EOSシリーズのファームウェアをアップデートする方法![EOS 7D 2.0]

カテゴリー:Review / カメラ・レンズ
以前よりアナウンスされていたEOS 7Dの超大型ファームウェアアップデートが始まりましたね!通常のマイナーアップデートとは違い、追加される新機能が多数。 ファームウェアのアップデートでここまで出来ちゃうの??というくらい。そこで今回はキヤノンEOSシリーズのファームウェアアップデートの方法をご紹介します。
2012.9.5追記
一部の情報では今回のアップデートによって、設定によってはフリーズする可能性が指摘されています。 私の環境では特に問題は発生していませんが、特に業務目的で使われている方はご注意ください。
詳細はこの記事の一番下に追記します。
2012.9.12追記
上記問題のバグFIX版が公開されました!詳細はこちら!!
EOS 7Dファームウエア Version 2.0.3が公開されたよ![EOS 7D 2.0] 

EOS 7DをIMAGE MONSTER 2.0へ

8月7日よりEOS 7Dの新ファームウェアが公開となりました。メジャーアップデートということで、追加される新機能が多数!キヤノンでは発売当初のキャッチコピーを使ってIMAGE MONSTER 2.0なんて謳ってますね。(発売当初は確かにMONSTERでしたが、今となっては。。w) 追加される新機能はこんな感じ。

1.連続撮影可能(バースト)枚数が向上しました。
【JPEG ラージ/ファイン】:約94(126)枚*1⇒約110(130)枚*2
【RAW】:約15(15)枚*1⇒約23(25)枚*2
【RAW+JPEG ラージ/ファイン】:約6(6)枚*1⇒約17(17)枚*2 2.新規アクセサリーの“GPSレシーバー GP-E2”に対応しました。
3.ISOオート時の上限感度設定機能を追加しました。
4.カメラ内RAW現像機能を追加しました。
5.画像再生時のクイック設定機能を追加しました。
6.レーティング機能を追加しました。
7.JPEGリサイズ機能を追加しました。
8.録音レベルマニュアル調整機能を追加しました。
9.ファイル名自由文字設定機能を追加しました。
10.エリア(タイムゾーン)設定機能を追加しました。
11.画像拡大時の画面スクロール速度を向上させました。
12.外部ストロボを使用し断続的な連続発光した場合にシャッタースピードが長秒時になることがある現象を修正しました。
13.動画のExif情報の色空間情報を修正しました。

*1 当社試験基準4GBカードを使用し、当社試験基準(ISO100、ピクチャースタイル:スタンダード)で測定。( )内の数値は、当社試験基準Ultra DMA(UDMA)対応4GBカード使用時の枚数
*2 当社試験基準8GBカードを使用し、当社試験基準(ISO100、ピクチャースタイル:スタンダード)で測定。( )内の数値は、当社試験基準Ultra DMA(UDMA)対応128GBカード使用時の枚数

キヤノンHPより引用

ワクワクしちゃう新機能が満載なので、7Dユーザーはぜひともアップデートしておきたいところです。 そんなわけで今回の7Dアップデートをしてみたのですが、付属の説明書が微妙に不親切なのでそのログを残しておきます。(詰めが甘いよなー。。)

ちなみに、ファームウェアというのはパソコンで言うところのOSみたいなもんです。スマホでもiOSやAndroidのバージョンアップをするとそれだけで機能が向上したり、新しい機能が使えたりしますが、それと同じような感覚ですね。

ファームウェアアップデートの方法

今回はEOS 7DのファームウェアをVer.1.2.3⇒2.0.0へアップデートしています。2.0.0の前が1.2.5だったので、2回ほどアップデートをサボっていますねw

恐らく今回の方法はEOSシリーズの共通のアップデート方法だと思いますが、他の機種で行う場合は念のため事前にしっかりとマニュアルを読んでから行うことをおススメします。

また、ファームウェアは一度アップデートしてしまうと元に戻すことは出来ません。ほとんどの場合は問題ないと思いますが、そのファームウェアにしかない機能などがある場合は、アップデート前によく吟味したほうがよさそうです。

Ver2.0.0へのアップデートにあたっては、日付/時刻、カメラに登録した周辺光量補正データが初期化されますので、特に周辺光量補正データを登録してある方は注意しましょう。

1.ソフトをダウンロードする

CANONのHPから最新ファームウェアをダウンロードします。

7D Ver2.0.0はこちら ⇒ http://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eos7d-firm.html

おそらく、eos7d-v200-win.zip(マックの人はeos7d-v200-mac.dmg だったはず。以後Windows環境で説明)がダウンロードされるので、解凍して中身を見てみましょう。(お使いの環境によっては.zipが見えないことがあるかもしれませんが大丈夫です)zipファイルの中身はこんな感じ。

7D000200.FIRがファームウェア。update-procedure-pdfのフォルダにはマニュアルが入ってます。末尾が-jpとなっているのが日本語マニュアル。

解凍が終わったら 7D000200.FIR を右クリック>プロパティでファイルサイズを確認。これとダウンロードページに書いてあるファームウェアのサイズが同じであればOKです。

ファームウェアアップデート手順-ファイルサイズ確認

ファームウェアアップデート手順-ファイルサイズ確認

ほぼ100%同じになっていると思いますが、ダウンロードや解凍の失敗でファイルが破損していると厄介なので念のためチェックします。

2.CFにデータを移す

通常はカメラで使用するメディアを使ってアップデートします。今回はCFですね。

まずはメディアをフォーマットします。マニュアルにはただ”フォーマット “と書いてあるだけで、カメラ側でやるのか、PC側でやるのかいつも迷うのですが、私はPC側でフォーマットしてます。

CFをカードリーダーに刺して、マイコンピュータからCFを選んで右クリック>フォーマット を選びます。クイックフォーマットでOK。

ファームウェアアップデート手順-フォーマット

ファームウェアアップデート手順-フォーマット

フォーマットが終わったら、先ほど解凍した7D000200.FIRだけをCFへコピー(ドラッグ&ドロップ)します。これで準備OKです!

3.カメラにCFを刺してアップデートする。

いよいよアップデートをするわけですが、ひとつだけ大事なポイントがあります。電池の残量です。ファームウェアはカメラのソフトウェアの心臓部に当たるため、アップデート中に電源が切れて、アップデート失敗となると、起動すら不可能になる恐れがあります。できれば満タンの電池、最低でも半分以上は残っている電池を使ってください(アップデート自体は数分で終わります)

CFを刺す前に、カメラのモードダイヤルをAUTO以外にしておきます(誤作動防止?)。マニュアルには”Pなど”って書いてあったのでPモードにしておけばOKかな。ひねくれモノの私はAvでやりましたw

残量十分の電池とモードダイヤルを確認したら、さきほどコピーしたCFをカメラに刺した後、メニューボタンから機能設定3の画面に移動します。

ファームウェアアップデート手順-機能設定3

一番下にファームウェアが表示されるので、その項目をSETボタンで選択してみると、ファームウェアアップデートの隠しページに行くことができるので、OKを選択しましょう。

ファームウェアアップデート手順-アップデート確認

するとしばらくの間、ファームウェアをLodingし始めます。突然英語表記になりましたが、ビビッてはいけませんw

ファームウェアアップデート手順-ロード中

ロードが終わったら、CFにコピーしたファームウェアの情報が出てくると思うので、選択して次へ

ファームウェアアップデート手順-Ver確認

「アップデートしちゃっても良いワケ?」と聞かれるのでOKを。

ファームウェアアップデート手順-最終確認

するとこんなゲージが出てきてインストールが始まるので、100%になるまでのんびり待ちます。今回は3~4分かかりました。インストール中は他のボタンを押したり、電源を切ったりしてはいけません!

ファームウェアアップデート手順-インストール中

100%になったら自動的にこんな画面が出てきて、「アップデートが終わったよ!」と教えてくれます。

これでアップデート完了!おめでとうございます。

ここから先はあとからでも変更できますが、リセットされてしまった日時/時間の設定をします。今回のアップデートではタイムゾーンの設定も出来るようになったので、そこも変更します。 太陽マークはサマータイムの設定。日本で使うならOFFのままでOK。タイムゾーンも東京(ずっと下にあります)に設定しておきましょう。

ファームウェアアップデート手順-日時設定

これであなたのカメラは最新版です。

念のためカメラを再起動しておきましょう。マニュアルには”電源をOFFにして電池を2秒以上抜くこと”と書いてあります。今回私は電源OFFすらやるのを忘れたのですが(笑)、通常に新機能が使えています。まぁおまじないみたいなモンですかね。

最初と同じようにメニューボタンから機能設定3に移ってみると、ファームウェアのバージョンが2.0.0になっていますね!

ファームウェアアップデート手順-アップデート完了

カメラのファームウェアアップデートはとても簡単です。なんせタダでカメラの性能が向上するのだからやっておいて損はないはず(ソフトにバグがなければ。。)。ファームウェアのアップデートをやったことの無い人はこの機会にぜひチャレンジしてみましょう。

早速RAWの連射を試してみる

今回のアップデートの一番の目玉は連射可能枚数の大幅アップ

バッファ容量はどうがんばっても変えられないので、おそらくファイルの書き込みアルゴリズムを変更したのでしょうが、RAWで15⇒25枚へアップするとかすごいですね。1DXで開発した技術かな?

テストに使用したのはSanDiskのExtreame16GB。60MB/sのUDMA対応カードで現行でもそこそこ高速のカード。

結果はこちら

RAWのみ ⇒ 25枚(+1枚)

RAW+JPEG(L fine) ⇒ 18枚

どちらも公称どおり+αの結果。RAWのみに関しては25枚まではスムーズで、26枚目は一瞬テンポが遅れて記録されました。RAW+JPEGは18枚までスムーズに連射可能。公称より1枚多いですね♪キヤノンさんありがとう。

でも、これだけの大規模なアップデートをしたということは、普通に考えればしばらくは7D後継の登場は絶望的なわけで。。ちょっと複雑な気もする今日この頃です。

もうひとつ心配なのは、このファームウェアの初期不良。ソフトにはバグは付き物ですし、最近のキヤノンは詰めが甘いので心配です。まぁ、不良があったらまたアップデートすればいいのですがね。

とりあえず、近日中にバグが見つかってVer2.0.1がリリースされることに3,000点賭けておきますw 現行でも十分という人はバグだしが終わった頃にアップデートするってのも賢い方法かもしれませんね。

2012.9.5追記
冒頭でもアナウンスしましたが、一部の情報では今回のファームアップ(Ver 2.0.0)によってフリーズ するという事象が一部で発生しているようです。
完全に予想が当たりましたね。。(あまりうれしくないですが。。)
私の環境では問題なく使えておりますが、もしフリーズした場合は電池の抜き差しで回復するようです。
また、フリーズした場合はオートパワーオフを1分以外に設定するといい という情報がちらほら。
私の個体はオートパワーオフ1分で、ファームアップしてから数千枚撮ってもなんともないですが、特に業務で使われている方はご注意ください。
主なソースです。
EOS 7D ファームウエア2.0不具合?
EOS 7D ファームウエア2.0不具合? その後
EOS 7D 新ファームウエアVer2.0でフリーズ 不具合
どうやらキヤノンも今回のバグを再現できつつあるっぽいので、近日中にマイナーアップデート版が出るかも?
あまり急がない人はそのときバージョンアップしてもいいかもしれませんね。
ソフトにはバグは付き物ですし、それほど大規模というわけでは無さそうなので、仕方ないのかなーという気もしますが、素早く誠実な対応を期待したいですね。
 2012.9.12追記
上記問題のバグFIX版が公開されました!詳細はこちら!!
EOS 7Dファームウエア Version 2.0.3が公開されたよ![EOS 7D 2.0] 
スポンサーリンク
© 2016 studio9. All rights reserved. [more info.]
この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

サイト内検索

YouTubeチャンネル

Twitterフォロー