【6月発表】studio9の写真コンテスト !&7月の応募開始!

カテゴリー:写真コンテスト
studio9写真コンテスト6月のテーマは「滴」「青」「淡」。果たしてどの作品が最優秀に選ばれるでしょうか!今月も季節感の出たステキな作品をたくさんご応募いただきました。
2015年7月のテーマも発表致しますよ!

2015年6月の優秀作品を発表します

5月の暑さからうって変わって6月は梅雨らしい日が続きましたね。雨が降るとなかなか撮りに出るのが億劫になったりもしますが、そんなお天気にも負けずに今月も力作をたくさんご応募頂きました。いつもよりもさらに全体的なレベルが上がったような感じで選出するのに苦労しました。。^^;

本エントリーではその中でも特にステキな作品を10をこちらでご紹介します!

なお、応募いただいた全作品は下記リンクからご参照していただけます。ここで紹介しきれなかった写真もたくさんありますのでぜひこちらも参考にしてみてください。

テーマ:「滴」「青」「淡」
studio9の写真コンテスト 2015年6月投稿作品

アルバム提供:30days Album

次回 2015年7月のテーマは「海」「光」「斜」

7月のテーマは「海」「光」「斜」です。過去作品のご応募もOKです。

また、6月から始まった「惜しい!あとちょっと」企画も継続しますよ!
応募方法などの詳細はこのページの最後でご案内します!

それでは6月の優秀作品を一挙にご紹介していきましょう!僭越ながら私からのコメントも簡単に付けさせていただいております。

*PCでご覧の方は作品をクリックすると大きなサイズで見ることが出来ます。

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最優秀作品

優しき光に蝶は舞い降り / Mk.V さんの作品

テーマ:「淡」

studio9の写真コンテスト(2015年6月)

Nikon D800 / AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED / 300mm, F4.0, SS1/500, ISO200

RAW / Lightroom,PhotoshopCC

工夫したポイント

初夏の谷戸で出会ったウスバシロチョウという蝶です。

アゲハの仲間ですが、名前の通りうっすら透ける白い翅が特徴です。

この淡い翅を、初夏の柔らかい光と一緒に撮ろうと考えました。

望遠単焦点レンズを絞り開放で使用し、かつ背景の淡い光を十分活かせる様に構図を設定。LightroomでWBを寒色系にふり、コントラストを弱めに現像。Photoshopにてガウス処理したレイヤーを重ね、不透明度を調整。
蝶にはガウス処理を適用したくなかったので、レイヤーマスクを使用して効果をキャンセルしています。

最後にアスペクト比を最近模索中の16:9に変更。

少しでもストーリー性を表現出来れば、と考えました。

Twitter : @MkV_jp

studio9より

この作品を見て、蝶々が動いているように見えるのはきっと私だけでないはず。

全体的に淡く柔らかな印象はまるでおとぎ話の世界に飛び込んだかのようです。蝶々のイメージともマッチしていますよね。

なんとなくこの蝶々に生命を感じ動き出しそうに感じるのは私たちが普段見ている動画と同じ縦横比16:9であることも一つの要因かもしれません。

Photohopでのガウス(ぼかし)処理をかけたレイヤー重ねはこのようなイメージを出すのに非常に有効ですね。

Mk.Vさんには副賞としてAmazon商品券1000円分をプレゼントいたします☆

特別賞

Sunset Landing / LS さんの作品

テーマ:「青」

studio9の写真コンテスト(2015年6月)

SONY α6000/SONY SEL10-18mm F4/18mm、F5.6、SS1/2000、 ISO200

RAW:Lightroom5.7

工夫したポイント

飛行機、夕陽、富士山、誘導灯の構図が自分好みになるまで、連写を活用して何枚も撮りました。

カメラアングルを水平ではなく斜めにしたのは、ライブ感やスピード感を表現したかったからです。WBは大人のクールな印象を出したかったので寒色系に設定。さらにHSLでオレンジの彩度プラス、輝度マイナスにし、夕陽の色味を強調しました。

飛行機の胴体もシャドウを落として完全にシルエットにするなど、全体的にドラマチックな雰囲気になるように仕上げました。

studio9より

大胆なフレーミングに目を惹かれました。ここは海上でしょうか。広角レンズを使用することで飛行機そのものにもパースが付き躍動感が出ましたね。

斜めにすることで躍動感を出すことに成功しているのはもちろん、この広角レンズによるパース表現による効果も大きいと思います。

天候や時間帯にも恵まれたチャンスを作画意図を持ってしっかりとモノにしたのが素晴らしいと感じました!

LSさんにはAmazon商品券500円分をプレゼントいたします☆

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優秀作品 テーマ:「滴」

続きまして、優秀作品の発表です!(順不同、投稿日順)

ろくがつ / おうどんさんの作品

studio9の写真コンテスト(2015年6月)

NIKON D5300 / AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

ISO100 / 40mm / f3.2 / 1/400秒

Lightroom5.7

工夫したポイント

雨の日、あじさいの咲いている路地の写真です。

雨の糸、花びらの滴、傘をさして歩いている人、を何とか一枚に収めたく何度もシャッターを切った中、まだマシかなwというバランスの一枚でしたのでこちらを応募させていただきました。

梅雨特有のだるく陰鬱な雰囲気を出したくて、花を中心とした円形フィルターで露光量を下げ、コントラスト、明瞭度をマイナスしふんわりとさせてみました。

いろんな調整をしてみましたが未だにどのような現像が良かったのかわかりません、アドバイスをいただけたら嬉しいです。

studio9より

あじさい写真のお手本的なカットですね。背景にいる傘を持った女性がいるかいないかで全く作品のイメージが変わったかと思います。

このようにやや引きであじさいを撮ると水滴感はあまり感じなくなってしまうのですが、雨を感じさせる被写体(傘を持った人)が背景にいるだけでとたんにあじさいの水滴を感じるようになりますね。

現像については「梅雨特有のだるく陰鬱な雰囲気」というイメージに対するアプローチは間違っていないと思います。私ならもう少し全体的に明るくして青味を強くしても面白いかなと思います。青は他の色より暗く見せる効果があるので、露出ではなく色で暗く見せる作戦です(笑)

梅雨の濃淡 / yokoさんの作品

studio9の写真コンテスト(2015年6月)

EOS 70D / F100mm f/2.8L Macro IS USM / F5.6 / ISO100 /

RAW / Digital Photo Professional

工夫したポイント

雨上がり、雲の切れ間に太陽が覗いたので急いで近所の公園へ。

紫陽花に付いた雨粒が太陽の光でキラキラ輝いてとても綺麗でした。

紫陽花の萼片に落ちた雫を境に色の濃淡が出るようにWBは白色蛍光灯、ピクチャースタイルはEMERALDに設定。

手持ち撮影だったためピントを合わせるのが大変でしたが、雫に光条がでるように少し絞りながらも淡さを残すように気を付けて撮影しました。

studio9より

季節柄あじさいの作品を数多く応募いただきましたが、こちらはマクロで水滴にフォーカスした作品ですね。

この作品のステキだなと思った点は、一つの滴にシンプルにフォーカスして撮影している点です。また、最終的な決め手は水滴の上部に僅かにキラリと輝くハイライトとその光条。縮小してしまうと分かりづらいのでパソコンの人はぜひクリックして拡大して見てみてください。

ハイライトはほんの僅かでも入っているのとないのとでは作品の印象に大きく差が出てきます。人間の脳はほんの数ピクセルのハイライトでも敏感に感じるんです。

雨上がりの晴れ間はチャンスですね!

しずくのキセキ / cerna_kockaさんの作品

studio9の写真コンテスト(2015年6月)

Canon EOS 7D / Canon EF35mm F2 / ISO400 / F5.6 / 1/160sec

工夫したポイント

まだ静かなの早朝

カメラを連れて 町へと繰り出す

昼間の喧噪とは異なり

わたし と ファインダー越しの光に集中できるとっておきの時間

蜘蛛の巣だって

昼間とは違う姿をみせてくれるもの

ブログ:『チェコの黒猫カメラ ceska cerna kocka』

http://kockamera.blogspot.com/

studio9より

同じ水滴でもこちらはクモの巣についた水滴。まるでアクセサリーのようです。

状態の良いクモの巣に朝霧で露が着いたのでしょう。

霧を背景に余計な色を排除したシンプルさもステキです。これだけ状態の良いクモの巣なので、もう少し絞って水滴全体にピントが合ったカットも見てみたいと思いました。

優秀作品 テーマ:「青」

静寂の祠 / uuyさんの作品

studio9の写真コンテスト(2015年6月)

EOS 5DMarkIII / EF 24-105mm F4L IS USM / 28mm / f22 / ISO50 / 39sec

工夫したポイント

動の動きのある滝、深緑の森を 『 静、癒し』と自分の中で決めて撮影しようとしました。

NDフィルター8、SS:55秒、F値 22、ISO 200 で光を抑え撮影しました。

でも1番の苦労は全ての機材を1人で持って行き登山に近い滝見学でした。

*studio9注:ExifにはSS:39秒とあったので設定値には39秒と記入させていただきました(大きな問題ではないです^^;)

studio9より

これからの時期は滝の水量も増し滝撮影にはうってつけの季節です。NDフィルターを活用し超スローシャッターで捕らえました。

スローシャッターで水の勢いを消し去ることで静けさが出ましたね。また、全体にアンダーで青味を強くした仕上げは静寂さや厳かな感じ表すのに奏功しています。

ただ、メインの左側の筋の最後がやや中途半端に切れて締まっているのが窮屈に感じ惜しいと感じました。左の筋の出口をもう少しよく見せてあげると滝の広がり感が出て祠の印象もより強まったかも知れません。

街を乗せて / なかよしさんの作品

studio9の写真コンテスト(2015年6月)

RICOH GR / SS:1/400 / F:5.6 / ISO:800

Lightroom6.1

工夫したポイント

銀座の街をお持ち帰りする車に遭遇してビックリ(笑)。

カメラ(RICOH GR)のフィルター、クロスプロセス寒色を使い、青みを強調しました。

Lightroomの新機能霞、かすみの除去を早速使ってみました(プラス18)。

写り込みの窓だけでなく、街の様子も少しだけ画面に入れました。

studio9より

とても面白いコンセプトです^^

タイトルと作品がよくマッチしていて相乗効果が出ていると思います。こういう視点でスナップできるとお出かけも楽しくなりますね。

先日アップデートされたLightroom6.1の新機能「かすみの除去」も効果的です。このような映り込みをハッキリさせる用途にも十分使えそうですね。

青と黒 / じょなさんさんの作品

studio9の写真コンテスト(2015年6月)

FUJIFILM FinePix S1 / 149.3mm / F7.1 / 1/170sec/ ISO 100

Picasa

工夫したポイント

HPの『晴れ×あじさい を攻略する3つのポイント』を参考に、わざと晴れの日に紫陽花を撮りに行った時の1枚です。

注意深く観察していると、木陰で1輪だけスポットライトを浴びているようなそこだけ浮き出ているような紫陽花に出会いました。

探せば晴れでも楽しめた紫陽花でした。

※Picasaで色温度とソフトフォーカス効果を調整しました。

Twitter : @convent2

studio9より

あじさい撮影はなるべくなら薄曇りや雨の日に雰囲気を出しながら撮影したいものですが、お天気はそう簡単に言うことを聞いてくれません(笑)

晴れた日でも工夫次第ではいろいろなあじさいを楽しめるんですよね。このように木陰でスポットライトを浴びているあじさいは晴れた日にしか撮れない好例です。

全体的にアンダー目に明暗差を付けた仕上げでよりスポットライト感が出ましたね。

群青 / matuさんの作品

studio9の写真コンテスト(2015年6月)

PENTAX K-5 II s / 24mm / F7.1 / 30s / ISO 400

工夫したポイント

W/Bの色温度を下げて青くし、CameraRAWで露光量等の調整。

明度の雲にかかった月が調整することによって肥大するので丁度良い大きさと明るさのバランスを取ることが難しかったです。

studio9より

30秒の超スローシャッターで月夜の海岸を良い雰囲気で捕らえました。長時間露光することで海面が平均化され滑らかになっていますね。

明るい月が背景にあることでシルエットとなっている鳥居の存在感が増しているように感じます。

ただ、鳥居の輪郭がぼんやりと滲んでいるのが少し惜しい点です。スローシャッターで海面が滑らかになっているので、鳥居はしっかりと輪郭を出し対比してあげるとより印象が強まったようにも思います。

Celestial Blue / さめさんの作品

studio9の写真コンテスト(2015年6月)

Nikon D800E / Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

35mm / f/3.2 1/125 Sec / ISO : 180

RAW : Lightroom5.7

工夫したポイント

先日、初めて京都の三千院に行ったのですが、そこで見た無数の仏像群に驚かされました。この仏像群で神々しい青を表現してみたいと思い、ファインダーをのぞきました。

○撮影
構図的には放射構図を意識しました。焦点距離や f 値を変えて何パターンが撮ったのですが、解放よりの絞りと35mm の画角が一番しっくりきました。

○現像
青銅っぽい仏像の印象を強調するために彩度をプラス補正して、色温度もシアンに寄せました。収束点に近づくほど、青色を濃くしたかったので、color efex pro4 というプラグインの『2色フィルタ』を使って色味を調整しました。

たくさん並んでいるものを撮るときは、どこにピントを合わせて、どんな風に撮ろうかなぁと試行錯誤する時間が楽しいので、これからもたくさん並んでいるものを探してみようと思います。(笑)

Instagram : http://instagram.com/same2u_2k4
mail : same.fotografiaあっとgmail.com
Twitter : https://twitter.com/ShinyaSameshima

studio9より

こうやってたくさん並んでいる被写体はどこにピントを合わせて良いか本当に悩んでしまいますよね。こちらの作品はちょっと水平を傾けて棚の横のラインに適度にパースを付けつつ、被写界深度の深さを上手くコントロールして違和感なく仏像群への視線移動を促している点がステキです。

結局撮ってみないとどこかベストなポイントかどうかが分からないわけですが、やっぱり目安としては三分割構図を意識することでしょうか。このときよほど被写界深度が浅い場合を除いて合焦点を1/3に持ってくるとやや窮屈に感じることがあるので、この作品のように大きくボケている部分を1/3に持ってくると考えても良いように思います。

後処理も寒色系に振った後、少し色を転ばせるようなフィルターを掛けたことでなんとなく”生っぽい”じわりとした湿度を感じます。

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優秀作品 テーマ:「淡」

テーマ:「淡」の該当作品は最優秀賞(優しき光に蝶は舞い降り / Mk.Vさん)のみでした。

今月の『惜しい!あとちょっと!』

今月から始めてみた新企画、『惜しい!あとちょっと!』

もうちょっとだけ工夫してみたら入選だったかも。。という作品を2~3点取上げて私が個人的に感じた改善ポイントを紹介してみようと思います。

*あくまで私の独断と偏見によるモノでこれが絶対と言うわけではありません。参考程度にふーんと見ていただければ幸いです。

*ここに挙げた作品だけが入選の次点というわけではありません。解説するうえで撮影者や読者の方に分かりやすい作品を主に取上げていく予定です。

ではいってみましょう!

しずくの中の花 / mihoさんの作品

studio9の写真コンテスト(2015年6月、あとちょっと)

PENTAX Q / 13.5mm / 1/160sec / F8

工夫したポイントは すべてのしずくの中に花が入る様に撮影しました。

一番右端のしずくには背景の建物もしっかり映り込んでいて 外で撮影したのが分かると思います。作りこんだ物ではなく 自然の中の一コマです。

ここが『惜しい!あとちょっと!』

たくさんの水滴の中にお花たちが映り込んでいるステキな場面で、自然の中で良く見つけられたと関心しましたが、背景のお花のインパクトがかなり強く滴の中になかなか目線が向かないのが惜しいポイントかと思います。

滴の中のお花の写り具合と相談しながらではありますが、F8で撮影されているのでもう少し絞りを開けて背景をボカしてみるとか、滴とお花の距離を伸ばしてみる、もう少し望遠で撮ってみるなどして背景のインパクトを押さえてみるとさらに良かったかも知れません。

また、四隅(特に下部)にやや中途半端な隙間が出来ているのでここにも視線が持って行かれそうになります。思い切って背景は黄色いお花のみにするようなフレーミングが出来れば、「背景になにかぼんやり写っているけど。。」 ⇒ 滴の中を見て「あ、お花がたくさん写ってる!」といった見せ方が出来るのではないかなぁと思いました。

Photoshopでざっくりと加工してみましたが、こんなイメージです。

studio9の写真コンテスト(2015年6月、あとちょっと)

一番良く写っている右側の滴をもう少し中央になるようなフレーミングにしても良いかも知れませんね!

青空と夕焼けと君と僕と / mchakaseさんの作品

studio9の写真コンテスト(2015年6月、あとちょっと)

NIKON D300 / Nikon AF-S DX 18-105mm F3.5-5.6 G ED VR

ISO200 , f5.6 , SS1/2 , EV-1

Lightroom6

横浜にある唐沢公園からのみなとみらい。

空がフランス国旗みたいで凱旋門の空がこんなんだったらいいな。

とか思ってみたり。

これでテーマ青!って言い張るのは無理があるかしら。

空の3色を目立たせたかったので3色それぞれに補正ブラシを掛けそれぞれのWBを変えることで見た目よりもはっきりした色にしました。
手前のビル群にも補正ブラシをかけ露出を抑えて空が映えるようにしてみました。

ここが『惜しい!あとちょっと!』

ステキな夕焼けの場面。1日の中でも僅かしかない貴重な時間帯を収められました。空のグラデーションもステキです。

この場面、構図上のポイントは最上部の雲の形かと思います。上部を覆うようにアーチ状にバランス良く雲がかかっていて、地上のシルエットと合わせて美しい空のグラデーションが額縁に収まった雰囲気です。

ただ、地上を雲とセットの額縁と考えるとややアンバランスで、もう少し下の部分まで入れたいところ。ビル群が中途半端に上部のみ見えて不安定にも感じます。空のグラデーションをできるだけ入れたい気持ちは分かりますが、ここはもう少し地面を入れた方がバランスが良かったかも。

studio9の写真コンテスト(2015年6月、あとちょっと)

下部をほんのちょっと黒で塗り足してみましたが、こちらの方が上部の空とのバランスが取れ安定して見えると思います(縦横比は若干崩れているのでもう少し広角に寄せるなど適宜調整)。

現像にLightroomを使われているということなので、LR6.1からの新機能「かすみの除去」を適用させ空をよりクリアにしてみました。

あじさいと和装美人 / LSさんの作品

studio9の写真コンテスト(2015年6月、あとちょっと)

SONY α6000/SONY FE70-200mm F4 G

200mm、F4、SS1/250、 ISO100

RAW / Lightroom5.7

和装美人が引き立つ構図にしたかったので、紫陽花はボケにして、背景には五重塔の朱色をアクセントに盛り込みました。

撮影場所から紫陽花まで数m離れていたので、前ボケをきれいに作るのが難しかったです。

現像は、コントラストと明瞭度を下げ、彩度を少し上げました。まわりの新緑でモデルさんの顔が緑色になってしまったので、色かぶり補正でマゼンタをちょっとプラス。6月の風情豊かな1枚に仕上げました。

モデル:えれなさん
Web掲載の許可は頂いております。

ここが『惜しい!あとちょっと!』

1作品入選をしているLSさんの作品ですが、ポートレートの良い例があったので取上げさせていただきます。
studio9の写真コンテストではポートレート作品が入選することが少ない(応募自体も少ないですが)のですが、特に避けているというわけではありません^^;

この作品は場面や狙いはとても良く雰囲気が出ているのですが、緑かぶりの処理がやや難しい作品だったので取上げてみました。今回はLightroomを使った現像を中心に見てみようと思います。

全体にまだ緑が強く被っていて、日陰のためモデルさんの顔が暗くなってしまっているのでそれを補正してみようと思います。

まずは全体調整(基本補正)でやや明るく、日陰で青もやや被っているので全体にアンバー寄りに色温度を調整。ただし、ここでマゼンタを足すと紅葉やあじさいの緑が失われてしまうのでまだこのまま。

また、モデルの背景のモミジが本当は新緑なのに後ろの鳥居に負けてくすんでしまっています。これをHSLの色相を使ってイエロー付近のスライダーをグリーン寄りに調整。背後の朱色も少しだけレッド寄りにして差を付けました。

studio9の写真コンテスト(2015年6月、あとちょっと)

studio9の写真コンテスト(2015年6月、あとちょっと)

HSLでグリーンを強めると顔の緑かぶりがより強くなってしまいました。。ここで円形フィルターで顔の中だけ大きくマゼンタ寄りに振って緑かぶりを除去。すこし露光量も上げて明るくしておきました。

顔の緑はだいぶ取れましたが、手前のあじさいの緑が鮮やかすぎてモデルさんの印象が薄れてしまいます。そこで段階フィルターであじさい部分のみ彩度を下げます。

studio9の写真コンテスト(2015年6月、あとちょっと)

最後に、モデルさんの目線がちょっとどっちつかずだったので、トリミング、角度補正して目線を強調、お好みで切り抜き後の周辺光量補正を下げて完成です。

studio9の写真コンテスト(2015年6月、あとちょっと)

トリミングしてやや窮屈な感じになってしまいましたが、健康的な顔色で表情が良く見えるようになりました。

僅かな緑かぶりはモニターによって見え方が違うので、モニターの調整も結構大事です。
*Windowsで広色域モニターを使っている方は色が濃く見えていると思います。(この写真に限らず)DLしてPhotohopで見るかカラーマネジメントに対応したブラウザで見ると正常な色で見えるはずです。

 まとめと7月のご案内

以上、54作品の中から10点を選出させていただきました。

冒頭にも述べたように今月はいつもよりも力作が多い印象でした。毎月の3つのテーマはなんとなく季節感が出ると良いなぁと思って決めているのですが、撮る人それぞれにテーマのとらえ方が違っていて作品をみながらなるほどなぁと思うことも多いです。

また、今月からはじめた『惜しい!あとちょっと!』企画。応募していただいた方の作品を使わせていただく形となりますが、撮影者の方もこの記事を見ている読者の方にもなにかのキッカケとなればいいなと思い、しばらく続けてみようと思います。

全体を通して、ちょっと惜しいなぁと思ったのはせっかくの良い投稿、「工夫した点」があまり書かれておらず選定から落ちてしまった作品が数点あったことです。
これにより作品の価値が下がるということは決してありませんが、studio9の写真コンテストは「工夫したポイント」も作品と同じくらい重要視して選定していますので、応募していただいたみなさまのご協力をぜひお願い致します。

今月もこちらに載せられなかったステキな写真がまだまだありますので、もっと良く見たい!という方はオリジナルの投稿アルバムにもぜひ足を運んでみて下さい。

テーマ:「滴」「青」「淡」
studio9の写真コンテスト 2015年6月投稿作品

アルバム提供:30days Album

毎月ご応募頂いている方も、初めての方もご応募心よりお待ちしております!

**ご注意**

studio9の写真コンテストの必須項目は、「お名前(ハンドルネーム可)」「テーマ」「作品タイトル」「工夫した点」の4つです。どれか一つでも抜けているとせっかく良い作品でも審査対象外となってしまいますのでご注意下さい。

次回 2015年7月のテーマは「海」「光」「斜」

7月のテーマは「海」「光」「斜」です。

7月前半はまだ露が続きますが後半に向けて徐々に夏らしくなってくるそんな季節ですね。テーマはあくまで目安なので多少こじつけでもかすってさえいればOKです^^

もちろん過去作品のご応募もOKです。

作品のご投稿や応募要項は下記リンクからどうぞ!

次々回(8月)のテーマ予告も行っています。撮影計画にお役立て下さい。詳細は下記リンクからご確認下さい。

– studio9の写真コンテスト 

締め切りは7/31までです。

『惜しい!あとちょっと!』企画も続けますよ!

*あとちょっと!コメント不要の方はその旨投稿時のコメント欄にご記入下さい

30days Albumについて

投稿用アルバムの30days AlbumはGMOペパボ株式会社が運営する写真共有サービスです。

友達とパスワード付きのアルバムが簡単にシェアできたり、写真のストレージ機能が無料で使えるサービスです。私もワークショップ後に参加者のみなさんと写真を共有したりするのに使っております^^

個人ブログでも紹介しました
– フリーランスカメラマンの私が普段使っているWEBサービスとかいろいろ10選!


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この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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