【10-12月】studio9の写真コンテスト入選作品を発表するよ

カテゴリー:写真コンテスト
3ヶ月に1度に遷り変わって最初のstudio9写真コンテストの発表です。2016年10,11,12月の3ヶ月間にご応募頂いた作品の中でも特にステキなものを紹介致します。果たしてどの作品が最優秀に選ばれるでしょうか!
次回2017年2~3月ぶんの応募もお待ちしておりますよ!

2016年10-12月の優秀作品を発表します

本エントリーでは2016年10月~12月にご応募いただいたテーマ(10月「跳」「雲」「味」、11月「彩」「黒」「穏」、12月「フリーテーマ」)の作品の中から特にステキな作品を選出してをご紹介します!

なお、応募いただいた全作品は下記リンクからご参照していただけます。ここで紹介しきれなかった写真もたくさんありますのでぜひこちらも参考にしてみてください。

10月テーマ:「跳」「雲」「味」
studio9の写真コンテスト 2016年10月投稿作品
11月テーマ:「彩」「黒」「穏」
studio9の写真コンテスト 2016年11月投稿作品
12月テーマ:「フリーテーマ」
studio9の写真コンテスト 2016年12月投稿作品

アルバム提供:30days Album

次回 2017年4月発表ぶんも受付中です!

次回の写真コンテスト発表は2017年4月(1,2,3月応募)です。すでに1月分の応募は終了しましたが2月、3月のご応募は受付中です。みなさまのご参加お待ちしております!

2月のテーマは「赤」「粒」「滞」を予定しております(3月テーマは近日中に発表予定)

それでは10-12月の優秀作品を一挙にご紹介していきましょう!僭越ながら私からのコメントも簡単に付けさせていただいております。

*PCでご覧の方は作品をクリックすると大きなサイズで見ることが出来ます。

評価基準

studio9の写真コンテストでは写真だけでなく撮影時に工夫したポイントなど作品につけられたコメントも写真と同じくらい重視して評価しています。詳しくはこちらをどうぞ。

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最優秀作品

Parallel world / Mk.Vさんの作品

テーマ:「異」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

Nikon1V3 / 1NIKKOR 18.5mm f/1.8

18.5mm, F2.2, SS1/400, ISO400

RAW / LightroomCC, PhotoshopCC,Pixlromatic

工夫したポイント

東京国際フォーラムでの一枚です。

この場所の非日常感が好きで、自分なりの方法でその”非日常感”を表現しようと思いました。

iPhoneに写っている写真は、別の日に撮影した写真です。フルサイズ機で撮影しており、このままでも十分鑑賞に耐えうるクオリティです。ちなみにRAW3枚からHDR合成で仕上げています。その一枚をPixlromaticにて、思い切りエフェクト効果を追加。

後日「絞らなくても被写界深度が稼げる」「片手での撮影が可能」の理由からNikon1を持ち出して再度撮影。

背景には「何となく東京国際フォーラムがわかる」程度の情報を入れ、レンズとiPhoneが平行になるよう注意しながら撮影しました。
また中の写真を強調する為、ハイキーであっさりした感じに仕上げています。

「iPhoneの中の写真はコテコテ」「背景はあっさり」の対照で、まるで別々の空間が繋がっている様な雰囲気が伝われば嬉しいです。

instagram : https://www.instagram.com/mkv_jp/

studio9より

見た瞬間に「やられた!」と唸ってしまいました。スマートフォンやデジカメの背面液晶にピントを合わせて背景をボカすという撮り方は比較的よく見る手法で私もスナップなんかではよく使うのですが、用意周到に狙って背景と画面の対比を作り出すというのはなかなかできることではありません。

ガチガチのハードな写真を柔らかな光とボケで包み込む非常に上手い作品だと思いました。全体の色合いはきちんと寒色系にまとめているのもさすがですね。強いて言うならiPhoneの保護フィルターの輪郭を消しておくと完璧だったでしょうか。

Mk.Vさんには副賞としてAmazonギフト券3000円分をプレゼントします!

10月最優秀作品

あーん♪ / koharu53さんの作品

テーマ:「味」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

NikonD3300 / TAMRON SP 90㎜ f2.8 Di MACRO VC USD

F3.2, SS1/3333sec, ISO200

工夫したポイント

友人の子供さんです。一緒に桜祭りに行った時ですが、直前までマクロで桜を撮っていたため交換する暇もなく、「お姉ちゃん!撮って!あーん!」と…慌てて撮ったので頭が切れてしまいました。

そのまま写真を渡すことができず、帰宅してからどうしたらいいか悩みトリミングで口のアップにしました。
顔に影もかかっていたので、全体的に明るさをあげています。

設定はオートだったように記憶してます。

studio9より

この作品も初見のインパクトがすごくてしばらく目を離すことができませんでした。結果的にトリミングしたことで鼻を膨らませながらかき氷を大きな口で頬張る様子がダイレクトに伝わってきますし、切り取られた外側の状況への想像も掻き立てられます。個人的にはスプーンを持つ手がグーになっているのも子供らしくてツボです(笑)かき氷の色も赤で良かったですね。メロンやブルーハワイだと色的にちょっと不気味なイメージになったかもしれません。

焦点距離が合わないから撮らないのではなく、はみ出てもよいからまずはシャッターを押すという気持ちはとても大事です。その写真が使えるかどうかは撮影後に判断すればよいのですから。

koharu53さんには副賞としてAmazonギフト券1000円分をプレゼントします!

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11月最優秀作品

空を見上げて / to_nさんの作品

テーマ:「彩」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

NIKON D7100 / 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM

17mm, F6.3, 1/400sec, ISO100

Lightroom

工夫したポイント

10月にコスモスを見に行った際に撮影したものです。

当日は雲もほとんど無く綺麗な青空!コスモスも満開!!絶好の撮影日和でした。

山に囲まれた河川敷にコスモス畑があったので、山や土手をバックに撮影ししていて、それはそれでいい絵が撮れたのですが、今ひとつ面白みが無いな~と・・・
そこで、ハイアングルから撮ってみてみたりローアングルから撮ってみたり、色々やってるうちにコスモスの茂みの中から見上げるように撮ると面白い絵が取れることに気づいたので、ノーファインダーでコスモスの茂みの中に手を突っ込みアングルを変えながら連射(可動式のモニターではないので・・・)。

微妙に角度を変えたり、フォーカスの位置をずらしながらかなりの枚数を撮影しました。

その中で一番よく撮れたと思うのが今回のもの。

コスモスを撮る時はいつも「花」の部分にばかり注目していましたが、こうして見るとコスモスの細かく枝分かれしている「茎」の部分も見ごたえが有ることに気づきました。

撮影後Lightroomで「花のピンク」「茎の緑」そして「バックの青空」が調和するように調整しました。

studio9より

なんという透明感でしょうか。この作品をしばらく見ているだけで心がキレイになりそうです。この透明感を出しているポイントは「逆光+ローアングル」と「ハイキー」かと思います。逆光のローアングルで撮影することでピンクの花びらはの色は透けて鮮やかさを増し、空の青色とさわやかな対比を生み出していますし、緑色の葉も若干透けながらキラキラとハイライトが入っています。普通のアイレベルからの撮影ではここまでの透け感は出ません。

また、逆光撮影では被写体が暗くなりがちですがきちんとプラス補正をかけて撮影し光あふれる仕上がりになっています。ノーファインダー撮影したことでどの花にも微妙にピントが合っていないフワフワした感じもこの作品のイメージではプラスに働いている気がします。

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12月最優秀作品

夜に吸い込まれる / tana-fineさんの作品

テーマ:「渦」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

EOS 6D / SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE

F3.5, SS20, ISO8000

Lightroom

工夫したポイント

魚眼レンズでの比較明合成を行うことで渦感を強めてみました。

星の量が多かったので、絞って光の量を調整しました。

現像では夜の街あかりの鮮やかさを表現してみました。

instagram: https://www.instagram.com/tana_fine

studio9より

北極星を中心とする星の「グルグル」はいつ見てもロマンを感じます。誰もが一度は撮ってみたい憧れの写真ではないでしょうか。魚眼レンズを使用したことで地上も丸く歪んでおりまさに宇宙の渦に吸い込まれていきそうな感じです。空を横切る一本の飛行機の光跡も単調になりがちな空に緊張感を加えてくれていると思います。もう少し下で渦の中心を貫いていたら完璧でしたね^^; 光跡の長さからすると20分くらいの露出(20秒x60枚)でしょうか。

中央の木のシルエットや街明かりによる空の色の変化も美しいですね。

tana-fineさんには副賞としてAmazonギフト券1000円分をプレゼントします!

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テーマ別優秀作品

続いて各月のテーマ別優秀作品の発表です!月別の最優秀作品以外のテーマにおける優秀作品を紹介します。

出でる雲 / erudishionさんの作品

10月度テーマ:「雲」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

Sony RX-100

25.6mm(35mm換算版69mm), F6.8, 1/800s, ISO125

Lightroom

工夫したポイント

雨が降ってる中、横須賀に用事があり行った時に、駅に着いたらたまたま雲が僅かに晴れたその時に、一眼は家でしたので普段持ちのコンデジでパシャリ。

夏の青に迫力ある積乱雲を背景に、護衛艦[いずも(出雲)]を納めました。

タイトルも「出雲」と迫り出てくる雲を掛けてみました。

撮影時はISOを落とし、絞り優先で絞って撮りました、後日Lightroomで少し全体の彩度を上げて、余計な箇所を除く様にトリミングを行いました。全体的に夏を感じさせる感じになったかなと思います。

Twitter: @erudishion_pho

studio9より

今は寒い冬ですが、こういう写真を見ると夏が恋しくなりますね。真っ青な空ともくもくと立ち上がる雲がさわやかで、護衛艦の「出雲」と合わせるセンスも素敵です。まさに「雲」のテーマにぴったりですね。

きっちりとお手本のように三分割構図になっている構図の安定感も良いですが、この作品の印象を強めているのは35mm換算で約70mmというやや望遠で撮影していることかと思います。望遠で撮影することで護衛艦と雲との間に圧縮効果が生まれ雲の印象が高まっていますね。欲を言うならもう少し離れてさらに望遠で撮影するとよりギュッとした印象の強い1枚になったのではと思います。

らっせらぃ / AMEMANさんの作品

10月度テーマ:「跳」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

EOS 5D MarkIII / EF 24-70mm F4L IS USM

F4, SS1/8, ISO400

Lightroom6

工夫したポイント

またねぶたネタですいません。跳ねるといったら、ねぶただろうと思わずにはいられませんでした。

ねぶたは他でも行われていますが、青森のねぶたには、他にはない、跳人の大乱舞があります。跳ね方は単純ですが、それ故誰でもすぐ覚えられ、その躍動感につい一緒に跳ねたくなってしまします。(正装する必要がありますが)

そんな躍動感を出そうと思い、特にSSをあれこれ試行錯誤して撮ってみたのがこれです。手持ちでの撮影となりますので、SSを遅くすると手ブレになりますが、それもこの場合は味になると開き直っています。

夜で、照明があちこちから移動しながら当たり、状況がコロコロ変わります。しかし、露出とか考えている間に通り過ぎてしまいますので、もうとにかく数撃ちゃ当たる式に撮りまくるのみでした。

仕上げはLightroomで明瞭度を上げ、また、ねぶたの特色である赤と黄色の彩度を上げてみました。

Instagram: https://www.instagram.com/amemanda

WEB: http://ame-photo.com/

studio9より

とても良い躍動感が出ていますね。画面全体がブレているにもかかわらず「夜間に行われる躍動感のある踊り」が伝わってきて、脳内で音楽が再生されそうです^^ 夜間のお祭り(スポーツなども)ではシーンによっては光量不足でどうしても動きが止められない場合があります。例えばこのシーンで動きを完全に止めるなら1/400~1/500秒くらい欲しい所ですが、F4だとISO25600くらいまで上げないといけないんですね。

そんな場合は割り切ってスローシャッターでブラして撮影するのも有効な手段です。アタリハズレが多くはなりますが肉眼では捕らえられない躍動感を写し取ることができます。欲を言えば構図にもう一工夫欲しいところですが「跳」のテーマにぴったりの作品です。

紅葉 / youさんの作品

11月度テーマ:「黒」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

SONY ILCE-6000 / SEL55210

F6.3, 210mm, ISO:640, ss:1/400

工夫したポイント

休日の仕事の帰りにモミジのきれいな渓谷にちょこっと寄り道しました。

キレイに紅葉したモミジでしたが、鮮やかな黄色のイチョウをバックに思い切ってシルエットにして撮ってみました。葉が重なるところと、重ならずに1枚の形がよく見えるところを考えながら撮りました。

シルエットということで、モミジの葉の形がダイレクトに伝わるので、手ブレとボケには気をつけたつもりです。初心者なので、細かい設定やソフトでの加工などはよく分からないので、撮ったままです。

studio9より

モミジのシルエットは良く見かけますが、背景が一面黄金色になっているシーンはとても貴重ですね。210mmという望遠による背景の限定効果をうまく使った結果かと思います。ここまで背景が明るく撮れているので太陽の位置関係も良かったのでしょう(日陰から順光で撮影かな?)。

シルエットを真っ黒にすることでシャープなモミジの形が出ていますが、色情報が完全に失われているため葉の色がすぐにイメージしにくい気もします。もう少しシャドウに色が乗った露出の写真も見てみたいなと思いました。

静かな海 / AMEMANさんの作品

11月度テーマ:「穏」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

EOS 70D / 70mm

F19, SS30sec, ISO100

工夫したポイント

三陸の浄土ヶ浜近くで撮影しました。訪れる少し前に上陸した台風10号のため、浄土ヶ浜付近も土砂崩れなどの被害があったようで、あちこちの道路が崩れたりしていました。

当日は天気はあまりよくありませんでしたが、風はなく、穏やかでとても静かな朝でした。少し物悲しい朝の雰囲気を出したかったため、NDフィルターを付け、長時間の露光で撮影しました。

Instagram: https://www.instagram.com/amemanda

WEB: http://ame-photo.com/

studio9より

日中のスーパースローシャッターで波の形を消し去り、海面に霧が立ち込めるような印象になりましたね。曇りの日でF19まで絞って30秒ということはND16くらいで減光しているでしょうか。どんより曇った天気にマッチするようにややアンダーで周辺光量も落ちたさみしい感じもよいかと思います。

惜しいのはF19まで絞ったことで回折による小絞りボケ(微ブレもある?)によって背後の切り立った岩の輪郭が甘くなってしまっている点です。ちょっと強めにシャープを掛けてあげるとフワフワとした海面とシャープな岩場の対比がより明確になったかと思います。日中の超スローシャッターはND400くらいでがっつり減光するのがオススメです。

終の舞 / Mk.Vさんの作品

12月度テーマ:「終」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

Nikon D800 / AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

300mm, F4, SS1/2000, ISO1600

RAW / LightroomCC,PhotoshopCC

工夫したポイント

毎年撮影しているカトリヤンマというトンボです。

今年は、秋口の悪天候続きの影響か、撮影機会に恵まれず苦労しました。

カトリヤンマは秋終盤まで顔を見せてくれる種類で、このトンボを撮ると自分の中での昆虫シーズンが終わります。

太陽が低くなる季節。気温も下がり秋深まる中、懸命に子孫を残すために飛ぶ姿は、何回見ても心打たれます。

そんな彼らへのポートレイトの意味を込めて撮りました。

撮影は失敗が許されない状況だったので、SSを1/2000に設定。撮影時間は5分をありませんでした。

現像ではLightroomで基本現像を行い、Photoshopで虹彩ぼかしをかけ、背景を若干単純化しています。

instagram : https://www.instagram.com/mkv_jp/

studio9より

「トンボのポートレイト」という表現の中にとてつもない愛を感じます。トンボが1匹写っているシンプルな写真にもかかわらず、背景のストーリーを元に丁寧に現像、レタッチが施されておりドラマを感じる1枚に仕上がっている点も流石です。

そしてもう一つ注目して欲しいのがメタリックなトンボの頭に完璧にピントが来ている点です。300mmの超望遠で飛んでいるトンボの頭にガチピンするって人間が出来ることなのでしょうか?と思ってしまいます(笑)普段から撮影している訓練の賜なのでしょうが、いつもため息がでるほどの完成度です。

入選作品

時には少女のように / 74_photoさんの作品

10月度テーマ:「雲」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

Olympus OM-D E-M10 / LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6 ASPH.

30mm, F5.6, 1/1600sec, ISO200

工夫したポイント

足元に咲いていたほんの少しの花を多重露光で撮って、空一面をピンク色に埋めつくしました。

多重露光は、まずイメージが大切です。

何を表現したいのか?それには、何と何を組み合わせればよいのか?難しいけれど楽しい作業です。

blog: http://www.74photo.com/happybox/

studio9より

多重露光は経験と想像力が必要ですが、決まったときはなんとも言えないうれしさがこみ上げてきますね。足下のお花のボケをピンクの雲に見立てて観覧車に重ねた発想力は流石です。お花を重ねたことでやわらかでメルヘンチックな遊園地のイメージがしっかり出てきました。

全体の色味もどこかノスタルジーを感じて良いですね。1枚の写真では決して出すことの出来ない雰囲気ではないかと思いました。

花から花へと / wasabiさんの作品

10月度テーマ:「跳」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

Nikon D7200 / Tamron 70-200 f2.8 (A001)

170mm, F5.6, 1/640sec, ISO400

LightroomCC

工夫したポイント

吸蜜するアゲハさんを撮っていたら・・・

狙って撮ったのならかっこいいのですが偶然の産物、なのでピントもきっちりアゲハにきてませんし被写体ブレも。しかし翅のブレは動きがあってこれはこれでいいのかなと思いました。

現像ではWBをやや暖色に振り、露出をやや上げ方向へ調整。

それでも背景が沈んだ感じに思えたのでHSLにてグリーンの輝度を上げる方向へ調整しています。最後に余分なところをトリミングしたら横長になったので16:9にしました。

studio9より

良く見ると花と蝶の間に黄色い花粉が飛んでいるのが見えるので、さっきまで蜜を吸っていたのだなということが写真からも分かりますね。確かに若干顔からピントが外れてはいますが大きな画面で見ないのならば合格点ではないかと思います。羽根が少しぶれていることで躍動感も感じるよいシャッタースピードを選択しましたね。

曇りの日なのか少し光が単調な気もしますが、後処理でうまく明るくできている点も良かったのではないでしょうか。ぜひ次は顔にしっかりピントが来るように頑張ってみて下さい^^

夕暮れの風景。 / komamenさんの作品

11月度テーマ:「黒」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

canon eos 70D / EF35mm f2 IS USM

F8, 1/40sec, ISO800

工夫したポイント

夕暮れのマジックアワーに撮影。テーマが黒と言うことで、シルエットを使って黒を取り入れました。

シルエットによって作る構図。

構図のこだわりは、底辺に少しだけ入れた地面と右下の低い柵です。左側の大きな木のシルエットがまず目に飛び込んできて、次に右側の空に視線が移っていくかと思います。そのとき右下の柵のシルエットが無いと、木の大きさが分かりにくく、またどんな場所なのかが伝わりにくいかと思いました。柵の有る無しで、写真のイメージが大きく変わる一枚だと思います。

WB補正を使って、マゼンタとブルーを少し強くしています。そうすることで、写真全体の印象が強くなり、シルエットの黒によってより全体が締まって見えるかと思います。

instagram: http://www.instagram.com/komamenflorist/

studio9より

とても美しい夕焼け空の色と緻密なシルエットが印象的です。夕焼け空を撮影する場合はWBを曇りや日陰にしてオレンジ色を強める(色温度を下げる)のが定石ですが、太陽光のままやさらに寒色に振った上でマゼンタを足すとこのようなちょっと紫がかった色を作り出せます。

シルエットのバランスはコメントにあるように右の柵が良い役割をしていると感じました。一見左右のバランスが悪いようにも思いますが、左の大きな木のシルエットはちょうど1/3の部分にありますし、柵があることで大きさのイメージも掴みやすいですね。

飛散 / ゴンゴンさんの作品

11月度テーマ:「黒」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

EOS 7D / EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM

F4.5, 1/1600, ISO1600, -0.7EV

PhotoshopCS5 camera raw

工夫したポイント

イメージは絵画。火の粉が飛ぶ瞬間を狙い、なおかつ火の粉が止まるよう感度を上げて、さらに火の粉がぼけてほしかったので少しズームをかけて&近づいて撮りました。

火の色を強調するため周りの色を落としました。

PHOTOHITO: http://photohito.com/user/54271/

studio9より

火の粉や火花を玉ボケにして撮影すると火がまるで液体になったかのような不思議な効果が出てきますね。この作品も中央を見ると確かにたき火なのに上部を見ると真っ赤なマグマが飛び散るような不思議な感覚になります。ボケを作る為にズームして近づくというのは大正解でしたね。

周りの色を落とすことにより火を注目させることには成功しているのですが、周りが黒くほぼ彩度がゼロな状態なので初見ではこれは何?と状況判断に迷ってしまうかもしれません。もう少し火以外の焚き火感を出すか、思い切って火だけをトリミングしてしまうのも良いでしょうか。

静かな湖面に映る / tana-fineさんの作品

11月度テーマ:「穏」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

EOS 80D / SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM

F8, SS1/200, ISO800

Lightroom

工夫したポイント

長野県茅野市御射鹿池にて穏やかな湖面に映る紅葉の木々を撮影しました。

湖の周りにある紅葉が、赤や緑のあるカラフルな紅葉の部分と黄色と白樺の白が多い部分とあったので、静かな雰囲気を出すために、カラフルな部分はあえて外しました。

Lightroomの現像では、冬が来る前の寂しさを証言できるように彩度の調整など行いました。

instagram: https://www.instagram.com/tana_fine

studio9より

超有名ポイントの御射鹿池ですね。池にシンメトリーに映り込む様子の作品は非常に多いのですが、背景の木々の状態や切り取る部分が撮る人によって様々なので似ているけどそれぞれ違う印象で撮れるというのがこの撮影地の懐の広さでしょうか。

この作品はメインとなる3本の木をバランス良く配置しつつ、ややアンダーで彩度が低めの調整により狙い通り静かに冬がやってきそうな印象を出すことに成功していますね。少し青緑に寄った色合いもよくマッチしていると思います。

ふたり / koharu53さんの作品

11月度テーマ:「黒」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

NikonD3300 / Nikkor18-55mm 3.5-5.6GⅡ

F8, 1/77, ISO400

撮影場所 北海道三笠市

工夫したポイント

空知アートプロジェクトで奔別炭鉱跡のホッパーでの撮影です。

廃墟特有の剥がれ落ちたコンクリート柱ですが画像温度を下げ青っぽくしたので暗く冷たい感じから、光のある入り口付近まで目線誘導を意識しました。トリミングで両側の余分な部分をカット右側の柱が真っ直ぐなため入り口を右側に寄せました。

薄暗い廃墟内ですがカチとした雰囲気が欲しかったのでf8設定ISO400にしました。

studio9より

消失点を上手く使った目線誘導が出来ていますね。誘導された先には期待を裏切らず2人の人物のシルエット。ポーズにも特徴がありどんなことをしているのだろうと想像力もかき立てられます。トンネルの中から明るい外を撮影する場合は露出の設定が非常に大事ですが、トンネル内の骨格がうっすら見えつつ、出口の明るい景色も飛ばしきらない絶妙な露出かと思います。

全体を寒色に振ったことも冷たく廃坑である事を感じさせつつ、出口の緑は新緑のような色合いとなり新旧の対比を感じることができます。

夕霧と雪の中を / kusinadaさんの作品

12月度テーマ:「冬」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

OLYMPUS STYLUS1s

F5, SS1/800, ISO100

RAW / OLYMPUS Viewer 3 / Adobe Photoshop CS 6

工夫したポイント

夕日に照らされたレールと雪景色の鉄道写真を跨線橋から狙ったのですが、タイミング良く霧の中から列車が出てくるとても幻想的な写真が撮れました。

RAW現像時に色温度を7500Kに変更して夕刻のイメージを強調し、photoshopでコントラストを整えました。

studio9より

夕焼けに照らされた霧の中から列車が現れるという貴重なシーンをしっかり捕らえることが出来ましたね。線路にも夕焼けがギラリと反射して光の道が出来ているように思えます。色温度も不自然にならない程度にうまくオレンジ色を強調できているように感じます。

霧の印象が柔らかいので迷うところですが、夕日に照らされた鉄道を強調するならもう少しコントラストを上げつつ輪郭をシャープにしてあげると雪の中を走る鉄道の力強さが増してくるのではと思いました。

下町の灯火 / blue_mangoさんの作品

12月度テーマ:「青」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月)

SONY α6000 / Touit2.8/12mm

F10, 8sec, ISO200

RAW:Lightroom CC 2015

工夫したポイント

スカイツリーとビルと川の距離感に大事に撮影しました。

青を強調しつつ、バランスの良い色合いになるように気をつけています。

スカイツリーとビルを際立たせるため、コントラストと明瞭度を上げています。

Instagram: https://www.instagram.com/blue_mango_jp/

studio9より

地味でカメラマン泣かせの夜のスカイツリーですが、隣接するビルと上手く対比させながら納めることが出来ていると感じました。ライトアップされた様子も本体を白飛びさせること無く内部の赤い部分を上手く撮れており良い露出を選択していますね。

ホワイトバランスを大きく寒色に振っている点も近未来的な印象で良くあっています。ビルや鉄骨系の夜景にはコントラストと明瞭度アップも極めて有効ですね。

今月の『惜しい!あとちょっと!』

*あくまで私の独断と偏見によるものでこれが絶対と言うわけではありません。参考程度にふーんと見ていただければ幸いです。

*ここに挙げた作品だけが入選の次点というわけではありません。解説するうえで撮影者や読者の方に分かりやすい作品を主に取上げていく予定です。

ではいってみましょう!

散りても輝き / wasabiさんの作品

11月度テーマ:「黒」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月) あとちょっと

Nikon D7200 / SIGMA 17-50 f2.8 17mm

F7.1, 1/250, ISO100

LightroomCC

工夫したポイント

京都の とあるお寺の参道です。

この日は1日中曇りでしたが、弱いながらも日差しが出た瞬間を切り取ってみました。

現像では日差しのある所と影の部分を強調する方向でコントラスト、彩度ともにやや高めましたが日差しが弱かったためか光と影の感じがイマイチと感じましたので日差し部分だけ補正ブラシにて露光量を上げました。

ここが『惜しい!あとちょっと!』

曇りの日、日陰に降り注いだ一瞬の光を逃さず撮影されたことはとても素晴らしいと感じました。モミジが敷き詰められた階段の配置も良いと思います。コメント内でも明暗の差を出すための工夫をいろいろされたとのことですが、もう少しメリハリを出しても良いのではないかと感じます。この作品のキーポイントは日の当たっている部分ですが、日陰の部分のモミジもかなり見えており意識が分散しがちです。

Lightroomで黒レベルを下げ、白レベルを飛ぶギリギリまで上げながらもっとコントラストを強めるとこのような日なたがより強調された写真にすることができます。

左(←)が調整前、右(→)がコントラスト調整後です。

このままでも良いですが、さらに印象を強めてみましょう。日なたには赤、黄、緑の葉っぱがあるためここを統一した方がより集中できそうです。LightroomのHLSを使いながら緑の彩度を下げ、黄色を赤に寄せて上げるとさらに印象の強いイメージを作ることができました。

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月) あとちょっと

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月) あとちょっと

ここまでやると事実を曲げてしまうため好き嫌いが分かれる所ですが、見せたいところにどうやって意識を集中させるかということを考えながら現像するのは大事ですね。

漁を終えて / しろやんさんの作品

テーマ:「帰」

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月) あとちょっと

OLYMPUS E-M10 MarkⅡ / OLYMPUS M.14-42mm F3.5-5.6EZ

42mm(35mm換算判82mm), F6.3, 1/800, ISO200

OLYMPUS Viewer3 / Lightroom CC

撮影場所: 千畳敷(青森県深浦町)

工夫したポイント

若干明るく撮影してしまい雰囲気が無かったので、シャドウを思いっきり下げて船と手前の岩をシルエットにしてしまいました。

撮影当時はRAWの利便性をよくわかっていなかったのでJPEGで撮影してしまい、加工していくうちに画質が落ちてしまったのが悔やまれます。最近Lightroomを導入したので、OLYMPUS Viewer3でレタッチしたものを
より雰囲気が出るようにコントラストや彩度をさらにレタッチしました。

カメラを始めて2ヶ月のころにとった写真です。まだ右も左もわからないような状態でしたが登山の帰りにせっかくだからと寄り道し、スマホで夕日の撮影方法を検索しながらセッティングを終えたころ、ちょうど漁を終えた船が通ったので慌ててシャッターを切りました笑

ここが『惜しい!あとちょっと!』

真っ赤に燃えた夕焼けの素晴らしいシーンを上手く切り取ったステキな作品です。右下の岩場をシルエットにしたのも良い判断だったと思います。惜しいと思ったのは船の位置です。

太陽を真ん中に配置し、岩場を右に配置したということは何かバランスがとれるものを左に置く必要があります。ここでバランスをとれるものは漁船ですね。ところが漁船が画面中央近くにあるため、画面の左側に要素がなくなり、アンバランスになってしまっています。

お写真をお借りして試しにPhotoshopで漁船をもう少し左側に寄せてみました。

studio9の写真コンテスト(2016年10-12月) あとちょっと

ほんの少し左に動かしただけですが、かなり写真の安定感が増したかと思います。ちょうど船の進行方向も左向きですし、この場合はもう少し船が進むのを待ってシャッターを切る冷静さが現場で欲しいところですね。

とはいえカメラを始めてすぐに最初の写真を撮れれば十分合格点かと思います^^。今後は何を撮りたいのか、何を見せたいのかを考えながらファインダー内を良く見てシャッターを押す癖をつけるとさらに上達すると思います!

 まとめと次回のご案内

以上、2016年10、11、12月の応募作品から特にステキなものを選出させていただきました。常連の方も初めての方も、たくさんのご応募ありがとうございました!

ここに紹介できなかったステキな作品もたくさんありますのでぜひ下記のオリジナルアルバムにも足を運んでみて下さいね。

10月テーマ:「跳」「雲」「味」
studio9の写真コンテスト 2016年10月投稿作品
11月テーマ:「彩」「黒」「穏」
studio9の写真コンテスト 2016年11月投稿作品
12月テーマ:「フリーテーマ」
studio9の写真コンテスト 2016年12月投稿作品

アルバム提供:30days Album

毎月ご応募頂いている方も、初めての方もご応募心よりお待ちしております!

**ご注意**

studio9の写真コンテストの必須項目は、「お名前(ハンドルネーム可)」「テーマ」「作品タイトル」「工夫した点」の4つです。どれか一つでも抜けているとせっかく良い作品でも審査対象外となってしまいますのでご注意下さい。

受賞者の方へ

副賞付き受賞者で連絡先が不明な方へは応募アルバムのコメント欄にメッセージを残しております。お手数ですがご確認頂きますようお願い致します。

2月ぶんのご応募受付中!

次回の写真コンテストは2017年1、2、3月の応募分を2017年4月に発表いたします。

すでに1月ぶんの応募は締め切っておりますが、2月の応募は絶賛受付中です!

2月のテーマは「赤」「粒」「滞」

次回2月のテーマは「赤」「粒」「滞」、3月のテーマは近日中に発表いたします。

たくさんのご応募お待ちしております!

詳しくは下記の写真コンテスト応募ページをご覧下さい。

写真コンテストの詳細、応募はこちら!

コンテストタイトル
studio9関連コンテンツ
2017.03.08
14.07.01
244シェア
みんながワクワクする写真コンテスト! テーマは『みんながワクワクするコンテスト』 studio9の写真コ別のタブで開く

30days Albumについて

投稿用アルバムの30days AlbumはGMOペパボ株式会社が運営する写真共有サービスです。

友達とパスワード付きのアルバムが簡単にシェアできたり、写真のストレージ機能が無料で使えるサービスです。私もワークショップ後に参加者のみなさんと写真を共有したりするのに使っております^^


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独自設計!普段使いもできる最高の大容量カメラバッグを作ってみたよ!Endurance de Stockage
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この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ
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