雨上がりの写真撮影を3倍楽しむための、魔法の世界の見つけ方!

このところ、午後からしょっちゅう豪雨に襲われる関東地方ですが、雨が降った後の街は写真的にはお宝の山だったりします。今回は雨が降らないと決して姿を見せない「魔法の世界」を見つける方法をご紹介します。蒸し暑くて嫌だった雨上がりの見方が変わりますよ!

写りこみ

魔法の世界への扉を探してみよう!

雨上がりの数時間だけ、街の中に魔法の世界が現れるとしたら、その世界、写真に収めてみたいと思いませんか?

雨が降っていても撮れないし、雨が上がって時間がたってしまっても撮れない世界。それってどんな世界でしょう。

答えは「水たまりへの写り込み」です。

普段は邪魔な水溜りも、カメラを向ければ街のもう一つの姿を映し出す、期間限定の鏡になってくれるのですね。今回はそんな「水たまりへの写り込み」の撮り方をご紹介します!

スカイツリーと空と写り込み

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写り込みの撮り方

水たまりに出来る写り込みの撮り方は次の3ステップ+αです。

特に難しいと言うわけではありませんが、それぞれにコツがあります。まずは箇条書きにしてみましょう。

1.水たまりをみつける

これが無いと始まりませんよね。でも、最近の街ってなかなか水たまりが発生しません。。

2.目線を下げ観察する

普通に歩いているだけじゃ水たまりにできた写り込みは見つけられません。。魔法の世界を見つけ出す観察眼が必要です。

3.しっかりピントを合わせる

当然じゃん!と思われるかもしれませんが、写り込みには意外とピントが合わないものです。ちょっとした裏ワザを使って写り込みにしっかりピントを合わせます。

ではこれから順を追って説明していきましょう!最後にこれ以外のちょっとしたコツも紹介します。

まずは状態の良い水たまりを見つける

魔法の世界を撮るなら、その世界への扉(=水たまり)を探さなければなりませんね。

最近の街は水はけが良くなるような設計がされているので、大きくて撮りやすい水たまりがあるのは雨上がりの数時間程度。それを過ぎると小さくて撮影には不向きな水たまりになってしまいます。。

また、雨が降っているときは水たまりに波紋がたくさん出来てしまうので、なかなかキレイな映り込みが得られません。。

雨上がりの世界を撮るなら、雨が上がってスグ!これ大事です。夏の夕立後なんかは狙い目ですね☆

また、水たまりを探す場所は、広場や空き地など開けた場所がおススメです。周りに大きな障害物が無ければ映り込みのバリエーションも増えます。

写りこみと紫陽花

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普通に歩いているだけじゃ見つけられない

雨上がりに水たまりが出来ることくらい、どんな人でも知っていることだと思いますが、その水たまりを通して新しい街を見たと言う人はなかなかいません。

それは、大人の普通の目線ではなかなか見つけられないからです。

水たまりで魔法の世界をのぞくには目線を低くしなければならないのです。中学校の理科の時間でやった、光の反射の法則です。

次の図をご覧下さい。

大人の目線(B)では空しか映らないこと分かりますね。

目線の違い

通常の大人目線では足元の水たまりには空しか写りません。建物を写したければもっともっと低くカメラを構えましょう(A)。時には地面スレスレから撮ることも大事です。

建物の下部も写したいなら、図からも分かるように地面にカメラをつけるくらいの低い位置で撮ることが重要。これらの写真はほぼ地面と同じ高さから撮っています。

地面から撮影 地面から撮影

ファインダーを覗けなかったので、タワーのてっぺんが見切れてしまいました。。バリアングルモニタ付きのカメラが便利ですね♪

ピントあわせの裏ワザ

水たまりの状態がよく、キレイに風景が写り込んでいるなら普通にピントを合わせればいいのですが、水深が浅かったり、水面が揺れているような時だとなかなかピントが合わずに、地面の方にピントが合ってしまう事があります。

じゃぁマニュアルフォーカスで合わればいいかと言うとそれは初心者にはなかなかレベルが高い。。そんなときは、また反射の法則を思い出せばいいのです。

図を見れば分かるように、水たまりに写っている被写体は見かけ上、カメラと実際の被写体との距離とほぼ同じ距離にあることになります。

ピントあわせの裏技

 

だから、水たまりの写り込みにピントが合わないときは、一度実際の被写体にピントを合わせてフォーカスロック(半押し)したまま水たまりにカメラを向けてみましょう。カメラと実際の被写体と、カメラと水たまりの見かけ上の被写体との距離が等しいのできっとピントが合うはずです。

それだけで、今まで見えなかった世界にピントが合いますね。マニュアルフォーカスに抵抗がある方はトライしてみましょう!

その他、小ワザなど

地面は黒い。故にマイナス補正

アスファルトやレンガや砂利など、基本的に地面は黒系の色です。普通に撮るとカメラは暗い状況だと判断して、見た目よりも明るく写ってしまうかも。

マイナス1EVくらいマイナス補正して撮ると見た目どおりになります。

マイナス補正する

絞り開放がおススメ

せっかくボカしやすい一眼レフなんだから開放(F値を一番小さく)撮ってみましょう。写り込みの被写体にはピントが合っているのに、地面はボケてる みたいな不思議な世界になります^^

次の例が分かりやすいです。

写りこみにピント

↑水飲み場の写りこみ(頭上の桜の木)にピントを合わせました。周りはボケボケなのに、水面にはピントが合っている不思議な世界です。

水面にピント

↑普通に水面付近(飲み口)にピントを合わせると、写り込みにはピントは合いません。見かけの距離が違うから。

人混みは気をつけて

地面スレスレから写り込みを狙う撮影ですので、周りに人がたくさんいる状況ですとあらぬ誤解をされる可能性があります。特に、周囲にスカートを履いた女性がいるときは注意。。

万が一、トラブルになっても撮っていた写真を見せて潔白を証明すればいいことですが、できればそんなトラブルは避けたいものです。当然ながら、それ以前に一般の方の通行を妨げるような場所で撮影するのはNGです。

以上が、雨上がりの撮影を3倍楽しむための、写り込み撮影の方法でした。

雨が降っているときはなかなか外に出るのは億劫ですが、雨が上がったらぜひ魔法の世界の扉を探しに出かけて見てください☆

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この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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