地元の写真家が教える!鎌倉撮影旅への心得9条-意外と知らない注意点も!

人気の観光地である鎌倉へ撮影旅行に行くときに持っていった方がいいものや、どんな写真が撮れるのかの基礎知識などを地元在住の私がご紹介します。スムーズな撮影のために、初心者でも上級者でも役に立つ情報です。

知ればスムーズ!鎌倉撮影旅のポイントとは

関東の観光地として知られる鎌倉。関東からならお気軽日帰り旅行が楽しめフォトジェニックなシーンも多く人気のスポットですが、混雑も多くリサーチが甘いと当日困ってしまうことも少なくありません。

当日の撮影を充実したものにするなら、事前リサーチはとっても大切なのです。

今回は、鎌倉在住写真家の私が、鎌倉の撮影のために知っておきたいポイントを9つ紹介します。撮影旅行だけでなく普通の旅行でも意外と見落としがちなポイントを地元在住の視点でお届けします。

本日のコンテンツ

  • 1.鎌倉ではどんな写真が撮れるのか知っておく!
  • 2.持っていくレンズは厳選して!
  • 3.鎌倉旅に必須な3つのアイテム
  • 4.鎌倉の中心部へは電車で!
  • 5.鎌倉へ来るなら◯曜日がベスト
  • 6.とんびやカラスに注意
  • 7.撮影禁止(立ち入り禁止)のエリアを確認
  • 8.地元の人にふれあいながらが楽しい
  • 9.情報収集でスムーズな撮影を!
  • まとめ
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1.鎌倉ではどんな写真が撮れるのか知っておく!

鎌倉ではどんな写真が撮れるのかご存知ですか?改めて知ってみると、鎌倉は写真を撮影するのにとてもおすすめな場所であることがわかります。

鎌倉で撮影できるもの、被写体

まずは、鎌倉へ撮影に出る前に、鎌倉の街のことを少し知ってから出ることにしましょう。旅なので行き当たりばったりもいいのですが、持っていくレンズを選び出したり、時間配分などをするためにも、少しは調べておくと安心です。

出てきた地名は地図にまとめていますので場所がよく分からない方はご確認を。

神社仏閣

かつては鎌倉時代というひと時代を築いた鎌倉という土地には、その関係もあってか神社仏閣が多くあります。

特に北鎌倉、鎌倉小町・大町、長谷に集中しており、それぞれ規模も魅力も違いがあります。最近は御朱印巡り・パワースポット参拝の目的としても観光客が多いです。

花などの自然(紫陽花や紅葉)

鎌倉はとにかく草花が楽しめる場所です。こんなパンフレットが駅に設置されるくらい、年間を通して季節折々の草花が楽しめます。6月の紫陽花や秋の紅葉は有名ですよね。

定期的に鎌倉の花を撮影するクラブなども存在するようですので、調べてみて参加するのも面白そう…。

趣のある町並み

鎌倉は第二次世界大戦でも空襲を免れた土地です。そのおかげで、古い家屋や建築物がたくさん残されています。蔵や木造建築など、古都と言われる理由もちょっとわかる気がします。

ほんのちょっと路地に入ると見つけられる風情は、鎌倉ならではです。また、昭和情緒が漂う丸ポストも鎌倉らしいモチーフの一つ。

江ノ電

鎌倉は鉄道ファンにも人気の場所です。江ノ電は時折“鎌倉のアトラクション”と呼ばれるほど、観光客が殺到することも…。

GWと6月はとくに混み合いホームへの入場待ちとなりますので、できればこの季節以外にいらっしゃるのがおすすめです。

江ノ島

厳密にいうと江ノ島は鎌倉のお隣り、藤沢市にある島です。しかし、鎌倉の浜や山からも江ノ島を望むことは可能です。特に稲村ヶ崎から望む江ノ島は、天気が良ければ富士山と共演することもあり、その景色には息を飲みます。

毎年4月と10月ごろには、江ノ島のシンボルでもあるシーキャンドル(展望台)に夕日が沈むので、その瞬間を撮影にいくのも楽しいかもしれません。

海・浜辺

鎌倉の観光資源の中に、海があります。日本の中では有名なサーフスポットでもありますね。フランス・ニースの海岸と由比ヶ浜が似ていることから、鎌倉は姉妹都市になっているほど、海はひとつのシンボルです。

ニースとは少しかけ離れますが、由比ヶ浜の場合はすみっこの方に船小屋があったりします。それもまた風情があって、日本の原風景っぽいかなと思ったり…。

三浦半島にあるような断崖絶壁の大迫力はありませんが、稲村ヶ崎や七里ヶ浜からは富士山や江ノ島も眺められます。1〜2月は海の水が最も透き通る季節。夏は赤潮などで濁るので、その点も考慮してみては?

食事・スイーツ

鎌倉は美味しいものが多いです。お料理もお菓子も、鎌倉にしかないものがたくさんあります。

特にムードのいいお店が多いので、普通に撮影するだけでも美味しそうに撮影できたりして、SNS映えするシーンに多く出会えます。

下の地図にここまで出てきた地名をプロットしてみました。鎌倉の地理が不安な方はこちらで位置関係を確認して見て下さいね。

2.持っていくレンズは厳選して!

鎌倉へ来るなら、正直たくさんのレンズを持ってくることはおすすめできません。その理由は、

  • 道が狭く、カメラバックが歩行の邪魔になる
  • 大きなカメラバッグが他人への迷惑にもなる

からです。

週末は江ノ電すら乗れないことも多く、歩く覚悟で荷物は最小限にすることが理想になります。「車で行けば…」と思うかもしれませんが、鎌倉は要塞のような山々に囲まれた土地ですので、市内へ入るのもひと苦労。

駐車場も少ないので、とにかく荷物を減らして、電車などの公共交通機関を利用するのが正解です。

広大な景色が少ないことを考慮して

鎌倉は広大な原っぱがあるわけではありません。海も意外と平凡で、広角レンズで撮影してもドラマチックになるのは稀かも…。例えば、以下の写真は軽井沢での景色なんですが、こういった広大さは、鎌倉にはほとんどありません。

もし、広角レンズを使用するなら、モチーフに寄って撮影するなどして、撮影の仕方に気をつけないと、淡々とした写真になる可能性が高いです。

広角レンズに精通しているようならいいのですが、初心者の方が練習に使うのはまずは控えたほうがいいかもしれませんね。どうしても広角で撮るなら、スマホなどを代用したほうがいいかもしれません。

週末は人が多いので、背景が映り込みにくい望遠レンズの方が活躍する場面は多いです。

花を撮るぞとマクロを持ってきても、なかなか近づくことができないこともあるので気をつけて。

今日はこのレンズだけで!というのもアリ

道端でレンズを交換している人を見ると少しゾッとするのは私だけでしょうか。

潮風もあり、舗装されていない道路も多く、場所や時間帯によっては雲の中にいるような高い湿度にも悩まされる鎌倉。

カメラやレンズのためには、屋外でのレンズ交換はなるべく控えたほうがいいかなと思います。

「せっかくレンズを買ったのに!」と思う方は、お店の中など、湿気やホコリなどから逃れられる場所で交換するようにしましょう。

私は少し面倒くさがり屋なのもあるんですが、今日はこの1本だけで!と決めてかかるのも鎌倉撮影旅の醍醐味かなと思います。

撮影できなかったと諦めるシーンも出てくるかもしれませんが、「次回撮影することにしよう」と、のんびり構えてみるのもいいのではないでしょうか。

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3.鎌倉旅に必須な3つのアイテム

さて、撮影に際して、鎌倉へ行くなら必須なものがあります。

  • ウェットティッシュ
  • ゴミ袋
  • クリーニングキット

鎌倉へ行くなら、以上の3つは必ず持っていくようにしましょう。上の2つは、撮影以外でも持っていくと便利なものです。

ゴミ箱が少ない鎌倉…

鎌倉は食べ歩の印象がありますが、実はゴミ箱は駅やコンビニくらいしかないのが現状です。特に、食べ歩きが有名な小町通りほどゴミ箱がないのでご注意を!

お店で買物をしていると手にしている空のコップなどを捨ててくれることもありますが、これはお店が良心で行っているサービスですので、タイミングによってはゴミが捨てられないシーンがたくさんあります。

そのため、鎌倉旅行ではゴミ袋は必須。いざ撮影したい!というときに、食べ歩きのゴミが邪魔になることのないように、準備しておくと安心です。

おしぼりの出るお店は少ない…

実は鎌倉の飲食店では、ウェットティッシュやおしぼりが出ないことが多いです。そのため、ウェットティッシュは必ず携帯することをおすすめします。

海や山など、自然も多い鎌倉は、手が汚れることもしばしばです。食事する時以外にも便利ですので、ぜひウェットティッシュは携帯していただきたいなと思います。

自然が多い鎌倉だから…

海などへ行くつもりならクリーニングキットがあると安心です。気をつけていてもフォーカスリングの部分などに砂が入り込むので、風が強いときなどは応急処置としてお手入れグッズがあると安心です。

湿気のある季節は潮風がレンズを曇らせますので、そのためにもクリーニングキットがあると便利ですよ。

4.鎌倉の中心部へは電車で!

車でも電車でも、鎌倉⇔都内のアクセスはまぁまぁいい場所です。ただ、問題は、とにかく混雑するということ。

まず、土日休日に車で鎌倉へやってくるのは避けることをおすすめします。駐車場も少なく、駐車料金も高く、渋滞に巻き込まれる…いいことはありません。

いい波が来ているときはサーファーに席巻されてしまうので、週末以外もご注意を。鎌倉の中心部へやってくるなら電車かバスが最適です。

困ったときはパーク・アンド・ライド

もし、どうしても車で鎌倉方面へ来たい場合は、パーク・アンド・ライドを利用するといいでしょう。

横浜市や藤沢市などの鎌倉周辺の駅へ車を置いて、鎌倉の中心部へは電車で来るのが賢いアクセス方法だといえます。

鎌倉市内の移動はコレで

鎌倉市内の移動は、GWなどは江ノ電1時間待ちとなるときも…。

街歩きをしながら撮影するなら徒歩が一番ですが、それ以外はバス、そして人力車を利用しましょう。

人力車は大通りも通りますが、民家の合間を縫って走ることもあり、楽に移動ができる可能性もあります。歩くよりも少し高めの視線で街を眺めることができるので、撮影にもいいかもしれませんね。

紫陽花の季節は特別に移動エリアが広くなります。ただ、30分で7,000円程度かかることもあり、利用料金はその都度違うことも。費用がかかることは覚悟するといいかもしれませんね。

鎌倉駅西口、小町通り、長谷駅等に車夫さんが立っていますので、声をかけて詳細を訪ねてみるといいでしょう。

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5.鎌倉へ来るなら◯曜日がベスト

鎌倉は観光地です。当然のことですが、土日祝日よりも平日の方が空いています。しかし、忘れてならないのは定休日

神社仏閣などの撮影だけが目的ならいいのですが、美味しいご飯を食べたい、素敵な古民家カフェで撮影を楽しみたいというなら曜日に注意して行くようにしてください。

由比ヶ浜大通りの商店街は水曜日が定休日のところが多く、週明けの月曜日も定休日のところが多いです。

個人的には平日の方が空いていて快適なので、火曜日、木曜日、金曜日あたりが撮影には適していると思います。もちろん混雑した雰囲気が必要なら、土日祝にどうぞ。

湘南ならでは…臨時休業に注意

湘南周辺のお店は営業時間がきちっと守られていなかったり、雨の日は臨時休業になってしまったりするので、予定通り撮影を進めたいなら、事前リサーチは必須です。

混雑時期・撮影しやすい時期は?

ちなみに、年間を通して混んでいる時期はGWと6月の紫陽花の時期です。7〜8月は海水浴客はいますが、街中は意外と空いています。

6.とんびやカラスに注意

鎌倉は海岸付近だけでなく、市内にもとんびがいっぱい飛んでいます。

基本的には食べ物を狙っていますが、まれに食べ物以外のものを食べ物と勘違いして奪っていくことがあります。動物だから仕方がないと思っても、とんびにさらわれると結構むなしい気持ちになるんですよね…。

とんびは意外と体長が大きく、爪も鋭いので、ケガをしたりカメラなどを壊される可能性もゼロではありません。

背後から襲ってくるのでかなり怖いです。万が一、食べ物などを手にするときには、なるべく屋根のあるところで食べるのが安心ですよ。

他にも、時折空に浮いているとんびを睨みつけるようにして、警戒心を出すと比較的襲われません。

浜辺ではカラスも敵に

ついつい撮影に夢中になると、浜辺などに荷物を置いて場所を離れる人が少なくありません。そんな人間を横目に、カラスがおみやげの袋を持ち去る光景を、私はよく目にします。

いい写真は撮れるかもしれませんが、夢中になりすぎるのもほどほどに。せっかくのお土産がなくなってしまうと、これまた悲しい気持ちになります。

7.撮影禁止(立ち入り禁止)のエリアを確認

鎌倉のお寺の中には、撮影禁止の場所がいくつかあります。事前にそれらの情報も集めておくといいでしょう。撮影禁止として知られるスポットは、極楽寺、覚園寺、明王院、妙法寺などです。

知らずに撮影している人もたまに見かけるのですが、禁止は禁止です。きちんとルールは守るようにしてくださいね。

また、鎌倉は私道も多く、民家の間でも「立ち入り禁止」「撮影禁止」の看板を掲げているところがあります。よく他人の土地に入ってしまっている人がいるのですが、不法侵入になりますのでご注意を。

撮影禁止や制限がある理由は、お庭を守るため、観光客が多いためなど、さまざまです。撮影するためには申請が必要な場合などもあります。

鎌倉の観光人気は留まるところを知りません。昨年はOKでも今年から撮影NGになるという可能性もありますので、必ず出発直前に確認するようにしてくださいね。

江ノ電の線路への立ち入りもNG

江ノ電の線路は基本的に立ち入り禁止です。

ただ、江ノ電と周囲の住宅は特別な関係にあり、線路を渡らないと出入りできない場所があるのも事実。このように特別なケースでは、立ち入りOKです。

そのため、観光客の方は線路の向こうのお宅に用事があるか、お店があるかしない限り、線路への侵入はできません。線路の中で撮影など、もってのほかです!

映画のように線路を歩きたく気持ちは分かるのですが、本当にやめましょう。侵入者が多いと柵が取り付けられる可能性もあり、そうなれば景観が崩れる原因に。皆さんのマナーにかかっています。

公道での三脚は注意

公道で三脚を立てるのには、一般的に道路使用許可が必要と考えられています。(と、私は学生時代に指導されたことがあるというのが正しいかもしれませんが…)

これは法律の解釈が分かれますが、トラブルになるかもしれない可能性は認知しておきましょう。

不安がある方は、きちんと使用許可を申請するか、手持ち撮影を基本に考えてもいいかもしれません。

8.地元の人にふれあいながらが楽しい

写真だけを撮影して帰ってしまう人も多いのですが、もしよければ、地元のお店や人との交流も楽しんでみてはいかがでしょうか。

おすすめの場所、地元の人だから知っている場所というのは多く、ガイドブックには載っていない情報も得られる可能性があります。鎌倉は道も狭いので、大々的にネットや雑誌で紹介できないことも多いのです。

フラフラ小路を歩いていると地元のおじいちゃんやおばあちゃんたちが声をかけてきて教えてくれることもあります。

「江ノ電はこの角度から」「今日は由比ヶ浜から大島が見れるわよ」と声をかけてきてくれたり。夕暮れの稲村ヶ崎ではカメラマンがたくさんいるので、「○時頃が夕暮れのベストだよ」と教えてくれることだってあります。

9.情報収集でスムーズな撮影を!

写真を撮影しに鎌倉へ来るなら、写真から逆引きで探すことのできるInstagramでロケーション検索するといいかも。「#鎌倉」「#yuigahama」などと入れると、さまざまな鎌倉の景色を見つけることができますよ。

また、花の見頃を知りたい、混雑状況を知りたい場合は、Twitterで鎌倉市観光商工課「@kamakura_kankou」をフォローしてもいいかも。

ゴールデンウィークの江ノ電の混雑情報などを写真付きで教えてくれたりします。それ以外の時期もコンスタントに情報が投稿されているので、鎌倉に詳しくなりたい方にもおすすめです。

こちらのTwitterでは地元のイベント情報なども手に入りますので、混雑予想をするのにも一役買います。お祭りなどのイベントごとが多い鎌倉。予定通りスムーズに撮影したいなら、情報収集は重要ですね。

まとめ

鎌倉で撮影を楽しむなら、まずは大混雑を避けるのが一番のポイントである気がしています。鎌倉はあまり知られていない神社仏閣、カフェなどもたくさんありますので、ぜひ、自分の足で歩いて探してみてはいかがでしょうか。

立入禁止などに注意しながら、小路を見つけたら迷い込んでいく…これが撮影旅が面白くなるポイントです。

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この記事を書いた人
杉浦 優子 /
「旅と写真教室 photo lesson kamakura」主宰。神奈川・鎌倉の地で街歩きを中心とした写真教室を開催しています。 杉浦 優子のプロフィールページ

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