高コスパ!カメラ、レンズにおすすめの防湿庫を紹介するよ。IDEX DS-63Mレビュー

カテゴリー:Review / アクセサリ / カメラ・レンズ
カメラ(特にレンズ)の大敵は湿気です。湿度の高い日本のような環境だと使う頻度の少ないレンズにカビが生えてしまうことがあるのです。。そこで重要なのが防湿庫での管理。今回は安いのに本格的な防湿庫IDEX D-strage DS-63Mのレビューをしてみます。カビが生えて使用不可になる前に早めに手を打っておきましょう!

湿気はカメラ、レンズの大敵!

安い買い物ではない一眼レフやミラーレスなどの”高級なカメラ”ですが、日ごろの保管はキチンとできていますか?気を抜くと何万円もかけて買ったそのレンズ、カビで使用不能になってしまうこともあるんです。。

カメラの大敵は湿気です。特に交換レンズは湿度の高い状態にずっと置いておくと内部がカビで侵されてしまうことがあるんですね。そうなるとサービスセンターで分解清掃(1万は軽く超える)が必要だったり、ひどくなるとコーティング自体が侵されてしまうこともあります。

湿度の高い日本に住む以上、避けられないのがこの湿気との闘い。安全に保管するためには防湿庫あると安心。そこで今回は比較的安いのに本格的な防湿庫IDEX D-strage DS-63Mを手に入れたのでレビューしてみます。

梅雨時期や夏は当然として、冬も機密性高いお家なら結構湿度ありますし、北向きの部屋は湿気溜まりやすいですよね(←私の家がまさにコレ)。

本日のコンテンツ

  • 防湿庫のタイプは2種類
  • IDEX D-strage DS-63Mについて
  • DS-63Mの各部詳細
  • まとめ
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防湿庫のタイプ

カメラを湿気から守る防湿庫には大きく2つのタイプが存在します。一つは今回紹介するような本格的な防湿庫で電源につないでおけば自動で湿度管理してくれる電動タイプ。もう一つは定期的に乾燥材を入れ替えながら使う簡易防湿庫(ドライボックス)のタイプ

簡易防湿庫は言ってみればタッパーに乾燥材入れとくのと大して変わりありません。

機材が少ないうちは安い簡易防湿庫(ドライボックス)でも十分と思いますが乾燥材の入れ替えが面倒(梅雨時期なんかは1週間くらいで交換が必要なことも)ですし、箱と同じ構造なので機材が増えると出し入れが面倒なんですよね。。ランニングコストも高め。

簡易防湿庫の作り方は以前まとめてます

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機材が増えたら本格防湿庫がおすすめ

機材が増えてきたら本格的な防湿庫を考えても良いでしょう。

電源に繋いでおけばあとは何もしなくても狙った湿度に保ってくれるし、棚タイプなので機材の出し入れも楽になります。

レンズ保持用のスポンジなどもついていて、カメラやレンズ用のお家といったところでしょうか。簡易的ですが鍵もかかるので防犯や子供のいたずら防止にも効果的です。

ただし、簡易防湿庫に比べれば場所をとるし、お値段も当然高くなりますのでお持ちの機材と相談しながら導入してみましょう。(高いと言っても一度使えば5〜10年くらい余裕で持ちますし、電気代も1日1円とか2円の世界です)

目安としてはカメラが複数台になったり、レンズが3〜4本越えてきたら本格的な防湿庫を導入してもいいのかなと思います(40Lクラス〜)。

40Lよりも小さな20Lクラスの本格防湿庫もありますが、そのサイズなら簡易防湿庫(ドライボックス)でも良いかと思います。今までは東洋リビングの白い防湿庫(40L、現在廃盤)を使ってたのですが機材が増えて慢性的に溢れていた状態だったので買い足すことにしました。

IDEX D-strage DS-63Mについて

本格防湿庫の代表としては 東洋リビングトーリハン の2つのブランドが市場の大半のシェアを持っているのかな?という状況ですが、今回ご紹介するのはIDEXという会社のD-strageという比較的新しいブランドです。IDEXは日本の会社のようでワインセラーなんかも売ってるみたいね。

東洋リビング、トーリハンは長年の実績のあるブランドで作りもしっかりしてたり光触媒機能(いる?この機能?)がついていたりするのですが、お値段もなかなかなんですよね。

3〜5割くらい安い

このD-strage DS-63M(60L)は有名2ブランドの同じクラスのものと比較して3〜5割くらいお安い高コスパなモデルです。デザインもスッキリしていて悪くないです。

防湿ユニットはペルチェ式を採用していて、上記2メーカーの乾燥剤吸着式とは異なる機構です。乾燥剤吸着式と違い、庫内の湿度が上がるとすぐに防湿ユニットが作動し湿度を下げてくれます(乾燥剤吸着式はタイミングにより2〜4時間くらい作動まで時間がかかる)。以下IDEXのサイトから引用。

Q.乾燥剤除湿方式との違いは何ですか?
A.ペルチェ式も乾燥剤式も除湿効果は同じです。
乾燥剤方式とは文字通りユニット内にある乾燥剤に水分を吸着させて除湿を行う方式です。 但し、乾燥剤に吸着させた水分を取り除くため、乾燥剤を加熱する必要があります。 これに4時間或いは6時間毎に約30分間の加熱再生時間が伴い、この加熱再生時間内に扉を開閉すると、 除湿機能が停止していることで湿度が上昇し続け、湿度がなかなか下がりません。 ペルチェ除湿方式なら、加熱再生時間はなく、常に電子的にコントロールいたしておりますので安定した効果的な管理が行えます。 また、除湿スピードが速いのも特徴です。
– D-strage Q&A より

ただし、乾燥剤吸着式と比べ耐久性に劣るとの話もありますが実用的にはどうなんでしょうか。一応この商品の保証期間は3年で、WEBサイトには設計上の耐用年数は10年と書いてました。ざっと検索したところペルチェ式ですぐ壊れたとの話は見当たらなかったので人柱になってみることにしました。

当然ながら公式サイトではペルチェ式が乾燥剤式に劣るとは書いていませんが、技術的な情報は割とキチンと書かれていて納得感あります。でも一方の情報だけだとフェアじゃないのでライバルの東洋リビングの情報も貼り付けておきましょう。

こっちは当然ながらペルチェ式をかなりディスってますね(笑)電気代はIDEXの公式ページから算出するとだいたい年間500円なので20年でも10,000円ですし、室温25度、湿度80%の空気を60Lの庫内で40%まで下げるためには約0.5gの水分を除けばいいので結露もそれほど心配ないような気はします。不要に煽っている感は否めませんが確かに乾燥吸着剤式の方が原理的にもシンプルで耐久性はありそうです。

まぁ、DS-63MのAmazonでの評価もかなり高いので大丈夫なのでしょう。

追記:使い始めて半年、梅雨真っ最中!

使い始めておよそ半年、東京の梅雨真っ最中ですが、防湿庫はすこぶる好調です^^

当然扉を閉めているときは設定の40%にびったり張り付いています。この時期は扉を開けて機材出し入れすると短時間でも60%程度までぐっと庫内湿度が上がりますが、扉を閉めるとすぐに除湿開始され30分もすれば安全圏の40%台、1~2時間でまた40%になる感じです。

もう一つ安いブランドを見つけたけど。。

ちなみに、Amazonではもう一つ アイボー というブランドで同価格帯の防湿庫も出ています。写真を見るに見た目などは同じなのでどっかでOEM生産されたものなんでしょう。たぶんこれ、DS-63Mと同じ構造だと思う↓。

普通にDS-63Mより高いし、商品説明が楽天っぽいアレな感じで、詳細な情報もなんにもないのであまり買いたくない感じではありますね。保証は5年だけど。

IDEXはWEBサイトに技術情報やQ&A、問い合わせ先が詳しく載っていて安心感あります。日本の会社なのでなんかあったときに話しやすいですし。

ちなみに、Amazonでしばらく在庫切れで1〜2ヶ月以内に入荷となっていましたが、注文したら3日くらいで届きました。

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DS-63Mの各部詳細

ではさっそくDS-63Mの詳細をみてましょう。

お届けは専用段ボールにて。かなりしっかりした段ボールで結構大きいです。

D-strage DS-63M

床に置いて箱の上部を持ち上げたら商品が出てくる方式。重量のあるものはこの方式が助かりますよね。

D-strage DS-63M

付属品は日本語の説明書、ACアダプター、鍵(2つ)とシンプル。

D-strage DS-63M

ACアダプターはちょっと頼りない感じもしますが普段抜き差ししないものなので大丈夫でしょう。長さが1.5mくらいと商品サイズにしては短めなので置く場所しだいでは延長コードが必要かも。

D-strage DS-63M

アダプターを背面の差し込み口にセットしコンセントにつなぐだけで除湿開始します。湿度設定は前面の湿度表示パネルで簡単に設定できます(25〜50%に設定可能)。庫内温度を表示させることも可能です。

D-strage DS-63M

初期設定は40%になっていますが、カメラ、レンズ入れるならそのままでOK。あまり低すぎるのも良くありません。革ストラップとか痛める可能性ありますし、低湿度で活性化するカビもいるようなので。

内部は手前に引けるスライド式の仕切り(トレイ)が2つついた3段仕様。このスライド式の仕切り(トレイ)は結構便利。奥行きがあるので奥に入れてしまったレンズも取り出しやすいですね(引きすぎるとガタンといきそうなので注意)。高さ変更も可能です。

内部(扉の付け根)には白色LEDが付いています。こちらも前面パネルでON/OFFが可能。変に青いLEDとかじゃなくて良かったです。

D-strage DS-63M

LEDらしくギラッとらせてみたけどやり過ぎた感はあるw 中のLEDは消せるけど湿度表示パネルのあかりは消せないので気になる方は寝室などに置く場合には注意。

容量はけっこう大きい

外寸は公式ページの情報ですとW380 × D390 × H520(mm)で、内寸がW376 × D380 × H445(mm)、間口サイズ(有効サイズ)がW345 × D360 × H380(mm)です。数字が悪くなるにもかかわらず実際に使いやすい有効サイズを公式に案内してくれているのは誠実感があって良いですね。また、設置の際は壁と3センチほど離す必要があります(背面に除湿ユニットがあるため)。

D-strage DS-63M レビュー

間口は345×380(mm)となるが扉上部(D-strageのロゴの裏側部分にもスペースはある)。

付属のスポンジ(クッション)はレンズ用のスポンジが1つと普通の平らなスポンジが2つ。奥行きは36センチあるので普通のレンズなら2本縦に並べて置くこともできますし、仕切りの高さを調節すればサンニッパクラスのレンズも収納可能。横幅はフルサイズ機が二つ並んでも余裕をもって収納出来るくらい。

D-strage DS-63M レビュー

EF 70-200mm F4L IS USM(長さ172㎜)と Tamron SP 45mm F1.8(長さ92㎜)を並べても大丈夫。いずれもリアキャップ+保護フィルターした状態。

レンズ用のスポンジは間隔は82mm径を2つ横に並べるにはやや狭いです。82mmと72mmでぴったりくらい。写真のように82mmと67mmだと隙間ができて余裕あります。大きな径のレンズを並べるときはフロントとリアを互い違いに並べるなどの必要あります(他のメーカーでも同じだけど)。

D-strage DS-63M レビュー

手持ちの機材を適当に並べてみました。中段はEOS 5D MarkII と EOS 7D。ボディだけならフルサイズでも中段に6台(3列)は余裕。詰めれば8台いけるかな?

下段にはOM-D E-M5 MarkIIとx1.4エクステンダー、EX600RTを入れてみました。ストロボは立てても大丈夫ですね。

*追記:バッテリーグリップ付きってどう?とご質問頂いたので手持ちの5DMakIIIと7DMarKIIにバッテリーグリップ付けて試したところ、そのまま立てて入れるなら下の写真の状態から上段トレイを1段階(3センチ)上げるとギリギリ収まりそうです。寝かしても良いなら(安定性からもこっちが現実的かな?)ちょうど横2台、奥2台の4台分は入りそうな感じです。

D-strage DS-63M レビュー

湿度管理もワリと正確っぽい

ペルチェタイプは即効性が高いと聞いていましたが、確かに手持ちの東洋リビングの乾燥剤タイプよりも下がるのが早い気がします(ちゃんと計ってないですがグングンさがります)。中に別途湿度計を入れて設定の40%まで下げてみましたが湿度表示もほぼ同じでちゃんと下がってます。

また、ペルチェは冬に弱いという話もありましたが北部屋のワリと寒めの部屋に置いていますがとくに問題ありません。動作音もほぼ無音。あとは耐久性がどうなるか。結果は5年後くらいのstudio9の報告をお待ち下さい(笑)

まとめ

ということでDS-63Mのレビューをザッとしてみました。

個人的には今はまだ分からない耐久性を除いてほぼ満足しています。デザインも悪くないし湿度もグングン下がるし、収納性も悪くないです。最悪5年くらいで壊れたとしても東洋リビングのものはお値段倍くらいするので、その辺との兼ね合いでしょうか。

ペルチェ素子をどれだけ酷使するかが耐久性の分かれ目だと思うのですが、1日に何度も開閉するようなヘビーな使い方をしないライトなユーザーなら寿命はけっこう延ばせるのかなと。

ちなみにD-strageシリーズは他に100Lと130Lの大型タイプもありますので、機材が多い方はいきなり大きくてもいいかもしれませんね。大きなサイズも二大メーカーのものよりかなり安いです。

 

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この記事を書いた人
中原 一雄
中原 一雄 / studio9管理人
studio9(すたじお・きゅう)の管理、運営をしています。中の人です。 「写真をもっと、あなたのそばに」をテーマに、カメラに使われるのではなく、カメラと友達になる方法を広めるために活動中のフォトグラファー。 中原 一雄のプロフィールページ

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