げるように露出補正を-2EVにしておき手振れしない程度のSSにISOは手動で合わせました。試し撮りの段階で少し暗いと思っていましたが現像で何とかするほうがマシかなと思っての設定です。

現像では色温度をキャンドルライトに照らされた色合いに微調整、暗い雰囲気なのでアンダーに仕上げようとしたとは言えさすがに-2EVでは暗すぎたので露出量を少し上げハイライトと白レベルも上げています。

ISO6400で撮影しさらに露出等調整しているのでノイズ低減は強めに掛けました。

最後にPhotoshopにてろうそく、燭台部分をマスクし、生徒のみにガウスぼかしを掛け厳かさの強調とプライバシーへの配慮を狙いました。

studio9より

娘さんの戴帽式ということで撮影にも力が入ったと思いますが、戴帽式の象徴ともいえる蝋燭と後の看護学生の構図のバランスが最適だと思いました。蝋燭の位置が上下どちらかにズレていれば蝋燭が目立ちすぎるか、学生が目立ちすぎるかしていたことでしょう。学生を正面に捕らえた位置からなので蝋燭を左右中央に配置しているのも良い判断だと思います。

蝋燭の明るさだけの非常に暗いシーンを-2EVで撮影しているのは感度やシャッタースピードを稼ぐだけでなく、中央の蝋燭の白飛びを抑制するためにも効果的だったと思います。±0EVで撮影していたら中央や学生の持つ蝋燭はより白飛びしてしまい雰囲気が崩れていたかもしれません。炎の暖かな色味もしっかり残っており式の厳かな雰囲気もよく伝わってきます。

D7200など高感度に優れたセンサーのカメラであれば大きくアンダーで撮影して後で暗部を持ち上げるという作戦もかなり現実的ですね。

wasabiさんには副賞としてAmazonギフト券3000円分をプレゼントします!

4月最優秀作品

華やかな路地 / blue_mangoさんの作品

テーマ:「華」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

α7Ⅱ / FE 16-35m F4 ZA OSS

F4, SS 4sec, ISO200

RAW, LigtroomCC 2015

工夫したポイント

日本橋桜フェスティバルのライトアップ写真です。

広角レンズで空間を広く使い、アクセントで長時間露光での車のレーザーを入れました。

これから動き出す車とそのまま通り過ぎる車がメリハリをつけています。

instagram:@blue_mango_jp

studio9より

超広角レンズで吸い込まれるようなダイナミックな構図をベースにして桜とピンク色にライトアップされた通りが目を引きます。桜とライトアップのシーンも上記の蝋燭のように白飛びしやすく露出が難しいシーンですがうまく落しどころを見つけて両者の色をしっかり出せている点がステキです。

また、アクセントにクルマとその光跡を入れたのも都市夜景的で良くマッチしていると感じました。

blue_mangoさんには副賞としてAmazonギフト券1000円分をプレゼントします!

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5月最優秀作品

“LOVE” in the blue illusion / zingoさんの作品

5月度テーマ:「青」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

PENTAX K-5IIs / smc PENTAX DA12-24 F4 ED AL [IF]

Google SnapSeed (Android)

工夫したポイント

東京は西新宿の「LOVE」のオブジェです。

このオブジェの性格上、普通に撮影すると背景がお決まりの構図になってしまいます。しかし隣接する特徴的な交差点や新宿の高層ビルを一緒にフレームに収めたく、腹を括って画面を反転させることを前提として、あえてオブジェの裏側からの撮影しました。

また主体が静物なので行き交う人をスローシャッターで撮影して少し動きを加えました。

すでに世界を反転させてしまったので、レタッチを多用して非現実世界(イリュージョン)の演出を意識的にしてみました。

あまりにレタッチしていて撮影データが飛んでしまいました、ご容赦ください。

今回はAndroid端末でLight RoomとGoogleのSnapSeedを使いレタッチしてみましたが、この2つのアプリはかなり使えると思います。

studio9より

なるほど、その手があったか!と思いました。関東にお住まいの方なら良くご存じだと思う新宿の「LOVE」オブジェクトはほとんどの作品はビルを背景にしたものなのですが、その理由は裏から交差点側(空間的に余裕があり開放感がある)を撮ると「LOVE」が反対になってしまうからなのですね。

この作品は開放感のある交差点側を背景に選び、撮影後に正常な読み順に反転するアイデアが素晴らしいと思いました。反転しても違和感がないようスローシャッターやレタッチを非現実感を強めているのも良い作戦ですね。

zingoさんには副賞としてAmazonギフト券1000円分をプレゼントします!

6月最優秀作品

控えめなお方 / AMEMANさんの作品

6月度テーマ:「点」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

EF 24-70mm F4L IS USM

F11, SS:1/80, ISO100

Lightroom6

工夫したポイント

昨年室蘭で行われた「撮りフェス in 室蘭2016」というフォトコンの際に、イタンキ浜で撮った一枚です。

イタンキ浜で撮影していると、同じようにフォトコンに参加した人が遠くでやや荒れ気味の海を撮っていました。イタンキ浜は、砂浜なのに大きな岩も点在するという面白いところで、その岩、の間から遠くの点のような人物を狙って撮ってみました。

岩の模様もはっきり出したかったので、現像時にシャドウと黒レベルを上げ、ハイライトは目一杯下げました。

小さいながらも、人物を目立たせることができたかなと思います。

Instagram: @amemanda

studio9より

一見なんてことはない2つの岩の写真のようですが良く見ると中央に小さな人が見えるのです。さらに、岩に挟まれた海の向こうには岩のかたまりのような断崖絶壁が見え、大きな岩の間の地面から見せる小さなと合わさり、中央の人が4つの岩に囲まれた額縁構図のようになっています。視線を中央の1点に誘導させるとてもよく考えられた構図だと思いました。

お天気はパッとせず、撮影条件としてはあまり恵まれたものではなかったかと思いますが、「撮りフェス in 室蘭」のように1日限定の時間制限がある撮影では天候を言い訳にせず、限られた状況の中で少しでもとっかかりを見つけ出して作品にしていくのも重要なテクニックの一つですね。

AMEMANさんには副賞としてAmazonギフト券1000円分をプレゼントします!

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テーマ別優秀作品

続いて各月のテーマ別優秀作品の発表です!月別の最優秀作品以外のテーマにおける優秀作品を紹介します。

白 / wasabiさんの作品

テーマ:「黄」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

Nikon D7200 / TAMRON70-200 f2.8(A001)

F4.0, SS1/2000, ISO100, 200mm

LightroomCC

工夫したポイント

4月のテーマの一つ「黄」

黄色がメインのものではないけど黄色いものを探してみました。

それがこの花。

一般的には白い花ですが純白な花だけにしべの黄色がすごく主張しているなぁと感じました。

さあこれをどう切り取るか。

マクロ撮影で枠いっぱいの日の丸パターンも良かったのですがほぼ白と黄色だけで単調すぎると感じたので200mmで真俯瞰から撮ったこちらを選択。

現像では花びらの小さなごみをスポット修正で除去し、黒レベルを下げかつ周辺減光を掛けています。

studio9より

街中でも比較的よく見かけるヒナギクでしょうか。小さくて可愛らしいこのお花はほとんどが横方向から撮影されたものですが、あえて真俯瞰で捕らえお花の形をしっかり強調できたのが身近な花にもかかわらず新鮮で良かったと思います。

また、撮影したことがある人はよく分かると思いますが、白と黄色の花は露出や黄色の出し方が難しく撮影者泣かせの花でもあります(白飛び、色飽和しやすい)。この点、露出、色ともにやや控えめに撮影することで破綻無く捕らえているのもステキですね。ただ、中央のお花が中途半端に中心からズレているのがちょっと不安定な感じがします。キレイに中央に入れるか安定する三分割構図的にもっとずらしてみるのも良かったかなと思いました。

山口線の朝 / kusinadaさんの作品

4月度テーマ:「穏」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

OLYMPUS STYLUS1s

F4, SS1/800, ISO100

RAW/OLYMPUS Viewer 3, Adobe Photoshop CS

工夫したポイント

ローカル線の沿線にある水田に水が張られたので風のない快晴の朝を狙って水鏡の鉄道風景を撮りました。

RAW現像時に16:9にトリミングして雲一つない青空と穏やかな山村をゆっくり走って行く鮮やかな朱色の列車のイメージを強調しました。

studio9より

鏡のように穏やかな水面に映る赤いローカル線は背景の緑との対比もありよく目立ちますね。横長の構図なので16:9のトリミングも効果的だと思います。

カッチリでもなくユルくもなくやや中途半端なコントラストのような感じがするので、思い切ってどちらかに振って作品のイメージをより強めても良かったかも知れません。

悠然と / AMEMANさんの作品

5月度テーマ:「漂」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

EOS 5D MarkIII / EF 24-70mm F4L IS USM

F5.6, SS1/80, ISO800

Lightroom6

工夫したポイント

モネの池として有名になった岐阜にある名もない池で撮影しました。

小さな池なのですが、水が透き通っていて、その中で漂うように悠然と泳ぐ鯉がとても印象的でした。(それ以上に池の周りを取り囲んで見ている大勢の人の姿の方が印象的だったのは内緒です。(笑))。

ただ、最近は有名になりすぎたせいか、水の透明度が落ちてきていると近所の方がおっしゃってました。

鯉は何匹かいるのですが、悠然と泳ぐ様を現したいと思い、あえて一匹だけを狙ってみました。が、モネの池らしくとはならなかったかもしれません。

現像ではコントラスト、彩度を中心に池の中の様子と鯉の様子が分かるように調整し、全体的に暗めだったので、周囲の光量を上げて、鯉を目立たせてみました。

Instagram: @amemanda

studio9より

白黒の鯉に緑色の池、少し色の抜けた浮き草とパッと見たとき、赤外写真かな?と思いましたが、このところ一部で話題になっているモネの池だったのですね。鯉というとオレンジ色という先入観があるせいかこのモノクロの鯉はとてもインパクトがあります。

池の色合いも一般の池とは違い、どこか非現実的な場所を悠然と泳ぐ姿にも見えます。おそらく曇の日に撮影したこともあり水の透明感という点では物足りない気もしますが、これはこれで独特の雰囲気だと思いました。

彩雲 / wasabiさんの作品

6月度テーマ:「雲」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

Nikon D7200 / SIGMA 17-50 f2.8

F11, SS 1/250, ISO100, 50mm

LightroomCC

工夫したポイント

晴れた秋空よく見ると虹色に輝いている雲を見つけました。

彩雲の色、雲の立体感、暮れ行く夕日をイメージして現像しました。

明瞭度とかすみの除去をプラス方向で雲の形と立体感を彩雲の色は自然な彩度を大きめに上げて置き、彩度は下げる方向にかけることで不自然になりすぎないようにしました。

studio9より

太陽の近くの薄い雲に発生することがある彩雲を秋らしいダイナミックな雲の様子と共に捕らえました。彩雲自体は良く探すと比較的良く見られる現象ですが、このような複雑でフォトジェニックな空と共に発生したのはラッキーだったかもしれません。アンダーで撮影することでハイライトの白飛びも抑え雲の様子をしっかり捕らえていますね。

個人的には彩雲を生かすならより望遠で抑えたいところで、標準ズームを使うならさらに広角で彩雲のインパクトよりこの複雑な空の様子をメインに捕らえてみるのも良かったかなとも思いました。僅かにピントがズレているのか雲の解像感が少し甘い感じもしますので、シャープを丁寧にかけてみると全体のインパクトがガラッと変わる気もします。

流れと共に / blue_mangoさんの作品

6月度テーマ:「水」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

α7Ⅱ / FE 16-35m F4 ZA OSS

F22, SS 2.5sec, ISO50

RAW, LigtroomCC 2015

工夫したポイント

奥入瀬渓流の写真です。石や苔をアクセントにするため、水量の少ない早朝を選びました。

またシャッタースピードを稼ぐため、上限まで絞りISO50で撮影しています。

全体的に暗めに写っているので、露光量とシャドウを調整しました。

撮影場所:青森

instagram:@blue_mango_jp

studio9より

渓流の流れをシンプルにど真ん中から捕らえました、広角でややハイアングルで撮影していることで中央奥を消失点として強いパースが付いたためよりダイナミックな流れに感じますね。広角レンズのパースの使い方が上手です。2.5秒のシャッタースピードも水の勢いを残しながら滑らかな流れになっているのでちょうど良い値かと思います。F22、ISO50とかなりギリギリの設定で撮影しているので出来ればNDフィルターを使いたいところではありますね(F22では回折現象、ISO50ではISO100に比べて多少ダイナミックレンジが低下します)

新緑の鮮やかな明るい緑と白い水流のコントラストも爽やかです。もう一点細かな所を挙げると、画面中央や下の白い水流部分に目立つセンサーダストがたくさん見られます。レンズ交換式カメラのセンサーダストは宿命なので定期的に清掃を心掛けましょう。

 

入選作品

花の抜け道 / guchioさんの作品

4月度テーマ:「黄」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

Canon EOS Kiss X7 / Canon EF-S55-250mm

F6.3, SS 1/400, ISO100, 250mm

工夫したポイント

広がる菜の花畑を広角で撮っていたのですが、しゃがんで見ると規則的に植えられたお陰で遠くの花も見えました。

ここで望遠の圧縮効果狙うの面白いのでは、と思ったら、幻想的に仕上がってくれました

studio9より

パッと見の派手さではなく、見ていると引き込まれるような雰囲気がステキです。400mm相当の超望遠が作る浅い被写界深度で前後の被写体を大きくボカし、圧縮効果で菜の花の密度をギュッと高めていることで、自分が菜の花畑に入ったように目線が自然と中央に向かいます。

主題は日の丸構図を避け、三分割構図など中央を外した場所に置くのがセオリーだと良く言われますが、うまく決まったときの日の丸構図のストレートな表現にはパワーがありますね。

澄んだ空気 / nonさんの作品

5月度テーマ:「青」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

OLYMPUS OM-D E-M5 / Helios-44m-4 58mm f2

F2.0, SS 1/4000, ISO200

RAW Lightroom5.7

工夫したポイント

本当は夕方に撮影した写真です。

でも光の入り方がふわっとしていたので、朝っぽく編集したら面白いかもと思ったのがこの写真の始まりです。
色温度と色かぶり補正で夕方の暖色から朝方を連想させる寒色にしました。

少しぼやっとしていたので、明瞭度もプラスにして白レベル、黒レベルで自分の好きな色になるように調節しました。トーンカーブで明るさを調節し、白飛び黒潰れができないようにもしました。

もとの写真からかなり弄りたおしてしまいましたが、個人的には好きな色が出せたと思います。

Instagram: @nozomi0215

studio9より

夕方の撮影とのことですが、午前中の光を連想させるような透明感のある青緑の色が作品のイメージともよくマッチしていると思います。ちょうど逆光で花が透けて見えるのも透明感を高めている要因ですね。Lightroomのシャドウ、ハイライトではなく、白レベル、黒レベルを中心に調整したのも透明感を高めるのに有効です。

また、はじめ見たときは背景のボケがぶれたような独特の感じだったので多重露光でもしたのかと思いましたが、使用レンズを見てなるほどと思いました。Helios-44m-4は独特のグルグルボケが出るレンズですものね。オールドレンズの特徴も良く生かした作品です。

水の惑星 / saijiさんの作品

5月テーマ:「青」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

E-M5MarkII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

F2.8, SS:1/13, ISO1600

Lightroom

工夫したポイント

水族館で見た丸い覗き窓。

暗闇に浮かぶ青い水中の世界はまるで宇宙に浮かぶ青い惑星のように見えそのイメージが伝わるように撮影しました。

何枚か撮影し下の方を泳いでいる大きな魚が良い位置に写っている写真をチョイスしました。一番手前の影になっている魚がいなければ大きな魚が目立ってさらに良かったとは思いますが、やっぱり生き物の撮影は思い通りにいかなくて難しいです。

RAW現像ではまずアスペクト比を1:1にしました、日の丸構図なのでバランスが良くなったと思います。

水槽の部分に円形フィルターをかけてホワイトバランスで青みを少し調整。さらにハイライトを少し下げ奥の方の岩の諧調を再現しました。明瞭度とシャープを上げてメリハリが出るように調整しました。

studio9より

水族館の丸窓を宇宙に浮かぶ惑星と見立てるアイデアがステキです。全体をクールな色にまとめたことも静かな宇宙空間を連想させます。円形が生きるようにスクエアにしたのも良いですね。

水槽の撮影は魚の位置を指定できないですし、一般の鑑賞者も多いですから特に窓を引きで撮影するのはなかなか根気のいる作業だったと思います。魚の位置も目立ちすぎず、でも存在することはしっかり分かる良い位置ですね。

リヤカーで行く / kusinadaさんの作品

6月度テーマ:「進」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

OLYMPUS STYLUS1s

F3.5, SS1/640, ISO100

RAW/OLYMPUS Viewer 3 / Adobe Photoshop CS 6

工夫したポイント

昼休みの散歩中、野菜を載せたリヤカーを押す老人とすれ違いました。

リヤカーを押す後ろ姿と通りを行く自動車の対比に惹かれ撮影。

ノスタルジックなイメージで、RAW現像時にラフモノクロームとピンホール効果を適用し、セピアで仕上げました。

studio9より

リアカーとおじいさん、そしてノイジーでセピア調の写真を観て、昭和に撮影したフィルムっぽいイメージが湧いてきましたが、良く見ると道の先には現代のクルマが停車しており、このギャップが街のスナップの面白さだなぁと思いました。

緩やかなパースが付いた道路はゆっくり進むリアカーとイメージがマッチしますし、道路や人物の配置も非常に安定感があり安心して見ていられます。四隅が大きく暗くなっているのも画面内に集中できる要因の一つだと思います。

夕暮れに染まる / ake*さんの作品

6月度テーマ:「雲」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

PENTAX K-3 II / smc PENTAX-DA★ 50-135mmF2.8ED[IF] SDM

F11, SS 1/125, ISO800, 135mm

Lightroom6

工夫したポイント

雲の質感を出したかったので明瞭度とコントラストを少し上げ、更にかすみの除去をしました。

この時、無数のトンボが飛び交っていて、シャッターを切るとトンボがごみのように写りとても困ったので更にPHOTOSHOPのコピースタンプで目立つ者は消しました。

studio9より

夕方の一番印象的な時間帯でオレンジ色の背景に一本木がシルエットでシンプルにまとめられているのがすてきです。絶妙な位置に雲が出てきたことで地面と雲の暗部が中央の夕焼けをサンドしており、とても安定感のある構図になっています。16:9など横長にしたくなるシーンですが、雲のおかげで3:2のアスペクト比でも全く違和感がありません。

確かに良く見ると黒い点々が映っており、トンボを見せるのか、消すのか悩ましいシーンですね。難易度は格段に上がりますが、これほどトンボが多いなら空の良い場所にトンボが映り込むタイミングを粘って撮影してみるのも面白かったかもしれません(被写界深度やタイミングなどいろいろ難しいですが。。)。

今月の『惜しい!あとちょっと!』

*あくまで私の独断と偏見によるものでこれが絶対と言うわけではありません。参考程度にふーんと見ていただければ幸いです。

*ここに挙げた作品だけが入選の次点というわけではありません。解説するうえで撮影者や読者の方に分かりやすい作品を主に取上げていく予定です。

ではいってみましょう!

各々の時間 / 二三さんの作品

4月度テーマ:「華」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

EOS Kiss X7 / EF 55-250mm F4-5.6 IS II

F5.6, SS 1/50, ISO400, 250mm

工夫したポイント

皆さんがそれぞれに桜を愛でてる様子を俯瞰で取ってみました。

技術的にはまだまだわからないことが多いですがなんとなく撮った写真の中で気に入ったので初投稿です。

ここが『惜しい!あとちょっと!』

満開の桜が川の両脇に咲いている素晴らしいシーンで、人々がそれぞれ桜を楽しんでいる様子も伝わってきます。ただ、手前に大きな松の木が重なっており、桜を一部隠してしまっています。ベストなのは松の枝が重ならないポイントから撮るのが良いのでしょうが、おそらく状況的にこのポイントから松を避けるのは難しいのでは?と思います。

ここで次の手としては邪魔者の松の枝を利用して額縁構図にしてみるのも良いかと思います。画面の左側と右上には松が配置されているのですが右下がすっぽりと開いており、目線が右下に逃げてしまう原因にもなります。

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

ここに松の枝を配置できれば(状況的に難しい場合もあるでしょうが。。)松が絵画の額縁のような役割を果たしかなり安定した構図になるはずです。立ち位置を変えるなどしてもし右下に松を入れられるとどうなるでしょうか。写真をお借りして無理やり合成してみました。

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

こうなると自然に視線が逃げずに中央に向くことで安定感が出ます。満開の桜の様子も分かるため邪魔だった松の枝がむしろ桜を引き立てる上で重要な役割を果たします。邪魔者をどうしても避けられない場合はそれをうまく使いこなしてあげることも考えるとより表現の幅が広まります(合成後の写真はコントラストを調整してよりメリハリも付けています)。

亀岡の朝 / ゴンゴンさんの作品

テーマ:「雲」

studio9の写真コンテスト(2017年4-6月)

EOS 7D / 18-270mm

F10, SS 1/125, ISO100

PhotoshopCS5 camera raw

工夫したポイント

雲海と言えば竹田城跡ですが、亀岡も負けていません。

雲海の立体感を出すためにディテールを強調して、さらに赤を強調しました。

少しやりすぎかとも感じましたが、絵画っぽくていいかなぁとも思い投稿させていただきました。

Twitter:@GxGx_photo

ここが『惜しい!あとちょっと!』

夕焼けを切り取った非常に美しい雲海のシーンです。構図的にも三分割構図で安定感のあるバランスの良い配置かと思います。

惜しいと思った点は美しい夕焼けに照らされた雲の色が不自然になっている点です。夕焼けの色を強調する意図があったのかと思いますが、雲の凸部を見てみるとこのように明らかに周りの雲と色が繋がらず不自然な境界が出来ています。

恐らくコメントにある赤を強めたのが原因ではないかと思います。元々この雲の部分は凸になっており夕焼けの色を受けやすい、赤やオレンジ成分の多く含まれる部分でしたが、ここからレタッチで赤色だけ強くしてしまうとこのように周りの雲から凸部分だけが赤色成分の浮いた不自然な結果になってしまいます。

CameraRAW、Lightroomを使っているならHSLの特定の色を大きく変更したときにこのような傾向が出やすいです。特定の色を変える機能は便利な反面、強くかけ過ぎるとこのような副作用が起こる場合もあるので効果を見ながらほどほどにしておくのも大事かと思います。

色温度や色被り補正で調整するとこのような色のジャンプは起こりにくいのでどうしても雲の部分を強めたいがHSLでうまくいかない時は段階フィルターなどで雲の部分を覆い、そこのホワイトバランスを調整するとキレイになるはずです。

また、ISO100での撮影にしてはかなり画像が荒れている印象なので、元のRAWが残っているなら荒れに注意しながらもう一度現像にチャレンジしてみるのもいいでしょう(一般的な話なので狙った効果であれば問題ありません)

 まとめと次回のご案内

以上、2017年4,5,6月の応募作品から特にステキなものを選出させていただきました。当初7月中に発表予定だったところ、1ヶ月以上発表が遅れてしまい大変申し訳ございませんでした。

常連の方も初めての方も、たくさんのご応募ありがとうございます!

ここに紹介できなかったステキな作品もたくさんありますのでぜひ下記のオリジナルアルバムにも足を運んでみて下さいね。

4月テーマ:「黄」「華」「穏」
studio9の写真コンテスト 2017年4月投稿作品
5月テーマ:「青」「進」「漂」
studio9の写真コンテスト 2017年5月投稿作品
6月テーマ:「雲」「点」「水」
studio9の写真コンテスト 2017年6月投稿作品

アルバム提供:30days Album

毎月ご応募頂いている方も、初めての方もご応募心よりお待ちしております!

**ご注意**

studio9の写真コンテストの必須項目は、「お名前(ハンドルネーム可)」「テーマ」「作品タイトル」「工夫した点」の4つです。どれか一つでも抜けているとせっかく良い作品でも審査対象外となってしまいますのでご注意下さい。

受賞者の方へ

副賞付き受賞者で連絡先が不明な方へは応募アルバムのコメント欄にメッセージを残しております。お手数ですがご確認頂きますようお願い致します。

9月ぶんのご応募受付中!

次回の写真コンテストは2017年7、9、10月の応募分を2017年11月に発表いたします。

すでに7月ぶんの応募は締め切っておりますが、9月の応募は絶賛受付中です!

9月のテーマは「陽」「影」「集」です!

次回9月のテーマは「陽」「影」「集」です!

*9月応募(テーマ:「陽」「影」「集」)は本来8月応募の予定でしたがこちらの都合で9月にスライドさせて頂きました。詳細は写真コンテスト応募要項のページをご覧下さい。

なお、これまで月一回の定期開催をしておりましたstudio9の写真コンテストは10月分の応募で定期開催を終了予定です。今後は不定期の開催となる予定です。

Lightroom本プレゼントキャンペーン!

9、10月応募はstudio9で監修させていただいたLightroom本のプレゼントキャンペーンも行います!入賞作品ではなく作品を応募頂いたすべての方にチャンスがあります。

各月3名の方にプレゼント!本の詳細は下記エントリーをご参照ください。

Lightroom[美]写真メソッド プロが教える感動写真の仕上げ方。
studio9関連コンテンツ
2017.08.29
17.08.26
studio9の中の人、私、中原一雄が監修したLightroomの現像に特化した本がMdNさんから発売となりました!!L別のタブで開く

プレゼントキャンペーンのエントリー方法

Lightroom本プレゼントキャンペーンへのご応募は下記【1.】と【2.】の基準を満たした方から抽選となります。

1.通常通り作品を提出する

写真コンテストの詳細、応募ページを参考に最低1枚の作品をご応募ください。

「投稿者名(ハンドルネーム可)」「テーマ」「タイトル」「工夫したポイント」の4つの要素は必須です。写真を投稿しただけではダメです。

2.専用応募フォームからメールアドレスを登録

現在使用している30days Albumではコメントが公開となってしまうため、Lightroom本プレゼントキャンペーンに参加希望の方は別途専用のフォーム(下記)からメールアドレスと作品投稿で使用したお名前(ハンドルネーム)を別途ご登録ください。

*プレゼントを希望されない方は通常通り1.だけでOKです。投稿時にメールアドレスを知らせる必要はありません。

登録して頂いたアドレスの中から、抽選で3名(各月)の方を選び、締め切り後10日程度で登録頂いたメールアドレスにご連絡致します。1週間以内に本の送付先住所をご返信下さい。

*キャンペーン応募できるのは毎月一人1回だけです。(3枚投稿しても1回だけ)

*応募基準を満たさない場合は抽選対象から外れます。

*登録頂いたメールアドレスや当選者の住所は本キャンペーンのためだけに使用し、終了後は廃棄いたします。

写真コンテストの詳細、応募はこちら!

コンテストタイトル
studio9関連コンテンツ
2017.09.05
14.07.01
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みんながワクワクする写真コンテスト! テーマは『みんながワクワクするコンテスト』 studio9の写真コ別のタブで開く

30days Albumについて

投稿用アルバムの30days AlbumはGMOペパボ株式会社が運営する写真共有サービスです。

友達とパスワード付きのアルバムが簡単にシェアできたり、写真のストレージ機能が無料で使えるサービスです。私もワークショップ後に参加者のみなさんと写真を共有したりするのに使っております^^


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この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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